受験生のいる家庭では、体調管理に気を使うもの。本人はもちろん、生活を共にする家族がかぜをうつしてしまうこともないよう、しっかり対策したいですね。そこで、食と健康アドバイザーの南さんに、家庭でできるかぜの予防法を教えてもらいました。
受験生のいる家庭では、体調管理に気を使うもの。本人はもちろん、生活を共にする家族がかぜをうつしてしまうこともないよう、しっかり対策したいですね。そこで、食と健康アドバイザーの南さんに、家庭でできるかぜの予防法を教えてもらいました。
受験を間近に控え、毎晩、遅くまで勉強をすることはありがち。でも、南さんによると「夜型よりは朝型の生活を心掛けたい」のだそうです。
南さん「夜遅くまで起きていると、朝、なかなか起きられない夜型生活の習慣がついてしまいます。受験生は、本番では朝早く起きて受験会場に行かねばならないので、朝型生活にしておいた方がしっかりと実力を発揮できることでしょう」
もうひとつの懸念点として挙げられるのが、朝食がおろそかになること。
南さん「夜型生活では夜食を食べて胃が重かったり、朝食を抜いたりしがちです。朝食を摂らないと体温が上がらず、ボーッとしたままで集中しにくくなるもの。さらなる科学的裏付けが必要ではありますが、とある研究では“朝食を摂る人の方が勉強や仕事が捗る”“主食に加え、おかずの品数が多いほど脳の機能が高まる”といった結果も報告されています。朝食は乱れた体内時計をリセットする役割もあると考えられるので、夜型生活を改善するためにも朝食を摂り、集中して勉強や試験に挑めるようにしましょう」
受験を間近に控え、毎晩、遅くまで勉強をすることはありがち。でも、南さんによると「夜型よりは朝型の生活を心掛けたい」のだそうです。
南さん「夜遅くまで起きていると、朝、なかなか起きられない夜型生活の習慣がついてしまいます。受験生は、本番では朝早く起きて受験会場に行かねばならないので、朝型生活にしておいた方がしっかりと実力を発揮できることでしょう」
もうひとつの懸念点として挙げられるのが、朝食がおろそかになること。
南さん「夜型生活では夜食を食べて胃が重かったり、朝食を抜いたりしがちです。朝食を摂らないと体温が上がらず、ボーッとしたままで集中しにくくなるもの。さらなる科学的裏付けが必要ではありますが、とある研究では“朝食を摂る人の方が勉強や仕事が捗る”“主食に加え、おかずの品数が多いほど脳の機能が高まる”といった結果も報告されています。朝食は乱れた体内時計をリセットする役割もあると考えられるので、夜型生活を改善するためにも朝食を摂り、集中して勉強や試験に挑めるようにしましょう」
かぜ予防には「栄養の偏りなく、バランス良く食べることが大切」と、南さんは語ります。
南さん「献立にはごはんや野菜、きのこ、豆類、海藻など、一日の中で、多様な食品が取れるようにしましょう。また、医学的には“冷え”の概念がないようですが、やはり寒いと体も冷えやすくなります。勉強疲れも溜まってくると免疫力が低下しかぜなどもひきやすくなると思うので、冷たいものよりは、体の中からぬくもる温かい料理が良いでしょう」
そう語る南さんに、オススメの夜食メニューを教えてもらいました。ポイントは、「量が多すぎると眠くなるので、温かいスープなど消化のよいもの」だとか。
南さん「ひとつめは、豆乳をダシと味噌で味付けした『豆乳汁』です。温かいお味噌汁は体が温まりますし、ダシがきいていると疲労回復にもつながるもの。豆乳にはビタミンやミネラルも多く、軽いわりにさまざまな栄養が摂れます。また、麹ででんぷんをブドウ糖に分解している『甘酒』は吸収がよく、エネルギーに換えるビタミンB群も一緒に摂れるのでオススメ。カフェインも含まないので、お夜食時に飲んでも、その後の睡眠を邪魔しにくいので安心です」
かぜ予防には「栄養の偏りなく、バランス良く食べることが大切」と、南さんは語ります。
南さん「献立にはごはんや野菜、きのこ、豆類、海藻など、一日の中で、多様な食品が取れるようにしましょう。また、医学的には“冷え”の概念がないようですが、やはり寒いと体も冷えやすくなります。勉強疲れも溜まってくると免疫力が低下しかぜなどもひきやすくなると思うので、冷たいものよりは、体の中からぬくもる温かい料理が良いでしょう」
そう語る南さんに、オススメの夜食メニューを教えてもらいました。ポイントは、「量が多すぎると眠くなるので、温かいスープなど消化のよいもの」だとか。
南さん「ひとつめは、豆乳をダシと味噌で味付けした『豆乳汁』です。温かいお味噌汁は体が温まりますし、ダシがきいていると疲労回復にもつながるもの。豆乳にはビタミンやミネラルも多く、軽いわりにさまざまな栄養が摂れます。また、麹ででんぷんをブドウ糖に分解している『甘酒』は吸収がよく、エネルギーに換えるビタミンB群も一緒に摂れるのでオススメ。カフェインも含まないので、お夜食時に飲んでも、その後の睡眠を邪魔しにくいので安心です」
受験日が近付いてきたら、どんなことに気を付ければいいのでしょうか? 南さんに聞いてみました。
受験日が近付いてきたら、どんなことに気を付ければいいのでしょうか? 南さんに聞いてみました。
体を冷やさないことを心掛けます。首が冷えないように、マフラーやスカーフなどであたたかくしておくと良いでしょう。食事は必ず、栄養バランスのとれたものを。体の免疫力を発揮するには、腸内環境を整えておくことも大切です。野菜や海藻、キノコなどの食物繊維や、お漬物やヨーグルトといった食品から乳酸菌などを摂るようにしてください 。
体を冷やさないことを心掛けます。首が冷えないように、マフラーやスカーフなどであたたかくしておくと良いでしょう。食事は必ず、栄養バランスのとれたものを。体の免疫力を発揮するには、腸内環境を整えておくことも大切です。野菜や海藻、キノコなどの食物繊維や、お漬物やヨーグルトといった食品から乳酸菌などを摂るようにしてください 。
前日だからと言って、特別なものを食べる必要はありません。普段と同じように、栄養バランスの良い食事をしましょう。また、お腹を壊したりしないように、冷たいもの、あまり脂っこいもの、生ものや消化の悪いものは食べない方が良いと思います。身体を冷やさないよう、あたたかくして早めに休みましょう。
前日だからと言って、特別なものを食べる必要はありません。普段と同じように、栄養バランスの良い食事をしましょう。また、お腹を壊したりしないように、冷たいもの、あまり脂っこいもの、生ものや消化の悪いものは食べない方が良いと思います。身体を冷やさないよう、あたたかくして早めに休みましょう。
受験は寒い日ですから、朝食はできるだけあたたかいものを食べて、冷えないように。体温を調節できるように、脱ぎ着できるものを持っていくと良いでしょう。お弁当は、トンカツなどでゲン担ぎをするよりも、栄養バランスが取れる献立に。食べ過ぎると眠くなるので、量も腹八分目を心がけましょう。
受験は寒い日ですから、朝食はできるだけあたたかいものを食べて、冷えないように。体温を調節できるように、脱ぎ着できるものを持っていくと良いでしょう。お弁当は、トンカツなどでゲン担ぎをするよりも、栄養バランスが取れる献立に。食べ過ぎると眠くなるので、量も腹八分目を心がけましょう。
All About「食と健康」ガイド
南 恵子(みなみ けいこ)
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南 恵子(みなみ けいこ)
NR・サプリメントアドバイザー、フードコーディネーター、エコ・クッキングナビゲーターなどの資格を取得。食と健康アドバイザーとして、食生活の提案、レシピ提供、執筆、講演等を中心に活動中。毎日の健康管理に欠かせない、食に関する豊富な情報を発信している。
NR・サプリメントアドバイザー、フードコーディネーター、エコ・クッキングナビゲーターなどの資格を取得。食と健康アドバイザーとして、食生活の提案、レシピ提供、執筆、講演等を中心に活動中。毎日の健康管理に欠かせない、食に関する豊富な情報を発信している。