納っトク!便秘の仕組み納っトク!便秘の仕組み

便意を感じる仕組み

便意は腸と脳の連係プレー!
我慢し過ぎると
センサーが鈍って便秘に!

便を出したいというシグナル「便意」、でもすぐにトイレに行けるとは限りません。ついついタイミングを逃すと、いつのまにか便意が引っ込んで次はなかなかこない…そんな積み重ねは便秘のもと。我慢し過ぎからくる便秘にならないために、便意のメカニズムを知っておきましょう。

腸のシグナルを察知して脳が出す指令、それが便意

食べたものは、消化管を通って消化・吸収され、残ったものが便として排泄されます。直腸に便が溜まるとそのシグナルが大脳に送られ “便を出せ!”という指令を出すのです。

便意を感じるまでの流れは次の通りです。

  1. 胃・結腸反射

    胃に食べ物が入ると、その刺激で大腸のぜん動運動が起こり、便は直腸へ送られます。

  2. 排便反射

    直腸に便がやってきたという情報は「仙髄の排便中枢」という神経に伝わり、便を送り出す働きが強くなります。

  3. 大脳へ伝達

    結腸が便を出す準備を始める一方で、そのシグナルは仙髄を経て脳に伝わります。

  4. 大脳からGOサイン

    その時の状況に応じて、“便を出す”“我慢する”の指令を出します。排泄の指令が出ると、腹筋が収縮し腹圧が加わって、肛門括約筋が緩んで便が出るのです。

大脳は、出してよいタイミングなのかどうかを判断して腸の動きをコントロールしています。排便は「腸と脳との連携プレー」、ここがかみ合わない状態が続くと便秘をまねくことになるのです。

我慢し過ぎるとセンサーが鈍って便意を感じなくなる!?

直腸のまわりには便がやってきたことを感知するセンサーがたくさんあります。しかし、あまり我慢してばかりいると働きが鈍り、便意を感じなくなってしまうのです。

我慢するとこんな悪影響が

朝は最も便意を感じやすい時間帯、タイミングを逃したまま1日が過ぎてしまった・・・などということのないように、ゆとりをもったトイレタイムをつくりたいですね。

毎日出なくても便秘じゃない!

排便が毎日ない=便秘、ということではありません。「慢性便秘症診療ガイドライン 2017」では、ひとつは「排便回数の減少」で週3回未満、もうひとつは便が硬くて出にくいといった「排便困難症状」に分けています。排便困難症状は、排便時のいきみ、残便感、頻回便、肛門の閉そく感の4つの症状を指します。

硬すぎる便は、便秘だけでなく痔の原因にもなります。便意を我慢し過ぎるのもよくありません。食事の内容や生活習慣を見直すとともに、トイレタイムをきちんと確保して、「ブリストル便形状スケール」のタイプ4、理想的な便を目指しましょう。