知らないうちにたまっているかも。 春の疲れにつながるストレスとは?

最近、疲れやすい、イライラしやすい、やる気が起きない、なんだか憂うつ……などの不調を感じていませんか?

実は一年の中でも、春は特にストレスがたまりやすい季節。過剰なストレスによって脳が疲れると、心身の調子が崩れてしまいます。

「ストレス」と一言でいっても、脳が疲れる原因は意外なところにあるのをご存じですか? 脳疲労の専門家である横倉恒雄先生に教えて頂きました。

<監修>
横倉恒雄先生(横倉クリニック院長)
1998年東京都港区芝に横倉クリニックを開設。健康外来サロンや脳疲労専門外来も開設し、脳科学をベースに女性のトータルヘルスを指導する。
著書に『脳疲労に克つ』(角川SSC新書)など

環境の変化が多い春。“楽しい”、“うれしい”出来事もストレスに!?

一般的に“ストレス”とは、心身に負担となる刺激や状況のことをいいます。

適度なストレスは、自身の成長や生活のハリとなるため良いのですが、過剰なストレスは心身に悪影響を与えてしまいます。

春というと、学生なら“入学”や“卒業”、社会人になると“転職”や“人事異動”、それに伴う“引っ越し”など、「変化」が多い季節。

たとえ楽しいイベントやうれしいお祝い事であっても、こうした「変化」は知らないうちにストレスの要因となってしまうのです。

「木の芽時」と言われる春は、ただでさえ自律神経が不安定になりやすい季節と言われています。
そこに様々な「変化」が積み重なると、心身が疲れきってしまいます。

近年よく聞かれるようになった「五月病」とは、まさにこうした状態なのです。

SNS疲れを感じていませんか?気をつけたい現代特有のストレス

さらに、SNSで不特定多数の人とコミュニケーションや、ネットサーフィンが習慣になっていたりする人は要注意です。

インターネット上には、自分にとって役立つ情報から関係ないものまで、ありとあらゆる情報が存在していますよね?

SNSやネットサーフィンしている時、気づかない内に、脳は“役立つ情報”と“関係ない情報”などの仕分けをするなど、高速で思考を繰り返しています。

また、SNS上でのコミュニケーション関係で、どのように関わったらいいのか、自分の投稿にどのような反応がされるのか…など悩んでしまうこともあります。

このような脳を疲れさせるデジタル習慣は、気づかないうちに慢性のストレスとなってしまうのです。

仕事でも家庭でも完璧を目指してない?女性が注意したいストレス

女性の社会進出に伴い、新たなストレスも生まれています。
“キャリアウーマン”として、“妻”として、“母”として役割を完璧に果たそうとする女性が陥りやすい「スーパーウーマンシンドローム」。

走り続けてもハッピーエンドがないと、挫折感を抱いてしまう「ハッピーエンドコンプレックス」という言葉があるのをご存じですか?

社会人としてキャリアを積み、責任ある仕事を任されるようになる一方で、結婚や出産などのライフイベントが重なってくる30代は特に、こうしたストレスを抱えやすいようです。

さらに40〜50代になると、女性はホルモンバランスが大きく変化する更年期を迎えます。
自律神経も乱れやすく、心身の調子が崩れやすくなるため、「健康面の悩み」というストレスも抱えやすくなります。

脳が元気になれば、ストレスに強くなる!?

ストレスが過剰になると自律神経が乱れ、血流が悪くなって脳に必要なエネルギーを補給できなくなります。

心身をコントロールする脳の疲れが回復できずにいれば、心や体に何らかの不調が現れるのは当然といえるでしょう。

脳の疲労回復に最も必要なのが、“十分な休養”です。
栄養バランスのとれた食事をとり、しっかり眠ることを心がけましょう。

特に睡眠は大切です。
睡眠時間は人と比較せず、自分が必要なだけたっぷりとりましょう。

平日に十分に睡眠時間がとれない場合は、短い昼寝をとったり、休みの日に補ったりするのがおすすめです。

何かとストレスの多い春。おいしい物を食べて、しっかり眠り、脳の疲れをしっかりケアしていきましょう♪

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