体と心にさまざまな症状
プチ不調だけでなく大きな病気を招くことも
体と心にさまざまな症状
プチ不調だけでなく大きな病気を招くことも
何日もお通じがない、ウンウンいきんでようやく出たけれど、コロコロの硬い便が少し…。スッキリ出ない日々は本当につらいもの。便秘が続いて便が腸内に長くとどまると、体と心にさまざまな症状が出てきます。
何日もお通じがない、ウンウンいきんでようやく出たけれど、コロコロの硬い便が少し…。スッキリ出ない日々は本当につらいもの。便秘が続いて便が腸内に長くとどまると、体と心にさまざまな症状が出てきます。
便は、温かい腸の中に長くとどまることで腐敗が進み、悪玉菌が増えていきます。悪玉菌は悪臭を放つ有害物質をつくり出します。便秘になると便やおならが臭くなるのはこのためです。
便は、温かい腸の中に長くとどまることで腐敗が進み、悪玉菌が増えていきます。悪玉菌は悪臭を放つ有害物質をつくり出します。便秘になると便やおならが臭くなるのはこのためです。
自律神経の乱れは便秘の原因になりますが、便秘をしていることがストレスになったり、腸内環境が悪化したりして自律神経のバランスが崩れます。
便秘を解消すると、こうした症状も連動してよくなることもあります。
自律神経の乱れは便秘の原因になりますが、便秘をしていることがストレスになったり、腸内環境が悪化したりして自律神経のバランスが崩れます。
便秘を解消すると、こうした症状も連動してよくなることもあります。
便秘のトラブルのNo1が痔です。特に若い女性に増えているのが「切れ痔」です。コチコチ便の人や、トイレでウーンと強くいきむ人は要注意!
便秘のトラブルのNo1が痔です。特に若い女性に増えているのが「切れ痔」です。コチコチ便の人や、トイレでウーンと強くいきむ人は要注意!
スキンケアに気をつけているのに、肌の調子が今ひとつ…こんな人は、便秘が続いていることが多いもの。
スキンケアに気をつけているのに、肌の調子が今ひとつ…こんな人は、便秘が続いていることが多いもの。
心の元気と腸の健康には深い関係が。便秘が続くと精神的に不安定になりやすく、「出ない!」というストレスで、よけいに便秘がひどくなる場合も。
心の元気と腸の健康には深い関係が。便秘が続くと精神的に不安定になりやすく、「出ない!」というストレスで、よけいに便秘がひどくなる場合も。
腸の状態が悪いと、体がだるく疲れやすくなります。そのため動くのがおっくうになって、ついゴロゴロ…運動不足で便秘がますます悪化し、悪循環に陥りがち。
腸の状態が悪いと、体がだるく疲れやすくなります。そのため動くのがおっくうになって、ついゴロゴロ…運動不足で便秘がますます悪化し、悪循環に陥りがち。
お腹がパンパンでおならが臭いなら、便やガスが溜まっている証拠。便秘では胃の働きも悪くなって、食欲も低下しがちです。
お腹がパンパンでおならが臭いなら、便やガスが溜まっている証拠。便秘では胃の働きも悪くなって、食欲も低下しがちです。
アメリカ・メイヨー医科大学の研究報告*によれば、便秘のある人はない人に比べて15年後の生存率が低いという結果がでました。
アメリカ・メイヨー医科大学の研究報告*によれば、便秘のある人はない人に比べて15年後の生存率が低いという結果がでました。
(* Chang JY, et al Am J gastroenterol 2010 メイヨー医科大学の15年間の追跡調査)
(* Chang JY, et al Am J gastroenterol 2010 メイヨー医科大学の15年間の追跡調査)
便秘は生活の質(QOL)を下げるだけでなく、寿命も縮めてしまうことが明らかになってきました。便秘による腹痛や腹部膨満感などが食欲低下をまねき、栄養状態が悪化してさまざまな機能が落ち、心筋梗塞や脳卒中、寝たきりなどのリスクが高まると考えられています。
便秘は生活の質(QOL)を下げるだけでなく、寿命も縮めてしまうことが明らかになってきました。便秘による腹痛や腹部膨満感などが食欲低下をまねき、栄養状態が悪化してさまざまな機能が落ち、心筋梗塞や脳卒中、寝たきりなどのリスクが高まると考えられています。
女性には、慢性の便秘に悩む人が多いもの。女性ホルモンのひとつである黄体ホルモンには大腸のぜん動運動を抑える働きがあるため、黄体ホルモンの分泌量が増える月経前は、とくに便秘になりやすくなります。体の中で便秘によるトラブルを自覚しやすいところといえば、肌。腸のコンディションが悪いときは、肌の調子も悪く、気分もモヤモヤしがちです。お肌のためには、外側からのスキンケアだけでなく、便秘にならない生活を心がけることが大切です。
女性には、慢性の便秘に悩む人が多いもの。女性ホルモンのひとつである黄体ホルモンには大腸のぜん動運動を抑える働きがあるため、黄体ホルモンの分泌量が増える月経前は、とくに便秘になりやすくなります。体の中で便秘によるトラブルを自覚しやすいところといえば、肌。腸のコンディションが悪いときは、肌の調子も悪く、気分もモヤモヤしがちです。お肌のためには、外側からのスキンケアだけでなく、便秘にならない生活を心がけることが大切です。
監修:山口トキコ(やまぐちときこ)先生
監修:山口トキコ(やまぐちときこ)先生
医学博士、マリーゴールドクリニック 院長、日本大腸肛門病学会専門医・指導医・評議員、日本外科学会専門医、臨床肛門病学会臨床肛門病技能指導医
1988年、東京女子医科大学卒業。1992年、東京女子医科大学・大学院修了。日本初の女性肛門科専門医として多くの患者の悩みに答える。『最新版 本気で治したい人の腸の不調 便秘・下痢』(学研パブリッシング)『すっきり! 美便生活-便秘を治して、きれいに・元気に・若くなる!』(池田書店[監修])『便秘を治す45の方法』(講談社)など著書多数。
医学博士、マリーゴールドクリニック 院長、日本大腸肛門病学会専門医・指導医・評議員、日本外科学会専門医、臨床肛門病学会臨床肛門病技能指導医
1988年、東京女子医科大学卒業。1992年、東京女子医科大学・大学院修了。日本初の女性肛門科専門医として多くの患者の悩みに答える。『最新版 本気で治したい人の腸の不調 便秘・下痢』(学研パブリッシング)『すっきり! 美便生活-便秘を治して、きれいに・元気に・若くなる!』(池田書店[監修])『便秘を治す45の方法』(講談社)など著書多数。