冬の疲れ「冬バテ」には
根菜と豚肉で体を温めよう!

冬は風邪やウイルス感染、乾燥に気を付けたい季節です。

寒さのせいか、なかなか寝付けなかったり、朝起きるのが辛かったり、なんとなくだるいなと感じることはないでしょうか。

実はそれ、「冬バテ」が原因かもしれません。

もし何かしら改善できる手段があるのであれば、日々の生活に取り入れていきたいですよね。

今回は、そんな冬の疲労感に対してどんな対策ができるのか、食の面からお伝えしていきます。

<執筆者>
宮﨑 奈津季
管理栄養士・薬膳コーディネーター
女子栄養大学実践栄養学科卒業。介護食品メーカーで営業を2年経験後、独立。料理研究家ユニット「ちゃあみー」として活動。2019年1月に合同会社HITOOMOIを設立、取締役に着任。菓子メーカーの営業代行・商品開発や、レシピ開発
、料理動画撮影、記事・コラム執筆、監修などを行う。誰かのための料理、労わる料理、作り手も気負わない料理を大切にしている。

冬に感じる疲労感の原因

冬に疲労を感じたら、季節の変化によっておこる寒暖差疲労が原因の冬バテかもしれません。

寒暖差疲労は、気温の変化によって自律神経が乱れることが原因です。

冬は朝晩の気温差が大きいですが、暖房機器の使用で室内外の温度差が大きくなると、より疲労が蓄積されやすくなってしまいます。

また寒さで外に出る機会が減ると、運動量が落ちることで疲労物質が体にたまりやすくなります。

ほかにも冷えによる血行不良、忘年会や年末年始によるアルコール摂取過多も疲労の原因です。

肩こりやめまい、だるさ、食欲不振などの症状があれば「寒暖差疲労」などの冬独特の原因を疑いましょう。

冬が旬の大根と含まれる栄養素

冬に旬を迎える大根には、消化を助ける働きのある“でんぷん分解酵素”が含まれています。

そのため忘年会などで疲れた胃を休めるのにぴったりです。

また、大根の葉にはビタミンやミネラルが豊富に含まれています。

糖質代謝をサポートするビタミンB1は、疲労回復に効果的です。

大根の葉は緑黄色野菜の一種であり、粘膜保護に働くβ-カロテンが含まれているので、乾燥しやすい冬は積極的に取るようにしましょう。

大根は葉に近いほど甘く、先端部分は辛くなるのが特徴です。

料理に応じて、使用する部分を選ぶといいでしょう。

同じく冬に旬を迎えるかカブには、大根と同じくでんぷんを消化する酵素が含まれていて、胃もたれの解消に効果的です。

カブの根や葉には、ビタミンCが多く含まれているため抗酸化作用が強く、美肌効果や疲労回復、アンチエイジングの効果を期待できます。

冬の旬野菜を使ったおすすめレシピ

<豚バラと大根の煮物>
<鶏肉とカブのクリーム煮>

豚バラと大根の煮物

<材料:2人分>
豚バラ薄切り肉:150g
大根(葉つきのもの):1/2本
★酒:大さじ1
★みりん:大さじ1
★砂糖:大さじ1
★しょうゆ:大さじ2
★水:100ml
★おろししょうが:小さじ1/2
ごま油:少々

<作り方>
1. 大根は、葉と根の部分にわける。
 根の部分は皮をむいて3~4mm厚さの
 いちょう切りにする。
 葉は1cm幅に切る。

2. 豚肉は3cm幅に切る。

3. フライパンにごま油を入れて中火で熱し、
 豚肉を加えて8割程度火が通るまで炒める。

4. 大根を加えて、少し透き通ってくるまで
 1~2分炒める。

5. ★を加えて煮立たせる。
 煮立ったら落し蓋をして10分煮る。

6. 大根の葉を加えて、さっと炒め合わせる。

鶏肉とカブのクリーム煮

<材料:2人分>
カブ(葉つきのもの):2個
鶏肉:250g
塩こしょう:少々
薄力粉:大さじ1
バター:大さじ1
牛乳:150ml

<作り方>
1. カブは葉と根の部分を分け、根の部分は皮
 をむき、くし切りにする。
 葉は2cm幅に切る。

2. 鶏肉は一口大に切り、塩こしょうをする。

3. フライパンにバターを入れて中火で熱し、
 鶏肉を加えて全体に焼き色がつくまで炒める。

4. カブを加えて、少し透き通ってくるまで炒める。
 火を止めて薄力粉を加え、全体を混ぜながら
 なじませる。

5. 中火にして、牛乳を加え、とろみがつくまで
 10分ほど煮込む。

6. カブの葉を加えてさっと煮込む。

まとめ

冬が旬の食材を食べることによって、体が温まるだけでなく、疲労回復に必要な栄養素をしっかりと摂取することができます。

特に、忘年会などの外食の多いシーズンは、自炊できる際にビタミン・ミネラルを意識して“冬が旬の食材”を積極的に取ることが大切です。

冬バテに気を付けて、寒さを乗り越えていきましょう。

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