血圧について

血圧について

血圧について 血圧について

高血圧は特段症状がない場合が多く気づきにくい病気ですが、命に関わる病を引き起こす原因になることがあります。健康診断などで血圧高めと言われたら、生活習慣を改善し血圧低下に努めましょう。

高血圧は特段症状がない場合が多く気づきにくい病気ですが、命に関わる病を引き起こす原因になることがあります。健康診断などで血圧高めと言われたら、生活習慣を改善し血圧低下に努めましょう。

年齢による血圧の変化

年齢による血圧の変化

血圧とは、心臓が血液を動脈に送り出すときの圧力のこと。血圧は日々変動していますが、血圧が正常より高い状態が続くことを「高血圧症」といいます。

年齢を重ねると血管に柔軟性がなくなり、血管は動脈硬化を起こします。
動脈硬化が起こると、狭い血管に一定量の血液を送り出すため、さらに血圧が高くなります。
このことが「高血圧→動脈硬化→血圧の上昇」という悪循環をつくり、動脈硬化を促進するのです。動脈硬化は全身の動脈で起こり、さまざまな病気を引き起こします。

血圧とは、心臓が血液を動脈に送り出すときの圧力のこと。血圧は日々変動していますが、血圧が正常より高い状態が続くことを「高血圧症」といいます。

年齢を重ねると血管に柔軟性がなくなり、血管は動脈硬化を起こします。
動脈硬化が起こると、狭い血管に一定量の血液を送り出すため、さらに血圧が高くなります。
このことが「高血圧→動脈硬化→血圧の上昇」という悪循環をつくり、動脈硬化を促進するのです。動脈硬化は全身の動脈で起こり、さまざまな病気を引き起こします。

年齢による血圧の変化 年齢による血圧の変化

血圧が高くなる原因とは

血圧が高くなる原因とは

血圧が高くなる原因は、肥満、塩分の摂り過ぎ、ストレスや喫煙などです。こうした生活習慣とは別に、遺伝等が高血圧に関係することは確かですが、高血圧症そのものが遺伝するのではなく、高血圧症になりやすい体質が遺伝すると考えられています。
それぞれの原因によって血圧が上がるメカニズムは、次の通りです。

■肥満
肥満になると、大きな体の隅々まで血液をいきわたらせる必要があり、一度に血液を送り出す量が増加するため血圧が上がる。

■塩分の取りすぎ
塩分の摂り過ぎると、血液中の塩分濃度が高くなります。濃度を下げるために水分を体に溜め込み、その結果血液量が増えるため血圧が上がる。

■ストレス
ストレスは交感神経の働きを高めるため、心拍数が上がるなどした結果、血圧が上がる。

■喫煙
喫煙は、末梢血管の収縮するため血圧が上がる。

高血圧の状態が続くと、血管壁の内側がダメージを受けてもろくなったり、柔軟さが失われて硬くなったりします。この状態が「動脈硬化」です。動脈硬化は全身の太い血管から細い血管まであらゆる血管に起こります。

血圧が高くなる原因は、肥満、塩分の摂り過ぎ、ストレスや喫煙などです。こうした生活習慣とは別に、遺伝等が高血圧に関係することは確かですが、高血圧症そのものが遺伝するのではなく、高血圧症になりやすい体質が遺伝すると考えられています。
それぞれの原因によって血圧が上がるメカニズムは、次の通りです。

■肥満
肥満になると、大きな体の隅々まで血液をいきわたらせる必要があり、一度に血液を送り出す量が増加するため血圧が上がる。

■塩分の取りすぎ
塩分の摂り過ぎると、血液中の塩分濃度が高くなります。濃度を下げるために水分を体に溜め込み、その結果血液量が増えるため血圧が上がる。

■ストレス
ストレスは交感神経の働きを高めるため、心拍数が上がるなどした結果、血圧が上がる。

■喫煙
喫煙は、末梢血管の収縮するため血圧が上がる。

高血圧の状態が続くと、血管壁の内側がダメージを受けてもろくなったり、柔軟さが失われて硬くなったりします。この状態が「動脈硬化」です。動脈硬化は全身の太い血管から細い血管まであらゆる血管に起こります。

血圧が高くなった時に出る症状は?

血圧が高くなった時に出る症状は?

高血圧は「サイレントキラー(静かなる殺人者)」といわれる通り、ほとんどの場合、これといった自覚症状がありません。

そのため、高血圧は治療の必要がないと思っている人も多いようですが、高血圧を放置すると動脈硬化が進みます。

自覚症状がないからと軽視せず、日ごろから血圧のコントロールを心がけることが大切です。

高血圧は「サイレントキラー(静かなる殺人者)」といわれる通り、ほとんどの場合、これといった自覚症状がありません。

そのため、高血圧は治療の必要がないと思っている人も多いようですが、高血圧を放置すると動脈硬化が進みます。

自覚症状がないからと軽視せず、日ごろから血圧のコントロールを心がけることが大切です。

日常生活で高めの血圧対策をするには?

日常生活で高めの血圧対策をするには?

食生活、禁煙、ストレス解消、十分な睡眠など、生活習慣の改善が高めの血圧対策につながります。

【高めの血圧対策①食事を改善】
塩分の摂り過ぎは、最大の危険因子とされます。
塩分の他にも、コレステロール・飽和脂肪酸の多いものは避け、野菜・果物・魚(魚油)を摂るようにしましょう。

・塩分摂取量を1日6グラム程度まで減らす。
・コレステロールや飽和脂肪酸の多い食品を控える。
・野菜や果物を積極的に摂取する。
・魚(魚油)をできるだけ摂取する。

【高めの血圧対策②飲酒はほどほどに】
節酒を心がけましょう。アルコールを摂ると一時的に血圧は下がりますが、習慣的に大量に飲む場合には血圧を上昇させます。1日の摂取量はビールで中瓶1本、清酒で1合までが目安です。

【高めの血圧対策③喫煙はタブー】
喫煙者は禁煙しましょう。
下のグラフをご覧ください。最近の一部の研究では喫煙の高血圧発症への影響も指摘されているものの、慢性的な影響は確立されていません。しかし、1本のたばこを吸うと、15分以上持続する血圧上昇を引き起こすことが示されています。喫煙は動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中の危険因子となりますから、ぜひ禁煙を。どうしても禁煙できない人は食後や休息時など時間を決め、本数を減らす努力をしてください。

【高めの血圧対策④ストレスは溜め込まない】
気持ちをおおらかにし、なるべくイライラしないよう穏やかに過ごしましょう。

食生活、禁煙、ストレス解消、十分な睡眠など、生活習慣の改善が高めの血圧対策につながります。

【高めの血圧対策①食事を改善】
塩分の摂り過ぎは、最大の危険因子とされます。
塩分の他にも、コレステロール・飽和脂肪酸の多いものは避け、野菜・果物・魚(魚油)を摂るようにしましょう。

・塩分摂取量を1日6グラム程度まで減らす。
・コレステロールや飽和脂肪酸の多い食品を控える。
・野菜や果物を積極的に摂取する。
・魚(魚油)をできるだけ摂取する。

【高めの血圧対策②飲酒はほどほどに】
節酒を心がけましょう。アルコールを摂ると一時的に血圧は下がりますが、習慣的に大量に飲む場合には血圧を上昇させます。1日の摂取量はビールで中瓶1本、清酒で1合までが目安です。

【高めの血圧対策③喫煙はタブー】
喫煙者は禁煙しましょう。
下のグラフをご覧ください。最近の一部の研究では喫煙の高血圧発症への影響も指摘されているものの、慢性的な影響は確立されていません。しかし、1本のたばこを吸うと、15分以上持続する血圧上昇を引き起こすことが示されています。喫煙は動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中の危険因子となりますから、ぜひ禁煙を。どうしても禁煙できない人は食後や休息時など時間を決め、本数を減らす努力をしてください。

【高めの血圧対策④ストレスは溜め込まない】
気持ちをおおらかにし、なるべくイライラしないよう穏やかに過ごしましょう。

喫煙中の血圧変化 喫煙中の血圧変化

高めの血圧対策には適度な運動が有効

高めの血圧対策には適度な運動が有効

高めの血圧対策には、軽めの適度な運動を習慣的に行いましょう。
適度な運動を継続的に行うと、心肺機能が高まり血のめぐりが改善されて、血圧は徐々に下がっていきます。さらに高血圧だけでなく、適正体重の維持や生活習慣病の予防にも役立ちます。

【血圧を下げる運動法】
人と話をしながらできる、きついと感じない程度の緩やかな運動が効果的です。速めのウォーキング・軽めのジョギング・水中ウォーキング、サイクリングなど、軽い有酸素運動がおすすめです。ラジオ体操、太極拳などの運動でもよいでしょう。1日30分程度を毎日の習慣にするとよいでしょう。

ただし、通院中の人は、必ず医師に相談してから行うようにしてください。

また、急に激しい運動をすると、かえって血圧を上昇させ、心臓に負担がかかるので避けましょう。また、バーベル挙げや腕立て伏せといったような、息をこらえて行うような無酸素運動は、血圧を上昇させるので避けましょう。

仕事や心配事によるストレスや過労、そして睡眠不足は、血圧を上げる大きな要因です。趣味に熱中したり、スポーツで気持ちのよい汗を流したり、十分な睡眠をとったり…つねに心と体のリフレッシュを心がけましょう。

高めの血圧対策には、軽めの適度な運動を習慣的に行いましょう。
適度な運動を継続的に行うと、心肺機能が高まり血のめぐりが改善されて、血圧は徐々に下がっていきます。さらに高血圧だけでなく、適正体重の維持や生活習慣病の予防にも役立ちます。

【血圧を下げる運動法】
人と話をしながらできる、きついと感じない程度の緩やかな運動が効果的です。速めのウォーキング・軽めのジョギング・水中ウォーキング、サイクリングなど、軽い有酸素運動がおすすめです。ラジオ体操、太極拳などの運動でもよいでしょう。1日30分程度を毎日の習慣にするとよいでしょう。

ただし、通院中の人は、必ず医師に相談してから行うようにしてください。

また、急に激しい運動をすると、かえって血圧を上昇させ、心臓に負担がかかるので避けましょう。また、バーベル挙げや腕立て伏せといったような、息をこらえて行うような無酸素運動は、血圧を上昇させるので避けましょう。

仕事や心配事によるストレスや過労、そして睡眠不足は、血圧を上げる大きな要因です。趣味に熱中したり、スポーツで気持ちのよい汗を流したり、十分な睡眠をとったり…つねに心と体のリフレッシュを心がけましょう。

血圧の薬について

血圧の薬について

生活習慣の改善によって血圧が下がれば、医師の判断に基づいて、服薬をやめることもできます。
 
早い段階で血圧の異常に気づき、生活習慣を見直せば血圧の改善が期待できます。まずは、生活習慣の改善において、大きな柱となるのは食事の改善と運動の継続です。その他、禁煙はもちろんストレスをためないこと、十分な睡眠をとることも心がけましょう。

高血圧が進んでおり、薬物療法が必要と診断された場合は、まず薬で正常な血圧の状態を取り戻し、血管への負担を軽減します。そして、治療しながら生活習慣の改善に取り組めば、医師の判断に基づき、服薬量の軽減や休薬もできます。

生活習慣の改善によって血圧が下がれば、医師の判断に基づいて、服薬をやめることもできます。
 
早い段階で血圧の異常に気づき、生活習慣を見直せば血圧の改善が期待できます。まずは、生活習慣の改善において、大きな柱となるのは食事の改善と運動の継続です。その他、禁煙はもちろんストレスをためないこと、十分な睡眠をとることも心がけましょう。

高血圧が進んでおり、薬物療法が必要と診断された場合は、まず薬で正常な血圧の状態を取り戻し、血管への負担を軽減します。そして、治療しながら生活習慣の改善に取り組めば、医師の判断に基づき、服薬量の軽減や休薬もできます。