Hello Challengers! インタビュー企画 Hello Challengers! インタビュー企画
漫画家、『宇宙兄弟』作者 小山宙哉 漫画家、『宇宙兄弟』作者 小山宙哉

Challenger ⑦

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夢、仲間、勇気そして未来

夢、仲間、勇気そして未来

漫画家、『宇宙兄弟』作者 小山宙哉

漫画家、『宇宙兄弟』作者 小山宙哉

Twitter: https://twitter.com/uchu_kyodai

1978年
京都府に生まれ育つ。
大阪市立デザイン教育研究所卒業後、デザイン会社に勤務。
講談社・モーニングに初作品『GGG-ジジジイ』を持ち込み、第14回MANGA OPEN審査委員賞(わたせせいぞう賞)、『劇団Jet’s』にて第15回MANGA OPEN大賞を受賞し、デビュー。
モーニングにて『ハルジャン』の連載を経て、初の週刊連載作品である『宇宙兄弟』が2007年12月より現在まで続いている。
既刊38巻(2020年時点)、累計発行部数2400万部を超える。
『宇宙兄弟』にて、第56回小学館漫画賞一般向け部門、第35回講談社漫画賞一般部門、2014年手塚治虫文化賞読者賞を受賞。
2012年にはアニメ化・映画化もされ、2016年11月に発射されたH-ⅡAロケットへ宇宙兄弟のイラストがペイントされるなど、幅広い年齢層に知られ、愛される作品となっている。
2015年、京都府文化賞奨励賞を受賞。
活動範囲は作品の創作だけにとどまらず、2017年4月より京都・α-STATIONのFLAG RADIOのラジオDJとして1年活動した。

2020年
宇宙兄弟のファンクラブ「コヤチュー部プレミアム」をスタート。
https://premium.koyamachuya.com/lp/

Twitter: https://twitter.com/uchu_kyodai

1978年
京都府に生まれ育つ。
大阪市立デザイン教育研究所卒業後、デザイン会社に勤務。
講談社・モーニングに初作品『GGG-ジジジイ』を持ち込み、第14回MANGA OPEN審査委員賞(わたせせいぞう賞)、『劇団Jet’s』にて第15回MANGA OPEN大賞を受賞し、デビュー。
モーニングにて『ハルジャン』の連載を経て、初の週刊連載作品である『宇宙兄弟』が2007年12月より現在まで続いている。
既刊38巻(2020年時点)、累計発行部数2400万部を超える。
『宇宙兄弟』にて、第56回小学館漫画賞一般向け部門、第35回講談社漫画賞一般部門、2014年手塚治虫文化賞読者賞を受賞。
2012年にはアニメ化・映画化もされ、2016年11月に発射されたH-ⅡAロケットへ宇宙兄弟のイラストがペイントされるなど、幅広い年齢層に知られ、愛される作品となっている。
2015年、京都府文化賞奨励賞を受賞。
活動範囲は作品の創作だけにとどまらず、2017年4月より京都・α-STATIONのFLAG RADIOのラジオDJとして1年活動した。

2020年
宇宙兄弟のファンクラブ「コヤチュー部プレミアム」をスタート。
https://premium.koyamachuya.com/lp/

2020.10.20

2020.10.20

書き下ろしの様子 書き下ろしの様子

2020.10.20

2020.10.20

──『宇宙兄弟』を描くことになったきっかけはどのようなものだったのでしょうか?

当時の編集担当から「宇宙をテーマに漫画を描いてみてはどうですか?」と提案を受けて、
向井万起男さん(宇宙飛行士・向井千秋さんの夫)のエッセイ『君について行こう』を読んだことがきっかけです。

向井千秋さんとの出会いから始まって、宇宙飛行士の選抜の様子、さらに宇宙飛行士たちの人となりなどが、 万起男さんの視点で正直に、リアルに書かれていました。
こういった現実感のある宇宙ものを描きたい…そのような思いで、描くことを決めました。


──『宇宙兄弟』の登場人物は、みんなその人なりの人生を生きてきて、そしてだからこそ今の言動があることがしっかり伝わってきて共感するのですが、 それぞれのキャラクターにはモデルとなる人物がいるのでしょうか?

ビジュアルに関してはモデルとなる人物がいることはあります。内面は、「ネタ」になるところから想像を膨らませていきます。

例えば、ヤンじい(デニール・ヤング)でいえば、登場当初から沢山喋っている印象がありました。 そこで、訓練中であっても沢山質問してプレッシャーを与えていそうという発想に至りました。

ムッタの母ならば、賞味期限切れ間近のキムチを送ってきそうな人だという「ネタ」から、その人物の性格を膨らませていきました。


──第357話で「ファイト・一発!」を描いていますが、描こうと思った背景はどのようなものなのでしょうか?

357話は、ケンジのアイデアでムッタたちの乗り物を引き上げようとする場面で、かつシチュエーションが岩山でした。

まさしくあの言葉がぴったりだと思いました。
コラボをしていたからではなく、していなくてもここではこの言葉を思いつき、描いていたと思います。 「ファイト・一発!」、ムッタが言ってそうですよね。

──『宇宙兄弟』を描くことになったきっかけはどのようなものだったのでしょうか?

当時の編集担当から「宇宙をテーマに漫画を描いてみてはどうですか?」と提案を受けて、
向井万起男さん(宇宙飛行士・向井千秋さんの夫)のエッセイ『君について行こう』を読んだことがきっかけです。

向井千秋さんとの出会いから始まって、宇宙飛行士の選抜の様子、さらに宇宙飛行士たちの人となりなどが、 万起男さんの視点で正直に、リアルに書かれていました。
こういった現実感のある宇宙ものを描きたい…そのような思いで、描くことを決めました。


──『宇宙兄弟』の登場人物は、みんなその人なりの人生を生きてきて、そしてだからこそ今の言動があることがしっかり伝わってきて共感するのですが、 それぞれのキャラクターにはモデルとなる人物がいるのでしょうか?

ビジュアルに関してはモデルとなる人物がいることはあります。内面は、「ネタ」になるところから想像を膨らませていきます。

例えば、ヤンじい(デニール・ヤング)でいえば、登場当初から沢山喋っている印象がありました。 そこで、訓練中であっても沢山質問してプレッシャーを与えていそうという発想に至りました。

ムッタの母ならば、賞味期限切れ間近のキムチを送ってきそうな人だという「ネタ」から、その人物の性格を膨らませていきました。


──第357話で「ファイト・一発!」を描いていますが、描こうと思った背景はどのようなものなのでしょうか?

357話は、ケンジのアイデアでムッタたちの乗り物を引き上げようとする場面で、かつシチュエーションが岩山でした。

まさしくあの言葉がぴったりだと思いました。
コラボをしていたからではなく、していなくてもここではこの言葉を思いつき、描いていたと思います。 「ファイト・一発!」、ムッタが言ってそうですよね。

「宇宙兄弟×リポビタンD描き下ろし画」 「宇宙兄弟×リポビタンD描き下ろし画」
「宇宙兄弟×リポビタンD描き下ろし画」 「宇宙兄弟×リポビタンD描き下ろし画」

リポビタンD [指定医薬部外品] 疲労回復
「宇宙兄弟×リポビタンD描き下ろし画」

リポビタンD [指定医薬部外品] 疲労回復
「宇宙兄弟×リポビタンD描き下ろし画」

──「宇宙兄弟×リポビタンDの描き下ろし」が完成するまでのエピソードをお聞かせください。

「描き下ろしイラスト」の依頼があった際に、1ページの漫画作品にしようと思ったのは初めてだと思います。

今回、ムッタがリポビタンDを飲んだシーンを描きました。 リポビタンDを『宇宙兄弟』の世界観に入れたら、きっとムッタはこう飲むだろうなというイメージを大事にしました。

瓶は人間に比べると小さいので、一枚絵の中にあると目立たなくなります。
1回アップでみせるコマや、「シュキキッ」という音、漫画形式でセリフを言わせるなどの工夫をしました。

実際、リポビタンDをムッタもよく飲んでそうだなと思いました。


──ムッタ以外の登場人物がリポビタンDを飲むとしたら、それはどんなときでしょうか?

日本の人たちが長時間頑張らなければならないとき…例えば、管制室のようなところでしょうか。 星加は管制室に入らないかも知れませんが、福田さんなら、例えばスイングバイでの活動のときなど飲んでいそうな気がしますね。


──『宇宙兄弟』の主人公たちは、様々な境遇の中で目標に向かって前に進み続けます。 その姿は私たちに勇気を持たせてくれます。小山先生がこのような作品を描き続ける原動力を教えてください。

私はよく「勇気のバトン」という言い方をします。 まず『宇宙兄弟』を描いていくと、作品から励まされる人が現れます。 そこから感想という形で、私が皆さんから勇気をもらうんです。 それが描く原動力になります。

漫画家はファンを直接見ることができません。
文字で感想をもらうことがほとんどですが、沢山の感想をもらうことで、多くの人が、自分が漫画で伝えようとしていることに共感して下さることが伝わります。
読者・ファンから勇気をもらえるのです。


──最後に、小山先生のこれからの夢を教えてください。

『宇宙兄弟』を終わらせることですね。
終わらせる、というのはかなり大変なことです。物語も終盤に入りつつありますので、しっかりと完成させて終わりたいと思います。

──「宇宙兄弟×リポビタンDの描き下ろし」が完成するまでのエピソードをお聞かせください。

「描き下ろしイラスト」の依頼があった際に、1ページの漫画作品にしようと思ったのは初めてだと思います。

今回、ムッタがリポビタンDを飲んだシーンを描きました。 リポビタンDを『宇宙兄弟』の世界観に入れたら、きっとムッタはこう飲むだろうなというイメージを大事にしました。

瓶は人間に比べると小さいので、一枚絵の中にあると目立たなくなります。
1回アップでみせるコマや、「シュキキッ」という音、漫画形式でセリフを言わせるなどの工夫をしました。

実際、リポビタンDをムッタもよく飲んでそうだなと思いました。


──ムッタ以外の登場人物がリポビタンDを飲むとしたら、それはどんなときでしょうか?

日本の人たちが長時間頑張らなければならないとき…例えば、管制室のようなところでしょうか。 星加は管制室に入らないかも知れませんが、福田さんなら、例えばスイングバイでの活動のときなど飲んでいそうな気がしますね。


──『宇宙兄弟』の主人公たちは、様々な境遇の中で目標に向かって前に進み続けます。 その姿は私たちに勇気を持たせてくれます。小山先生がこのような作品を描き続ける原動力を教えてください。

私はよく「勇気のバトン」という言い方をします。 まず『宇宙兄弟』を描いていくと、作品から励まされる人が現れます。 そこから感想という形で、私が皆さんから勇気をもらうんです。 それが描く原動力になります。

漫画家はファンを直接見ることができません。
文字で感想をもらうことがほとんどですが、沢山の感想をもらうことで、多くの人が、自分が漫画で伝えようとしていることに共感して下さることが伝わります。
読者・ファンから勇気をもらえるのです。


──最後に、小山先生のこれからの夢を教えてください。

『宇宙兄弟』を終わらせることですね。
終わらせる、というのはかなり大変なことです。物語も終盤に入りつつありますので、しっかりと完成させて終わりたいと思います。

リポビタンDを片手にみんなで「ファイト イッパーツ!」 リポビタンDを片手にみんなで「ファイト イッパーツ!」

リポビタンD [指定医薬部外品] 疲労回復
リポビタンDを片手にみんなで「ファイト イッパーツ!」

リポビタンD [指定医薬部外品] 疲労回復
リポビタンDを片手にみんなで「ファイト イッパーツ!」

『宇宙兄弟』の世界は、本当に登場する人物みんながいきいきしています。

私は月の研究者として、月の縦穴を探査する計画「うずめ計画」に携わっていますが、 『宇宙兄弟』に縦孔探査が出てきたときには、プロジェクトメンバーみんなでびっくりするとともに大喜びしたものです。

そしていつか、本当に日本人宇宙飛行士が、日本の探査機が発見した孔を探検し基地ができる、そんな世界が来るかも知れません。

10年後、「ああ、あのときの世界だ」という、月の上での日本人宇宙飛行士の活躍を楽しみにしたい…それを実現させるために、私も頑張りたいと思います。

↓「うずめ計画」の詳細はこちら↓
https://moonstation.jp/challenge/lex/uzume
(インタビュアー:月探査情報ステーション 編集長 寺薗淳也氏)

『宇宙兄弟』の世界は、本当に登場する人物みんながいきいきしています。

私は月の研究者として、月の縦穴を探査する計画「うずめ計画」に携わっていますが、 『宇宙兄弟』に縦孔探査が出てきたときには、プロジェクトメンバーみんなでびっくりするとともに大喜びしたものです。

そしていつか、本当に日本人宇宙飛行士が、日本の探査機が発見した孔を探検し基地ができる、そんな世界が来るかも知れません。

10年後、「ああ、あのときの世界だ」という、月の上での日本人宇宙飛行士の活躍を楽しみにしたい…それを実現させるために、私も頑張りたいと思います。

↓「うずめ計画」の詳細はこちら↓
https://moonstation.jp/challenge/lex/uzume
(インタビュアー:月探査情報ステーション 編集長 寺薗淳也氏)

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