眼精疲労を感じたら自分で対策を!
生活に取り入れたい解消法

ついついスマートフォンを長く見てしまう、エアコンの風が目に当たるなど、日々眼精疲労を感じることもあるでしょう。

そこで今回は、眼精疲労の対策について、坪田智子先生に教えていただきました。

<監修>
坪田智子先生
大学卒業後、研修を経て2010年大学病院入局。
大学病院で修行を積む、一般病院、クリニック外来などで勤務。
日本眼科学会専門医。

眼精疲労の原因

下記のように、眼精疲労の原因は数多く挙げられます。

・目の使い過ぎ(特にパソコンやスマートフォン)
・同じ姿勢での長時間の作業
・まぶしい環境
・紫外線が強い
・周囲の騒音
・不快なにおい
・目に風が当たる
・メガネやコンタクトレンズが合っていない
・乾き目(ドライアイ)
・目の位置のずれ
・まぶたの問題
・全身の問題
(内科や耳鼻科や神経科の病気、頭・首のケガなど)
・心や精神の問題
・ストレス など

日々の生活の中でも眼精疲労対策はできる!

上記の原因について、ご自身で改善できるものもあります。

<アイメイクは控えめに>
まぶたのふちを清潔に保つことは、ドライアイ対策になります。

濃いアイメイクは、極力控えるようにしましょう。

<空調などの風を目に当てない>
エアコン直下での作業は、目に風が当たりやすくなるため避けましょう。

また、空調などの風が目に当たらないようにするために、自分の目に合うメガネをかけることもおすすめです。

<メガネやコンタクトレンズを使い分ける>
遠くを見るためのメガネ・コンタクトレンズと、近くのパソコンやスマートフォンなどを見るための眼鏡・コンタクトレンズを使い分ける方が増えています。

読書用と映画用など、いくつか持っておくとよいでしょう。

紫外線をカットするサングラスや、ブルーライトカットのメガネも多く出回っています。

眼精疲労の改善には役立つかもしれませんが、紫外線やブルーライトは人体にとって有益な働きもあります。

※どの程度対策すると健康によいかは、今のところ結論が出ていません。

<画面を見る作業はこまめに休憩を挟む>
パソコンやスマートフォンなどを長時間使うときは、作業の姿勢にも気をつけつつ、こまめに休憩を入れるようにしましょう。

また、照明や画面がまぶしすぎないようにすることも重要です。

<無理をせず体調を整える>
目以外に全身の不調があったり、ストレスが強かったりすると、疲れを強く感じやすくなります。

目だけではなく、体全体や心の状態にも注意を配る必要があるでしょう。
日頃から無理をしないことが大切です。

数分でできる眼精疲労の解消法

乾き目(ドライアイ)に対しては、ホットタオルや温かいアイマスクなどで目もとを温めましょう。
肩や首のストレッチを行うこともよいでしょう。

また、目の周りにはツボがあると言われており、頻繁に指圧される方もいます。

しかし、眼球自体を直接押すことは、目の圧を高めて神経にダメージを与えたり、目に傷をつけたりする可能性があるため、避けたほうがよいでしょう。

普段の食事に取り入れたい!
眼精疲労におすすめの成分・食品

眼精疲労におすすめの成分は、以下になります。

・アントシアニン
・レスベラトロール
・アスタキサンチン
・ルテイン
・ゼアキサンチン
・ビタミンA、B、C、E
・オメガ3脂肪酸


アントシアニンやレスベラトロールはビルベリーなどに、アスタキサンチンは鮭に、ルテインやゼアキサンチンはほうれん草などに含まれます。

また、オメガ3脂肪酸は魚に多く含まれています。これらの成分は、目の健康全般に有益である可能性が報告されています。

ただし、眼精疲労に的を絞った場合は、どの程度の量をどの程度の期間摂取すべきかなどは統一された知見がありません。

食事から摂取が難しい成分は、サプリメントを利用する場合もあるでしょう。

サプリメントの注意点として、医薬品ではないため、品質について保証されていない場合があります。

ご自身で信頼できる製品かどうかを、よく検討する必要があります。

また、サプリメントの過剰摂取にも注意してください。

病院ではどのような治療を行う?

病院では、目の度数や、眼鏡・コンタクトレンズの度数、目の位置などを調べ、目・まぶた・目の周囲に不快感を引き起こすような問題がないかを調べます。
そのうえで、原因に合わせた対応します。

メガネやコンタクトレンズの処方、乾き目に対する目薬の処方、目のピント調節を助ける目薬の処方などが行われる場合もあります。

まとめ

パソコンやスマートフォンなどの普及に伴い、目の疲れを感じる方も増えてきています。

ご自身の眼精疲労の原因を知り、できる範囲で対策を行っていきましょう。

なかなか改善しないという場合には、眼科を受診し、医師に相談してみてください。

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