OPEN CLOSE

すぐ実践したい!頭痛を防ぐお酒の飲み方7選

お酒を飲んだ時の頭痛を経験した人は多いでしょう。
体質だからしょうがない、と思っていませんか?

飲酒による頭痛には個人差はありますが、頭痛が起きづらくなるお酒の飲み方があるのです。

すぐに実践できる手軽なものばかりなので、お酒を飲むときは意識してみてくださいね。

<監修>
秋津壽男先生

大阪大学工学部醗酵工学科で酒造りの基礎を学ぶ。卒業後、社会人を経て和歌山県立医科大学医学部に入学、卒業。同大学循環器内科、東京労災病院などを経て、1998年に秋津医院を開業。日本ソムリエ協会名誉ソムリエ。

目次

アルコールが頭痛を引き起こすメカニズムとは?

体に入ったアルコールは肝臓で分解されますが、その時に「アセトアルデヒド」という毒性物質が作られます。

その後、アセトアルデヒドは酢酸という無害な物質にさらに分解され、血中に入り、全身を巡りながら汗や尿として体外に排出されます。

しかし、アルコールを一度にたくさん摂取すると、多量のアセトアルデヒドが体内に発生し、肝臓で酢酸に分解する処理が追いつかないため、そのまま血液中に流れ出てしまうのです。

血液に乗って全身を巡るアセトアルデヒドが、その毒性で頭痛や吐き気、動機などを引き起こすため、つらい頭痛や二日酔いがおきてしまうのです。

頭痛を防ぐお酒の飲み方① 飲み会前にスープを一杯飲む

「空きっ腹にお酒を飲むと酔いやすい」と聞いたことはありませんか?これは医学的に事実。

胃に食べ物が入っていない状態でお酒を飲むと、アルコール成分が胃で急速に吸収され、血中アルコール濃度が急上昇します。

その血液が肝臓に運ばれると、処理が追いつかず大量のアセトアルデヒドが発生し、頭痛を引き起こしてしまうのです。

これを防ぐには、お酒を飲む前に一杯のスープを飲むことが有効です。スープによって胃がカバーされ、アルコール成分が急速に吸収されるのを防げるのです。

コンソメスープやポタージュ、味噌汁などお好きなスープで試してみてくださいね。

頭痛を防ぐお酒の飲み方②  おつまみはたんぱく質豊富なものを選ぶ

私たちの体はたんぱく質でできています。
体内に入ったアルコール代謝する肝臓も、分解して無害化する酵素もたんぱく質でできているのです。

肝臓の働きや酵素を活性化するには、おつまみに良質なたんぱく質を摂るとよいでしょう。

良質なたんぱく質が摂れるおつまみには、以下のようなものがあります。
・枝豆
・チーズの盛り合わせ
・ビーフジャーキー
・魚肉ソーセージ

唐揚げや串揚げなどもたんぱく質がたっぷり入っていますが、同時に脂質もたくさん摂ってしまうことに。
体のことを考えると、なるべく脂質が低いものをおつまみにするとよいですね。

頭痛を防ぐお酒の飲み方 ③ お酒と一緒にビタミンBを摂る

体内に入ったアルコールを、頭痛などが起きない無害な物質に変える過程には、ビタミンBが使われます。

お酒を飲むときは、おつまみでビタミンBを意識して摂るようにすると、アルコールの代謝が助けられます。

ビタミンBが含まれる食材の代表は豚肉。また、ニンニクもビタミンB群を豊富に含有しています。

この2つがどちらも入った料理が「餃子」です。
ビールとの相性は抜群ですが、栄養素的にもベストコンビなのです。

他にも
・うなぎの蒲焼き
・生ハム
・スモークサーモン
・ぶりの照り焼き
などに、たくさんビタミンBが含まれています。

頭痛を防ぐお酒の飲み方④ お酒を飲むスピードは「ゆっくり」

一回に大量のアルコールが体内に入ると、代謝が間に合わずに、頭痛や悪心が起きてしまいます。

お酒は「ゆっくり」ペースを崩さないことが大切。

楽しく会話しながらお酒を飲むと、話している時間分飲むペースが緩やかになる上に、おしゃべりで代謝が上がるので、アルコールが早く分解できます。

また、チェイサー(水)を用意するのもよい方法です。
チェイサーを飲むことによって、お酒を飲むスピードが遅くなったり、アルコールによる脱水症状を防いだりすることができます。

頭痛を防ぐお酒の飲み方⑤ トイレの尿の色をチェックする

一気にお酒を飲むと、血中アルコール濃度が高まります。そのまま肝臓にアルコール濃度の高い血液が運ばれると、代謝ができず、悪酔いしてしまうことに。
お酒を飲むときは、水分をたくさん摂って、血中アルコール濃度を高めない用意する工夫が必要です。

お酒の席で、トイレに行ったら尿の色をチェックしてみましょう。いつもより濃い色になっていたら、アルコール濃度が高まっている証拠なので要注意です。

予防方法として、たとえば、お酒と水分(水やジュース)を交互に飲んだり、すこし酔いが回ってきたなと感じたら、お酒からソフトドリンクに切り替えたりしましょう。

また、お酒の後の長風呂もNG。汗として水分が流れ出てしまい、血液中のアルコール濃度が高いままになってしまうのです。
お酒を飲んだ後は、サッとシャワーを浴びる程度にしましょう。


おつまみの種類を意識したり、お酒を飲むペースを調整したりするだけで、頭痛や悪酔いがないお酒の席を楽しめるようになります。
ぜひ、ひと工夫してみてくださいね。