「うちの子、元気だけれど、鼻水が出て、盛んにくしゃみ……もしかしてかぜひいた?」と思うとき、悪化を防ぎ、なるべく早く治すにはどんなことに気をつけたらいいのでしょう?
「うちの子、元気だけれど、鼻水が出て、盛んにくしゃみ……もしかしてかぜひいた?」と思うとき、悪化を防ぎ、なるべく早く治すにはどんなことに気をつけたらいいのでしょう?
取材・協力/みくりキッズくりにっく(世田谷区上野毛)岡田 悠先生
取材・協力/みくりキッズくりにっく(世田谷区上野毛)岡田 悠先生
かぜは、ウイルスの違いや感染した部位によって症状が異なりますが、一般的には、患者がくしゃみやせきをしたときに飛び散ったしぶき(飛沫)に触れたり、吸い込んだりすることで、ウイルスが鼻やのどの粘膜に付着して炎症が起こった状態です。鼻水、くしゃみなど、いわゆる「鼻かぜ」の症状から始まることが多くあります。お子さんが元気でも鼻水やくしゃみを盛んにしている、という場合はかぜのひき始めかもしれません。
鼻やのどの粘膜にウイルスがくっつくと、体はウイルスを追い出そうとして鼻水やくしゃみを出し、体温を上げてウイルスの活動を鈍らせ、たんやせきでウイルスの残がいを外に出そうとします。かぜの症状は、ウイルスに対する体の防御反応なのです。
かぜは、ウイルスの違いや感染した部位によって症状が異なりますが、一般的には、患者がくしゃみやせきをしたときに飛び散ったしぶき(飛沫)に触れたり、吸い込んだりすることで、ウイルスが鼻やのどの粘膜に付着して炎症が起こった状態です。鼻水、くしゃみなど、いわゆる「鼻かぜ」の症状から始まることが多くあります。お子さんが元気でも鼻水やくしゃみを盛んにしている、という場合はかぜのひき始めかもしれません。
鼻やのどの粘膜にウイルスがくっつくと、体はウイルスを追い出そうとして鼻水やくしゃみを出し、体温を上げてウイルスの活動を鈍らせ、たんやせきでウイルスの残がいを外に出そうとします。かぜの症状は、ウイルスに対する体の防御反応なのです。
かぜの症状を引き起こすウイルスは100種類以上あるとされ、ひき始めからの症状や、治るまでにどの程度かかるかは、ウイルスによってさまざまです。
たとえば、「アデノウイルス」は、高熱が出ることも多くあります。「溶連菌感染症」など、細菌が原因のかぜに限っては抗生剤が有効ですが、ほとんどのウイルスによるかぜには、症状を抑えることはできても、根本的にウイルスを退治するような特効薬はありません。
鼻水が出て、のどが少し痛いくらいで元気なら、水分を多めにとらせ、食事をしっかり食べさせて、悪化させないようにゆっくり体を休ませて様子を見ましょう。
かぜの症状を引き起こすウイルスは100種類以上あるとされ、ひき始めからの症状や、治るまでにどの程度かかるかは、ウイルスによってさまざまです。
たとえば、「アデノウイルス」は、高熱が出ることも多くあります。「溶連菌感染症」など、細菌が原因のかぜに限っては抗生剤が有効ですが、ほとんどのウイルスによるかぜには、症状を抑えることはできても、根本的にウイルスを退治するような特効薬はありません。
鼻水が出て、のどが少し痛いくらいで元気なら、水分を多めにとらせ、食事をしっかり食べさせて、悪化させないようにゆっくり体を休ませて様子を見ましょう。
子どもが「元気があるか」「食欲があるか」どうかは大切なポイントです。かぜの症状があっても、この2つのポイントをクリアしているなら少し様子を見てもいいでしょう。
発熱があっても1日で下がり、その後元気で食欲もいつもどおりなら、おうちで様子を見てもいいですが、数日38度以上の発熱やほかの症状が続くときは受診しましょう。また、体温はそれほど高くなくても、いつもと様子が違うと感じるときは受診しましょう。
受診するまでの間、高熱によって苦しそう、発熱でぐったりして水分や睡眠がとりにくい、などがあれば、解熱鎮痛剤を使って少し熱を抑えてラクにしてあげるといいですね。
せきや鼻水でとてもつらそうな場合や、息が苦しそうなときなど(とくに1才未満の子どもは)、受診して医師の指示に従いましょう。1才以上でも、旅先などでやむを得ない場合を除いては、一度受診しておくと安心です。ただし、少々のせきや鼻水であれば、ウイルスを外に出そうとする体の防御反応ですから、絶対に薬で抑えなければいけないものではありません。
いちばん有効なのは「かぜにかからないようにすること」、つまり予防です。そのためにも、基本の手洗いをしっかり行い、繰り返しになりますがよく寝て、よく食べ、よく体を動かす生活を心がけましょう。
子どもが「元気があるか」「食欲があるか」どうかは大切なポイントです。かぜの症状があっても、この2つのポイントをクリアしているなら少し様子を見てもいいでしょう。
発熱があっても1日で下がり、その後元気で食欲もいつもどおりなら、おうちで様子を見てもいいですが、数日38度以上の発熱やほかの症状が続くときは受診しましょう。また、体温はそれほど高くなくても、いつもと様子が違うと感じるときは受診しましょう。
受診するまでの間、高熱によって苦しそう、発熱でぐったりして水分や睡眠がとりにくい、などがあれば、解熱鎮痛剤を使って少し熱を抑えてラクにしてあげるといいですね。
せきや鼻水でとてもつらそうな場合や、息が苦しそうなときなど(とくに1才未満の子どもは)、受診して医師の指示に従いましょう。1才以上でも、旅先などでやむを得ない場合を除いては、一度受診しておくと安心です。ただし、少々のせきや鼻水であれば、ウイルスを外に出そうとする体の防御反応ですから、絶対に薬で抑えなければいけないものではありません。
いちばん有効なのは「かぜにかからないようにすること」、つまり予防です。そのためにも、基本の手洗いをしっかり行い、繰り返しになりますがよく寝て、よく食べ、よく体を動かす生活を心がけましょう。