感染症にかかると、その病気に対する免疫ができるはずなのに、どうして何度もかぜをひくのでしょう?かぜをひきやすい子は、免疫力が弱いのでしょうか?
感染症にかかると、その病気に対する免疫ができるはずなのに、どうして何度もかぜをひくのでしょう?かぜをひきやすい子は、免疫力が弱いのでしょうか?
かぜは、正式には「かぜ症候群(急性上気道炎)」といい、鼻、口、目から侵入したウイルスに感染して、上気道(呼吸器のうち、鼻、口から気管の手前まで)の粘膜に炎症を起こし、鼻水、のどの腫れや痛み、せきなどの症状が現れます。発熱や発疹(ほっしん)、下痢などがみられることもあります。
子どものかぜは、ウイルスが原因のことがほとんどで、かかると免疫の働きで、そのウイルスに対する抗体がつくられます。終生免疫といい一度かかると二度とかからないものもあれば、繰り返しかかるものもあります。また、かぜを引き起こすウイルスは100種類以上もあるので、治ってもすぐかぜにかかるということはよくあります。違う型のウイルスに感染すれば、そのウイルスに応じたかぜの症状が出るのです。
赤ちゃんはママの胎内でもらった免疫が薄れる生後6カ月ごろから、かぜをひきやすくなります。繰り返しかぜをひく子もいますが、だからといって免疫力が弱かったり、体が弱い、ということではなく、感染するたびに新しく免疫を獲得して、少しずつ丈夫になっているのです。
(みくりキッズくりにっく 岡田 悠先生)
かぜは、正式には「かぜ症候群(急性上気道炎)」といい、鼻、口、目から侵入したウイルスに感染して、上気道(呼吸器のうち、鼻、口から気管の手前まで)の粘膜に炎症を起こし、鼻水、のどの腫れや痛み、せきなどの症状が現れます。発熱や発疹(ほっしん)、下痢などがみられることもあります。
子どものかぜは、ウイルスが原因のことがほとんどで、かかると免疫の働きで、そのウイルスに対する抗体がつくられます。終生免疫といい一度かかると二度とかからないものもあれば、繰り返しかかるものもあります。また、かぜを引き起こすウイルスは100種類以上もあるので、治ってもすぐかぜにかかるということはよくあります。違う型のウイルスに感染すれば、そのウイルスに応じたかぜの症状が出るのです。
赤ちゃんはママの胎内でもらった免疫が薄れる生後6カ月ごろから、かぜをひきやすくなります。繰り返しかぜをひく子もいますが、だからといって免疫力が弱かったり、体が弱い、ということではなく、感染するたびに新しく免疫を獲得して、少しずつ丈夫になっているのです。
(みくりキッズくりにっく 岡田 悠先生)