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暑さで頭痛アラート発令!? その痛みを招く原因とは?

近年は8月どころか9月に入ってからも暑い日が多くなり、夏が長くなったと感じている人も多いようです。

この暑さが熱中症や夏バテを招くことは知られていますが、頭痛の原因にもなることをご存じでしょうか。

まだまだ続く暑さに負けず元気に過ごすために、頭痛が起きるメカニズムと上手な付き合い方をご紹介します。

<監修>
五十嵐久佳先生(富士通クリニック頭痛外来)

いがらし・ひさか 1979年北里大学医学部卒業。医学博士。北里大学医学部内科学講師、神奈川歯科大学附属横浜クリニック内科学講座教授を歴任。81年より頭痛医療に携わり、現在に至る。日本頭痛学会理事・専門医・指導医。

目次

頭痛の種類をチェック! 暑さがもたらす片頭痛と緊張性頭痛

原因となる病気がないのに繰り返す慢性頭痛には、いろいろな種類があります。
そのうち暑さによって起こるものは次の2つ。
まずはどんな頭痛が起こるのかチェックしましょう。

① 片頭痛
三叉神経に何らかの刺激が伝わると神経伝達物質が放出され、その刺激で脳内の太い血管が拡張し、痛みが発生する。
頭の片側または両側がズキンズキンと痛む。

② 緊張型頭痛
首や肩回りの筋肉が緊張して血流が悪くなり、血管内に発生する痛み物質が神経を刺激して起こる。
頭全体が締め付けられるように痛む。

その冷房、強くない? 冷やし過ぎが頭痛を招く!


冷房による体の冷えも頭痛のきっかけになります。

体が冷えると肩回りや首の筋肉が収縮して血流が悪くなります。
それに加えて体温を調節する自律神経も乱れるため、緊張性頭痛が起こるのです。

また、気温差の激しい環境の行き来を繰り返すことも、自律神経を乱し、緊張性頭痛の原因に。

涼しい室内から暑い屋外に出た時などにも、
気温差で片頭痛が起こりやすくなります。

脱水は熱中症だけでなく、頭痛の原因にも!


高温多湿の環境では、汗によって水分が奪われ脱水状態になることがあります。

また、新型コロナウイルス対策でマスクをつけていることも、のどの渇きに気づきにくくなり脱水につながります。

脱水状態になると血流の低下などが起こり、このような体の変化に敏感な片頭痛もちの人に痛みが起きやすくなります。

脱水状態を放っておくと、頭痛だけでなく熱中症にもなりかねませんので、ぜひ注意してくださいね。

この時季の光・気圧・湿度にも要注意!


ギラギラと強い太陽の光は、脳に刺激を与えるため片頭痛を招きます。

さらに、夏から秋にかけての日本には多くの台風が接近し、低気圧も定期的に通過。その影響で湿度も大きく変化します。

気圧、湿度の変化も自律神経や脳神経への刺激となり、片頭痛を誘発しやすくなります。
特に低気圧や湿度が高い時に頭痛が起こる人は多いです。

まとめ:暑さによる頭痛を防ぐために自分でできる3つの対策


この時季に起こる頭痛の原因は様々。
気圧など対策が難しいものもありますが、自分でできることもあります。

それが、次の3つです。
①冷房は強くし過ぎずほどほどに
冷房は適切な温度に設定し、室内では靴下や羽織物などで肌の露出を控えるようにしましょう。

②のどの渇きを感じる前に水分補給
発汗によって水分が失われるため、こまめに水分補給をするようにしましょう。

③日傘やサングラスで太陽の光をブロック
強くまぶしい光が目に入らないように、できるだけ遮る工夫をしましょう。

これらの対策は、頭痛だけでなく、熱中症の予防にも。しっかり実践して、暑い季節を健やかに過ごしましょうね♪