「かぜ」の敵!ウイルス! 「かぜ」の敵!ウイルス!

かぜ(普通感冒)と
インフルエンザ(流行性感冒)はどう違うの?

かぜ(普通感冒)とは 「鼻かぜ」や「のどかぜ」のことだパ! かぜ(普通感冒)とは 「鼻かぜ」や「のどかぜ」のことだパ!

かぜ(普通感冒)とは
「鼻かぜ」や「のどかぜ」のことだパ!

かぜは1年を通して見られ、秋から春にかけて流行しやすい病気だよ。感染してから症状が出るまでの潜伏期間はおおよそ5~6日。症状としてはくしゃみ、鼻みず、鼻づまり、のどの痛みなど、鼻やのどの局所症状が顕著にみられる。鼻みずは症状が進むにつれて、サラサラした「水様」から粘り気のある「粘液性」へと変わっていくよ。発熱はあっても微熱程度で、頭痛や全身倦怠感など全身症状は軽いのが特徴。でも無理は禁物だパ!

かぜかな?と思ったら早めに対策するパ! かぜかな?と思ったら早めに対策するパ!
インフルエンザは、かぜより症状が激烈パ! インフルエンザは、かぜより症状が激烈パ!

インフルエンザは、かぜより症状が激烈パ!

インフルエンザは毎冬、11月から3月に流行しやすい病気だよ。
かぜに比べて症状が激烈で、通常、1~2日の潜伏期の後に高熱が出て、悪寒や頭痛、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状が強く現れる。せき、のどの痛み、鼻みずなど局所症状をともなうことも多いんだ。インフルエンザにかかった時の高熱は通常3~4日目には下がり始め、全身症状も軽快して10日以内に回復するよ。でも、小さな子どもやお年寄りは、細菌の二次感染によって肺炎などを併発して重症化するケースもあるから、「インフルエンザかもしれない」と思ったら早めに医師の診断を受けよう。インフルエンザは怖い病気なんだパ。

冬の時期は時に気を付けるパ! 冬の時期は時に気を付けるパ!

「かぜ」のウイルスってどうやって侵入するの?

かぜのウイルスや細菌は、口や鼻から入ってきて、 のどの粘膜に付着するよ。 そして、そこから体内へ侵入してくるんだパ! かぜのウイルスや細菌は、口や鼻から入ってきて、 のどの粘膜に付着するよ。 そして、そこから体内へ侵入してくるんだパ!

かぜのウイルスや細菌は、口や鼻から入ってきて、
のどの粘膜に付着するよ。
そして、そこから体内へ侵入してくるんだパ!

かぜウイルスの感染経路は、主に飛沫感染、接触感染の2つ。
体内に侵入したかぜウイルスは鼻やのどの粘膜に付着し、細胞内でウイルスを増殖させるんだ。
そんなかぜウイルスには、体内への侵入を防ぐマスクや手洗い、ウイルスを洗い流してのどの奥まで行かせないうがいなどが対策として有効なんだパ!

かぜのウイルスの侵入経路 かぜのウイルスの侵入経路

なぜ冬は「かぜ」にかかりやすいの?

冬になって、空気が乾燥するとかぜウイルスは 体内に侵入しやすくなるんだパ! 冬になって、空気が乾燥するとかぜウイルスは 体内に侵入しやすくなるんだパ!

冬になって、空気が乾燥するとかぜウイルスは
体内に侵入しやすくなるんだパ!

冬の冷たく乾燥した空気はかぜウイルスの飛沫が飛び散りやすくなる。さらに、冬はかぜウイルスから身を守る気道粘膜の粘液の量が減り、ウイルスを外に追い出す線毛のはたらきも妨げてしまうから、マスクや手洗いなど普段のかぜ対策に加えて、のどを潤しておく対策が必要だよ。
冬のかぜ対策には、1~2時間おきに一度、できれば温かい飲み物で水分補給をすることが大切だパ!

こまめにうがいしてのどを潤すパ! こまめにうがいしてのどを潤すパ!

ウイルスと細菌の違いってなに?

冬になって、空気が乾燥するとかぜウイルスは 体内に侵入しやすくなるんだパ! 冬になって、空気が乾燥するとかぜウイルスは 体内に侵入しやすくなるんだパ!

ウイルスと細菌の違いは、
細菌は1個でも生きていけるけど、ウイルスは
誰かに感染しないと生き残れないんだパ!

ヒトの体をつくっている細胞は、一つひとつがエネルギーを作り出して生きているけど、細菌も同じような仕組みを持っていて、多くが単体でも生きていくことができる単細胞生物なんだ。
一方、ウイルスは自分自身ではエネルギーを作り出せないので、一般的には生物ではないと言われているんだ。ヒトの細胞などに入り込んで、ヒトの細胞が作り出すエネルギーを利用して増えていくものなんだ。
このようなウイルスと細菌の違いで、それぞれで飲む薬も変わってくるんだよ。抗生剤は細菌の構造や増えていく仕組みを邪魔するはたらきがあるんだけど、ヒトの細胞の機能で増えていくウイルスには効果がないんだパ!

似ているようで別ものなんだパ! 似ているようで別ものなんだパ!

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