かぜの原因となるウイルスは100種類以上あるといわれています。とくに、小さな子どもは、生まれてから獲得した抗体が少ないため、頻繁にかぜをひきます。そして、子どもがかぜをひくと、家族にそのかぜがうつる、ということが起こりがちですよね。かぜはどのようにうつるかを知っておき、家族に、とくに低月齢の赤ちゃんにうつさないよう注意しましょう。
かぜの原因となるウイルスは100種類以上あるといわれています。とくに、小さな子どもは、生まれてから獲得した抗体が少ないため、頻繁にかぜをひきます。そして、子どもがかぜをひくと、家族にそのかぜがうつる、ということが起こりがちですよね。かぜはどのようにうつるかを知っておき、家族に、とくに低月齢の赤ちゃんにうつさないよう注意しましょう。
取材・協力/みくりキッズくりにっく(世田谷区上野毛)岡田 悠先生
取材・協力/みくりキッズくりにっく(世田谷区上野毛)岡田 悠先生
ウイルスの感染経路は、そのウイルスの種類によって異なります。感染力が非常に強い水痘(水ぼうそう)や麻疹(はしか)などは、空気中を漂っているウイルスを吸い込むことによって「空気感染」しますが、かぜは、ウイルスをたくさん含んだ鼻水や唾液(だえき)を介した「接触感染」によってうつることがほとんどです。
かぜをひいている人がくしゃみやせきをすると、鼻水や唾液のしぶき(飛沫)は2mくらい飛び散ります。また、鼻水をこすった手で触ったドアノブなどの「もの」にも飛沫が付着します。飛沫を直接吸い込んだり、触った手で食事をしたり、顔を触ったりするなどで、ウイルスが鼻や口、目から侵入してかぜがうつるのです。
ウイルスの感染経路は、そのウイルスの種類によって異なります。感染力が非常に強い水痘(水ぼうそう)や麻疹(はしか)などは、空気中を漂っているウイルスを吸い込むことによって「空気感染」しますが、かぜは、ウイルスをたくさん含んだ鼻水や唾液(だえき)を介した「接触感染」によってうつることがほとんどです。
かぜをひいている人がくしゃみやせきをすると、鼻水や唾液のしぶき(飛沫)は2mくらい飛び散ります。また、鼻水をこすった手で触ったドアノブなどの「もの」にも飛沫が付着します。飛沫を直接吸い込んだり、触った手で食事をしたり、顔を触ったりするなどで、ウイルスが鼻や口、目から侵入してかぜがうつるのです。
6カ月未満のきょうだいがいる場合、上の子は症状が軽くても、下の子にうつると重症化する場合もあります。かぜをひいた上の子には、できればマスクをしてもらうといいですね。きょうだいで部屋を別にすると、なおよいです。
とくに1カ月ごろまでの赤ちゃんは、かぜをひいた子とは、ぜひ別室で過ごすようにしてください。上の子が一緒に遊びたがっても、「大好きな妹や弟におかぜがうつっちゃうから」と言い聞かせ、「3日間だけ我慢しよう」「お熱が下がるまでね」とお願いすると意外と納得してくれるものです。
1才以上のきょうだいなら、どちらかがかぜをひいたらうつるものだ、と覚悟して、かぜをひくたびに新たな抗体ができて丈夫になる!と思っておきましょう。
6カ月未満のきょうだいがいる場合、上の子は症状が軽くても、下の子にうつると重症化する場合もあります。かぜをひいた上の子には、できればマスクをしてもらうといいですね。きょうだいで部屋を別にすると、なおよいです。
とくに1カ月ごろまでの赤ちゃんは、かぜをひいた子とは、ぜひ別室で過ごすようにしてください。上の子が一緒に遊びたがっても、「大好きな妹や弟におかぜがうつっちゃうから」と言い聞かせ、「3日間だけ我慢しよう」「お熱が下がるまでね」とお願いすると意外と納得してくれるものです。
1才以上のきょうだいなら、どちらかがかぜをひいたらうつるものだ、と覚悟して、かぜをひくたびに新たな抗体ができて丈夫になる!と思っておきましょう。
かぜをうつされないためには、おうちではどんなことを心がけておくといいのでしょうか?
・うがい、手洗いを徹底!
かぜがうつる鼻水や唾液などからの「接触感染」を防ぐために、まず行うべきは、家族のだれかがかぜをひいたときは、いつも以上にこまめに手洗い、うがいをすることです。
タオルは家族それぞれで分け、手洗いしたあとも、アルコール消毒を併せて行うとよりよいです。大人は、子どものお世話をする前後や、食事のしたくを始める前にも、必ず手を洗うようにしましょう。
・食事をしっかりとり、体を休める
疲れていると、かぜをひきやすくなります。バランスのよい食事を心がけ、睡眠を十分にとり、体調を整えておくことが大事です。ママ・パパは看病で寝不足になりがちですが、お互いに協力し合って、休めるときにはなるべく体を休めましょう。
・快適な室温と湿度を保つ
部屋の空気が乾燥していると、鼻・のどの粘膜の機能が低下します。空気清浄機などで湿度をコントロールしている場合は、除湿のしすぎに気をつけて、乾燥する季節には加湿を行い、湿度は50~60%を保ちましょう。日中1~2時間ごとに5~10分間窓を開けて換気をするのもおすすめです。
かぜをうつされないためには、おうちではどんなことを心がけておくといいのでしょうか?
・うがい、手洗いを徹底!
かぜがうつる鼻水や唾液などからの「接触感染」を防ぐために、まず行うべきは、家族のだれかがかぜをひいたときは、いつも以上にこまめに手洗い、うがいをすることです。
タオルは家族それぞれで分け、手洗いしたあとも、アルコール消毒を併せて行うとよりよいです。大人は、子どものお世話をする前後や、食事のしたくを始める前にも、必ず手を洗うようにしましょう。
・食事をしっかりとり、体を休める
疲れていると、かぜをひきやすくなります。バランスのよい食事を心がけ、睡眠を十分にとり、体調を整えておくことが大事です。ママ・パパは看病で寝不足になりがちですが、お互いに協力し合って、休めるときにはなるべく体を休めましょう。
・快適な室温と湿度を保つ
部屋の空気が乾燥していると、鼻・のどの粘膜の機能が低下します。空気清浄機などで湿度をコントロールしている場合は、除湿のしすぎに気をつけて、乾燥する季節には加湿を行い、湿度は50~60%を保ちましょう。日中1~2時間ごとに5~10分間窓を開けて換気をするのもおすすめです。