疲労回復のためには夏でもお風呂に!

夏の暑さだけで、体はかなりのストレスを感じています。

全身の疲労感、無気力、食欲不振、不眠、めまい、冷房による冷えからの不調…
これがいわゆる「夏バテ」の症状です。

夏バテ〜夏の疲れを回復させる対策はいろいろありますが、入浴は疲労回復だけでなく予防にも役立ちます。

正しい入浴方法を知って疲労回復に役立てましょう。

<執筆者>

石原 政子(SEIKO)
食事・栄養アドバイザー、料理講師
ヨガ&薬膳de美養生「feeling」主宰。
「薬膳フードデザイナー」認定講師として日々の食の大切さ、何かに頼るのではなく自分自身の力で健康と美を手に入れられる知恵を学ぶ「薬膳フードデザイナー資格認定講座」を開講。
東洋医学からみる様々な不調改善や美容に関するイベントや講座、体質や不調の悩みを改善へと導く「中医カウンセリング」を行なっています。
ヨガで体を動かすことと自分に合った正しい食生活で輝かしい未来のためのライフスタイルを提案しています。

疲労回復に入浴は効果的?

疲労には自律神経が大きく関わっています。
活動的な交感神経ばかりを働かせているといつまでたっても心身の疲労感はとれません。

リラックスした状態にしたいときは副交感神経を優位にする必要があるのです。

この自律神経のバランスを整えるための方法として入浴があります。
では、具体的な入浴の効果を見ていきましょう。

【温熱効果】

湯船に浸かって体が温まると全身の血行が良くなります。

体温を調節しようとする発汗が促進され新陳代謝が良くなることで疲労回復につながります。

【水圧によるマッサージ効果】
首までお湯に浸かっているときの全身にかかる水圧は約520kg。

全方向から均等に圧力がかかるので特に何も感じませんが、この水圧によるマッサージ効果はかなり期待できます。

下半身にたまりがちな血液が心臓に向かって押し上げられるので、筋肉がほぐれ血液やリンパの流れが良くなります。

それによって足のむくみや疲れをとってくれます。血行やリンパの流れが促進され、循環器系の機能改善にも効果的です。

【浮力による効果】
浮力によって体が受ける体重は陸上の10分の1になります。

下半身や体幹部の筋肉や関節の緊張を和らげることで、疲れがとれてリラックスできます。

真夏の猛暑日でも入れる入浴法

お湯加減は「ぬるま湯」で
夏になると体内に熱がこもり交感神経が働いた状態となって不眠を引き起こします。

寝る1時間前を目安に「ぬるめのお湯(37〜39℃)」に20分〜30分ゆっくり浸かってみましょう。

血管が広がり全身の血液循環が活発になると同時に、ほどよく汗をかくことで老廃物が体外に排出されます。

ゆっくりと湯船に浸かることで冷房による冷えや冷たい飲み物による内蔵の冷えにも効果的です。

半身浴もおすすめ

ぬるめのお湯に浸かるときには半身浴もおすすめです。

半身浴は心臓や肺に負担をかけずに下半身で温められた血液が全身を巡るため足の疲れから全身の疲れまでとる効果が期待できます。

シャワーでマッサージ効果も

立ち仕事や冷房のために脚が疲れたりむくんだりしたときは、ふくらはぎにシャワーを当てるとマッサージ効果を得られます。

さらに、温水と冷水を交互に当てることで血行が良くなりむくみがとれやすくなります。
そのあと湯船に浸かって全身を温めましょう。

逆に疲労感が増してしまう入浴法

熱湯は注意
42℃以上の高温浴は血圧や脈拍を急上昇させて交感神経を刺激します。

心身ともに活動的になるため疲れがなかなかとれにくくなります。

短時間でも湯船へ
忙しく疲れて帰ってきたときはシャワーで済ませたくなりますが、交感神経が優位な状態で寝ても質のいい睡眠がとれず疲労感もとれません。

短時間でもいいので湯船に浸かって心身を休めましょう。

長時間浸かる際は注意

リラックスしたいからと長時間湯船に浸かると汗をかきすぎて脱水症状を起こしたり、逆に疲労が増してきます。
20分〜30分くらいを目安にしましょう。

まとめ

暑いとついついシャワーだけにしたくなりますが、入浴でゆっくり緊張をほぐし、体も気持ちもさっぱりして良い睡眠をとることが疲労回復につながります。

入浴タイムを楽しみながら夏を元気に過ごしましょう。

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