「熱中症対策に!凍らせて飲む超冷感。リポビタンアイススラリースポーツ」キービジュアル。 「熱中症対策に!凍らせて飲む超冷感。リポビタンアイススラリースポーツ」キービジュアル。

アイススラリーとは

アイススラリーとは

アイススラリーとは、細かい氷の粒子が液体に分散した状態の飲料のこと。
通常の氷は結晶が大きくて流動性が低いのに対し、アイススラリーは結晶が小さく、流動性が高いため飲みやすいのが特徴です。

アイススラリーとは、細かい氷の粒子が液体に分散した状態の飲料のこと。
通常の氷は結晶が大きくて流動性が低いのに対し、アイススラリーは結晶が小さく、流動性が高いため飲みやすいのが特徴です。

アイススラリーのイメージ図 アイススラリーのイメージ図

イメージ図

イメージ図

運動前の摂取の場合、1回のアイススラリーの摂取量は、体重1キログラム当たりで7.5グラム程度が目安量で、少量ずつ数回に分けてこまめに摂取するのが適当とされています。
マイナス1℃の冷たい飲み物なので、一度に大量に摂ると逆効果になってしまったり、胃腸に負担がかかります。
その日の気温・湿度や水分摂取量、体調にもよりますので、目安量を考えつつも、飲みながら摂取量は調整した方がよいでしょう。

運動前の摂取の場合、1回のアイススラリーの摂取量は、体重1キログラム当たりで7.5グラム程度が目安量で、少量ずつ数回に分けてこまめに摂取するのが適当とされています。
マイナス1℃の冷たい飲み物なので、一度に大量に摂ると逆効果になってしまったり、胃腸に負担がかかります。
その日の気温・湿度や水分摂取量、体調にもよりますので、目安量を考えつつも、飲みながら摂取量は調整した方がよいでしょう。

リポビタンアイススラリー Sportsは
「凍らせて飲む、リポビタン」

リポビタン
アイススラリー
Sportsは
「凍らせて飲む、
リポビタン」

リポビタンアイススラリーsports ハニーレモン風味の製品画像 リポビタンアイススラリーsports ハニーレモン風味の製品画像
リポビタンアイススラリーsports りんご風味の製品画像 リポビタンアイススラリーsports りんご風味の製品画像
リポビタンアイススラリーsports ソルティライチ風味の製品画像 リポビタンアイススラリーsports ソルティライチ風味の製品画像
再凍結が可能、キャップ付きで便利なリポビタンアイススラリーの画像 再凍結が可能、キャップ付きで便利なリポビタンアイススラリーの画像

※開封後は、お早めにお召し上がりください。

※開封後は、お早めにお召し上がりください。

ポイント1 ポイント1

水分中に分散した微細な氷をそのまま飲める“アイススラリー”
「凍らせて飲む、リポビタン」(超冷感)

水分中に分散した微細な氷をそのまま飲める“アイススラリー”
「凍らせて飲む、リポビタン」(超冷感)

リポビタンアイススラリースポーツのアイススラリーのイメージ リポビタンアイススラリースポーツのアイススラリーのイメージ

イメージ図

イメージ図

水分中に分散した微細な氷をそのまま飲める”アイススラリー”は、固形の氷よりも飲み込みやすく、液体より温度が低い超冷感飲料です。

水分中に分散した微細な氷をそのまま飲める”アイススラリー”は、固形の氷よりも飲み込みやすく、液体より温度が低い超冷感飲料です。

ポイント2 ポイント2

エネルギーの源クエン酸※1とビタミンB₁・B₂・B₆に加えて、運動時に汗で失われやすい塩分を摂取できる
水分と塩分の摂取で、熱中症対策にも!

エネルギーの源クエン酸※1とビタミンB₁・B₂・B₆に加えて、運動時に汗で失われやすい塩分を摂取できる
水分と塩分の摂取で、熱中症対策にも!

※1 クエン酸量について“1袋(120g)当たり”

※1 クエン酸量について“1袋(120g)当たり”

リポビタンアイススラリーには、エネルギーの源であるクエン酸を480mg配合。エネルギーを使うときに消費されるビタミンB1・B2・B6、汗で失われやすい塩分・カリウム・カルシウム・マグネシウムも摂取できる。 リポビタンアイススラリーには、エネルギーの源であるクエン酸を480mg配合。エネルギーを使うときに消費されるビタミンB1・B2・B6、汗で失われやすい塩分・カリウム・カルシウム・マグネシウムも摂取できる。
汗の組成に近い成分量をリポビタンアイススラリーに配合。 汗の組成に近い成分量をリポビタンアイススラリーに配合。
ポイント3 ポイント3

選べる3フレーバー
ハニーレモン風味(無果汁)、りんご風味(無果汁)、ソルティライチ風味(無果汁)

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ハニーレモン風味(無果汁)、りんご風味(無果汁)、ソルティライチ風味(無果汁)

リポビタンアイススラリーsports ハニーレモン風味の製品画像 リポビタンアイススラリーsports ハニーレモン風味の製品画像
リポビタンアイススラリーsports りんご風味の製品画像 リポビタンアイススラリーsports りんご風味の製品画像
リポビタンアイススラリーsports ソルティライチ風味の製品画像 リポビタンアイススラリーsports ソルティライチ風味の製品画像

お召し上がり方

お召し上がり方

冷凍庫で4時間以上凍らせる。

冷凍庫から取り出して、常温で15~20分おく。
 (猛暑日は8分~10分おくのがベスト!) 

柔らかくなるまでしっかりもみほぐして押し出しながらお飲みください。 
  しっかりもみほぐすことがポイントです!

① 冷凍庫で4時間以上凍らせる。

② 冷凍庫から取り出して、
  常温で15~20分おく。

 (猛暑日は8分~10分おくのがベスト!) 

③ 柔らかくなるまでしっかりもみほぐして
  押し出しながらお飲みください。 
  しっかりもみほぐすことがポイントです!

アイススラリーの召し上がり方。①冷凍庫で4時間以上凍らせる。②常温で15~20分置く③柔らかくなるまでしっかりもみほぐして、押し出しながらお飲みください。 アイススラリーの召し上がり方。①冷凍庫で4時間以上凍らせる。②常温で15~20分置く③柔らかくなるまでしっかりもみほぐして、押し出しながらお飲みください。
顔や首にあて、凍ったリポビタンアイススラリーを融かしているイメージ図 顔や首にあて、凍ったリポビタンアイススラリーを融かしているイメージ図

顔・首に当てながら融かすのもおすすめ!

顔・首に当てながら融かすのもおすすめ!

こんな場面でも、アイススラリーは活用されています

こんな場面でも、
アイススラリーは
活用されています

アイススラリーで熱中症対策ができます。
熱中症対策のポイントは「暑さを避けること」と「水分補給」です。スポーツの現場はもちろん、作業や活動などで高温多湿な屋外で過ごす場合には、リポビタンアイススラリーを上手に活用して熱中症対策を行いましょう。

アイススラリーで熱中症対策ができます。
熱中症対策のポイントは「暑さを避けること」と「水分補給」です。スポーツの現場はもちろん、作業や活動などで高温多湿な屋外で過ごす場合には、リポビタンアイススラリーを上手に活用して熱中症対策を行いましょう。

田中希実選手(陸上)の画像 田中希実選手(陸上)の画像

ランニングでも

ランニングでも

ランニング時にも、体温調節と喉が渇いたと感じる前に水分・塩分を補給することが大切です。
陸上 田中希実選手も熱中症対策としてリポビタンアイススラリー Sportsを活用しています。

ランニング時にも、体温調節と喉が渇いたと感じる前に水分・塩分を補給することが大切です。
陸上 田中希実選手も熱中症対策としてリポビタンアイススラリー Sportsを活用しています。

※当社から依頼をし、いただいたコメントを編集して掲載しています。

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リポビタン サポートアスリート
田中希実 選手(陸上)

リポビタン サポートアスリート
田中希実 選手(陸上)

慶應義塾體育會蹴球部の選手の画像 慶應義塾體育會蹴球部の選手の画像

ラグビーでも

ラグビーでも

開発初期からアイススラリーの持つポテンシャルを確かめるため、共同で取り組みを実施。
現在も継続的に練習・試合などで熱中症対策などとして活用しています。

開発初期からアイススラリーの持つポテンシャルを確かめるため、共同で取り組みを実施。
現在も継続的に練習・試合などで熱中症対策などとして活用しています。

※当社から依頼をし、いただいたコメントを編集して掲載しています。

※当社から依頼をし、いただいたコメントを編集して掲載しています。

慶應義塾體育會蹴球部

慶應義塾體育會蹴球部

工事現場の画像 工事現場の画像

工事現場でも

工事現場でも

高温多湿な工事現場でも、熱中症対策は長年の課題です。近年、様々な工事現場でアイススラリーが熱中症対策として使われています。

高温多湿な工事現場でも、熱中症対策は長年の課題です。近年、様々な工事現場でアイススラリーが熱中症対策として使われています。

ラインアップ

ラインアップ

リポビタンアイススラリーsports ハニーレモン風味の製品画像 リポビタンアイススラリーsports ハニーレモン風味の製品画像

リポビタンアイススラリー Sports
ハニーレモン風味

リポビタンアイススラリー Sports
ハニーレモン風味

清涼飲料水
無果汁
リポビタンアイススラリーsports りんご風味の製品画像 リポビタンアイススラリーsports りんご風味の製品画像

リポビタンアイススラリー Sports
りんご風味

リポビタンアイススラリー Sports
りんご風味

清涼飲料水
無果汁
リポビタンアイススラリーsports ソルティライチ風味の製品画像 リポビタンアイススラリーsports ソルティライチ風味の製品画像

リポビタンアイススラリー Sports
ソルティライチ風味

リポビタンアイススラリー Sports
ソルティライチ風味

清涼飲料水
無果汁

リポビタンアイススラリー Sports ハニーレモン風味

リポビタンアイススラリー Sports
ハニーレモン風味

エネルギー 91kcal、たんぱく質 4.0g、脂質 0g、炭水化物 19g、食塩相当量 0.14g、カリウム 19mg、カルシウム 3.6mg、マグネシウム 1.4mg、ビタミンB₁ 1.8mg、ビタミンB₂ 0.34mg、ビタミンB₆ 1.8mg、ナイアシン 20㎎、クエン酸 480mg、グリシン 3600mg* *製造工程中に配合

エネルギー 91kcal、たんぱく質 4.0g、脂質 0g、炭水化物 19g、食塩相当量 0.14g、カリウム 19mg、カルシウム 3.6mg、マグネシウム 1.4mg、ビタミンB₁ 1.8mg、ビタミンB₂ 0.34mg、ビタミンB₆ 1.8mg、ナイアシン 20㎎、クエン酸 480mg、グリシン 3600mg* *製造工程中に配合

砂糖(国内製造)、食塩/トレハロース、グリシン、グリセリン、酸味料、香料、増粘多糖類、塩化K、乳酸Ca、カラメル色素、ナイアシン、硫酸Mg、V.B₁、V.B₆、V.B₂

砂糖(国内製造)、食塩/トレハロース、グリシン、グリセリン、酸味料、香料、増粘多糖類、塩化K、乳酸Ca、カラメル色素、ナイアシン、硫酸Mg、V.B₁、V.B₆、V.B₂

該当なし

該当なし

リポビタンアイススラリー Sports りんご風味

リポビタンアイススラリー Sports
りんご風味

エネルギー 91kcal、たんぱく質 4.0g、脂質 0g、炭水化物 19g、食塩相当量 0.14g、カリウム 19mg、カルシウム 3.6mg、マグネシウム 1.4mg、ビタミンB₁ 1.8mg、ビタミンB₂ 0.34mg、ビタミンB₆ 1.8mg、ナイアシン 20㎎、クエン酸 480mg、グリシン 3600mg* *製造工程中に配合

エネルギー 91kcal、たんぱく質 4.0g、脂質 0g、炭水化物 19g、食塩相当量 0.14g、カリウム 19mg、カルシウム 3.6mg、マグネシウム 1.4mg、ビタミンB₁ 1.8mg、ビタミンB₂ 0.34mg、ビタミンB₆ 1.8mg、ナイアシン 20㎎、クエン酸 480mg、グリシン 3600mg* *製造工程中に配合

砂糖(国内製造)、食塩/トレハロース、グリシン、グリセリン、酸味料、増粘多糖類、香料、塩化K、乳酸Ca、カラメル色素、ナイアシン、硫酸Mg、V.B₁、V.B₆、V.B₂

砂糖(国内製造)、食塩/トレハロース、グリシン、グリセリン、酸味料、増粘多糖類、香料、塩化K、乳酸Ca、カラメル色素、ナイアシン、硫酸Mg、V.B₁、V.B₆、V.B₂

該当なし

該当なし

リポビタンアイススラリー Sports ソルティライチ風味

リポビタンアイススラリー Sports
ソルティライチ風味

エネルギー 91kcal、たんぱく質 1.7g、脂質 0g、炭水化物 19g、食塩相当量 0.18g、カリウム 19mg、カルシウム 3.6mg、マグネシウム 1.4mg、ビタミンB1 1.8mg、ビタミンB2 0.34mg、ビタミンB6 1.8mg、 ナイアシン20mg/クエン酸 640mg、グリシン 1500mg

エネルギー 91kcal、たんぱく質 1.7g、脂質 0g、炭水化物 19g、食塩相当量 0.18g、カリウム 19mg、カルシウム 3.6mg、マグネシウム 1.4mg、ビタミンB1 1.8mg、ビタミンB2 0.34mg、ビタミンB6 1.8mg、 ナイアシン20mg/クエン酸 640mg、グリシン 1500mg

砂糖(国内製造)、澱粉分解物、食塩

砂糖(国内製造)、澱粉分解物、食塩

該当なし

該当なし

家庭用にお買い求めの方はこちら

家庭用に
お買い求めの方は
こちら


法人の方でお買い求めの方はこちら

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以下をよくお読みいただいた上で、お問合せください。
お問い合わせいただいた場合、以下について同意したものとみなします。

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お客様の個人情報の取り扱いについて

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ご提供いただいた個人情報は、お問い合わせに対する対応のために利用させていただきます。また、第三者に開示、提供することはありません。詳しくは「個人情報の取り扱いについて」をご覧ください。

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お問い合わせ後、弊社担当よりご連絡させていただきます。

お問い合わせ後
弊社担当より
ご連絡させていただきます。

その他の熱中症対策製品

その他の
熱中症対策製品

※全国清涼飲料連合会「熱中症対策」ガイドラインの塩分濃度に準拠

※全国清涼飲料連合会
「熱中症対策」ガイドラインの
塩分濃度に準拠

よくあるご質問

よくあるご質問

冷凍と解凍を繰り返してもアイススラリーとしてお飲みいただけます。

冷凍と解凍を繰り返してもアイススラリーとしてお飲みいただけます。

お子さまからご高齢の方まで飲むことができますが、体質や体調により合わない場合は摂取を中止してください。
なお、カフェインは入っていません。

お子さまからご高齢の方まで飲むことができますが、体質や体調により合わない場合は摂取を中止してください。
なお、カフェインは入っていません。

医師にご相談の上、飲用してください。

医師にご相談の上、飲用してください。

保管容器、個数、気温によって異なりますが、下記が1つの例です。
容量約14Lのクーラーボックスに製品のみを入れると、リポビタンアイススラリー5本で1時間、20本で3時間まで保管が可能です。(気温40℃のとき)

保管容器、個数、気温によって異なりますが、下記が1つの例です。
容量約14Lのクーラーボックスに製品のみを入れると、リポビタンアイススラリー5本で1時間、20本で3時間まで保管が可能です。(気温40℃のとき)

箱に入れたまま凍らせていませんか?
箱に入れたままでは凍りにくいため、箱から出してパウチを凍らせてください。

箱に入れたまま凍らせていませんか?
箱に入れたままでは凍りにくいため、箱から出してパウチを凍らせてください。

長期間凍らせて氷が硬くなりすぎてしまった場合は、一度溶かしてから再度冷凍庫にお入れください。

長期間凍らせて氷が硬くなりすぎてしまった場合は、一度溶かしてから再度冷凍庫にお入れください。

熱中症コラム 熱中症コラム

1. 熱中症とは

1. 熱中症とは

熱中症は、高温多湿の環境によって体温が異常に高くなること(異常高体温)で起こる、様々な体の不調の総称です。
熱中症の初期段階が、脱水症です。脱水症が悪化するにつれて異常高体温を伴い、熱中症が重症化していきます。そのため、熱中症対策には体の外から暑さ対策をするのと同時に、「体内の脱水をいかに食い止めるか」ということが大切なのです。

熱中症は、高温多湿の環境によって体温が異常に高くなること(異常高体温)で起こる、様々な体の不調の総称です。
熱中症の初期段階が、脱水症です。脱水症が悪化するにつれて異常高体温を伴い、熱中症が重症化していきます。そのため、熱中症対策には体の外から暑さ対策をするのと同時に、「体内の脱水をいかに食い止めるか」ということが大切なのです。

2. 直前の熱中症対策にアイススラリー

2. 直前の熱中症対策にアイススラリー

気温が高い日に、外での労働や運動をしなければならない人は、直前に準備できる熱中症対策があります。

気温が高い日に、外での労働や運動をしなければならない人は、直前に準備できる熱中症対策があります。

アイススラリーは、液体と微細な氷の粒からなるシャーベット状の飲料です。細かい氷の粒に液体が混じった流動性のある飲み物のため、体に浸透しやすく、効率よく体を冷却できます。
摂取タイミングは運動前や、休憩時などがおすすめ。一気に大量に摂取すると、胃腸に負担がかかり、体温が下がりすぎてしまうこともあるので、少量に分けてこまめに摂取するようにしましょう。

アイススラリーは、液体と微細な氷の粒からなるシャーベット状の飲料です。細かい氷の粒に液体が混じった流動性のある飲み物のため、体に浸透しやすく、効率よく体を冷却できます。
摂取タイミングは運動前や、休憩時などがおすすめ。一気に大量に摂取すると、胃腸に負担がかかり、体温が下がりすぎてしまうこともあるので、少量に分けてこまめに摂取するようにしましょう。

熱中症対策に塩あめや塩タブレットを摂ることは知られていますが、塩あめだけでは塩分の吸収が遅いこともあるので、迅速な効果は期待できません。塩分を摂る際には、同時に水分摂取も必要です。「塩あめ1個(塩分1g)に対して約500mLの水」と覚えておきましょう。

熱中症対策に塩あめや塩タブレットを摂ることは知られていますが、塩あめだけでは塩分の吸収が遅いこともあるので、迅速な効果は期待できません。塩分を摂る際には、同時に水分摂取も必要です。「塩あめ1個(塩分1g)に対して約500mLの水」と覚えておきましょう。

3. 熱中症対策に行いたい4つのこと

3. 熱中症対策に行いたい4つのこと

次の4つの行動をポイントに熱中症対策を行っていきましょう。

次の4つの行動をポイントに熱中症対策を行っていきましょう。

熱中症警戒アラートのイメージ画像 熱中症警戒アラートのイメージ画像

「暑さ指数(WBGT)」とは、気温や湿度などを基に熱中症の危険度を判断する指標で、環境省の「熱中症警戒アラート」の基準となっています。暑さ指数が33以上になると「熱中症警戒アラート」、そして暑さ指数35以上になると「熱中症特別警戒アラート」が、テレビの天気予報や、アプリ、SNSなどで発表されます。この2つが発表された日には、熱中症対策をする意識をもちましょう。

「暑さ指数(WBGT)」とは、気温や湿度などを基に熱中症の危険度を判断する指標で、環境省の「熱中症警戒アラート」の基準となっています。暑さ指数が33以上になると「熱中症警戒アラート」、そして暑さ指数35以上になると「熱中症特別警戒アラート」が、テレビの天気予報や、アプリ、SNSなどで発表されます。この2つが発表された日には、熱中症対策をする意識をもちましょう。

朝食で特に気にしたいのは、水分補給と汗で失われるミネラル(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムなど)を意識的に摂取することです。朝食に1杯のみそ汁を飲んだり、ミネラルが多いキウイなどの果物や旬の夏野菜を摂り入れたりするのがおすすめ。

朝食で特に気にしたいのは、水分補給と汗で失われるミネラル(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムなど)を意識的に摂取することです。朝食に1杯のみそ汁を飲んだり、ミネラルが多いキウイなどの果物や旬の夏野菜を摂り入れたりするのがおすすめ。

夏の熱中症対策に夜間も昼間も適切に冷房を使うイメージ画像 夏の熱中症対策に夜間も昼間も適切に冷房を使うイメージ画像

実は室内にいても熱中症になる人も多く、特に暑さを感じにくいご高齢の方はエアコンを使わない傾向にあるため、注意が必要です。
夜も、暑くてぐっすり眠れずに寝不足の状態になると、自律神経が乱れ、体温調整がうまくできなくなるため、熱中症になるリスクが上昇します。25℃以上の熱帯夜には、タイマーなどをかけず、寝ている間ずっと冷房をつけて眠ることで、寝不足を防ぐことが大切です。

実は室内にいても熱中症になる人も多く、特に暑さを感じにくいご高齢の方はエアコンを使わない傾向にあるため、注意が必要です。
夜も、暑くてぐっすり眠れずに寝不足の状態になると、自律神経が乱れ、体温調整がうまくできなくなるため、熱中症になるリスクが上昇します。25℃以上の熱帯夜には、タイマーなどをかけず、寝ている間ずっと冷房をつけて眠ることで、寝不足を防ぐことが大切です。

夏の熱中症対策に日傘を使うイメージ画像 夏の熱中症対策に日傘を使うイメージ画像

外出時の服装は、できる限り通気性のよい素材やデザインの服装で、色も熱を吸収しにくい明るい色を選ぶとよいでしょう。持ち物は以下を参考にしてみてください。

<熱中症対策の7つ道具>
①日傘
…常に持ち歩くのがおすすめ
②帽子…首元に影ができるくらいの、つばが広めのものがおすすめ
③汗拭きタオルやハンカチ…汗拭きシートなどもおすすめ
④飲み物…普段から飲み慣れている水やお茶などでOK
⑤経口補水パウダーやゼリータイプのスポーツ飲料…水に溶けるパウダーやゼリーなどは軽くて持ち運びやすい。塩あめや塩タブレットなども
⑥扇子やハンディファン…最近は首にかけられるタイプも
⑦首冷却アイテム…首は太い血管が通っているので、効率よく体温を下げられる

外出時の服装は、できる限り通気性のよい素材やデザインの服装で、色も熱を吸収しにくい明るい色を選ぶとよいでしょう。持ち物は以下を参考にしてみてください。

<熱中症対策の7つ道具>
①日傘
…常に持ち歩くのがおすすめ
②帽子…首元に影ができるくらいの、つばが広めのものがおすすめ
③汗拭きタオルやハンカチ…汗拭きシートなどもおすすめ
④飲み物…普段から飲み慣れている水やお茶などでOK
⑤経口補水パウダーやゼリータイプのスポーツ飲料…水に溶けるパウダーやゼリーなどは軽くて持ち運びやすい。塩あめや塩タブレットなども
⑥扇子やハンディファン…最近は首にかけられるタイプも
⑦首冷却アイテム…首は太い血管が通っているので、効率よく体温を下げられる

4. 事前の熱中症対策:年間を通じて行いたい3つの習慣

4. 事前の熱中症対策:年間を通じて行いたい3つの習慣

熱中症とは、気温の上昇や水分摂取の不足による「高体温」と「脱水症」が原因となって起こる症状です。つまり熱中症対策に必要なのは、「高体温にならないように体温調節が適切に行える体づくり」と「脱水症を遠ざける生活習慣」の2つ。ただ、これらは数日で身につけられるものではありません。徐々に体に覚えさせていくためにも、年間を通じた「事前準備」が必要です。
熱中症対策のために、年間を通じて習慣化しておいたほうがよいことをご紹介します。

熱中症とは、気温の上昇や水分摂取の不足による「高体温」と「脱水症」が原因となって起こる症状です。つまり熱中症対策に必要なのは、「高体温にならないように体温調節が適切に行える体づくり」と「脱水症を遠ざける生活習慣」の2つ。ただ、これらは数日で身につけられるものではありません。徐々に体に覚えさせていくためにも、年間を通じた「事前準備」が必要です。
熱中症対策のために、年間を通じて習慣化しておいたほうがよいことをご紹介します。

事前の熱中症対策に脱水症を遠ざける水分補給方法を身につけるイメージ画像 事前の熱中症対策に脱水症を遠ざける水分補給方法を身につけるイメージ画像

熱中症対策に効果的な水分補給の秘訣は、可能な限り水分を少量に分けてこまめに摂取することです。1日の水分補給の目安として、グラス1杯分(180mL)の量を1日に8回、あるいは体の大きい人は8回以上、こまめに飲むという水分補給方法が熱中症対策になります。
水分補給のタイミングは、起床時、食事のタイミング(朝・昼・夕の3回)と、食事と食事の間(10時頃・15時頃の2回)、お風呂の前、就寝前がベストですが、自分の生活リズムに合わせてパターンを設定しましょう。
一度にたくさん飲むよりも、外出中は水分を持ち歩いたり、家の中でも飲み物を常にかたわらに置いたりして、気がついた時に水分補給できる状態にしておくとよいでしょう。

熱中症対策に効果的な水分補給の秘訣は、可能な限り水分を少量に分けてこまめに摂取することです。1日の水分補給の目安として、グラス1杯分(180mL)の量を1日に8回、あるいは体の大きい人は8回以上、こまめに飲むという水分補給方法が熱中症対策になります。
水分補給のタイミングは、起床時、食事のタイミング(朝・昼・夕の3回)と、食事と食事の間(10時頃・15時頃の2回)、お風呂の前、就寝前がベストですが、自分の生活リズムに合わせてパターンを設定しましょう。
一度にたくさん飲むよりも、外出中は水分を持ち歩いたり、家の中でも飲み物を常にかたわらに置いたりして、気がついた時に水分補給できる状態にしておくとよいでしょう。

事前の熱中症対策に筋肉量を維持する運動習慣を身につけるイメージ画像 事前の熱中症対策に筋肉量を維持する運動習慣を身につけるイメージ画像

私たちの体内の水分は、約半分の量が筋肉に貯蔵されているといわれています。しかも、筋肉は保水力が高いため、熱中症対策には筋肉をつけることが不可欠なのです。
一般的に、70歳では20代に比較すると骨格筋面積が25~30%、筋力は30~40%減り、筋肉量は50歳以降、毎年1~2%程度減っていく(※)といわれています。しかし、筋肉量は運動で維持、場合によっては増やすことができます。筋肉量を落とさないためにも、まずはウォーキングやスクワットなど、毎日に取り入れやすい運動習慣を続けてみましょう。

私たちの体内の水分は、約半分の量が筋肉に貯蔵されているといわれています。しかも、筋肉は保水力が高いため、熱中症対策には筋肉をつけることが不可欠なのです。
一般的に、70歳では20代に比較すると骨格筋面積が25~30%、筋力は30~40%減り、筋肉量は50歳以降、毎年1~2%程度減っていく(※)といわれています。しかし、筋肉量は運動で維持、場合によっては増やすことができます。筋肉量を落とさないためにも、まずはウォーキングやスクワットなど、毎日に取り入れやすい運動習慣を続けてみましょう。

※葛谷雅文.老年医学におけるSarcopenia & Frailtyの重要性.日本老年医学会雑誌.2009;46(3):279-285.

※葛谷雅文.老年医学におけるSarcopenia & Frailtyの重要性.日本老年医学会雑誌.2009;46(3):279-285.

事前の熱中症対策のため、暑熱順化にウォーキングをするイメージ画像 事前の熱中症対策のため、暑熱順化にウォーキングをするイメージ画像

暑熱順化(しょねつじゅんか)とは、体が暑さに慣れることです。暑い日が続くと、人は暑さに順応して、汗をかきやすくなったり、皮膚の血流量を増加させたりして、自然に体温を下げやすい体に変化します。また、汗の塩分量を減らして、脱水を防ぎやすい体になっていきます。その結果、暑さに強くなるのです。

この暑熱順化がうまくできていないと熱中症になりやすいため、普段から運動習慣がなく、汗をかかない生活をしている人や家の中で過ごすことが多い人は、次のように取り組みましょう。

<暑熱順化の方法>
・ウォーキングやジョギングを行う
・40℃未満のお湯に10分〜15分浸かる
・まだ暑くない時期にエアコンを使い過ぎない(適度に暑さを感じる時間をつくる)
・冷たい飲み物を控え、常温の水を飲む

暑熱順化には2週間ほどかかるとされているので、暑くなる2〜3週間前から始めるのが理想です。最近は、暑くなる時期が早くなってきているので、ゴールデンウィーク前には取り組み始めるとよいでしょう。

暑熱順化(しょねつじゅんか)とは、体が暑さに慣れることです。暑い日が続くと、人は暑さに順応して、汗をかきやすくなったり、皮膚の血流量を増加させたりして、自然に体温を下げやすい体に変化します。また、汗の塩分量を減らして、脱水を防ぎやすい体になっていきます。その結果、暑さに強くなるのです。

この暑熱順化がうまくできていないと熱中症になりやすいため、普段から運動習慣がなく、汗をかかない生活をしている人や家の中で過ごすことが多い人は、次のように取り組みましょう。

<暑熱順化の方法>
・ウォーキングやジョギングを行う
・40℃未満のお湯に10分〜15分浸かる
・まだ暑くない時期にエアコンを使い過ぎない(適度に暑さを感じる時間をつくる)
・冷たい飲み物を控え、常温の水を飲む

暑熱順化には2週間ほどかかるとされているので、暑くなる2〜3週間前から始めるのが理想です。最近は、暑くなる時期が早くなってきているので、ゴールデンウィーク前には取り組み始めるとよいでしょう。

5. 熱中症対策のための水分・電解質摂取の基本

5. 熱中症対策のための水分・電解質摂取の基本

熱中症対策には、その初期段階の脱水を防ぐために「水分補給が大事」だということはよく知られています。ただ、実は水分補給と共に重要なのが「電解質(ミネラル)」の摂取です。熱中症対策で行うべき水分と電解質の摂取について、知っておきたい知識と具体的な方法を解説します。

熱中症対策には、その初期段階の脱水を防ぐために「水分補給が大事」だということはよく知られています。ただ、実は水分補給と共に重要なのが「電解質(ミネラル)」の摂取です。熱中症対策で行うべき水分と電解質の摂取について、知っておきたい知識と具体的な方法を解説します。

水分補給のタイミングは時と場合によって違ってきますが、多くの人が「のどが渇いた時」に飲むことが多いのではないでしょうか。しかし、実は「のどが渇いた」と感じた時には、既に体内の水分が不足している状態といえます。脱水症を防ぐためには、「のどが渇く前」のこまめな水分補給を意識して、習慣化することが大切です。
1日の水分摂取の目安として、グラス約1杯分(180mL)の水分を、1日に8回補給することを習慣にするとよいでしょう。

水分補給のタイミングは時と場合によって違ってきますが、多くの人が「のどが渇いた時」に飲むことが多いのではないでしょうか。しかし、実は「のどが渇いた」と感じた時には、既に体内の水分が不足している状態といえます。脱水症を防ぐためには、「のどが渇く前」のこまめな水分補給を意識して、習慣化することが大切です。
1日の水分摂取の目安として、グラス約1杯分(180mL)の水分を、1日に8回補給することを習慣にするとよいでしょう。

汗をぬぐう男性のイメージ画像 汗をぬぐう男性のイメージ画像

大量の汗をかくと、水分だけではなく、体内のナトリウムやカリウム、そしてマグネシウムなどの電解質(ミネラル)が失われます。この電解質には多くの種類があり、1つひとつにそれぞれ重要な役割があります。

<主な電解質とその働き>
・ナトリウム…神経系の情報伝達や、心臓や筋肉の機能を保つ役割がある。また、体内の水分を調整する浸透圧(※)を維持する働きがある。浸透圧が維持できなくなると、細胞内の脱水を進めてしまうことも。
※薄いほうが濃いほうに行く、体液の濃度を一定に保つための圧力
・マグネシウム…多くの酵素反応や代謝作用にかかわる一方、血管の拡張を促し、血流量が増えて熱が逃げやすくなるなどの働きもある。
・カリウム…神経の情報伝達にかかわり、自律神経など神経系の適切な機能維持と、体内の水分や塩分のバランスを調整する働きがある。

いくら水分を補給しても、血液中の電解質が不足すると神経や筋肉の機能が低下し、けいれんなどの症状を引き起こします。水分のみを補給するのではなく、同時に電解質を補給することがとても重要なのです。

大量の汗をかくと、水分だけではなく、体内のナトリウムやカリウム、そしてマグネシウムなどの電解質(ミネラル)が失われます。この電解質には多くの種類があり、1つひとつにそれぞれ重要な役割があります。

<主な電解質とその働き>
・ナトリウム…神経系の情報伝達や、心臓や筋肉の機能を保つ役割がある。また、体内の水分を調整する浸透圧(※)を維持する働きがある。浸透圧が維持できなくなると、細胞内の脱水を進めてしまうことも。
※薄いほうが濃いほうに行く、体液の濃度を一定に保つための圧力
・マグネシウム…多くの酵素反応や代謝作用にかかわる一方、血管の拡張を促し、血流量が増えて熱が逃げやすくなるなどの働きもある。
・カリウム…神経の情報伝達にかかわり、自律神経など神経系の適切な機能維持と、体内の水分や塩分のバランスを調整する働きがある。

いくら水分を補給しても、血液中の電解質が不足すると神経や筋肉の機能が低下し、けいれんなどの症状を引き起こします。水分のみを補給するのではなく、同時に電解質を補給することがとても重要なのです。

「水中毒」とは、水だけを多量に摂ることで、体内の塩分濃度が極端に下がり、低ナトリウム血症を起こしている状態をいいます。飲んでもよい水の量の目安としては、1時間に1リットル以内。それ以上飲んでしまうと、水中毒になるリスクが上がるので、水を飲む時は量に気をつけましょう。

「水中毒」とは、水だけを多量に摂ることで、体内の塩分濃度が極端に下がり、低ナトリウム血症を起こしている状態をいいます。飲んでもよい水の量の目安としては、1時間に1リットル以内。それ以上飲んでしまうと、水中毒になるリスクが上がるので、水を飲む時は量に気をつけましょう。

経口補水液とスポーツドリンクの違いを知り、状況に合わせて使い分けましょう。

◎経口補水液…多量の発汗による脱水症、また脱水を伴う熱中症発症時
体に吸収されるスピードが速いのが特徴です。ナトリウム量が多く、塩分の過剰摂取になる可能性があるため常用には向いていません。あくまでも「病者用」です。

◎スポーツドリンク…スポーツ時や汗を大量にかく場面の水分補給
スポーツなどで大量の汗をかき、水分を失った場合に適しています。ただし、3食しっかり摂れていて、真夏の外出時に汗をかく程度であれば、水や麦茶による補給で十分です。熱中症の応急処置での水分補給としては、ナトリウムやカリウムの量が少ないため、必ず経口補水液を利用しましょう。

経口補水液とスポーツドリンクの違いを知り、状況に合わせて使い分けましょう。

◎経口補水液…多量の発汗による脱水症、また脱水を伴う熱中症発症時
体に吸収されるスピードが速いのが特徴です。ナトリウム量が多く、塩分の過剰摂取になる可能性があるため常用には向いていません。あくまでも「病者用」です。

◎スポーツドリンク…スポーツ時や汗を大量にかく場面の水分補給
スポーツなどで大量の汗をかき、水分を失った場合に適しています。ただし、3食しっかり摂れていて、真夏の外出時に汗をかく程度であれば、水や麦茶による補給で十分です。熱中症の応急処置での水分補給としては、ナトリウムやカリウムの量が少ないため、必ず経口補水液を利用しましょう。

熱中症対策の水分補給で避けたい飲み物としてビールのイメージ画像 熱中症対策の水分補給で避けたい飲み物としてビールのイメージ画像

熱中症対策として考えた場合、飲み物は何でもよいというわけではありません。次のような飲み物は避けたほうがよいでしょう。

・アルコールやカフェインを含む飲み物
いずれも利尿作用があるため、水分補給にはあまり向いていません。カフェインは、日常的に飲んでいる人であれば利尿作用は出にくいので、日常の水分補給には大きな影響はありませんが、血管を拡張し体温を上げるので、熱中症で体温が上昇している時には避けましょう。
・甘すぎる清涼飲料水
糖分が多いものは体内への水分吸収が遅く、過剰な糖分摂取につながります。糖分が多い飲料水は満腹感を高めるため、栄養補給のために摂るべき食事が食べられなくなることもあるので、避けましょう。

熱中症対策として考えた場合、飲み物は何でもよいというわけではありません。次のような飲み物は避けたほうがよいでしょう。

・アルコールやカフェインを含む飲み物
いずれも利尿作用があるため、水分補給にはあまり向いていません。カフェインは、日常的に飲んでいる人であれば利尿作用は出にくいので、日常の水分補給には大きな影響はありませんが、血管を拡張し体温を上げるので、熱中症で体温が上昇している時には避けましょう。
・甘すぎる清涼飲料水
糖分が多いものは体内への水分吸収が遅く、過剰な糖分摂取につながります。糖分が多い飲料水は満腹感を高めるため、栄養補給のために摂るべき食事が食べられなくなることもあるので、避けましょう。

6. 熱中症対策のために、摂りたい栄養素はコレ

6. 熱中症対策のために、摂りたい栄養素はコレ

熱中症対策の水分・電解質補給は、飲み物だけで対処すればよいのではありません。普段の食事から摂れる水分・電解質も大切です。特に、夏は朝ごはんを食べないと水分・電解質不足が起こり、熱中症になりやすくなるので朝食を抜かないようにしましょう。熱中症になりにくい体をつくるために摂りたい栄養素をご紹介します。

熱中症対策の水分・電解質補給は、飲み物だけで対処すればよいのではありません。普段の食事から摂れる水分・電解質も大切です。特に、夏は朝ごはんを食べないと水分・電解質不足が起こり、熱中症になりやすくなるので朝食を抜かないようにしましょう。熱中症になりにくい体をつくるために摂りたい栄養素をご紹介します。

 熱中症対策のために、摂りたい栄養素を食事で摂るイメージ画像  熱中症対策のために、摂りたい栄養素を食事で摂るイメージ画像

◎ナトリウム…汗で最も失われやすい電解質で、体内の水分バランスを整えます。ただし、通常の食事をしていれば日本人が不足することはほとんどないため、過剰摂取には気をつけましょう。
【多く含まれる食品】食塩、塩こんぶ、梅干し、しょうゆ、みそなど

◎カリウム…体内の水分バランスを整えて、尿を出しやすくします。尿と共に体内の熱も排出するため、体温を下げることにもつながります。
【多く含まれる食品】ひじき、ほうれん草、納豆、アボカド、バナナなど

◎ナトリウム…汗で最も失われやすい電解質で、体内の水分バランスを整えます。ただし、通常の食事をしていれば日本人が不足することはほとんどないため、過剰摂取には気をつけましょう。
【多く含まれる食品】食塩、塩こんぶ、梅干し、しょうゆ、みそなど

◎カリウム…体内の水分バランスを整えて、尿を出しやすくします。尿と共に体内の熱も排出するため、体温を下げることにもつながります。
【多く含まれる食品】ひじき、ほうれん草、納豆、アボカド、バナナなど

マグネシウムのイメージ画像 マグネシウムのイメージ画像

◎マグネシウム…糖をエネルギーに換えたり、体温調節やナトリウムとカリウムのバランスを整えたりするのに必要な栄養素です。筋肉の収縮もサポートし、けいれんを防ぎます。
【多く含まれる食品】ナッツ類、玄米、豆類、あおさやひじきなどの海藻など

◎カルシウム…筋肉の動きの調整に役立ち、けいれんを防ぎます。
【多く含まれる食品】牛乳、乳製品

◎クエン酸…エネルギー代謝を促進します。
【多く含まれる食品】レモンなどのかんきつ類、梅干し、酢など

◎ビタミンB群…エネルギー代謝をサポートします。
【多く含まれる食品】豚肉、卵、大豆製品など

◎ビタミンC…抗酸化作用があります。
【多く含まれる食品】かんきつ類、赤ピーマン、芽キャベツ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜

◎マグネシウム…糖をエネルギーに換えたり、体温調節やナトリウムとカリウムのバランスを整えたりするのに必要な栄養素です。筋肉の収縮もサポートし、けいれんを防ぎます。
【多く含まれる食品】ナッツ類、玄米、豆類、あおさやひじきなどの海藻など

◎カルシウム…筋肉の動きの調整に役立ち、けいれんを防ぎます。
【多く含まれる食品】牛乳、乳製品

◎クエン酸…エネルギー代謝を促進します。
【多く含まれる食品】レモンなどのかんきつ類、梅干し、酢など

◎ビタミンB群…エネルギー代謝をサポートします。
【多く含まれる食品】豚肉、卵、大豆製品など

◎ビタミンC…抗酸化作用があります。
【多く含まれる食品】かんきつ類、赤ピーマン、芽キャベツ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜

熱中症対策に摂りたいタンパク質のイメージ画像 熱中症対策に摂りたいタンパク質のイメージ画像

◎タンパク質…体内で水分の貯蔵庫となっているのが筋肉。タンパク質は筋肉をつくるために必須の栄養素です。
【多く含まれる食品】肉、魚、卵、乳製品、大豆製品など

◎タウリン…近年の研究から深部体温の上昇を抑える可能性が示されています。
【多く含まれる食品】カキ、ホタテ、タコなどの魚介類

◎タンパク質…体内で水分の貯蔵庫となっているのが筋肉。タンパク質は筋肉をつくるために必須の栄養素です。
【多く含まれる食品】肉、魚、卵、乳製品、大豆製品など

◎タウリン…近年の研究から深部体温の上昇を抑える可能性が示されています。
【多く含まれる食品】カキ、ホタテ、タコなどの魚介類

7. 熱中症になりやすい人は?

7. 熱中症になりやすい人は?

近年の日本の夏は、35℃を超える猛暑が続く日も多くなり、熱中症への注意や対策をせざるを得ない状況になってきています。令和6年5月から9月の全国における熱中症による救急搬送人員の累計は、9万7578人(総務省調べ)。これは、調査を開始した平成20年以降で、最も多い人数です。
熱中症は誰にでも発症するリスクがありますが、特にそのリスクが高いのは、子ども、高齢者、持病がある人です。

近年の日本の夏は、35℃を超える猛暑が続く日も多くなり、熱中症への注意や対策をせざるを得ない状況になってきています。令和6年5月から9月の全国における熱中症による救急搬送人員の累計は、9万7578人(総務省調べ)。これは、調査を開始した平成20年以降で、最も多い人数です。
熱中症は誰にでも発症するリスクがありますが、特にそのリスクが高いのは、子ども、高齢者、持病がある人です。

熱中症対策にハンディファンをもつイメージ画像 熱中症対策にハンディファンをもつイメージ画像

熱中症リスクが高い子どものイメージ画像 熱中症リスクが高い子どものイメージ画像

子どもの体には、体重の7割から8割近くの水分量が必要です。しかし、汗腺の機能が未熟で、必要以上に汗をかき過ぎてしまったり、腎臓の機能が未熟で尿として出ていく水分が多くなったりして、体内の水分を失いやすいという特徴があります。さらに、体の体積が小さいため、皮膚や呼吸で出ていく水分量が多く体温も変化しやすいのです。その上、乳児などは自分の意思を伝えられず、衣服での調整なども自分でできないため、気がつかないうちに熱中症になりやすいといえます。

子どもの体には、体重の7割から8割近くの水分量が必要です。しかし、汗腺の機能が未熟で、必要以上に汗をかき過ぎてしまったり、腎臓の機能が未熟で尿として出ていく水分が多くなったりして、体内の水分を失いやすいという特徴があります。さらに、体の体積が小さいため、皮膚や呼吸で出ていく水分量が多く体温も変化しやすいのです。その上、乳児などは自分の意思を伝えられず、衣服での調整なども自分でできないため、気がつかないうちに熱中症になりやすいといえます。

熱中症リスクが高い高齢者のイメージ画像 熱中症リスクが高い高齢者のイメージ画像

加齢によって水分を蓄える役割のある筋肉量が減少し、成人では体重の6割程度を占めていた水分が、ご高齢の方では5割程度まで減少します。腎機能も衰えるので、必要以上に水分を排出しやすくなり、体内の水分量は自然に減っている状態です。その上、暑さやのどの渇きを感じるセンサーが衰えて水分不足に気づきにくくなります。また、食事量が減るので食事からの水分補給が減り、加齢でトイレが近くなるので飲水を控えてしまいがちに…。このようなことから、室内にいても脱水や熱中症が起きやすくなります。

加齢によって水分を蓄える役割のある筋肉量が減少し、成人では体重の6割程度を占めていた水分が、ご高齢の方では5割程度まで減少します。腎機能も衰えるので、必要以上に水分を排出しやすくなり、体内の水分量は自然に減っている状態です。その上、暑さやのどの渇きを感じるセンサーが衰えて水分不足に気づきにくくなります。また、食事量が減るので食事からの水分補給が減り、加齢でトイレが近くなるので飲水を控えてしまいがちに…。このようなことから、室内にいても脱水や熱中症が起きやすくなります。

高血圧、糖尿病、心疾患や腎臓病、脊髄損傷などの持病がある場合、体の調整機能が普通の人よりも低下しており、熱中症発症のリスクが上がります。また、これらの病気の処方薬によっては、その成分によって脱水症を起こし熱中症になりやすくなる場合もあります。

ご自身や、家族にこのような人がいる場合は、普段から気にかけることが必要です。また、万が一、症状が出た場合の応急処置を知っておく必要があるでしょう。

高血圧、糖尿病、心疾患や腎臓病、脊髄損傷などの持病がある場合、体の調整機能が普通の人よりも低下しており、熱中症発症のリスクが上がります。また、これらの病気の処方薬によっては、その成分によって脱水症を起こし熱中症になりやすくなる場合もあります。

ご自身や、家族にこのような人がいる場合は、普段から気にかけることが必要です。また、万が一、症状が出た場合の応急処置を知っておく必要があるでしょう。

8. 熱中症の症状と重症度の判断基準

8. 熱中症の症状と重症度の判断基準

熱中症の症状には頭痛など、一見してそれと気づかないような症状もあります。具体的な症状と重症度について、知っておきましょう。

熱中症の症状には頭痛など、一見してそれと気づかないような症状もあります。具体的な症状と重症度について、知っておきましょう。

救急車のイメージ画像 救急車のイメージ画像

熱中症の症状とその重症度は、以下の4段階(令和7年度より)に分かれます。以下のいずれかの症状が出た場合は、熱中症を疑う必要があります。

・軽度(1度)…症状:めまい、筋肉のけいれん、こむら返り、軽い頭痛。
・中等度(2度)…症状:頭痛、吐き気、体のだるさ、集中力の低下。中等度以上は医療機関を受診。
・重度(3度)…症状:意識障害、けいれん、体温40℃以上。救急車を呼ぶ緊急対応が必要。
・最重度(4度)…症状:重度の中でも意識障害が高度で、深部体温が40℃を超えて専門的な施設で全身冷却が必要な熱中症。

軽度の場合は、まず飲水や涼しい場所で体を冷やして休息する応急処置で様子を見ましょう。症状が改善すれば必ずしも医療機関に行く必要はありませんが、しばらくしても症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。まずは応急処置をして、様子を観察することが大切です。中等度は、医療機関での診察を要します。重度以上の症状が少しでも見られたら、即座に救急車で医療機関へ搬送し、入院する必要があります。

熱中症の症状とその重症度は、以下の4段階(令和7年度より)に分かれます。以下のいずれかの症状が出た場合は、熱中症を疑う必要があります。

・軽度(1度)…症状:めまい、筋肉のけいれん、こむら返り、軽い頭痛。
・中等度(2度)…症状:頭痛、吐き気、体のだるさ、集中力の低下。中等度以上は医療機関を受診。
・重度(3度)…症状:意識障害、けいれん、体温40℃以上。救急車を呼ぶ緊急対応が必要。
・最重度(4度)…症状:重度の中でも意識障害が高度で、深部体温が40℃を超えて専門的な施設で全身冷却が必要な熱中症。

軽度の場合は、まず飲水や涼しい場所で体を冷やして休息する応急処置で様子を見ましょう。症状が改善すれば必ずしも医療機関に行く必要はありませんが、しばらくしても症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。まずは応急処置をして、様子を観察することが大切です。中等度は、医療機関での診察を要します。重度以上の症状が少しでも見られたら、即座に救急車で医療機関へ搬送し、入院する必要があります。

熱中症の子どものために救急車を呼んでいるイメージ画像 熱中症の子どものために救急車を呼んでいるイメージ画像

それでは、実際に自分や身近な人が熱中症になった時にどうしたらよいのでしょうか? 慌てずに対応するために、応急処置を知っておきましょう。

①涼しい場所へ移動する…日陰、クーラーの利いた室内などへ移動します。衣服を緩め、体を冷やしやすい状態にしましょう。
②体を冷やす…体の中心部に近い動脈がある首、脇の下、股関節に氷嚢(ひょうのう)などを当てて冷やします。
③水分・塩分の補給…軽度あるいは中等度で、自力で飲水が可能な場合は経口補水液または塩分を含んだ飲み物を少しずつ飲ませましょう。
※意識がない場合は無理に飲ませず、すぐに救急車を呼んでください。

それでは、実際に自分や身近な人が熱中症になった時にどうしたらよいのでしょうか? 慌てずに対応するために、応急処置を知っておきましょう。

①涼しい場所へ移動する…日陰、クーラーの利いた室内などへ移動します。衣服を緩め、体を冷やしやすい状態にしましょう。
②体を冷やす…体の中心部に近い動脈がある首、脇の下、股関節に氷嚢(ひょうのう)などを当てて冷やします。
③水分・塩分の補給…軽度あるいは中等度で、自力で飲水が可能な場合は経口補水液または塩分を含んだ飲み物を少しずつ飲ませましょう。
※意識がない場合は無理に飲ませず、すぐに救急車を呼んでください。

意識障害、けいれん、高熱が見られる重度以上の場合は、迷わずにすぐに救急車を呼びましょう。救急車を待っている間に涼しい場所で体を冷やす応急処置も重要です。
「#7119(救急安心センター)」は、救急車を呼ぶべきか迷った時に、医師や看護師などの専門家から電話でアドバイスを受けることができる相談窓口です。症状や相談の内容から、緊急性が高いと判断された場合は即座に緊急出動につないでくれます。逆に緊急性が高くないと判断された場合には、受診可能な医療機関や受診のタイミングなどをアドバイスしてくれるので、いざという時のために「#7119」を覚えておきましょう。

意識障害、けいれん、高熱が見られる重度以上の場合は、迷わずにすぐに救急車を呼びましょう。救急車を待っている間に涼しい場所で体を冷やす応急処置も重要です。
「#7119(救急安心センター)」は、救急車を呼ぶべきか迷った時に、医師や看護師などの専門家から電話でアドバイスを受けることができる相談窓口です。症状や相談の内容から、緊急性が高いと判断された場合は即座に緊急出動につないでくれます。逆に緊急性が高くないと判断された場合には、受診可能な医療機関や受診のタイミングなどをアドバイスしてくれるので、いざという時のために「#7119」を覚えておきましょう。

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