かぜお役立ちコラム かぜお役立ちコラム

かぜ、インフルエンザ予防に!知っておきたい「マスクの正しい使い方」

かぜ、インフルエンザ予防に!知っておきたい「マスクの正しい使い方」

かぜやインフルエンザなどの感染症対策に重要な役割をもつマスク。ですが、鼻が出ていたり、顔とマスクの間に隙間があったりと、間違ったつけ方では意味がありません。ここでは、マスクの有効性と「マスクの正しい使い方」をあらためてご紹介します。また、マスク着用時の口呼吸の注意、二重マスクやNGマスクについても取り上げていきます。

かぜやインフルエンザなどの感染症対策に重要な役割をもつマスク。ですが、鼻が出ていたり、顔とマスクの間に隙間があったりと、間違ったつけ方では意味がありません。ここでは、マスクの有効性と「マスクの正しい使い方」をあらためてご紹介します。また、マスク着用時の口呼吸の注意、二重マスクやNGマスクについても取り上げていきます。

かぜ、インフルエンザ予防に!知っておきたい「マスクの正しい使い方」 かぜ、インフルエンザ予防に!知っておきたい「マスクの正しい使い方」

「口呼吸」で口が渇く!?今こそ知っておきたい「マスクの正しい使い方」

「口呼吸」で口が渇く!?今こそ知っておきたい「マスクの正しい使い方」

みなさんは、普段、呼吸を意識していますか? かぜシーズンに必須アイテムのマスクですが、マスク着用中に注意したいのが「口呼吸」です。

通常、私たちは「鼻呼吸」をしています。「鼻呼吸」では、吸い込んだ空気が鼻の中を通る途中で、鼻毛や鼻粘膜の微細な線毛と粘液層などできれいにされ、ウイルスや細菌などのかぜの原因物質がのどから奥へ侵入するのを防ぎます。また、鼻を通る途中で空気が加湿される効果もあります。つまり、鼻が加湿器や空気清浄機のような働きをして、かぜやインフルエンザなどの感染症から体を守っているのです。

ですが、マスクをしていると息苦しさから、つい「口呼吸」になってしまうことも。「口呼吸」では、吸い込んだ空気が鼻できれいにされることなく、のどから奥へ直接入ってしまいます。さらに、口が開いたままになることで、のどや口の中が乾きやすくなるというデメリットがあります。

のどや口の中が乾燥すると、体内に侵入してきたウイルスや細菌などの異物を排出する「気道粘膜バリア」の働きを弱めてしまいます。

みなさんは、普段、呼吸を意識していますか? かぜシーズンに必須アイテムのマスクですが、マスク着用中に注意したいのが「口呼吸」です。

通常、私たちは「鼻呼吸」をしています。「鼻呼吸」では、吸い込んだ空気が鼻の中を通る途中で、鼻毛や鼻粘膜の微細な線毛と粘液層などできれいにされ、ウイルスや細菌などのかぜの原因物質がのどから奥へ侵入するのを防ぎます。また、鼻を通る途中で空気が加湿される効果もあります。つまり、鼻が加湿器や空気清浄機のような働きをして、かぜやインフルエンザなどの感染症から体を守っているのです。

ですが、マスクをしていると息苦しさから、つい「口呼吸」になってしまうことも。「口呼吸」では、吸い込んだ空気が鼻できれいにされることなく、のどから奥へ直接入ってしまいます。さらに、口が開いたままになることで、のどや口の中が乾きやすくなるというデメリットがあります。

のどや口の中が乾燥すると、体内に侵入してきたウイルスや細菌などの異物を排出する「気道粘膜バリア」の働きを弱めてしまいます。

「口呼吸」で口が渇く!?今こそ知っておきたい「マスクの正しい使い方」 「口呼吸」で口が渇く!?今こそ知っておきたい「マスクの正しい使い方」

気道粘膜バリアは、気道に入ってきたウイルス・細菌をたんとともに排出する生体防御の最前線です。ウイルスなどを粘膜で絡め取り、線毛運動で排出します。

のどや口の中の乾燥を防ぐためにも、まず、マスク着用中も意識して鼻呼吸を行うようにしましょう。さらに、のどが渇く前にこまめな水分補給を行う、アメやガムで唾液を分泌させる、うがいを習慣化して、のどや口をうるおしましょう。

気道粘膜バリアは、気道に入ってきたウイルス・細菌をたんとともに排出する生体防御の最前線です。ウイルスなどを粘膜で絡め取り、線毛運動で排出します。

のどや口の中の乾燥を防ぐためにも、まず、マスク着用中も意識して鼻呼吸を行うようにしましょう。さらに、のどが渇く前にこまめな水分補給を行う、アメやガムで唾液を分泌させる、うがいを習慣化して、のどや口をうるおしましょう。

「口呼吸」で口が渇く!?今こそ知っておきたい「マスクの正しい使い方」 「口呼吸」で口が渇く!?今こそ知っておきたい「マスクの正しい使い方」

「マスクなし」では、飛沫は2メートル以上飛ぶことも…!

「マスクなし」では、飛沫は2メートル以上飛ぶことも…!

かぜやインフルエンザなどの感染症は、主に「飛沫感染」「接触感染」でうつります。かぜやインフルエンザにかかっている人が、せきやくしゃみをすると、ウイルスや細菌などの病原体を含んだ飛沫が飛び散ります。この飛沫が、口やのど、目などの粘膜から、体内に侵入することによって感染するのが「飛沫感染」です。

かぜやインフルエンザなどの感染症は、主に「飛沫感染」「接触感染」でうつります。かぜやインフルエンザにかかっている人が、せきやくしゃみをすると、ウイルスや細菌などの病原体を含んだ飛沫が飛び散ります。この飛沫が、口やのど、目などの粘膜から、体内に侵入することによって感染するのが「飛沫感染」です。

飛沫は、せきやくしゃみだけでなく、通常の会話でも飛び散ります。マスクなしの会話でも1~2メートル、せきやくしゃみでは2メートル以上の飛沫が飛ぶともいわれています。

かぜやインフルエンザに「うつらない」だけではなく、周りの人に「うつさない」ためにもマスクの着用が欠かせません。鼻やのどの違和感、くしゃみ、せきなどの不調を感じたら、出来るだけマスクを外さないよう心がけましょう。

飛沫は、せきやくしゃみだけでなく、通常の会話でも飛び散ります。マスクなしの会話でも1~2メートル、せきやくしゃみでは2メートル以上の飛沫が飛ぶともいわれています。

かぜやインフルエンザに「うつらない」だけではなく、周りの人に「うつさない」ためにもマスクの着用が欠かせません。鼻やのどの違和感、くしゃみ、せきなどの不調を感じたら、出来るだけマスクを外さないよう心がけましょう。

「マスクなし」では、飛沫は2メートル以上飛ぶことも…! 「マスクなし」では、飛沫は2メートル以上飛ぶことも…!

二重マスクはアリ!?「マスクの正しい使い方」をおさらい

二重マスクはアリ!?「マスクの正しい使い方」をおさらい

ここで、マスクの正しいつけ方をおさらいしましょう。まず、マスク着用前にはよく手を洗います。上下、外側と内側を確認してから、鼻と口をしっかり覆い、ゴムひもを耳にかけます。顔とマスクの間に隙間がないよう顔にしっかり密着させます。

マスク着用中は、外側に触らないように注意します。マスクを外す際も、ゴムひもの部分を持ち、外側に触れないこと。会話中もマスクは着用し、食事などでマスクを外す場合はマスクをあごにかけないようします。外したマスクは専用の入れ物にしまうなどして、外側がほかの場所に触れないこと。また、不織布のマスクは1日1回を目安に使い捨てます。マスクを外した際も手を洗うようにしましょう。

ここで、マスクの正しいつけ方をおさらいしましょう。まず、マスク着用前にはよく手を洗います。上下、外側と内側を確認してから、鼻と口をしっかり覆い、ゴムひもを耳にかけます。顔とマスクの間に隙間がないよう顔にしっかり密着させます。

マスク着用中は、外側に触らないように注意します。マスクを外す際も、ゴムひもの部分を持ち、外側に触れないこと。会話中もマスクは着用し、食事などでマスクを外す場合はマスクをあごにかけないようします。外したマスクは専用の入れ物にしまうなどして、外側がほかの場所に触れないこと。また、不織布のマスクは1日1回を目安に使い捨てます。マスクを外した際も手を洗うようにしましょう。

二重マスクはアリ!?「マスクの正しい使い方」をおさらい 二重マスクはアリ!?「マスクの正しい使い方」をおさらい

マスクのサイズが大きすぎる、または小さすぎると、顔とマスクの間に隙間ができ、ウイルスや細菌が侵入しやすくなります。顔のサイズに合ったマスクを選びましょう。子どもには子ども用のマスクを着用します。ただし、とくに小さな子どもは息苦しさを訴えたり、自分でマスクを外したりすることが難しいため、無理強いせず、大人が見守りながら着用させます。

肌荒れ防止やおしゃれのために「不織布マスク+布マスク」など、マスクを2枚重ねた、いわゆる「二重マスク」を着用している人もいます。二重にしてもかませいませんが、飛沫を防ぐ効果が2倍になる訳ではありませんので、ご注意ください。

鼻みずやくしゃみの飛沫が飛散するのを防ぎ、かぜやインフルエンザなどの感染症を「うつさない」「うつらない」ために、マスクを正しく使用しましょう。

マスクのサイズが大きすぎる、または小さすぎると、顔とマスクの間に隙間ができ、ウイルスや細菌が侵入しやすくなります。顔のサイズに合ったマスクを選びましょう。子どもには子ども用のマスクを着用します。ただし、とくに小さな子どもは息苦しさを訴えたり、自分でマスクを外したりすることが難しいため、無理強いせず、大人が見守りながら着用させます。

肌荒れ防止やおしゃれのために「不織布マスク+布マスク」など、マスクを2枚重ねた、いわゆる「二重マスク」を着用している人もいます。二重にしてもかませいませんが、飛沫を防ぐ効果が2倍になる訳ではありませんので、ご注意ください。

鼻みずやくしゃみの飛沫が飛散するのを防ぎ、かぜやインフルエンザなどの感染症を「うつさない」「うつらない」ために、マスクを正しく使用しましょう。

二重マスクはアリ!?「マスクの正しい使い方」をおさらい 二重マスクはアリ!?「マスクの正しい使い方」をおさらい

かぜ予防にはマスク+αで「体外バリア」を高める!

かぜ予防にはマスク+αで「体外バリア」を高める!

最初に書いたように、かぜやインフルエンザなどの感染症は、せきやくしゃみの飛沫に含まれるウイルスや細菌が口やのど、目などから体内に侵入する「飛沫感染」と、手についたウイルスや細菌が体内に侵入する「接触感染」によりうつります。

ですから、かぜやインフルエンザの予防には、その原因となるウイルスや細菌などの病原体を体内に侵入させないことが肝心です。

最初に書いたように、かぜやインフルエンザなどの感染症は、せきやくしゃみの飛沫に含まれるウイルスや細菌が口やのど、目などから体内に侵入する「飛沫感染」と、手についたウイルスや細菌が体内に侵入する「接触感染」によりうつります。

ですから、かぜやインフルエンザの予防には、その原因となるウイルスや細菌などの病原体を体内に侵入させないことが肝心です。

そのためには、体の「外側」にバリアを作ることが大切。ここでは、“マスク着用やうがい、手洗いとハンドジェルでの手指消毒”などにより、かぜのウイルスや細菌などの病原体が体内に入ることを防ぐ、「体の外側につくるバリア」のことを「体外バリア」と呼んでいます。

正しいマスクの着用をはじめ、うがいや手洗い、ハンドジェルでの手指の消毒などで、ウイルスや細菌などの病原体の体内への侵入をできるだけ防ぎ、「体外バリア」を高めて、かぜ、インフルエンザを予防しましょう!

そのためには、体の「外側」にバリアを作ることが大切。ここでは、“マスク着用やうがい、手洗いとハンドジェルでの手指消毒”などにより、かぜのウイルスや細菌などの病原体が体内に入ることを防ぐ、「体の外側につくるバリア」のことを「体外バリア」と呼んでいます。

正しいマスクの着用をはじめ、うがいや手洗い、ハンドジェルでの手指の消毒などで、ウイルスや細菌などの病原体の体内への侵入をできるだけ防ぎ、「体外バリア」を高めて、かぜ、インフルエンザを予防しましょう!

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