かぜ薬として半世紀以上もの歴史をもつパブロンシリーズ。
時代の生活者のニーズの変化に合わせて、「より優れた効き目のかぜ薬」を開発し、進化を続けてきました。
また、広告宣伝では「家族・愛情・思いやり」をコンセプトにその時代を象徴するさまざまなタレントの方にパブロンのTVCMに出演して頂き、家族の温かさを描いてきました。
パブロンはこれからも家族のかぜに向き合い、皆様の健康に貢献するブランドであり続けてまいります。
ここでは、そのパブロンの商品群と広告宣伝歴史を、あわせて当時の出来事とともにご紹介いたします。
※掲載の商品や広告の情報、画像等は発売当時のものとなります。
※商品や広告の歴史のご紹介は、一部のみとなります。
パブロン黎明期
鎮咳薬(せき止め薬)から進化した総合かぜ薬の誕生
戦前より販売されていたパブロンは、せき止め中心の薬として好評を得ていました。
戦後、いよいよ総合かぜ薬へと生まれ変わります。
その幕開けは、奇しくも日本の高度経済成長とほぼ同じタイミングでした。
1927
日本初の地下鉄開業(浅草ー上野)
1927
鎮咳薬パブロン誕生
パブロン錠、パブロン液 発売
「パブロン」の名を冠した初の製品。
発売当初のパブロンは、せきを鎮める効果のある生薬のエキスを主剤としたせき止め薬でした。
1945
第2次世界大戦終結
1954
総合かぜ薬パブロン誕生
日本は高度経済成長期の真っ只中。そしてパブロンもアンプル剤などを中心に成長していきました。
その後、医薬品の法的基準改定など、社会的背景の変化もあり、新たな総合かぜ薬として発展を続けます。
1955
総合かぜ薬パブロン誕生
パブロンA、パブロンB 発売
せき・熱・鼻みずなどかぜの諸症状をまとめて緩和するニーズの高まりを受けて、パブロンは総合かぜ薬として生まれ変わりました。
「パブロンA」はせきの出るかぜ用に、「パブロンB」は熱の出るかぜ用に適したかぜ薬でした。
1955
新聞、ラジオ、テレビでパブロンの宣伝開始。
1960
1960
カラーテレビ放送開始
1961
広告タレントに乙羽信子さん出演
パブロンのタレント出演第1号。キャッチフレーズ「ママのえらんだかぜぐすり」の相乗効果で、パブロンの名は一躍有名に。
1964
第18回オリンピック東京大会開催
新しいパブロンシリーズ
1965
新パブロンシリーズ誕生
パブロンゴールド、新パブロン 発売
パブロンゴールドはピリン系のかぜ薬でした。
当時のかぜ薬はピリン系が主流でしたが、過敏体質の方のことも考えられて作られた非ピリン系の「新パブロン」も同時期に発売していました。
1965
二代目広告タレントに扇千景さん出演
キャッチフレーズは「家中みんなの風邪薬」
家族を温かく見守る母親にふさわしいイメージで、パブロンに優しさと安心感という印象を伝えました。
1965
「かぜ薬配合効能基準」改定
1966
ザ・ビートルズ来日
1967
広告タレントに岡田可愛さん出演
キャッチフレーズは「顆粒だから早く溶けて早く効く」
元気いっぱいの活動的な姿をテレビCMでも見せてくれました。この頃から、顆粒タイプを宣伝し始めました。
1969
アメリカのアポロ11号が月面着陸に成功
1970
広告タレントに紀比呂子さん出演
キャッチフレーズは「あなたも早くのんでね」
フレッシュな存在感でパブロンの魅力を伝えてくれました。
1970
1971
広告タレントに武原英子さん出演
キャッチフレーズは「サッサッサァ~のパブロン」
このCMによって「顆粒のパブロン」が定着。今も多くの人々の記憶に残るであろう名キャッチフレーズとなりました。あの「サッサッサァ~」のキャッチフレーズが登場したのもこの時期です。
多様なニーズに応えつつラインアップを拡大!
当時の厚生省による新たな基準や法規制に対応しながら、幅広いニーズにも応えてラインアップも充実させました。
1977
非ピリン系に一本化
パブロン顆粒 発売
この年、かぜ薬の承認基準から、90年にわたり世界で主流だったピリン系薬剤が除外され、製薬業界に大きな衝撃が走りました。パブロンもこれに適合し、非ピリン系に一本化。
1977
王貞治選手、通算756号のホームラン世界新記録
1978
新東京国際空港(成田空港)開港
スイッチOTC薬時代
1980
広告タレントに榊原郁恵※さん出演
※正しくは「榊」は”木へんに神”と表記します
キャッチフレーズは「かぜに負けるな」「かぜの季節の思いやり」
気球を使ったスケールの大きなシーンがインパクトを与えました。
1981
パブロンゴールドカプセル 発売
日本初のスイッチOTCのかぜ薬。医療用で使われている成分「塩化リゾチーム」を配合した総合かぜ薬でした。
※製品の写真・成分名は発売当時のものです。
1983
東京ディズニーランド開園
1987
パブロンS錠 発売
日本の一般医薬品では初めて「塩酸ブロムヘキシン」を配合。スイッチOTCかぜ薬としては、国内第2号製品でした。
※製品の写真・成分名は発売当時のものです。
1987
広告タレントに三田佳子さん出演
キャッチフレーズは「早速、パブロン、ありがとう」「よかったネ、早めのパブロン」
母親役には、三田佳子さん。娘役は後藤久美子さん。この二人のペアは8年間続く長寿ペアに。
1987
国鉄民営化 JR誕生
1989
消費税3%導入
1995
パブロンSゴールド微粒 発売
パブロンSゴールドは「塩化リゾチーム」を医療用と同じ1日量の90mg配合しました。
※製品の写真・成分名は発売当時のものです。
1996
広告タレントの母親役に竹下景子さん出演
キャッチフレーズは「効いたよね、早めのパブロン」
末永遥さんをはじめ、西秋愛菜さん、小林沙弥さんなど、娘役にはフレッシュな若手タレントが出演し、家族の温かさを描きました。
21世紀のパブロン
2002
パブロンエース錠 発売
パブロンエースは解熱鎮痛の成分「イブプロフェン」を加えて、3つの医療用成分を配合。スイッチOTCかぜ薬としては、国内第4号となった大人(15歳以上)専用かぜ薬です。
2002
日韓共催のサッカーワールドカップ開催
2003
阪神タイガース、18年ぶりにセ・リーグ優勝
より早く!より効きやすく!
さらなる新時代へ
80年代以降、大正製薬は、医療用医薬品が市販薬として購入できる「スイッチOTC」を、国内でいち早く推進。パブロンも、医療用で使われている成分を配合したスイッチOTC製品が薬局で手軽に買えるようになりました。21世紀になっても、パブロンの進化は続きます。
2004
米大リーグ、シアトル・マリナーズのイチロー選手が262安打で大リーグの1シーズン最多安打記録を84年ぶりに更新。
2005~06
2005年タイへ、2006年マレーシアへ市場展開
2005
郵政民営化法が成立
2006
2008
パブロンエースAX 発売
パブロンエースAXは、スイッチOTC成分である去痰薬「アンブロキソール塩酸塩」を配合しました。
2008
パブロンエースAXの初代広告タレントに水野真紀さん出演
キャッチフレーズは「11症状、これひとつ。」
大人向けかぜ薬パブロンエースAXのテレビCM第1号。
2008
米証券4位リーマンブラザーズ破綻
2009
パブロンエースAXの広告タレントに仲村トオルさん出演
さわやかな薬剤師の役を演じるシリーズなど、医療用成分が配合されたかぜ薬「パブロンエースAX」が、市販薬として買える印象を与えました。
2009
2011~
パブロンSゴールドの広告タレントに松嶋菜々子さんが出演
キャッチフレーズは引き続き「効いたよね、早めのパブロン」
パブロンの新たな顔として、知性を感じられるお母さんを演じ、ブランドの信頼感や安心感を表現しています。
2012~
パブロンエースAXの広告タレントに江口洋介さん出演
キャッチフレーズは「私のかぜは、短期決戦!」
江口さん演じる短気部長が、テキパキと仕事をこなし、かぜをひいてもなかなか休めない現代のビジネスマンを描きました。
進化を遂げるパブロン
さらなる進化を遂げた「早めのパブロン」が誕生!
パブロンは発売以来、かぜの原因ウイルスなどの侵入に対する最初の防御「気道粘膜バリア」にこだわり、バリア機能を改善する去痰薬とともに進化してきました。
パブロンのかぜ薬が誕生して60周年の年に、「パブロンSゴールドW」を発売。
2017~
パブロンメディカルシリーズ発売
「のど」「せき」「はな」など、かぜの諸症状の中でも特に気になる症状に合わせてかぜ薬を選びたい方のために、パブロンメディカルシリーズを発売。
パブロンエースPro発売
OTCかぜ薬で初めてイプブロフェンを1日量600mg配合したかぜ薬※パブロンエースProを発売。
かぜによるのどの痛みや熱などの諸症状によく効きます。
※2017年7月時点 当社調べ
2020~
パブロンのど錠発売
2つの抗炎症成分が炎症のもとに作用し、扁桃炎・咽頭炎などによるのどの痛み・はれを飲んで治す薬「パブロンのど錠」を発売。
2021~
持続性パブロン錠発売
かぜ薬のニーズや病態を考慮した設計の持続性パブロン錠を発売。1日朝晩2回の服用で、つらいかぜに長く効きます。
※掲載の商品や広告の情報、画像等は発売当時のものとなります。
※商品や広告の歴史のご紹介は、一部のみとなります。
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