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慢性頭痛は変化に弱い! 頭痛を誘発する身近な「3つの変化」

片頭痛や緊張型頭痛などの慢性頭痛は、環境の刺激を脳が敏感に察知することで起きることがあります。日常で起きる変化が、脳にとっては大きな刺激になっていることも。暮らしの中で起きる変化と、頭痛の関係をご紹介します。

<監修>
清水俊彦先生(東京女子医科大学客員教授)

医学博士。1958年生まれ。86年日本医科大学卒業。92年東京女子医科大学大学院修了。95年米国Nation Headache Foundation認定医。東京女子医科大学脳神経センターの他、汐留シティセンターセントラルクリニックなどで頭痛外来を担当。著書に『脳は悲鳴を上げている』(講談社+α新書)、『頭痛女子のトリセツ』(マガジンハウス)など多数。

目次

慢性頭痛は環境の変化が刺激になって起こることも

とても身近な痛みである頭痛。お悩みの方も多いのではないでしょうか。
慢性頭痛には、大きく分けて以下の3つの頭痛があります。
片頭痛
主にこめかみから目の当たりが発作的に痛む。痛みの発作は4時間から数日続く。
片側に現れることが多いが、両側痛むこともある。

緊張型頭痛
頭全体が締めつけられるように痛む。痛みがだらだらと続き、長いと1週間ほど続くこともある。

群発頭痛
片側の目がえぐられるような激烈な痛みが、季節の変わり目など、1年に1〜2回の周期で起こる。
一度発作が始まると、1〜2カ月の間は毎日、主に就寝後に痛むのが特徴。


これらの慢性頭痛は、全く別物の頭痛であると分類されてきました。しかし近年の研究から、光や音への過敏性により発症している可能性が見え、境界はあいまいになりつつあります。
これらの頭痛は原因の1つに「脳が敏感」であることが挙げられます。

対処法としては、脳を刺激しないこと。
生活する上では様々な変化がありますが、その変化が脳を刺激して頭痛を招いてしまう恐れがあります。

どのような環境の変化が頭痛を起こしやすいのでしょうか?それを知っておくことが、頭痛を防ぐためにも有効です。

台風や雨の日は要注意! 気圧の変化

まず気をつけるべきは、気圧の変化。
雨の多い季節の変わり目や台風が近づいてきた時に、片頭痛が起きてはいませんか?
低気圧が近づくと、その影響で体が微妙にむくみ、脳が血管を拡張させるため、片頭痛が起こりやすくなるのです。
敏感な人は、東京にいても沖縄の台風で頭痛が起きることも。
天気予報をチェックし、気圧に変化のあるときは注意してみましょう。

季節の変わり目は要注意! 季節の変化

最近は日本の気候も変化し、春が短くなって暑い夏が長くなったり、ゲリラ豪雨が起こったりするなど、亜熱帯化しています。
こういった変化も頭痛もちの人にとっては過酷で、痛みを招いてしまいます。
また、春先や秋口など、季節の変わり目も、頭痛が起きやすい時期です。
生活リズムを崩さないことが頭痛予防につながります。

月経前後や排卵期は要注意! 女性ホルモンの変化

片頭痛もちの多い女性は、女性ホルモンのゆらぎが頭痛の原因になっている可能性も。
片頭痛は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌とかかわっているため、女性は月経前後や排卵期に頭痛が起こりやすくなります。
この時期は生活リズムを整え、頭痛を誘発しないような生活を心がけましょう。


最も多い、生活の中で起こる身近な変化をご紹介しました。
頭痛もちの人は、変化に弱いことを心得て、3つの身近な変化と頭痛の関係を意識することが、頭痛予防のために大切です。