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インタビュー企画

Challenger2

感動を、その先につなぐ

有限会社ライブ代表取締役
上坂浩光

1997年に有限会社ライブ設立。
生命・宇宙などの科学映像やゲーム等のエンタテイメント映像など、様々な分野にチャレンジしている。
アマチュア天体写真家としても活躍。
小惑星探査機「はやぶさ」の帰還を全編CGで描いた『HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-』は、プラネタリウムで上映され大ヒット。
劇場でも公開され、多くの人々に感銘を与えた。
この作品は第52回科学技術映像祭文部科学大臣賞、映文連アワード2011・最優秀作品賞(グランプリ)を受賞。
その後制作された作品も日本のみならず海外でも上映され数々の賞を受けている。
現在、「フルドーム作品無償公開プロジェクト」と題して、フルドーム作品の無償公開を行なっている。
<フルドーム作品無償公開プロジェクト>
http://www.live-net.co.jp/stayhome

2020.5.8

宇宙好き少年が、
感動を伝えるようになるまで

──上坂監督は、どのようにしてこの道に入られたのでしょうか?

上坂監督(以下、上坂): 僕はもともと、宇宙好きの少年でした。天文学者にもなりたかった時期があります。映像制作の分野の仕事に入りましたが、宇宙関係の仕事があればぜひ挑戦したいとずっと思っていたとき、宇宙科学研究所(宇宙研)からの「祈り」の仕事が来たのです。
この作品の制作を通じて、宇宙研の人たち、はやぶさチームメンバーに魅了されました。彼らは僕を対等の仲間としてみてくれる。そんな中で、「フルドーム映像ではやぶさの作品を作りませんか?」というお話が来たのです。

そして、『HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-(http://www.live-net.co.jp/hayabusa-movie/)』が完成しました。情感を込めた作品に仕上げたことには当初批判の声も多かったのですが、自分の中から湧き上がる感覚を大切にしたい、そう思って作りました。結果、多くの方が感動する作品になったと思います。

──その次は「はやぶさ2」の旅立ちを描きましたね。

上坂: 帰還したはやぶさのカプセルを現地でみる機会があり、そのときに心に誓いました。「はやぶさを引き継ぐ次のミッションは必ず応援する」と。その想いが、第2作の『HAYABUSA2 -RETURN TO THE UNIVERSE-(http://www.live-net.co.jp/hayabusa2/)』に流れています。1作目が宇宙側からの視点とすれば2作目は地球側からの視点。ですから、地球で応援する人たちも作品の中へ入れ込みたかったのです。

インタビュー風景

REBORNとは「つながること」

──そしていよいよ、はやぶさ3部作の最後を飾る『HAYABUSA2 -REBORN(http://www.live-net.co.jp/hayabusa2reborn/)』が完成しました。この作品に込めたお気持ちをお聞かせ下さい。

上坂: はやぶさ2は、はやぶさの生まれ変わりです。だからREBORNというサブタイトルをつけました。1作目が宇宙、2作目が地球の視点だとしたら、3作目はその2つが融合したものにしたかった。年末にカプセルが地球に帰還すれば小惑星往復ミッションは終わりますが、私たちの想いは生まれ変わってきっと続いていく。そのような気持ちも込めました。
この作品には、大正製薬さんも協賛いただいていますが、リポビタンDは、はやぶさのタッチダウン中継の印象が強いですね。あれだけの人たちが寝ずに努力している。そのことを私たちに伝えてくれました。ボトルの内にあるものは、きっといろいろな人の想いなのでしょう。それを伝えるシンボルがリポビタンDだったのではないでしょうか。

REBORNとは「つながる」ことだと思っています。僕の全ての作品の根底には「命のつながり」というテーマがあります。そして、はやぶさ・はやぶさ2の作品では、観に行った人たち同士に、つながりが生まれました。この作品をきっかけに、色んな「つながり」が生まれればと思います。

つらいときこそ、自分に正直に

──監督は宇宙だけではなく、様々な映像作品を手掛けてらっしゃいますが、作品を作ろうという原動力はどのようなものでしょうか?

上坂: 作品を観て下さった方が、何かを受け取って返してくれる、その嬉しさと驚きがありますね。自分が思ってもみなかったようなものが返ってくる、人生が作品によって変わった人がいる。新しい世界への扉を開く、その気持ちをちょっと後押ししてあげる。そのような映像の可能性が自分自身のエネルギーですね。

──しかし、映像作りというのは本当に大変ではないでしょうか。

上坂: 本当に大変です。「もうだめだ、やっぱり自分にはできない…」、そういう思いにまで追い込まれることもあります。最初は絶対にうまく行くと思っても途中でつまづくんです。そんなときには、自分の心に正直になることです。人の目を気にするよりは、自分の心の声を聞くことが大事だと思います。それは追い詰められないとなかなかわからないのですが(笑)。

──監督のいまの夢をお聞かせ下さい。

上坂: 自分のことでいえば、死ぬまで作品を作っていければいいと思いますね。自分が作った作品で、いろいろな人の可能性が花開いてくれればいいと思います。今まで自分の作品は大人向けの作品が多かったのですが、今度は子どもたちに向けての作品を作ってみたいと思っています。

リポビタンD小惑星探査機「はやぶさ2」応援限定ボトルを手にライブの皆さま
リポビタンD [指定医薬部外品] 疲労回復


はやぶさ、はやぶさ2を日本、そして全世界に知らしめた立役者の一人ともいえる上坂監督。今のような不安が覆う時代だからこそ、監督の作品が伝える挑戦の力を、改めて信じて進みたいものです。「一人ひとりが自覚を持っていればこの危機は必ず乗り越えられる」、監督の最後のお言葉が、私にも力強く響きました。
(インタビュアー:月探査情報ステーション 編集長 寺薗淳也氏)




ヒビト’s eye

「苦しくて苦しくて大変な演技ほど、美しく見える」ということを、ある人から教えてもらったことがあるんだ。
映像づくりも同じで、とても大変だけど、その分素晴らしい作品ができていくんだね。
これからの上坂さんの作品も楽しみにしてます!

Next Challenger

月探査情報ステーション編集長
寺薗淳也

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