「子どもがせきをしていると、そばで見ているのもつらいものです。せき症状の中でも、とくに急を要するのはどんなとき? また、かぜでせきが出るときに、少しでもラクにしてあげるにはどんなことに気をつけたらいいのでしょう?
「子どもがせきをしていると、そばで見ているのもつらいものです。せき症状の中でも、とくに急を要するのはどんなとき? また、かぜでせきが出るときに、少しでもラクにしてあげるにはどんなことに気をつけたらいいのでしょう?
取材・協力/みくりキッズくりにっく(世田谷区上野毛)岡田 悠先生
取材・協力/みくりキッズくりにっく(世田谷区上野毛)岡田 悠先生
かぜなどでのどに炎症があるとせきが出ます。せきが刺激になって、またせきが出て、止まらなくなることもあります。とてもつらいですし、体力を消耗します。
ただ、のどや気管は敏感なので、とくに病気ではなくても冷たい空気やほこりなどが刺激になってせきが出ることもあります。
また、食べ物などが気管に入り込んだり、有毒物を吸い込んだりしたときにも異物を出そうとしてせきが出ます。
時々せきをする程度で、「眠る」「飲む」「食べる」がほぼいつもどおりにできるようなら、2~3日間おうちで様子を見てもいいでしょう。せきが続くとき、だんだんひどくなっていくときやほかに気になる症状がある場合は、診療時間内に受診します。
かぜなどでのどに炎症があるとせきが出ます。せきが刺激になって、またせきが出て、止まらなくなることもあります。とてもつらいですし、体力を消耗します。
ただ、のどや気管は敏感なので、とくに病気ではなくても冷たい空気やほこりなどが刺激になってせきが出ることもあります。
また、食べ物などが気管に入り込んだり、有毒物を吸い込んだりしたときにも異物を出そうとしてせきが出ます。
時々せきをする程度で、「眠る」「飲む」「食べる」がほぼいつもどおりにできるようなら、2~3日間おうちで様子を見てもいいでしょう。せきが続くとき、だんだんひどくなっていくときやほかに気になる症状がある場合は、診療時間内に受診します。
かぜの症状を引き起こすウイルスは100種類以上あるとされ、ひき始めからの症状や、治るまでにどの程度かかるかは、ウイルスによってさまざまです。
たとえば、「アデノウイルス」は、高熱が出ることも多くあります。「溶連菌感染症」など、細菌が原因のかぜに限っては抗生剤が有効ですが、ほとんどのウイルスによるかぜには、症状を抑えることはできても、根本的にウイルスを退治するような特効薬はありません。
鼻水が出て、のどが少し痛いくらいで元気なら、水分を多めにとらせ、食事をしっかり食べさせて、悪化させないようにゆっくり体を休ませて様子を見ましょう。
かぜの症状を引き起こすウイルスは100種類以上あるとされ、ひき始めからの症状や、治るまでにどの程度かかるかは、ウイルスによってさまざまです。
たとえば、「アデノウイルス」は、高熱が出ることも多くあります。「溶連菌感染症」など、細菌が原因のかぜに限っては抗生剤が有効ですが、ほとんどのウイルスによるかぜには、症状を抑えることはできても、根本的にウイルスを退治するような特効薬はありません。
鼻水が出て、のどが少し痛いくらいで元気なら、水分を多めにとらせ、食事をしっかり食べさせて、悪化させないようにゆっくり体を休ませて様子を見ましょう。
おうちでは、たんが出やすくなるように、また、乾燥でせきがひどくならないように、こまめに水分をとらせて、室内の加湿を心がけましょう。加湿器や空気清浄機などで湿度コントロールできる場合は、50~60%に設定します。ぬれたバスタオルなどを部屋に干しておくのもいいでしょう。せきがひどいときは無理な入浴は控え、さっとシャワーで汗を流す程度にしておき、体力温存を優先します。
たんがからんだゼロゼロしたせきもつらいものです。たんがなかなか出せないときは、たて抱きするか座らせて、背中をさすったり、やさしくたたいてあげましょう。真横に寝ると鼻水がのどに落ちてせきにつながるので、鼻をかめる子は、寝る前にかんでおくといいでしょう。寝るときは、真横にならないよう枕はあまり低くせず、バスタオルなどで少し高く調節してあげるのもいいでしょう。
せきのときは、のどを刺激する飲み物・食べ物は避けます。熱すぎるもの、冷たすぎるもの、辛いものも避けましょう。むせにくく、なめらかでのど越しのいいもの、たとえば冷ましたおじや、冷ましたやわらかいグラタンなども食べやすいです。柑橘類(かんきつるい)は酸味がのどにしみやすいので、果物をあげるなら、オレンジよりはりんごなどのほうがいいでしょう。
おうちでは、たんが出やすくなるように、また、乾燥でせきがひどくならないように、こまめに水分をとらせて、室内の加湿を心がけましょう。加湿器や空気清浄機などで湿度コントロールできる場合は、50~60%に設定します。ぬれたバスタオルなどを部屋に干しておくのもいいでしょう。せきがひどいときは無理な入浴は控え、さっとシャワーで汗を流す程度にしておき、体力温存を優先します。
たんがからんだゼロゼロしたせきもつらいものです。たんがなかなか出せないときは、たて抱きするか座らせて、背中をさすったり、やさしくたたいてあげましょう。真横に寝ると鼻水がのどに落ちてせきにつながるので、鼻をかめる子は、寝る前にかんでおくといいでしょう。寝るときは、真横にならないよう枕はあまり低くせず、バスタオルなどで少し高く調節してあげるのもいいでしょう。
せきのときは、のどを刺激する飲み物・食べ物は避けます。熱すぎるもの、冷たすぎるもの、辛いものも避けましょう。むせにくく、なめらかでのど越しのいいもの、たとえば冷ましたおじや、冷ましたやわらかいグラタンなども食べやすいです。柑橘類(かんきつるい)は酸味がのどにしみやすいので、果物をあげるなら、オレンジよりはりんごなどのほうがいいでしょう。