入浴の効果で疲れがとれる!
正しい入浴法とは?

一年で最も寒いこの時期、毎日お風呂で温まっていますか?

湯船に浸かってさえいれば、シャワーだけの入浴より全身の疲れがとれやすい、と思っていませんか?

実は、お湯の温度や量で入浴の効能は変わります。

寒さでこわばり、疲れた体をほぐす「正しい入浴法」を、ぜひこの季節に試してみましょう。

<監修>
健康情報誌『セルフドクター』編集室

入浴で得られる疲労回復効果とは?

寒さで固まった体を湯に浸して、ゆっくり深呼吸すると、フーッと体の力が抜けてリラックスできますよね。

入浴には、リラックス効果があり、ストレスなどで疲れた体を休めてくれる効果があります。

さらに、温浴効果によって手や足先などの末梢(まっしょう)神経が拡張し、血行が促されたり、筋肉や関節が柔軟になったりすることで、体の疲れをとる効果があります。

また、湯に浸かった時の水圧も血液やリンパの流れに一役買っています。

体内の疲労物質や血液、老廃物が流れやすくなることで、疲労回復効果が得られるのです。

これが、しっかり湯船に浸かった方が、シャワーのみの入浴に比べて疲れがとれやすい理由です。

疲れをとるには「ぬるま湯で半身浴」がオススメ

入浴する際、湯に肩まで浸かる全身浴か、おへその上まで浸かる半身浴かで、その作用は変わります。

半身浴の場合、下半身にだけ水圧がかかり、足に滞っていた血液を効率よく心臓に戻すことができます。

全身浴は短時間で体を活性しますが、その分体への負担も大きいのがネック。

体への負担の少ない半身浴の方が効率もよく、しっかりと全身に血液を巡らせることができるのです。

お湯の温度も疲れをとる重要なポイントです。

42度以上の熱い湯は、交感神経が活発になってしまうため、その後の睡眠に悪い影響が及んでしまうことも。

もし熱い湯に浸かる場合は、浸かる時間を5分以内にするなどの調整が必要です。

38〜40度のぬるい湯は、副交感神経を刺激することでリラックス作用をもたらしてくれるので、疲れをとるにはぬるめのお湯の方がおすすめ。

ぬるめのお湯で20分程度の入浴が、体に負担が少なく、全身がくまなく温まる入浴法なのです。

より疲労回復効果を高める入浴法

●眼精疲労をとるには
湯に浸かり、水か湯につけて絞ったタオルを目に10分ほど当てる。

目を温めると血行がよくなり、緊張していた目のまわりの筋肉が和らぎます。

目を冷やすと血管が収縮するので充血を和らげたいときには冷やしたタオルで。
時間が経つと血流が高まり、疲れも和らぎます。

●全身の疲れをとるには
①湯に浸かり、手を握ったり開いたり、足をバタバタさせたりする

②手首からひじ、足首からひざに向けて手でマッサージする

水の中で手足を動かすことで、血液の巡りがよくなり、疲労物質の排泄が促されます。

●肩や腰の疲れをとるには
①入浴中に肩を上下に動かしたり、回したりする

②強めのシャワーを肩や腰に当て続ける

こり固まっていた筋肉を適度に動かすことで血行が促されて、緊張がほぐれます。

●よりリラックス効果を得るには
精油(アロマエッセンシャルオイル)を5滴ほど入れる。

精油の香りは脳を通じて、自律神経の正常化やホルモンバランスの調整、免疫力アップなど、心身を整える様々な効果をもたらします。

好きな香りを選んで、リラックス効果の高い入浴タイムを演出してみましょう。

※精油は皮膚に刺激を与える成分が入っていることがあります。湯に入れる精油は5滴程度にとどめましょう。

いかがでしたか?
入浴は毎日のことですが、湯の量や時間、温度を調整することで、より効果的に疲れをとる時間にすることができます。

明日への活力を養うリラックスタイムにしてみてくださいね。

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