「夫は外へ出て働き、妻は家庭を守る」が当たり前だった時代は、今や昔……。
結婚・出産をしても働き続ける女性が増え、家庭のモノ・コトに積極的に関わる家事メン・イクメンも注目される中、もはや男女の役割意識に壁はなくなりつつあるようです。
では「疲れ」についても、男性と女性とで違いはなくなっているのでしょうか?
20代~60代の男女500人に聞いた「疲れ」に関するアンケートの中から、男女の違いに着目してみると、男女のホンネが見えてきました。
【調査概要】
疲れに関する調査
調査時期:2019年2月
調査対象:全国、1年以内に栄養ドリンクの飲用経験がある、20代~60代の男女500名
調査手法:インターネット調査
「夫は外へ出て働き、妻は家庭を守る」が当たり前だった時代は、今や昔……。
結婚・出産をしても働き続ける女性が増え、家庭のモノ・コトに積極的に関わる家事メン・イクメンも注目される中、もはや男女の役割意識に壁はなくなりつつあるようです。
では「疲れ」についても、男性と女性とで違いはなくなっているのでしょうか?
20代~60代の男女500人に聞いた「疲れ」に関するアンケートの中から、男女の違いに着目してみると、男女のホンネが見えてきました。
【調査概要】
疲れに関する調査
調査時期:2019年2月
調査対象:全国、1年以内に栄養ドリンクの飲用経験がある、20代~60代の男女500名
調査手法:インターネット調査
男性の方が疲れを感じやすい、女性の方が疲れを感じにくい、というように、疲れを感じている人の割合に男女差はあるのでしょうか?
男女250名ずつに現在の疲労度についてアンケートを行ったところ、男女ともに「非常に疲れている」のは3割、「やや疲れている」のは5割強という結果になりました。
男女ともに8割の人が「疲れている」と回答しており、非常に多くの方が疲れていることが分かります。
男女差にフォーカスすると、誤差程度の違いしかなく疲れている人の割合に性別は関係ないようです。
男性の方が疲れを感じやすい、女性の方が疲れを感じにくい、というように、疲れを感じている人の割合に男女差はあるのでしょうか?
男女250名ずつに現在の疲労度についてアンケートを行ったところ、男女ともに「非常に疲れている」のは3割、「やや疲れている」のは5割強という結果になりました。
男女ともに8割の人が「疲れている」と回答しており、非常に多くの方が疲れていることが分かります。
男女差にフォーカスすると、誤差程度の違いしかなく疲れている人の割合に性別は関係ないようです。
次に、カラダの疲れとココロの疲れの感じ方に、男女の違いがあるのかを見てみましょう。
一般的には男性の方が体力があるので、男性の方が肉体的な疲労は感じにくいと思いきや、肉体的な疲労を強く感じているのは男女とも4割、精神的な疲労を強く感じているのも男女とも6割で、現在の疲労度と同様に男女差は見られませんでした。
感じている疲れの種類も男性と女性がほぼ同率と、かなり意外な結果となりました。
次に、カラダの疲れとココロの疲れの感じ方に、男女の違いがあるのかを見てみましょう。
一般的には男性の方が体力があるので、男性の方が肉体的な疲労は感じにくいと思いきや、肉体的な疲労を強く感じているのは男女とも4割、精神的な疲労を強く感じているのも男女とも6割で、現在の疲労度と同様に男女差は見られませんでした。
感じている疲れの種類も男性と女性がほぼ同率と、かなり意外な結果となりました。
疲れている人の割合や、疲れの内容(肉体的な疲労と精神的な疲労のどちらを強く感じるのか)に男女の違いは見られませんでしたが、カラダの疲れを感じる原因に男女の違いはあるのでしょうか。
男女ともトップは「睡眠不足」。
やはり睡眠時間が足りないことが、男女ともいちばん体にこたえるようです。
睡眠が必要だとわかっていても、仕事に追われている、家事が終わらない、スマホやパソコンを使い始めると止まらない、ついついゲームをやり続けてしまう…など、自分の意志に反して睡眠不足になっていたり、甘い誘惑に負けて睡眠不足を招いたりと、睡眠不足といっても色々なパターンが考えられそうです。
そして男女の差が大きい項目を見てみると、女性の方がダントツに高いのが「家事」(男性12.8%、女性45.7%)です。
生活していると逃れられないのが「家事」ですが、どんなに忙しくても毎日やらねばならないその義務感が、疲労感を強めているのかもしれません。
また「育児」でも、女性の方が3倍も高くなっていました(男性4.9%、女性16.5%)。
イクメンなど育児の男性参加についても近年注目を集めていますが、まだまだ女性の負担は軽くなっていないのかもしれません。
家事同様にやらねばならない義務感や思い通りにいかないストレスも、疲れが増す原因になっているのかもしれませんね。
疲れている人の割合や、疲れの内容(肉体的な疲労と精神的な疲労のどちらを強く感じるのか)に男女の違いは見られませんでしたが、カラダの疲れを感じる原因に男女の違いはあるのでしょうか。
男女ともトップは「睡眠不足」。
やはり睡眠時間が足りないことが、男女ともいちばん体にこたえるようです。
睡眠が必要だとわかっていても、仕事に追われている、家事が終わらない、スマホやパソコンを使い始めると止まらない、ついついゲームをやり続けてしまう…など、自分の意志に反して睡眠不足になっていたり、甘い誘惑に負けて睡眠不足を招いたりと、睡眠不足といっても色々なパターンが考えられそうです。
そして男女の差が大きい項目を見てみると、女性の方がダントツに高いのが「家事」(男性12.8%、女性45.7%)です。
生活していると逃れられないのが「家事」ですが、どんなに忙しくても毎日やらねばならないその義務感が、疲労感を強めているのかもしれません。
また「育児」でも、女性の方が3倍も高くなっていました(男性4.9%、女性16.5%)。
イクメンなど育児の男性参加についても近年注目を集めていますが、まだまだ女性の負担は軽くなっていないのかもしれません。
家事同様にやらねばならない義務感や思い通りにいかないストレスも、疲れが増す原因になっているのかもしれませんね。
男性では、「労働」(男性52.3%、女性36.6%)、「パソコン・スマホの使いすぎ」(男性42.0%、女性31.3%)といった、仕事が原因とみられる疲労が高い結果となりました。
身体を使う肉体労働の方が身体に疲労を感じるのは当然のことですが、日中の大半を座って過ごす事務職の方も、長時間同じ姿勢を続けることで身体がこわばったり、肩コリから疲れを感じる、体を動かしていないのに肉体的な疲労を感じる、というのは実感としてあると思います。
男性に限らず、デスクワークをしている女性ならそういった疲れを感じている人も多いでしょう。
座りっぱなしにならないように、意識して立ち上がったりストレッチしたりと、多少身体を動かした方が疲労は楽になるかもしれません。
男性では、「労働」(男性52.3%、女性36.6%)、「パソコン・スマホの使いすぎ」(男性42.0%、女性31.3%)といった、仕事が原因とみられる疲労が高い結果となりました。
身体を使う肉体労働の方が身体に疲労を感じるのは当然のことですが、日中の大半を座って過ごす事務職の方も、長時間同じ姿勢を続けることで身体がこわばったり、肩コリから疲れを感じる、体を動かしていないのに肉体的な疲労を感じる、というのは実感としてあると思います。
男性に限らず、デスクワークをしている女性ならそういった疲れを感じている人も多いでしょう。
座りっぱなしにならないように、意識して立ち上がったりストレッチしたりと、多少身体を動かした方が疲労は楽になるかもしれません。
男女とも、いちばん精神的に疲れを感じるのは「仕事のストレス」でした。
特に、男性にとって職場で受けるストレスが、いかに精神的な負担となっているのかよくわかります。
一方、女性も「仕事のストレス」がいちばん心にこたえるようです。
女性に顕著だったのが「家事のストレス」、「子どものこと」で、男性に比べて女性の方が3倍も高くなっています。
女性も男性同様に、「仕事のストレス」や「経済的不安」に疲労感を感じているので、「働いているのは私も同じ!」「ゴミ出しくらいで家事分担してると思わないで!」など、男性方にひと言いいたい!という女性たちの声も聞こえてきそうです。
かつてのお父さんのように「仕事で疲れているんだよ」という言葉は、今どきの男性たちが家事・育児をまぬがれる言い訳として通用しない時代なのかもしれません。
男女とも、いちばん精神的に疲れを感じるのは「仕事のストレス」でした。
特に、男性にとって職場で受けるストレスが、いかに精神的な負担となっているのかよくわかります。
一方、女性も「仕事のストレス」がいちばん心にこたえるようです。
女性に顕著だったのが「家事のストレス」、「子どものこと」で、男性に比べて女性の方が3倍も高くなっています。
女性も男性同様に、「仕事のストレス」や「経済的不安」に疲労感を感じているので、「働いているのは私も同じ!」「ゴミ出しくらいで家事分担してると思わないで!」など、男性方にひと言いいたい!という女性たちの声も聞こえてきそうです。
かつてのお父さんのように「仕事で疲れているんだよ」という言葉は、今どきの男性たちが家事・育児をまぬがれる言い訳として通用しない時代なのかもしれません。
それではみなさん、どのような方法で疲労を回復しているのでしょうか?
疲れを感じた時に、「疲れが軽くなったり、疲労回復を感じるコト」について聞いてみました。
男女とも「睡眠」、「入浴」、「なにもしない(ぼーっとする)」といった、何げない日常的な行動に、いつもよりちょっと時間をかけたり、何もせずゆったりと過ごすようなときに疲労回復を感じることが多いようです。
男女差を見てみると、女性は「マッサージ・整体」、「ストレッチ・ヨガ」といった身体をほぐすことや、「笑う」、「話す」といったココロを開放させる行動が男性を大きく上回っています。
女性の方がカラダにも、ココロにも働きかける、さまざまな疲労回復法を積極的に取り入れているようです。
一方、男性は「スポーツ」が女性よりやや高い程度という結果になりました。
男性は女性に比べて、外部のサービスに頼ったり、他の誰かとコミュニケーションを取るようなことが少なく、生活習慣的な行動が中心でした。
特別に何かをするより、とにかく睡眠をとりたいという切実な思いを抱えているのかもしれません。
それではみなさん、どのような方法で疲労を回復しているのでしょうか?
疲れを感じた時に、「疲れが軽くなったり、疲労回復を感じるコト」について聞いてみました。
男女とも「睡眠」、「入浴」、「なにもしない(ぼーっとする)」といった、何げない日常的な行動に、いつもよりちょっと時間をかけたり、何もせずゆったりと過ごすようなときに疲労回復を感じることが多いようです。
男女差を見てみると、女性は「マッサージ・整体」、「ストレッチ・ヨガ」といった身体をほぐすことや、「笑う」、「話す」といったココロを開放させる行動が男性を大きく上回っています。
女性の方がカラダにも、ココロにも働きかける、さまざまな疲労回復法を積極的に取り入れているようです。
一方、男性は「スポーツ」が女性よりやや高い程度という結果になりました。
男性は女性に比べて、外部のサービスに頼ったり、他の誰かとコミュニケーションを取るようなことが少なく、生活習慣的な行動が中心でした。
特別に何かをするより、とにかく睡眠をとりたいという切実な思いを抱えているのかもしれません。
疲れを感じる程度には男女とも大きな差がありませんでした。
しかし、働く女性や家事メン・イクメンが増えたといえども、疲れに関しては肉体的にも精神的にも、いまだに男性は仕事に関係する事柄、女性は家に関連する事柄が大きな負担となっているようです。
とはいえ、男女とも睡眠や運動のための時間もままならず、疲れを溜め込みがちなのはお互いさま。
疲れをひとりで抱えこまず、
「大丈夫?」
「お疲れさま!」
など相手のことを思いやるひと言が、疲れを癒す特効薬になるのかもしれません。
疲れを感じる程度には男女とも大きな差がありませんでした。
しかし、働く女性や家事メン・イクメンが増えたといえども、疲れに関しては肉体的にも精神的にも、いまだに男性は仕事に関係する事柄、女性は家に関連する事柄が大きな負担となっているようです。
とはいえ、男女とも睡眠や運動のための時間もままならず、疲れを溜め込みがちなのはお互いさま。
疲れをひとりで抱えこまず、
「大丈夫?」
「お疲れさま!」
など相手のことを思いやるひと言が、疲れを癒す特効薬になるのかもしれません。