眠れない原因と対策。 ~眠れない夜の過ごし方~

眠れない夜の過ごし方。 眠いのに眠れない原因と対策 眠れない夜の過ごし方。 眠いのに眠れない原因と対策

あなたのまわりに、「睡眠時間が足りない」と嘆く女性はいませんか?

女性には女性特有の眠れない事情もあるので、周囲や自身の意識を変えたり、習慣を変えたりすることで改善できる場合もあります。

今回は女性が眠れない理由について紹介します。

働き世代の女性の睡眠が危ない!?

驚くことに今、日本の40〜50代の女性は、世界の中でもトップクラスで睡眠時間が短くなっています(OECDの国際比較調査)。

この年代の女性は、家事や育児、介護など、家庭に仕事に忙し過ぎて睡眠時間を確保できないのかもしれません。

最近では、「イクメン」という言葉や、男性の育児休暇なども話題になっていますが、それでも女性が担っている家事の平均時間は、男性よりも圧倒的に多いのが現状です。

男性が1日あたり44分なのに対し、女性は3時間28分も家事などに時間を費やしています(総務省「平成28年社会生活基本調査」より)。

このように女性は、忙しくて睡眠時間がとれない…、睡眠時間が短いので疲れがとれない…という悪循環に陥りやすいようです。

女性ホルモンも睡眠不足の原因になる

もう1つ、女性には生理学的に睡眠不足になりやすい要因があります。

それには「女性ホルモン」が関係しています。

月経中は女性ホルモンの中の1つであるプロゲステロンの分泌が増えることで、普段より体温が上昇します。

私たちの体は体温が下がることによって眠くなるというメカニズムをもっているため、体温が高い月経中は眠りにくい状態になっています。

一方、月経中に減るのが女性ホルモンのエストロゲンです。

エストロゲンはストレスから守る働きがあります。

そのため、エストロゲンが減る月経中は、普段ならスルーできるようなことでもイラっとすることが増えてしまったりするのです。

また、そのストレスから眠れなくなってしまう人もいます。

女性は、男性よりもストレスを引きずりやすい傾向にあり、睡眠不足になりやすいのです。

女性ホルモンも睡眠不足の原因になる 女性ホルモンも睡眠不足の原因になる

女性に多く見られる7つの不眠タイプ

女性に多く見られる眠れないタイプを7つに分けてみました。
それぞれのタイプごとに、改善のヒントを紹介します!

①つい夜遅くまで仕事をしてしまう「ワーカホリック」タイプ
目いっぱい時間を使おうとするこのタイプの人は、「余った時間に眠る」という考え方を改めましょう。
就寝時間を決めたらそこから逆算し、入浴や夕食の時間を割り出すようにするのがおすすめです。

②子育てや家事、介護などで忙しい「ダブルケア多忙」タイプ
乳幼児を抱えたお母さんの時間は全てが細切れで、介護の場合は待ったなしがほとんど。
とにかく頼れるものには頼り、ハイテク家電や行政のサポートを上手に活用しましょう。

③飲み会など人付き合いが多い「人付き合い重視」タイプ
目いっぱい時間を使おうとするこのタイプの人は、「余った時間に眠る」という考え方を改めましょう。
就寝時間を決めたらそこから逆算し、入浴や夕食の時間を割り出すようにするのがおすすめです。

④夜はスマホなどで何となく過ごしてしまう「何となくダラダラ」タイプ
このタイプの人は、SNSやゲームは帰宅時の電車の中だけと決め、夜間に家でやらないこと。
どうしても家で行う場合はタイマーを活用し、夜の時間をダラダラ過ごさないようにしましょう。

⑤シフト勤務のため、就寝時間が不規則な「シフトワーカー」タイプ
シフトにもよりますが、基本的には光と食事で体と脳をうまくだましてあげることが有効です。
夜勤明けは遮光カーテンを使って完全に夜の空間をつくりだすなど試して、日勤者と同じ体のリズムにしましょう。

⑥寝る前まで仕事や活動を引きずる「切り替え下手」タイプ
在宅ワーカーの場合、寝室と仕事場が近く、寝る瞬間まで仕事のことが頭から離れなくなりがちです。
仕事から頭や心が離れるのには90分は必要と言われています。就寝時間から逆算して仕事を終えるようにしましょう。

⑦ストレスなどで女性ホルモンが乱れ気味「ホルモン不安定」タイプ
入浴できない月経中は、手浴、足浴をして手足から熱を逃したり、マッサージや美容院に行く予定を入れて自分をいたわったりするなど、ストレスをためないように工夫してみましょう。

皆さんの不眠タイプはどれでしたか?

複数のタイプに当てはまる場合もありますので、それぞれの改善法を試してみてください。

今日の疲れはその日の睡眠で解決。元気に朝を迎えられるよう睡眠習慣を整えていきましょう♪

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