中性脂肪の数値が高いとどうなる? 健康に及ぼすリスクや対処法を解説

中性脂肪の数値が高いとどうなる? 健康に及ぼすリスクや対処法を解説

中性脂肪の数値が高いとどうなる?健康に及ぼすリスクや対処法を解説 中性脂肪の数値が高いとどうなる?健康に及ぼすリスクや対処法を解説

中性脂肪は活動のための大切なエネルギー源の1つで、体につく体脂肪にも含まれますが、過剰になると動脈硬化を進めるなど健康に様々な悪影響を及ぼします。健康診断などで中性脂肪の数値が高いと指摘されたら放置せず、生活習慣を見直すことが大切です。

中性脂肪は活動のための大切なエネルギー源の1つで、体につく体脂肪にも含まれますが、過剰になると動脈硬化を進めるなど健康に様々な悪影響を及ぼします。健康診断などで中性脂肪の数値が高いと指摘されたら放置せず、生活習慣を見直すことが大切です。

<監修>
帝京大学理事・名誉教授/臨床研究センター センター長
寺本民生先生

<監修>
帝京大学理事・名誉教授/臨床研究センター センター長
寺本民生先生

帝京大学理事・名誉教授/臨床研究センター センター長 寺本民生先生 帝京大学理事・名誉教授/臨床研究センター センター長 寺本民生先生

てらもと・たみお 1973年東京大学医学部卒業。東大第一内科入局。茨城県日立総合病院、東京日立病院で内科研修後、東大第一内科助手。米国シカゴ大学に留学後、東大第一内科医局長を経て、帝京大学内科教授・医学部長を歴任し、2013年より現職。同時に寺本内科歯科クリニック開業。内科学会理事長、動脈硬化学会理事長、医学会連合副会長、日本専門医機構理事長など歴任し、現職。

てらもと・たみお 1973年東京大学医学部卒業。東大第一内科入局。茨城県日立総合病院、東京日立病院で内科研修後、東大第一内科助手。米国シカゴ大学に留学後、東大第一内科医局長を経て、帝京大学内科教授・医学部長を歴任し、2013年より現職。同時に寺本内科歯科クリニック開業。内科学会理事長、動脈硬化学会理事長、医学会連合副会長、日本専門医機構理事長など歴任し、現職。

(1)健康診断で中性脂肪の数値が「高い」と診断される基準は? 

(1)健康診断で中性脂肪の数値が「高い」と診断される基準は? 

健康診断で中性脂肪の数値が「高い」と診断される基準は? 健康診断で中性脂肪の数値が「高い」と診断される基準は?

中性脂肪は「トリグリセライド(略してTG)」とも呼ばれ、血液検査で数値を知ることができます。血液検査で測定しているのは血液中に溶け込んだ脂で、これを「血中脂質」といいます。血中脂質には中性脂肪の他に、コレステロール、リン脂質、脂肪酸などが含まれ、血液検査ではLDLコレステロール値、HDLコレステロール値、総コレステロール値も分かります。

健康な人の中性脂肪の基準値は、空腹時の測定で30~149mg/dL とされています。つまり、150mg/dL以上だと中性脂肪が高いことになり、脂質異常症の1つである「高トリグリセライド血症」と診断されます。脂質異常症は、血液中の脂質(LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセライド(中性脂肪))が基準値から外れた状態を指し、メタボリックシンドロームの診断基準にも盛り込まれているものです。

なぜ空腹時に測定するのかというと、検査前の食事が中性脂肪値に大きく影響するためです。一般に中性脂肪値は食後3~4時間でピークとなり、食事前の数値に戻るには9時間程度かかるといわれています。健診などの際に「採血前の10時間ほどは食事や水・お茶以外の水分を摂らないように」と絶食の指示があるのはこうした理由によります。

ただし、検査のハードルを低くしてより多くの人に健診を受けてもらうために、2022年からは非空腹時に採血した場合の数値も示されるようになりました。この場合、175mg/dL以上だと「高トリグリセライド血症」と診断されます。

<高トリグリセライド血症の診断基準>
空腹時採血 150mg/dL以上 または 非空腹時採血(随時採血※)175mg/dL以上
高トリグリセライド血症
※空腹時と非空腹時の検査は同時にはできないため、空腹時の中性脂肪の値が高めの方は、非空腹時の検査も医師にご相談ください。

中性脂肪は「トリグリセライド(略してTG)」とも呼ばれ、血液検査で数値を知ることができます。血液検査で測定しているのは血液中に溶け込んだ脂で、これを「血中脂質」といいます。血中脂質には中性脂肪の他に、コレステロール、リン脂質、脂肪酸などが含まれ、血液検査ではLDLコレステロール値、HDLコレステロール値、総コレステロール値も分かります。

健康な人の中性脂肪の基準値は、空腹時の測定で30~149mg/dL とされています。つまり、150mg/dL以上だと中性脂肪が高いことになり、脂質異常症の1つである「高トリグリセライド血症」と診断されます。脂質異常症は、血液中の脂質(LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセライド(中性脂肪))が基準値から外れた状態を指し、メタボリックシンドロームの診断基準にも盛り込まれているものです。

なぜ空腹時に測定するのかというと、検査前の食事が中性脂肪値に大きく影響するためです。一般に中性脂肪値は食後3~4時間でピークとなり、食事前の数値に戻るには9時間程度かかるといわれています。健診などの際に「採血前の10時間ほどは食事や水・お茶以外の水分を摂らないように」と絶食の指示があるのはこうした理由によります。

ただし、検査のハードルを低くしてより多くの人に健診を受けてもらうために、2022年からは非空腹時に採血した場合の数値も示されるようになりました。この場合、175mg/dL以上だと「高トリグリセライド血症」と診断されます。

<高トリグリセライド血症の診断基準>
空腹時採血 150mg/dL以上 または 非空腹時採血(随時採血※)175mg/dL以上
高トリグリセライド血症
※空腹時と非空腹時の検査は同時にはできないため、空腹時の中性脂肪の値が高めの方は、非空腹時の検査も医師にご相談ください。

(2)中性脂肪の数値が高いとどうなるの?

(2)中性脂肪の数値が高いとどうなるの?

中性脂肪の数値が高いとどうなるの? 中性脂肪の数値が高いとどうなるの?

中性脂肪の数値が高くても、これといった自覚症状は現れません。しかし、中性脂肪の数値が高い状態が続くと、次のような様々な健康上の問題が生じます。

・肥満……中性脂肪は必要に応じて分解され、体を動かすエネルギー源として利用されます。一方で、食事等で摂取したエネルギーが消費するエネルギーを上回ると、余ったのエネルギーは肝臓で中性脂肪につくり替えられ、皮下脂肪や内臓脂肪として貯蔵されます。こうして体についた脂肪のことを一般に「体脂肪」と呼んでいます。体脂肪率の高い状態は、糖尿病や高血圧、心血管疾患などの生活習慣病をはじめ多くの病気を引き起こす要因となります。

・動脈硬化……中性脂肪が多過ぎることで最も問題なのは、血管の老化である動脈硬化を加速させてしまうことです。動脈硬化が進むと血液の流れが悪くなって狭心症や心筋梗塞、脳梗塞など命にかかわる重大な病気を発症するリスクも高まってしまいます。動脈硬化には喫煙や高血圧や糖尿病なども関係していますが、脂質異常症は最大の原因の1つです。

・メタボリックシンドローム……体の中で余った中性脂肪が腹部の内臓の周りに蓄積して「内臓脂肪型肥満」になると、メタボリックシンドロームを招きます。メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満に加えて、高血圧、糖尿病、脂質異常症のうち2つ以上当てはまる状態をいい、動脈硬化を急速に進めてしまうことが分かっています。

・異所性脂肪……皮下脂肪や内臓脂肪の脂肪組織に入り切らなくなった中性脂肪が、肝臓や心臓、筋肉など本来脂肪をため込む場所でないところにたまると、その臓器の機能を低下させてしまいます。異所性脂肪の代表的なものが脂肪肝で、進行すると肝硬変や肝がんを招くこともあります。

・急性膵炎……急性膵炎は、膵臓が出す消化酵素が原因となって、みぞおちの辺りの激しい痛みや吐き気、発熱などが起こる病気です。一般に中性脂肪値が500mg/dLを超えると、急性膵炎を発症するリスクが高まるといわれています。

<中性脂肪は動脈硬化を加速させる>

中性脂肪は、血液中でLDLコレステロール(悪玉)の味方、HDLコレステロール(善玉)の敵として働き、次のように動脈硬化を加速させていきます。

①    肝臓で合成された中性脂肪は、血液となじみやすいVLDLというリポタンパク質の形で血液中に送り出される。
②    血液中にVLDLが多くなり過ぎると、善玉のHDLコレステロールが減少し、悪性度の高い小型LDL(sdLDL)が増加する。
③    小型LDL(sdLDL)は血管壁に入り込みやすく、粥状のプラークを形成することで血管内腔が狭くなる。

中性脂肪の数値が高くても、これといった自覚症状は現れません。しかし、中性脂肪の数値が高い状態が続くと、次のような様々な健康上の問題が生じます。

・肥満……中性脂肪は必要に応じて分解され、体を動かすエネルギー源として利用されます。一方で、食事等で摂取したエネルギーが消費するエネルギーを上回ると、余ったのエネルギーは肝臓で中性脂肪につくり替えられ、皮下脂肪や内臓脂肪として貯蔵されます。こうして体についた脂肪のことを一般に「体脂肪」と呼んでいます。体脂肪率の高い状態は、糖尿病や高血圧、心血管疾患などの生活習慣病をはじめ多くの病気を引き起こす要因となります。

・動脈硬化……中性脂肪が多過ぎることで最も問題なのは、血管の老化である動脈硬化を加速させてしまうことです。動脈硬化が進むと血液の流れが悪くなって狭心症や心筋梗塞、脳梗塞など命にかかわる重大な病気を発症するリスクも高まってしまいます。動脈硬化には喫煙や高血圧や糖尿病なども関係していますが、脂質異常症は最大の原因の1つです。

・メタボリックシンドローム……体の中で余った中性脂肪が腹部の内臓の周りに蓄積して「内臓脂肪型肥満」になると、メタボリックシンドロームを招きます。メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満に加えて、高血圧、糖尿病、脂質異常症のうち2つ以上当てはまる状態をいい、動脈硬化を急速に進めてしまうことが分かっています。

・異所性脂肪……皮下脂肪や内臓脂肪の脂肪組織に入り切らなくなった中性脂肪が、肝臓や心臓、筋肉など本来脂肪をため込む場所でないところにたまると、その臓器の機能を低下させてしまいます。異所性脂肪の代表的なものが脂肪肝で、進行すると肝硬変や肝がんを招くこともあります。

・急性膵炎……急性膵炎は、膵臓が出す消化酵素が原因となって、みぞおちの辺りの激しい痛みや吐き気、発熱などが起こる病気です。一般に中性脂肪値が500mg/dLを超えると、急性膵炎を発症するリスクが高まるといわれています。

<中性脂肪は動脈硬化を加速させる>

中性脂肪は、血液中でLDLコレステロール(悪玉)の味方、HDLコレステロール(善玉)の敵として働き、次のように動脈硬化を加速させていきます。

①    肝臓で合成された中性脂肪は、血液となじみやすいVLDLというリポタンパク質の形で血液中に送り出される。
②    血液中にVLDLが多くなり過ぎると、善玉のHDLコレステロールが減少し、悪性度の高い小型LDL(sdLDL)が増加する。
③    小型LDL(sdLDL)は血管壁に入り込みやすく、粥状のプラークを形成することで血管内腔が狭くなる。

動脈硬化が進む仕組みと血管の内側の様子 動脈硬化が進む仕組みと血管の内側の様子

(3)中性脂肪の数値が高くなる原因は?

(3)中性脂肪の数値が高くなる原因は?

中性脂肪が高くなる一番の原因は、食べ過ぎや飲み過ぎです。

脂質だけでなく、糖質やタンパク質もエネルギー源となります。たとえ脂肪分の多いものをあまり摂らなかったとしても、糖質やタンパク質を摂り過ぎれば、余ったエネルギーが中性脂肪に変換されて脂肪組織に取り込まれ、その過程で血液中に中性脂肪があふれることになります。脂質そのものでなくても、消費されずに余れば、最終的には中性脂肪になるのです。

中性脂肪が高くなる一番の原因は、食べ過ぎや飲み過ぎです。

脂質だけでなく、糖質やタンパク質もエネルギー源となります。たとえ脂肪分の多いものをあまり摂らなかったとしても、糖質やタンパク質を摂り過ぎれば、余ったエネルギーが中性脂肪に変換されて脂肪組織に取り込まれ、その過程で血液中に中性脂肪があふれることになります。脂質そのものでなくても、消費されずに余れば、最終的には中性脂肪になるのです。

中性脂肪がたまる仕組み 中性脂肪がたまる仕組み

また、運動不足、精神的ストレス、睡眠不足なども中性脂肪の数値を上げる原因となりやすく、加齢や遺伝的体質、持病、使用している薬剤などが関係することもあります。女性は特に更年期以降に中性脂肪の数値が上がりやすいので注意が必要です。

また、運動不足、精神的ストレス、睡眠不足なども中性脂肪の数値を上げる原因となりやすく、加齢や遺伝的体質、持病、使用している薬剤などが関係することもあります。女性は特に更年期以降に中性脂肪の数値が上がりやすいので注意が必要です。

(4)中性脂肪の数値を下げるには?

(4)中性脂肪の数値を下げるには?

中性脂肪の数値を下げるには? 中性脂肪の数値を下げるには?

太っている人は中性脂肪の数値が高い傾向にあります。肥満気味の場合はまず、減量して体重を標準体重に近づけることが大切です。

体に蓄積された脂肪(体脂肪)には「皮下脂肪」と「内臓脂肪」があり、このうち特に体に悪影響を及ぼしやすいのは内臓脂肪です。その一方で、内臓脂肪はつきやすく、減りやすい特徴があるため、少し体重を落とすだけでも内臓脂肪を減らす効果が大きいといわれます。

・皮下脂肪:下腹部、腰周り、お尻などの皮膚の下につく脂肪。寒冷な環境から体を守ったり、外界からの衝撃を吸収したりする。男性よりも女性につきやすい。皮下脂肪がつくタイプの肥満は「皮下脂肪型肥満」と呼ばれる。

・内臓脂肪:腹部の内臓周りの脂肪細胞につく脂肪。動脈硬化や脂質異常症、糖尿病などを進行させ、健康上のリスクを高める。男性や閉経後の女性につきやすい。内臓脂肪がつくタイプの肥満は「内臓脂肪型肥満」と呼ばれる。

太っている人は中性脂肪の数値が高い傾向にあります。肥満気味の場合はまず、減量して体重を標準体重に近づけることが大切です。

体に蓄積された脂肪(体脂肪)には「皮下脂肪」と「内臓脂肪」があり、このうち特に体に悪影響を及ぼしやすいのは内臓脂肪です。その一方で、内臓脂肪はつきやすく、減りやすい特徴があるため、少し体重を落とすだけでも内臓脂肪を減らす効果が大きいといわれます。

・皮下脂肪:下腹部、腰周り、お尻などの皮膚の下につく脂肪。寒冷な環境から体を守ったり、外界からの衝撃を吸収したりする。男性よりも女性につきやすい。皮下脂肪がつくタイプの肥満は「皮下脂肪型肥満」と呼ばれる。

・内臓脂肪:腹部の内臓周りの脂肪細胞につく脂肪。動脈硬化や脂質異常症、糖尿病などを進行させ、健康上のリスクを高める。男性や閉経後の女性につきやすい。内臓脂肪がつくタイプの肥満は「内臓脂肪型肥満」と呼ばれる。

皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満の脂肪のつき方の違い 皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満の脂肪のつき方の違い

次の計算式で体格指数BMI(ボディ・マス・インデックス)を求め、最も病気になりにくいとされる標準体重BMI=22を目指しましょう。現在の体重の3%を落とすだけでも、中性脂肪値の改善が期待できます。

BMI=[体重(kg)]÷[身長(m)×身長(m)]

例)身長170㎝、体重88 kgの人の場合
88÷(1.7 ×1.7)≒ 30  ➡BMIは30

 

毎日の生活の中では、中性脂肪を増やさない習慣を身に着けることも大切です。次のことを心がけましょう。

・食事……暴飲暴食を控え、適正なエネルギーで栄養バランスのよい食事を規則正しく摂る。特にアルコール、パン、ご飯、麺類、油脂、果物、砂糖など脂質と糖質の摂り過ぎは中性脂肪の増加につながりやすいので注意する。

・運動……ウォーキングや水泳など全身を使って酸素を取り入れながら行う有酸素運動は、体脂肪の燃焼に効果的。掃除や洗濯などの家事や買い物、犬の散歩、通勤などの機会を利用して、こまめに体を動かすことも大切。

・その他……BMIが25を超えている人は、毎日体重を測って記録すると生活習慣を見直す手がかりになり、減量のモチベーションアップにもつながる。

次の計算式で体格指数BMI(ボディ・マス・インデックス)を求め、最も病気になりにくいとされる標準体重BMI=22を目指しましょう。現在の体重の3%を落とすだけでも、中性脂肪値の改善が期待できます。

BMI=[体重(kg)]÷[身長(m)×身長(m)]

例)身長170㎝、体重88 kgの人の場合
88÷(1.7 ×1.7)≒ 30  ➡BMIは30

 

毎日の生活の中では、中性脂肪を増やさない習慣を身に着けることも大切です。次のことを心がけましょう。

・食事……暴飲暴食を控え、適正なエネルギーで栄養バランスのよい食事を規則正しく摂る。特にアルコール、パン、ご飯、麺類、油脂、果物、砂糖など脂質と糖質の摂り過ぎは中性脂肪の増加につながりやすいので注意する。

・運動……ウォーキングや水泳など全身を使って酸素を取り入れながら行う有酸素運動は、体脂肪の燃焼に効果的。掃除や洗濯などの家事や買い物、犬の散歩、通勤などの機会を利用して、こまめに体を動かすことも大切。

・その他……BMIが25を超えている人は、毎日体重を測って記録すると生活習慣を見直す手がかりになり、減量のモチベーションアップにもつながる。

(5)まとめ

(5)まとめ

中性脂肪が増え過ぎた「高トリグリセライド血症」は、無症状のまま水面下で進行し、ある日突然、命にかかわる病気を引き起こしたり、生活の質を著しく低下させたりする要因となります。中性脂肪の数値が高いといわれたら放置せず、生活習慣を見直して危険な病気を未然に防ぎましょう。

中性脂肪が増え過ぎた「高トリグリセライド血症」は、無症状のまま水面下で進行し、ある日突然、命にかかわる病気を引き起こしたり、生活の質を著しく低下させたりする要因となります。中性脂肪の数値が高いといわれたら放置せず、生活習慣を見直して危険な病気を未然に防ぎましょう。