最近トレーニングを始めたばかりという人でも、テレビや雑誌等で「インナーマッスル」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?聞いたことはあっても、実際にインナーマッスルが果たしている役割や重要性を知らないままに、過ごしている方も多いかもしれません。
今回のコラムでは、インナーマッスルについてご紹介していきます。日頃からインナーマッスルに意識を向けられるようになったり、新しく運動を始める時にトレーニングの質を高めたりするきっかけにしていただけたらと思います。
<監修>
Kana
ラグリーフィットネス(一つの動作に様々な要素を含むことを主体としたフィットネス)の認定インストラクター
BASIピラティス認定コンプリヘンシブインストラクター
12歳から長年ダンスに打ち込む中で、心身共に健康で豊かな人生を歩むためのサポートをしたいと思い、ピラティスインストラクターとしての活動を開始。その後、様々なトレーニングを試す中でラグリーフィットネスの効果を実感し、ラグリーフィットネス認定インストラクターとなる。現在、「WORKOUT COMMUNITY」にてラグリーフィットネスを中心に多くのクライアントさんのトレーニングをサポートし、成果を創出している。
WORKOUT COMMUNITY(https://workoutcommunity.jp/)
最近トレーニングを始めたばかりという人でも、テレビや雑誌等で「インナーマッスル」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?聞いたことはあっても、実際にインナーマッスルが果たしている役割や重要性を知らないままに、過ごしている方も多いかもしれません。
今回のコラムでは、インナーマッスルについてご紹介していきます。日頃からインナーマッスルに意識を向けられるようになったり、新しく運動を始める時にトレーニングの質を高めたりするきっかけにしていただけたらと思います。
<監修>
Kana
ラグリーフィットネス(一つの動作に様々な要素を含むことを主体としたフィットネス)の認定インストラクター
BASIピラティス認定コンプリヘンシブインストラクター
12歳から長年ダンスに打ち込む中で、心身共に健康で豊かな人生を歩むためのサポートをしたいと思い、ピラティスインストラクターとしての活動を開始。その後、様々なトレーニングを試す中でラグリーフィットネスの効果を実感し、ラグリーフィットネス認定インストラクターとなる。現在、「WORKOUT COMMUNITY」にてラグリーフィットネスを中心に多くのクライアントさんのトレーニングをサポートし、成果を創出している。
WORKOUT COMMUNITY(https://workoutcommunity.jp/)
身体の表面近くにある、見た目にも大きく影響するアウターマッスルとは異なり、インナーマッスルは、身体の深くにある筋肉(深層筋)の総称です。例えば、腹横筋や多裂筋と呼ばれるインナーマッスルは、体の大黒柱である脊骨を支えていますが、外側からは見えないため、初めてその名称を聞いたという方も多いと思いますし、普段はなかなか意識しにくいかもしれません。
そんな時は、片足をあげて、バランスを取ろうとしてみて下さい。腕を振ったり足を動かしたりすると、バランスは崩れてしまいますよね。この時に体幹(手足を除く胴体部分のこと)が働いてお腹にキュッと力が入り、バランスを取ることができれば、インナーマッスルを意識できていると言えるでしょう。
身体の表面近くにある、見た目にも大きく影響するアウターマッスルとは異なり、インナーマッスルは、身体の深くにある筋肉(深層筋)の総称です。例えば、腹横筋や多裂筋と呼ばれるインナーマッスルは、体の大黒柱である脊骨を支えていますが、外側からは見えないため、初めてその名称を聞いたという方も多いと思いますし、普段はなかなか意識しにくいかもしれません。
そんな時は、片足をあげて、バランスを取ろうとしてみて下さい。腕を振ったり足を動かしたりすると、バランスは崩れてしまいますよね。この時に体幹(手足を除く胴体部分のこと)が働いてお腹にキュッと力が入り、バランスを取ることができれば、インナーマッスルを意識できていると言えるでしょう。
アウターマッスルは、背骨を立たせるために必要不可欠な脊柱起立筋(背中の表面の筋肉)などに代表される筋肉で、腰を曲げる、上体を起こすなど大きな動作を行う際に働きます。
一方、多裂筋や腹横筋などに代表されるインナーマッスルは、体幹を安定させ、体を正しい姿勢を保つ際に働いています。トレーニングを行う際には、アウターマッスルを鍛える前にインナーマッスルから強化させていきましょう。
例えばお腹の筋肉には、腹直筋、外・内腹斜筋(共に腹筋運動で鍛える事が多いお腹表面の部位)、腹横筋があり、お腹の筋肉の中で一番深層部にあるのが腹横筋です。腹横筋は背骨を安定させるコルセットのような役割を担っていますので、この腹横筋を鍛えた上で腹直筋や外・内腹斜筋を鍛えていくと、安定した体幹を作ることができます。また、普段から腹横筋を意識できるようになると、関節に負担がかからないような姿勢(ニュートラルポジション)を保つこともできるようになります。
アウターマッスルは、背骨を立たせるために必要不可欠な脊柱起立筋(背中の表面の筋肉)などに代表される筋肉で、腰を曲げる、上体を起こすなど大きな動作を行う際に働きます。
一方、多裂筋や腹横筋などに代表されるインナーマッスルは、体幹を安定させ、体を正しい姿勢を保つ際に働いています。トレーニングを行う際には、アウターマッスルを鍛える前にインナーマッスルから強化させていきましょう。
例えばお腹の筋肉には、腹直筋、外・内腹斜筋(共に腹筋運動で鍛える事が多いお腹表面の部位)、腹横筋があり、お腹の筋肉の中で一番深層部にあるのが腹横筋です。腹横筋は背骨を安定させるコルセットのような役割を担っていますので、この腹横筋を鍛えた上で腹直筋や外・内腹斜筋を鍛えていくと、安定した体幹を作ることができます。また、普段から腹横筋を意識できるようになると、関節に負担がかからないような姿勢(ニュートラルポジション)を保つこともできるようになります。
ここまで、トレーニングでインナーマッスルから強化していくことの重要性についてお話ししてきました。では、もしインナーマッスルを強化しないままトレーニングを行っていくと、どのようなことが起こるでしょうか?
インナーマッスルが働いていないということは、体幹の安定性が保ちにくい状況にあるということです。つまり、体を正しい姿勢で維持できなかったり、バランスを保ったりすることができないため、一部の関節などへの負担が増えてしまうということが起こり得ます。
例えば、ウェイトトレーニングの際に、背骨(特に腰椎)に負担がかかり、腰を痛めてしまうといったことも起こり得るでしょう。また、せっかく腹筋のトレーニングをしていても表面を鍛えるばかりで身体の内側は何も変化がなく、結局はぽっこりお腹が解消されない、ということもあり得ます。
ここまで、トレーニングでインナーマッスルから強化していくことの重要性についてお話ししてきました。では、もしインナーマッスルを強化しないままトレーニングを行っていくと、どのようなことが起こるでしょうか?
インナーマッスルが働いていないということは、体幹の安定性が保ちにくい状況にあるということです。つまり、体を正しい姿勢で維持できなかったり、バランスを保ったりすることができないため、一部の関節などへの負担が増えてしまうということが起こり得ます。
例えば、ウェイトトレーニングの際に、背骨(特に腰椎)に負担がかかり、腰を痛めてしまうといったことも起こり得るでしょう。また、せっかく腹筋のトレーニングをしていても表面を鍛えるばかりで身体の内側は何も変化がなく、結局はぽっこりお腹が解消されない、ということもあり得ます。
では、具体的にどのようにインナーマッスルを鍛えれば良いのでしょうか。一つの動作に様々な要素が含むことを目的としたラグリーフィットネスでも行われる、腹横筋を鍛えるための代表的なエクササイズを2つご紹介します。「今、どこを使っているのか?」など意識を向けながらトレーニングを行うと、効果があがります。
・肘付きプランク
では、具体的にどのようにインナーマッスルを鍛えれば良いのでしょうか。一つの動作に様々な要素が含むことを目的としたラグリーフィットネスでも行われる、腹横筋を鍛えるための代表的なエクササイズを2つご紹介します。「今、どこを使っているのか?」など意識を向けながらトレーニングを行うと、効果があがります。
・肘付きプランク
⒈肩の下に肘をつきます。
(肘が痛い場合はタオルやマットなど敷きましょう。)
⒉お腹を引っ込めたまま、頭からお尻まで、背骨が一直線になるよう保ちます。
※30秒×3セットで行います。
(慣れてきたら15秒ずつ増やしてみましょう)
※息をとめないように、自然な呼吸を続けます
※お尻が上に上がらないようにしましょう
・ウィールバロウ
⒈肩の下に肘をつきます。
(肘が痛い場合はタオルやマットなど敷きましょう。)
⒉お腹を引っ込めたまま、頭からお尻まで、背骨が一直線になるよう保ちます。
※30秒×3セットで行います。
(慣れてきたら15秒ずつ増やしてみましょう)
※息をとめないように、自然な呼吸を続けます
※お尻が上に上がらないようにしましょう
・ウィールバロウ
⒈両手の手のひらを、肘が曲がらないようにまっすぐ地面につけます。地面が固い場合はタオルを敷いて行っても構いません。頭からお尻まで、背骨が斜め一直線になるよう体をセットします。
⒉斜めの姿勢を変えず、お腹を引っ込めたまま手を前に押し出します。
⒊斜めの姿勢を変えずに、1のポジションまで手を戻しましょう。両手を一気に戻すのが大変な場合は、片手ずつ戻します。
※腰が反らないように注意しましょう
⒈両手の手のひらを、肘が曲がらないようにまっすぐ地面につけます。地面が固い場合はタオルを敷いて行っても構いません。頭からお尻まで、背骨が斜め一直線になるよう体をセットします。
⒉斜めの姿勢を変えず、お腹を引っ込めたまま手を前に押し出します。
⒊斜めの姿勢を変えずに、1のポジションまで手を戻しましょう。両手を一気に戻すのが大変な場合は、片手ずつ戻します。
※腰が反らないように注意しましょう
今回は、強靭な肉体のために内から鍛え、筋トレでインナーマッスルを意識する重要性をご紹介しました。いかがだったでしょうか?
これからトレーニングを始めようと考えている方も、既にトレーニング中の方も、ぜひ一度、自分のインナーマッスルに目を向けて、改めて強化してみてください。きっと、「今までどうやっても改善しなかった反り腰がよくなってきた!」「ぽっこりお腹が少しずつ解消してきた!」等、効果を実感できると思います。
今回は、強靭な肉体のために内から鍛え、筋トレでインナーマッスルを意識する重要性をご紹介しました。いかがだったでしょうか?
これからトレーニングを始めようと考えている方も、既にトレーニング中の方も、ぜひ一度、自分のインナーマッスルに目を向けて、改めて強化してみてください。きっと、「今までどうやっても改善しなかった反り腰がよくなってきた!」「ぽっこりお腹が少しずつ解消してきた!」等、効果を実感できると思います。