変化の多い春に増える
「メンタル疲れ」を防ぐには?

春はメンタルが疲れやすい時期でもあると知っていましたか?

社会的な変化が多いこの時期は、自分でも気がつかないストレスで、気持ちが不安定になることが多いのです。

メンタル不調で気持ちが疲れ切ってしまう前に、簡単にできるセルフケアを暮らしに取り入れてみましょう!

<監修>
奥田弘美先生(精神科医・産業医・労働衛生コンサルタント)

おくだ・ひろみ 1992年山口大学医学部卒業。臨床心理の他、都内18カ所の企業で、働く人の心身のストレスケアに携わっている。『1分間どこでもマインドフルネス』(日本能率協会マネジメントセンター)など著書多数。日本マインドフルネス普及協会代表理事も兼任。

こんな不調がありませんか?
まずはメンタル不調をチェック!

最近気分が乱れることが多い……そんなお悩みを抱えていませんか?

現在のメンタルの状態を、下記のリストでチェックしてみましょう。

✔︎気分が落ち込んで、何をするのも憂うつ

✔︎体がだるくてやる気が起きない

✔︎寝つきに1時間以上かかる、
 または夜中に何度も目が覚める

✔︎不安感や焦燥感を覚えて、
 ソワソワと落ち着かない

✔︎常に緊張がとれず、頭痛や肩こりが悪化

✔︎思い当たる持病はないのに、体がふらつく、
 または息苦しさや動悸を感じる

✔︎人と会ったり電話したりするのが、ひどくおっくう

✔︎非常に怒りやすくなった、または涙もろくなった

✔︎アルコールや甘い物の摂取量が急激に増えた

✔︎胃の調子が悪く食欲がない

✔︎腹痛、下痢、便秘がひどくなり毎日つらい

上記項目に1つでもチェックが入り、その症状が2週間以上続いて日常生活や仕事に支障が出ている場合は、病院の受診をおすすめします。

春にメンタル不調が起きるのはどうして?

セルフチェックの結果はいかがでしたか?

春は昔から「木の芽期」と言い、自律神経が不安定になりやすい時季として知られています。

普段からメンタル不調のある人は悪化しやすく、特に不調がない人でも、大きなストレスが加わるとメンタル不調に陥りやすいのです。

さらに春は卒業や入学、就職、人事異動など社会的な変化も多い時。

悪い出来事だけではなく、よい出来事や季節の変化すらもストレスとなり、知らないうちにエネルギーを消耗している人が多いのです。

いろいろな変化に対応しながら3月、4月と過ごし、5月の大型連休頃にどっと疲れが出て、メンタル不調に陥る「五月病」も珍しくありません。

春のストレスを防ぐセルフケア3選

ストレスは避けては通れませんが、蓄積してしまうのは問題です。

緊張や憂うつさが増してきたら、意識的に睡眠や食事をしっかりとって入念にセルフケアすることが大切です。

ここでは、簡単に毎日の生活に取り入れられる、セルフケアをご紹介します。
はじめやすいものから取り組んでみましょう。

●春は自分から変化をつくらない
春になると習い事やダイエットなど、何か新しいことを始めたくなるもの。

でも、ただでさえ変化の多い時期に、さらに自ら変化をつくるのは避けるべき。

まずは睡眠を6時間以上とり、バランスのよい食事を摂ってリラックス時間を増やし、心身の疲れをとることを優先しましょう。

●連休のプランには休む日もしっかり
4月〜5月の大型連休は、楽しいレジャーを予定する人も多いでしょう。

たとえ楽しいことであっても、非日常な出来事は「変化」でストレスになります。予定を入れる際は、その前後に休息日を設けましょう。

春に変化が多く疲れを感じる人は、大型連休をまるまる休息に当てるのもよいでしょう。

●デジタルデトックスの時間をつくる
スマホは確かに便利なツールですが、四六時中共にある生活では脳が休まりません。

せめて寝る2時間前からは触れないようにし、質のよい睡眠で脳を休ませてあげましょう。

近くにあるとつい見てしまうという人は、寝室から離れた玄関などで充電を行うのも一案です。

いかがでしたか?

なにかと忙しいこの季節は、自分の疲れに気がつかずに頑張りすぎてしまうこともありますよね。

ちょっと気持ちが疲れているかな……と感じたら、しっかり自分自身のストレス環境を見直して、必要なケアを取り入れてみましょう!

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