Hello Challengers! インタビュー企画 Hello Challengers! インタビュー企画
一般社団法人ABLab代表 伊藤真之 一般社団法人ABLab代表 伊藤真之

Challenger ㉘

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情熱が挑戦を生み、社会を変える

情熱が挑戦を生み、社会を変える

一般社団法人ABLab代表 伊藤真之

一般社団法人ABLab代表 伊藤真之

【プロフィール・経歴】
宇宙ビジネスの実践コミュニティ「ABLab」代表理事。
コミュニティを基盤とした事業創出に取り組み、これまで15社以上の法人設立や多数の宇宙業界転職者を輩出してきた。並行して、マーケティング支援やコミュニティ設計を行うファンブック株式会社の代表取締役を務め、テクノロジー分野を中心に企業の成長を後押ししている。
宇宙ビジネスとマーケティングの両分野で培った経験を活かし、業界を越えたコラボレーションの場を生み出す「宇宙ビジネス共創実践家」として活動を展開。複数の事業をパラレルに推進しながら、挑戦する人と組織を支援している。

【プロフィール・経歴】
宇宙ビジネスの実践コミュニティ「ABLab」代表理事。
コミュニティを基盤とした事業創出に取り組み、これまで15社以上の法人設立や多数の宇宙業界転職者を輩出してきた。並行して、マーケティング支援やコミュニティ設計を行うファンブック株式会社の代表取締役を務め、テクノロジー分野を中心に企業の成長を後押ししている。
宇宙ビジネスとマーケティングの両分野で培った経験を活かし、業界を越えたコラボレーションの場を生み出す「宇宙ビジネス共創実践家」として活動を展開。複数の事業をパラレルに推進しながら、挑戦する人と組織を支援している。

2025.1.7

2025.1.7

2025.8.22

2025.8.22

■実は宇宙にまるっきり興味がなかった!

■実は宇宙にまるっきり興味がなかった!

左から インタビュアー寺薗編集長、一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様 左から インタビュアー寺薗編集長、一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様

左から インタビュアー寺薗編集長、一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様

左から インタビュアー寺薗編集長、一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様

--このインタビューコーナーではいつも皆さんにお尋ねしていることですが、小さい頃宇宙に関してどのような興味をお持ちだったのでしょうか?
いえいえ、私は実は宇宙への興味はまったくなかったんです。

--えっ!
本当です。正直に申し上げて、子供の頃は全然宇宙に興味を持っていませんでした。
働き始めたのもIT業界ですし、宇宙に興味を持ったというのは、宇宙ビジネスが話題になり始めたころ…34歳の頃ですかね。
このABLabを立ち上げたのが2018年8月だったので、宇宙に関してはそのくらいの歴史ということになります。

--多分、このインタビューコーナーで、「小さい頃宇宙に興味がなかった」っていう人ははじめてなんではないかと思います。
おそらくそうでしょうね。でも、宇宙業界にはこれからはいろいろな人が入ってきて欲しいので、私のような「小さい頃宇宙に興味がなかった」という人でも気軽に宇宙業界の扉を叩いて欲しい。そう思うんですね。

--そもそも、どうして宇宙業界に興味を持ったんですか?
実は子供が宇宙好きなんです。木星の衛星の名前とかを覚えちゃって。
お父さんとしては知識をつけなきゃいけない、ということで宇宙について調べていたら、宇宙産業は将来有望とのこと。
そんなとき、NASAの小野さん(小野雅裕さん。ジェット推進研究所の研究者)の講演を聞いたんです。そこで、「宇宙には農業や物流といった地上の産業がいずれすべて含まれていく」という話を聞いて、まさにショックを受けたんです。
自分はIT産業の誕生でビジネスというものが根本から変わった現場を見てきました。宇宙開発はそれ以上になる…と直感したんです。

--それで、宇宙開発の道へ…

--このインタビューコーナーではいつも皆さんにお尋ねしていることですが、小さい頃宇宙に関してどのような興味をお持ちだったのでしょうか?
いえいえ、私は実は宇宙への興味はまったくなかったんです。

--えっ!
本当です。正直に申し上げて、子供の頃は全然宇宙に興味を持っていませんでした。
働き始めたのもIT業界ですし、宇宙に興味を持ったというのは、宇宙ビジネスが話題になり始めたころ…34歳の頃ですかね。
このABLabを立ち上げたのが2018年8月だったので、宇宙に関してはそのくらいの歴史ということになります。

--多分、このインタビューコーナーで、「小さい頃宇宙に興味がなかった」っていう人ははじめてなんではないかと思います。
おそらくそうでしょうね。でも、宇宙業界にはこれからはいろいろな人が入ってきて欲しいので、私のような「小さい頃宇宙に興味がなかった」という人でも気軽に宇宙業界の扉を叩いて欲しい。そう思うんですね。

--そもそも、どうして宇宙業界に興味を持ったんですか?
実は子供が宇宙好きなんです。木星の衛星の名前とかを覚えちゃって。
お父さんとしては知識をつけなきゃいけない、ということで宇宙について調べていたら、宇宙産業は将来有望とのこと。
そんなとき、NASAの小野さん(小野雅裕さん。ジェット推進研究所の研究者)の講演を聞いたんです。そこで、「宇宙には農業や物流といった地上の産業がいずれすべて含まれていく」という話を聞いて、まさにショックを受けたんです。
自分はIT産業の誕生でビジネスというものが根本から変わった現場を見てきました。宇宙開発はそれ以上になる…と直感したんです。

--それで、宇宙開発の道へ…

一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様 一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様

一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様

一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様

■宇宙は将来「くる」、しかし
宇宙について追加で勉強し始めました。宇宙×ITで何か起こせないか、と。
でも、宇宙についての知識はない、つながりもない、人脈もありません。
とりわけ、宇宙開発に携わる人たちとのネットワークがなかったんですね。自分自身門外漢でしたから、どうやったらつながれるのかもわからずに、非常に苦労していました。

--私がよく「宇宙村問題」といっている問題ですね。
そうなんです。宇宙開発の人が閉じてしまっていて外部の人たちが入れない。
なら、自分でそういうプラットホームを作っちゃおうと。宇宙の知識がゼロの人でも、興味があれば誰でも入れるような仕組みを作っちゃいたいなと思ったんです。これは、自分が困ったからでもありますよね。

--そこでできたのがABLab、というわけですね。

 

■宇宙ビジネスに挑戦する人をサポートするコミュニティ、ABLab

■宇宙は将来「くる」、しかし
宇宙について追加で勉強し始めました。宇宙×ITで何か起こせないか、と。
でも、宇宙についての知識はない、つながりもない、人脈もありません。
とりわけ、宇宙開発に携わる人たちとのネットワークがなかったんですね。自分自身門外漢でしたから、どうやったらつながれるのかもわからずに、非常に苦労していました。

--私がよく「宇宙村問題」といっている問題ですね。
そうなんです。宇宙開発の人が閉じてしまっていて外部の人たちが入れない。
なら、自分でそういうプラットホームを作っちゃおうと。宇宙の知識がゼロの人でも、興味があれば誰でも入れるような仕組みを作っちゃいたいなと思ったんです。これは、自分が困ったからでもありますよね。

--そこでできたのがABLab、というわけですね。

 

■宇宙ビジネスに挑戦する人をサポートするコミュニティ、ABLab

ABLab 会合の様子  左より、一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様 左から4番目 寺薗編集長 ABLab 会合の様子  左より、一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様 左から4番目 寺薗編集長

ABLab 会合の様子  左より、一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様 左から4番目 寺薗編集長

ABLab 会合の様子  左より、一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様 左から4番目 寺薗編集長

--というわけでABLabの話ですが…理事である私が聞くのもなんですが(また苦笑)、ABLabがどういう団体なのか、ご紹介いただけますか?
ABLabとは、宇宙ビジネスに挑戦する人たちを応援するためのコミュニティですね。人とのつながりや情報収集などを行っていくことを目指しています。

--どのようなきっかけでABLabを始めたのですか?
先ほどお話したように、宇宙業界に興味を持っても、宇宙業界とのつながりがまったくない。知識もない。勉強会に行ってもつながりがないからあいさつできない。全くの門外漢という状況に直面したのです。
それに、宇宙に興味を持つ人も少なかったですしね。私がいた会社は1000人くらいの規模の会社でしたが、宇宙に興味を持つ人はたった1人です。

--というわけでABLabの話ですが…理事である私が聞くのもなんですが(また苦笑)、ABLabがどういう団体なのか、ご紹介いただけますか?
ABLabとは、宇宙ビジネスに挑戦する人たちを応援するためのコミュニティですね。人とのつながりや情報収集などを行っていくことを目指しています。

--どのようなきっかけでABLabを始めたのですか?
先ほどお話したように、宇宙業界に興味を持っても、宇宙業界とのつながりがまったくない。知識もない。勉強会に行ってもつながりがないからあいさつできない。全くの門外漢という状況に直面したのです。
それに、宇宙に興味を持つ人も少なかったですしね。私がいた会社は1000人くらいの規模の会社でしたが、宇宙に興味を持つ人はたった1人です。

左から 吉川准教授、インタビュアー寺薗編集長(JAXA相模原キャンパス 宇宙科学探査交流棟にて) 左から 吉川准教授、インタビュアー寺薗編集長(JAXA相模原キャンパス 宇宙科学探査交流棟にて)

ABLab 月例イベント「Cafe & Bar流れ星」の一コマ。起業を目指す人、宇宙が好きな人などが集まり、夜のひとときを交流や対談で楽しみ、情報を交換する。正面左側:一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様

ABLab 月例イベント「Cafe & Bar流れ星」の一コマ。起業を目指す人、宇宙が好きな人などが集まり、夜のひとときを交流や対談で楽しみ、情報を交換する。正面左側:一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様

--わかります。1人しかいないとつらいんですよね…。
確かに、会社には1人しかいません。でも、日本全体で考えればもっといるじゃないかと。
日本中を見渡せば、宇宙に挑戦しようとする人たちはきっとたくさんいる。
そんな中で、宇宙ビジネスのイベントであるSPACETIDE(https://spacetide.jp)(第4回インタビュー(https://brand.taisho.co.jp/lipovitan/lipod/space/special/challenger4/)で登場された石田正康さんが代表を務める)にANAの方が出られていて、その方の話を聞いて「会社を動かすのは1人の情熱である」と感じました。
そうか、1人の情熱が会社を動かし、ひいては日本を動かすという。ならば、そういうことをやることに大きな価値があるのでは、と思ったのです。

--わかります。1人しかいないとつらいんですよね…。
確かに、会社には1人しかいません。でも、日本全体で考えればもっといるじゃないかと。
日本中を見渡せば、宇宙に挑戦しようとする人たちはきっとたくさんいる。
そんな中で、宇宙ビジネスのイベントであるSPACETIDE(https://spacetide.jp)(第4回インタビュー(https://brand.taisho.co.jp/lipovitan/lipod/space/special/challenger4/)で登場された石田正康さんが代表を務める)にANAの方が出られていて、その方の話を聞いて「会社を動かすのは1人の情熱である」と感じました。
そうか、1人の情熱が会社を動かし、ひいては日本を動かすという。ならば、そういうことをやることに大きな価値があるのでは、と思ったのです。

寺薗編集長 寺薗編集長

寺薗編集長

寺薗編集長

--自分がやりたいことを、自分で作り出したと…
そうなんです。SPACETIDEは大きなイベントではありますが、年1回だけしか集まれない。ならば、それをもっと頻繁に集まれるような機会を作ればいいのではないかと。
あと、当時はコミュニティ作りが流行っていましたよね。それに乗ってしまおうと。

 

■コミュニティ作り、そしてコロナ禍

--なるほど、うまいこと考えましたね。でも、そんな中にコロナ禍がやってきて…
はい。あの頃はリアルで集まるイベントを中心にしていたので、コロナ禍はかなりダメージがありました。ただ、悪い面ばかりではありませんでした。例えば、オンラインが主流となったことで、地理的な壁を越えて全国からメンバーを募ることもできました。

--私がABLabに加わったのも2021年。コロナ禍真っ最中でしたね。
寺薗さんはどうやってABLabの存在を知ったのですか?

--あ、逆に質問されちゃった(笑)。あの頃ABLabは展示会などによく出ていたので、そこで名前を知ったのかも知れません。あるいは仲間から聞いたか。
そうだったんですね。あの頃は展示会などで露出を増やしていたので、その効果があったのかも知れません。

--こういうコミュニティを保つために大切にしている部分というのはありますか?
はい。「リーダーシップよりフォロワーシップを大切にしたい」ということですね。
新しいことを立ち上げるときには、1人の強いリーダーが旗を振って進めるというイメージがありますよね。でもそうではない。1人の夢を皆が手伝うから、その人が自然とリーダーとして成長するという考え方もできます。
新しいアイディアが出てきたとき、「いいね、こうやってやろうよ!」という人が出てくると、新しいコミュニティが育っていきやすいと思うんです。

--自分がやりたいことを、自分で作り出したと…
そうなんです。SPACETIDEは大きなイベントではありますが、年1回だけしか集まれない。ならば、それをもっと頻繁に集まれるような機会を作ればいいのではないかと。
あと、当時はコミュニティ作りが流行っていましたよね。それに乗ってしまおうと。

 

■コミュニティ作り、そしてコロナ禍

--なるほど、うまいこと考えましたね。でも、そんな中にコロナ禍がやってきて…
はい。あの頃はリアルで集まるイベントを中心にしていたので、コロナ禍はかなりダメージがありました。ただ、悪い面ばかりではありませんでした。例えば、オンラインが主流となったことで、地理的な壁を越えて全国からメンバーを募ることもできました。

--私がABLabに加わったのも2021年。コロナ禍真っ最中でしたね。
寺薗さんはどうやってABLabの存在を知ったのですか?

--あ、逆に質問されちゃった(笑)。あの頃ABLabは展示会などによく出ていたので、そこで名前を知ったのかも知れません。あるいは仲間から聞いたか。
そうだったんですね。あの頃は展示会などで露出を増やしていたので、その効果があったのかも知れません。

--こういうコミュニティを保つために大切にしている部分というのはありますか?
はい。「リーダーシップよりフォロワーシップを大切にしたい」ということですね。
新しいことを立ち上げるときには、1人の強いリーダーが旗を振って進めるというイメージがありますよね。でもそうではない。1人の夢を皆が手伝うから、その人が自然とリーダーとして成長するという考え方もできます。
新しいアイディアが出てきたとき、「いいね、こうやってやろうよ!」という人が出てくると、新しいコミュニティが育っていきやすいと思うんです。

一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様 一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様

一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様

一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様

・TED『デレク・シヴァーズ 「社会運動はどうやって起こすか」』
https://www.youtube.com/watch?v=V74AxCqOTvg

--宇宙業界も似たような部分がありますね。
宇宙業界は天才やエリートと言われるような方々が本当に多い。でもだからこそ、本当に大切なのは、彼らを支えて輝かせるような2番目、3番目のフォロワーシップなのです。そういう人たちが集まれる場所を目標にしたいと思っています。

--コミュニティが育つと、成果も出る。
はい。ABLabからはもう15社以上の新法人が巣立っています。宇宙業界にキャリアチェンジした人も15人以上はいますかね。でもどれも、ここにいることによって挑戦が後押しされる。その力ではないかと思うんです。

 

ベンチャー企業とは「破壊者」なり

--ABLabからもベンチャーが巣立っていますが、伊藤さんは宇宙開発にベンチャー企業が果たす役割はどのようなものだと思っていますか?
私は、ベンチャー企業は「ディスラプター」(disruptor: 英語で「破壊者」の意味)だと思っています。新しいビジネスモデルによって、既存の枠組みを壊して作り変えていく。
これが起こったのはIT業界ですね。

--GoogleとかFacebookのような会社ですね。
そうです。宇宙業界では、今まで国が行うものであったことをビジネスとして進めたりしていく。こういったことは大手企業ではやりにくいと思うんです。

--こういう(いい意味での)破壊者がABLabから育っていくといいですね。
ABLab会員が経営している企業の例としては、蓮見くん(蓮見大聖さん)が始めた「アマテラススペース」(https://amateras-space.co.jp/)があります。まさにたった1人の情熱から始まっている企業ですが、つい先日には大阪万博で西陣織の宇宙服を展示するところまで来てしまいました。宇宙服、宇宙生命維持を仕事にしたい。でもそれを進めていくためにどうして行ったらいいかなというと、だんだん本気になって会社を作っていってしまう。そして周りを巻き込んで、いまは万博で西陣織の宇宙服を展示するところまで来てしまいました。

・TED『デレク・シヴァーズ 「社会運動はどうやって起こすか」』
https://www.youtube.com/watch?v=V74AxCqOTvg

--宇宙業界も似たような部分がありますね。
宇宙業界は天才やエリートと言われるような方々が本当に多い。でもだからこそ、本当に大切なのは、彼らを支えて輝かせるような2番目、3番目のフォロワーシップなのです。そういう人たちが集まれる場所を目標にしたいと思っています。

--コミュニティが育つと、成果も出る。
はい。ABLabからはもう15社以上の新法人が巣立っています。宇宙業界にキャリアチェンジした人も15人以上はいますかね。でもどれも、ここにいることによって挑戦が後押しされる。その力ではないかと思うんです。

 

ベンチャー企業とは「破壊者」なり

--ABLabからもベンチャーが巣立っていますが、伊藤さんは宇宙開発にベンチャー企業が果たす役割はどのようなものだと思っていますか?
私は、ベンチャー企業は「ディスラプター」(disruptor: 英語で「破壊者」の意味)だと思っています。新しいビジネスモデルによって、既存の枠組みを壊して作り変えていく。
これが起こったのはIT業界ですね。

--GoogleとかFacebookのような会社ですね。
そうです。宇宙業界では、今まで国が行うものであったことをビジネスとして進めたりしていく。こういったことは大手企業ではやりにくいと思うんです。

--こういう(いい意味での)破壊者がABLabから育っていくといいですね。
ABLab会員が経営している企業の例としては、蓮見くん(蓮見大聖さん)が始めた「アマテラススペース」(https://amateras-space.co.jp/)があります。まさにたった1人の情熱から始まっている企業ですが、つい先日には大阪万博で西陣織の宇宙服を展示するところまで来てしまいました。宇宙服、宇宙生命維持を仕事にしたい。でもそれを進めていくためにどうして行ったらいいかなというと、だんだん本気になって会社を作っていってしまう。そして周りを巻き込んで、いまは万博で西陣織の宇宙服を展示するところまで来てしまいました。

大阪・関西万博で展示された、アマテラススペースの西陣織宇宙服(撮影:寺薗編集長) 大阪・関西万博で展示された、アマテラススペースの西陣織宇宙服(撮影:寺薗編集長)

大阪・関西万博で展示された、アマテラススペースの西陣織宇宙服(撮影:寺薗編集長)

大阪・関西万博で展示された、アマテラススペースの西陣織宇宙服(撮影:寺薗編集長)

--モチベーションを上げる力っていうものがあるんですね。
一人ひとりの挑戦が別の人の挑戦を押し上げていく。これ、本当に連鎖的に起きていると思うんです。1つ1つの挑戦は小さなことであったとしても、それが年単位で積み上がってくると全く違った風景がみえてくる。角度で1度は小さいですけど、1度の違いが長い距離だと大きな差を生むのに似ているかなと。

 

■リポビタンDは「もうちょっとを後押しするツール」

--5年、10年経つと、その差は大きくなってくるでしょうね。
そして、そういった挑戦をそっと後押ししてくれるような存在がリポビタンDだと思うんですよね。リポDを飲んでちょっとだけ頑張れる。1パーセントの違いかも知れないけど、その1パーセントがのちのち大きく効いてくる感じでしょうか。

--なるほど、「もうちょっと頑張ろうとするツール」ですね。
結果を決めるのは、最後は本人の努力や能力に追うところは大きいと思います。でも、リポビタンDを飲んで、ほんのちょっとだけがんばれたら、そのほんのちょっとが長い目で見て大きな差を生む。ABLabもそういうところは似ていると思います。
勇気づける。人と人をつなげる。できること、やることは小さくても、それで人生は変わっていく。常に手元にリポビタンDを置いておくのと同じように、ABLabという環境に身を置くことによって、小さな変化が起き、それが将来を大きく変えていく。そのようなイメージです。

 

■地球上のすべての業界を宇宙産業に巻き込む

--これから成し遂げたいと思っていること、目標などについて教えてください。
これはABLabのビジョンとしても掲げていることではあるのですが、「地球上のすべての業界を宇宙産業に巻き込む」ことですね。いろんな業界から挑戦する人を集めて後押ししていきたいと思います。

--まだ巻き込まれていない産業はたくさんありますね。
これはぜひ巻き込んでいきたいと思います。まだやることはいっぱいあります。

--そして最後に、宇宙開発や宇宙ベンチャーに関心を持っている方へのメッセージをお願いします。
今は人類が、その活動領域を宇宙に拡大していこうとしている、歴史的な転換点だと思っています。
海の中にしかいなかった生物がはじめて陸に上がった。そのくらいの大きな転換点ではないでしょうか。こういうタイミングに生きているってことは、そうそうあることではない。
自分の人生を賭ける仕事をしていくにあたって、その仕事がそういう歴史的な宇宙進出の一助になるというのは、ものすごくエキサイティングなことだと思います。
そういう分野は、きっと自分の人生も豊かにしてくれる。そういう面白い人と関わりながら楽しい仕事をしていく。そういう仲間にぜひ加わってほしいなと思います。

--モチベーションを上げる力っていうものがあるんですね。
一人ひとりの挑戦が別の人の挑戦を押し上げていく。これ、本当に連鎖的に起きていると思うんです。1つ1つの挑戦は小さなことであったとしても、それが年単位で積み上がってくると全く違った風景がみえてくる。角度で1度は小さいですけど、1度の違いが長い距離だと大きな差を生むのに似ているかなと。

 

■リポビタンDは「もうちょっとを後押しするツール」

--5年、10年経つと、その差は大きくなってくるでしょうね。
そして、そういった挑戦をそっと後押ししてくれるような存在がリポビタンDだと思うんですよね。リポDを飲んでちょっとだけ頑張れる。1パーセントの違いかも知れないけど、その1パーセントがのちのち大きく効いてくる感じでしょうか。

--なるほど、「もうちょっと頑張ろうとするツール」ですね。
結果を決めるのは、最後は本人の努力や能力に追うところは大きいと思います。でも、リポビタンDを飲んで、ほんのちょっとだけがんばれたら、そのほんのちょっとが長い目で見て大きな差を生む。ABLabもそういうところは似ていると思います。
勇気づける。人と人をつなげる。できること、やることは小さくても、それで人生は変わっていく。常に手元にリポビタンDを置いておくのと同じように、ABLabという環境に身を置くことによって、小さな変化が起き、それが将来を大きく変えていく。そのようなイメージです。

 

■地球上のすべての業界を宇宙産業に巻き込む

--これから成し遂げたいと思っていること、目標などについて教えてください。
これはABLabのビジョンとしても掲げていることではあるのですが、「地球上のすべての業界を宇宙産業に巻き込む」ことですね。いろんな業界から挑戦する人を集めて後押ししていきたいと思います。

--まだ巻き込まれていない産業はたくさんありますね。
これはぜひ巻き込んでいきたいと思います。まだやることはいっぱいあります。

--そして最後に、宇宙開発や宇宙ベンチャーに関心を持っている方へのメッセージをお願いします。
今は人類が、その活動領域を宇宙に拡大していこうとしている、歴史的な転換点だと思っています。
海の中にしかいなかった生物がはじめて陸に上がった。そのくらいの大きな転換点ではないでしょうか。こういうタイミングに生きているってことは、そうそうあることではない。
自分の人生を賭ける仕事をしていくにあたって、その仕事がそういう歴史的な宇宙進出の一助になるというのは、ものすごくエキサイティングなことだと思います。
そういう分野は、きっと自分の人生も豊かにしてくれる。そういう面白い人と関わりながら楽しい仕事をしていく。そういう仲間にぜひ加わってほしいなと思います。

左から インタビュアー寺薗編集長、一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様 左から インタビュアー寺薗編集長、一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様

左から インタビュアー寺薗編集長、一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様

左から インタビュアー寺薗編集長、一般社団法人ABLab代表 伊藤 真之様

 

<インタビューを終えて>

私自身、大学を辞め、自らのやりたいことをどう進めていくか迷っていたときに出会ったのがABLabでした。これは表現の仕方が難しいのですが、私としては「すんなりはまった」という言葉が最もふさわしいのです。居心地のよさ、目の前で出てくる成果。そして、本文中にもありましたが仲間に励まされ、そして励まし、助け合う。私自身も心折れそうになったときに、仲間からのふとした言葉やメッセージに助けられたりしました。挑戦は長い道のりです。そういったときの小さな助けは、後で大きな効果を生みます。伊藤さんの小さい(とは思いませんが)挑戦は、日本の宇宙業界に大きな力を生み出すと思っています。

 

<インタビューを終えて>

私自身、大学を辞め、自らのやりたいことをどう進めていくか迷っていたときに出会ったのがABLabでした。これは表現の仕方が難しいのですが、私としては「すんなりはまった」という言葉が最もふさわしいのです。居心地のよさ、目の前で出てくる成果。そして、本文中にもありましたが仲間に励まされ、そして励まし、助け合う。私自身も心折れそうになったときに、仲間からのふとした言葉やメッセージに助けられたりしました。挑戦は長い道のりです。そういったときの小さな助けは、後で大きな効果を生みます。伊藤さんの小さい(とは思いませんが)挑戦は、日本の宇宙業界に大きな力を生み出すと思っています。

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