栄養不足を解消して肩こりゼロに!
意識して摂りたい栄養素と食品

年中、肩こりで困っていませんか?

肩こりがなかなか改善しないときは、食事を見直すことも大切です。

今回は、肩こりに関係している栄養素について松浦恵先生にお教えいただきました。

<監修>
松浦恵
北海道大学医学部卒業後、大学病院、小児病院などで勤務したのち、東京医科歯科大学大学院を卒業。研究を続けながら、成長発達、思春期、内分泌疾患を中心に、健診や予防接種も含めた臨床に携わっている。

栄養不足で肩こりになる?

厚生労働省が行なっている調査によると、普段感じている自覚症状の中で肩こりは女性で第1位、男性で第2位となっています。

この結果からもわかるように、性別や年齢を問わず、肩こりに悩む人はとても多くなっています。

頭や腕の重さを支え、姿勢を保つために、首から肩にかけての筋肉には常に負荷がかかっています。

緊張して固くなった筋肉では、血液の流れが悪くなります。

すると、そこに痛みを引き起こす疲労物質が蓄積し、痛みを感じるようになります。

これが肩こりの正体です。

長時間のパソコン作業をはじめとする日常生活の習慣が肩こりの原因となることはもちろんのこと、筋肉の血流不足や疲労の蓄積に関わってくるのが栄養素です。

各栄養素の不足が肩こりをもたらすメカニズム

<ビタミンB群>
ビタミンB群は、細胞がエネルギーを生み出すために必要なビタミンです。

特にビタミンB1は、ブドウ糖がエネルギーとして使われるために必須のビタミンです。

現代人は、精製した米や小麦粉、砂糖を摂るようになっているため不足しがちなビタミンです。

また、ビタミンB6は細胞がたんぱく質からエネルギーを産生するために必要です。

ビタミンB12は神経のはたらきを保つのに大切な役割を持っています。

これらも筋肉の働きを保つのに大切な役割を担っています。

<ビタミンE>
ビタミンEには、末梢血管を広げ、全身の血流を良くする作用があります。

不足すると、凝り固まっている筋肉の血流がより悪化してしまいます。

<クエン酸>
クエン酸は、筋肉疲労を回復させるために使われます。

肩こりは慢性的に筋肉が疲労している状態のため、クエン酸が不足すると肩こりが改善しにくくなります。

肩こり解消のために摂りたい栄養素と食品

ビタミンB群のうち、ビタミンB1は、豚肉や大豆、ゴマ、鮭などに豊富に含まれています。

ビタミンB2は、卵、牛乳、納豆など、ビタミンB6は、カツオやマグロ、ニンニクなどに多く含まれています。

ビタミンB1は、ネギなどに多く含まれるアリシンと合わせて摂ると、効果が高いことが知られています。

ビタミンEはかぼちゃ、アーモンド、うなぎに豊富に含まれています。

クエン酸は、梅干しや柑橘類などに多く含まれています。

果物はビタミンCも摂取できるため、ストレスの多い現代人は積極的に摂取したい食品です。

主食となる穀物に玄米や雑穀米、全粒粉といったものを取り入れるとビタミンB群をはじめ、現代人の不足しがちなミネラルも摂取することができます。

このような栄養素を意識しながらバランスの良い食生活を心がけましょう。

食生活改善と一緒に行いたい肩こり対策

まずは、パソコンを使用している際の姿勢は正しいか、カバンを片側ばかりで持っていないか、体を冷やしやすい服装をしていないか、枕の高さがあっているのかといった日常生活の習慣を見直してみましょう。

肩こりを改善する運動としては、肩を上げ下げする、肩甲骨から動かすように肩を回すと効果的です。

長時間同じ姿勢をしていた後は、ストレッチをして筋肉をほぐすことを意識してみてください。

ラジオ体操は肩こりにも効果的のため、取り入れてみるとよいでしょう。

また、首から肩にかけて、ネックウォーマーで温める、羽織もので肩を冷やさないようにするといった冷え対策もすると効果的です。

まとめ

私たちの体を作っているのは、日々食べている食べ物です。

毎日の食品選びの積み重ねが大切です。

食生活や生活習慣を見直して、肩こりが本当につらい症状になる前から、継続的にケアをしてあげましょう。

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