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タウリンについて

5.タウリンとは

タウリンは、大変重要な働きをするアミノ酸の一種ですが、これはホメオスタシス作用という身体の恒常性維持に大切な作用があるからです。

アミノ酸といえば、アミノ酸同士が結合すると、タンパク質になることが知られていますが、タウリンはほかのアミノ酸と結合せず、体内では遊離した状態で存在します。

タウリンはあらゆる臓器に存在していてその合計量は体重の0.1%(体重60kgなら60g)に相当し、そのうち、脳、心臓、肝臓、骨格筋、網膜に多く含まれます。

私たちの身体には、体内の状態を一定に維持できるように調節する機能があります。

例えば、外の暑さや寒さなど、体外の環境に左右されずに体温や血圧が一定に保たれるのはこの機能が働いている結果であり、この機能は「ホメオスタシス(恒常性維持)」と呼ばれています。

タウリンは、ホメオスタシス作用をもっており、体内の機能が働きすぎることを制御したり、機能が低下した時には改善させたりするなど、ヒトの身体が常に一定の生理作用の中で動くようにバランスをとっています。

タウリンの発見は約200年前でしたが、その薬効が研究されるようになったのは、数十年前のこと。

しかしタウリンという成分が発見される以前からその効果は経験的に人々に用いられていました。

中国最古の薬学書と言われる「神農本草経」書の中に記載されている生薬「牛黄(ゴオウ)」の成分にもタウリンが含まれていることがのちにわかりました。

タウリンは昔から人々にとって身近な存在であったといえます。

6.タウリンが多く含まれる食品や食べ物

体内のタウリンは、食べ物からの摂取で得られるものと体内で合成されるものの二種類があります。

タウリンはヒトにとって重要な成分ですが、体内での合成能力が低いため、食品からの摂取がとても重要となります。

タウリンは、動物、鳥、魚から昆虫に至るまで、生物に広く含まれている成分です。

海藻類にも豊富に含まれていますが、地上の植物だけはタウリンが含まれていません。

タウリンが多い食材の代表といえば、魚介類が挙げられます。

カニ、イカ、タコ、エビをはじめ、カキ、サザエ、ハマグリ、シジミなどの貝類、アジやサバといった近海魚、ブリやカツオの血合いの部分に多く含まれています。

タウリンは水によく溶けるため、お吸い物や煮魚などの料理の際には、煮汁を一緒に食べることがタウリン摂取には大切です。

7.まとめ

みなさんは、タウリンにどんなイメージを持っていましたか?

身体を元気にするというイメージやここ一番で力を発揮するというイメージ、疲労回復のイメージもあるでしょう。

医薬部外品や医薬品のドリンク剤に配合されている成分として知られていたり、滋養強壮・栄養補給「タウリン1000mg配合 リポビタンD」というフレーズで覚えてくださっている方もいらっしゃるかもしれませんね。

タウリンは、身体のバランスを戻すという働きによって、強い身体にする成分なのです。

身体の疲れの回復には、十分な睡眠をとって栄養を補給し、気分的にもリフレッシュできるような休養をとる必要があります。

栄養補給には、もちろんバランスのよい食事をとることが大切ですが、タウリンやビタミンを含むドリンク剤なども活用し、バランスの良い栄養を効果的に補給し、疲れを少しでも解消できるようにしていきましょう。