専門家が教える紫外線からコラーゲンを守る肌ケアとは

専門家が教える紫外線からコラーゲンを守る肌ケアとは

コラーゲン
専門家が教える紫外線からコラーゲンを守る肌ケアとは 専門家が教える紫外線からコラーゲンを守る肌ケアとは

皮膚は紫外線によって刺激を受けると、たくさんの分解酵素を作り出します。

その中にはコラーゲンを分解する酵素も存在し、コラーゲンの減少や、正常なコラーゲンの生産能力が低下するといった影響があるとも言われています。日差しの強い夏だけでなく、油断しがちな秋も注意が必要です。

紫外線から肌とコラーゲンを守るためにも、適切なケアを学んでいきましょう。

皮膚は紫外線によって刺激を受けると、たくさんの分解酵素を作り出します。

その中にはコラーゲンを分解する酵素も存在し、コラーゲンの減少や、正常なコラーゲンの生産能力が低下するといった影響があるとも言われています。日差しの強い夏だけでなく、油断しがちな秋も注意が必要です。

紫外線から肌とコラーゲンを守るためにも、適切なケアを学んでいきましょう。

監修
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かずのすけ かずのすけ
かずのすけ
かずのすけ

化粧品企画開発顧問(株)セララボ代表。現在はホームページ運営、執筆活動、セミナー講師等を行いつつ、コンサルタントとして企業の商品開発を支援。プロデュース化粧品・掲載誌多数。著書に「美肌成分事典」など。

化粧品企画開発顧問(株)セララボ代表。現在はホームページ運営、執筆活動、セミナー講師等を行いつつ、コンサルタントとして企業の商品開発を支援。プロデュース化粧品・掲載誌多数。著書に「美肌成分事典」など。

コラーゲンにもダメージ!紫外線の種類と「日焼け」のメカニズム

コラーゲンにもダメージ!紫外線の種類と「日焼け」のメカニズム

2種類の紫外線 UVA:肌の酸化、即時黒化 UVB:炎症(サンバーン)、日焼け 2種類の紫外線 UVA:肌の酸化、即時黒化 UVB:炎症(サンバーン)、日焼け

紫外線には2つの種類、「UVA」という光と「UVB」という光があります。

UVAはエネルギーが小さく即時的な肌への刺激は弱いとされていますが、 酸化作用があり皮膚表面にある肌色メラニンを酸化して黒くするため「即時黒化」と言われる肌がすぐに黒くなる現象を起こします。

UVBはエネルギーが強く、一定時間肌に当たると肌が赤くなり、ヒリヒリとした炎症(サンバーン)を起こします。

さらに炎症を起こすと肌の深部でシミの元である「メラニン」が発生するため、これが皆さんの知っている「日焼け」と呼ばれる浅黒い肌色のメカニズムです。


体質によってUVAによる即時黒化を起こしやすい人と、UVBによるサンバーンが起こりやすい人がいるので、自身の肌質をよく理解して適切に日焼け対策を行う必要があります

一時的に紫外線を浴びる分には皮膚の修復によって元に戻りますが、継続的に浴び続けると皮膚の中のコラーゲンは徐々にダメージを受け、シワやたるみの原因になってしまいます。

紫外線には2つの種類、「UVA」という光と「UVB」という光があります。

UVAはエネルギーが小さく即時的な肌への刺激は弱いとされていますが、 酸化作用があり皮膚表面にある肌色メラニンを酸化して黒くするため「即時黒化」と言われる肌がすぐに黒くなる現象を起こします。

UVBはエネルギーが強く、一定時間肌に当たると肌が赤くなり、ヒリヒリとした炎症(サンバーン)を起こします。

さらに炎症を起こすと肌の深部でシミの元である「メラニン」が発生するため、これが皆さんの知っている「日焼け」と呼ばれる浅黒い肌色のメカニズムです。


体質によってUVAによる即時黒化を起こしやすい人と、UVBによるサンバーンが起こりやすい人がいるので、自身の肌質をよく理解して適切に日焼け対策を行う必要があります

一時的に紫外線を浴びる分には皮膚の修復によって元に戻りますが、継続的に浴び続けると皮膚の中のコラーゲンは徐々にダメージを受け、シワやたるみの原因になってしまいます。

うっかり日焼けはアフターケアで巻き返せる?「抗炎症ケア」で日焼けを緩和!

うっかり日焼けはアフターケアで巻き返せる?「抗炎症ケア」で日焼けを緩和!

もしうっかり日焼けしてしまってサンバーンを起こしてしまったとしても焦る必要はありません。

抗炎症作用を持つ 『グリチルリチン酸ジカリウム』や『トラネキサム酸』などの成分が配合された薬用スキンケア等で炎症を早めに鎮静させ、炎症でできたメラニンが表皮に運ばれるのを阻止することができれば、その後肌が黒くなるのをできる限り抑えることが可能です。

結果的に作られるメラニンが少なくなるので、 肌が元の色に戻るのもより早くなりますよ!さらに赤くなってヒリヒリしているサンバーンも早めに抑えることができるので一石三鳥です。

もしうっかり日焼けしてしまってサンバーンを起こしてしまったとしても焦る必要はありません。

抗炎症作用を持つ 『グリチルリチン酸ジカリウム』や『トラネキサム酸』などの成分が配合された薬用スキンケア等で炎症を早めに鎮静させ、炎症でできたメラニンが表皮に運ばれるのを阻止することができれば、その後肌が黒くなるのをできる限り抑えることが可能です。

結果的に作られるメラニンが少なくなるので、 肌が元の色に戻るのもより早くなりますよ!さらに赤くなってヒリヒリしているサンバーンも早めに抑えることができるので一石三鳥です。

抗炎症作用成分 グリチルリチン酸ジカリウム トラネキサム酸 抗炎症作用成分 グリチルリチン酸ジカリウム トラネキサム酸

UVAは肌の奥まで届いてコラーゲンを傷つける!?『光老化』とは

UVAは肌の奥まで届いてコラーゲンを傷つける!?『光老化』とは

UVAは肌の奥まで届いてコラーゲンを傷つける!?『光老化』とは UVAは肌の奥まで届いてコラーゲンを傷つける!?『光老化』とは

UVAは、地表に届く全ての紫外線のうち、およそ95%を占め、雲や窓ガラスなども通り抜けると言われています。

UVAのエネルギー自体は弱いものの、照射量が多く、浸透する力が強いため、肌にも影響を与えます。

UVAは20〜30%が肌の奥にある真皮層にまで到達すると考えられており、ハリや弾力を生むコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出す繊維芽細胞にダメージを与えます。

その結果、肌は弾力を失い、シワやたるみなどの肌の老化を引き起こすと考えられています。

UVAはさらに、メラニン色素の合成を増やし、シミが目立つ原因をつくります。紫外線によって生じるシミ、シワ、たるみは「光老化」と呼び、肌老化の3大特長と言われています。

一説によると、光老化は加齢による自然老化よりも激しく、老化の8割が紫外線によるものとも言われています。普段から日焼け止めをしっかり塗って紫外線対策をすることが大切です。

UVAは、地表に届く全ての紫外線のうち、およそ95%を占め、雲や窓ガラスなども通り抜けると言われています。

UVAのエネルギー自体は弱いものの、照射量が多く、浸透する力が強いため、肌にも影響を与えます。

UVAは20〜30%が肌の奥にある真皮層にまで到達すると考えられており、ハリや弾力を生むコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出す繊維芽細胞にダメージを与えます。

その結果、肌は弾力を失い、シワやたるみなどの肌の老化を引き起こすと考えられています。

UVAはさらに、メラニン色素の合成を増やし、シミが目立つ原因をつくります。紫外線によって生じるシミ、シワ、たるみは「光老化」と呼び、肌老化の3大特長と言われています。

一説によると、光老化は加齢による自然老化よりも激しく、老化の8割が紫外線によるものとも言われています。普段から日焼け止めをしっかり塗って紫外線対策をすることが大切です。

光老化を防ぐUVA対策は「PA」の値を見て選ぼう!

光老化を防ぐUVA対策は「PA」の値を見て選ぼう!

先ほども少しお伝えしたようにUVAの一部はお肌の真皮層まで届き、コラーゲンなどにダメージを与えてしまいます。

ですから即時黒化が激しい人や、光老化を極力抑えたいという人はUVA防御指数である「PA」の値を見て選ぶのがオススメです。

ちなみに、元々PAは「+++」が最高値だったのですが、より強い指標として現在では「++++」が最高値となりました。

しかし、「++++」は紫外線吸収剤がメインのものが多く肌が強い人でないと使えない場合もあるため、敏感肌の人は「+++」を選ぶと良いでしょう。

先ほども少しお伝えしたようにUVAの一部はお肌の真皮層まで届き、コラーゲンなどにダメージを与えてしまいます。

ですから即時黒化が激しい人や、光老化を極力抑えたいという人はUVA防御指数である「PA」の値を見て選ぶのがオススメです。

ちなみに、元々PAは「+++」が最高値だったのですが、より強い指標として現在では「++++」が最高値となりました。

しかし、「++++」は紫外線吸収剤がメインのものが多く肌が強い人でないと使えない場合もあるため、敏感肌の人は「+++」を選ぶと良いでしょう。

光老化対策は「PA値」に注目 PA値+++は敏感肌の人にオススメ PA値++++は肌が強く光老化を極力抑えたい人 光老化対策は「PA値」に注目 PA値+++は敏感肌の人にオススメ PA値++++は肌が強く光老化を極力抑えたい人

紫外線のダメージにはコラーゲン摂取も!

紫外線のダメージにはコラーゲン摂取も!

紫外線を浴びてしまったときには、コラーゲンを摂取するのも良いでしょう。食事での摂取が難しい場合は、コラーゲンドリンクやサプリなどで手軽に摂取してはいかがでしょうか。

コラーゲンはタンパク質の一種ですので、体内の消化酵素によりアミノ酸に分解され全身に運ばれます。しかし、最近の研究ではコラーゲンの一部がアミノ酸まで分解されず、『コラーゲンペプチド』と呼ばれる物質として体内で利用されることが分かってきました。

コラーゲンペプチドはコラーゲンを生成するための材料的な物質で、豊富に存在することでコラーゲンにもいい影響がある可能性が示唆されています。

紫外線のダメージで正常なコラーゲンの生成能力が落ちている身体には必要な成分と言えるでしょう。

紫外線を浴びてしまったときには、コラーゲンを摂取するのも良いでしょう。食事での摂取が難しい場合は、コラーゲンドリンクやサプリなどで手軽に摂取してはいかがでしょうか。

コラーゲンはタンパク質の一種ですので、体内の消化酵素によりアミノ酸に分解され全身に運ばれます。しかし、最近の研究ではコラーゲンの一部がアミノ酸まで分解されず、『コラーゲンペプチド』と呼ばれる物質として体内で利用されることが分かってきました。

コラーゲンペプチドはコラーゲンを生成するための材料的な物質で、豊富に存在することでコラーゲンにもいい影響がある可能性が示唆されています。

紫外線のダメージで正常なコラーゲンの生成能力が落ちている身体には必要な成分と言えるでしょう。

スキンケアにはナイアシンアミドでコラーゲン産生を促進!美白+シワ改善も!

スキンケアにはナイアシンアミドでコラーゲン産生を促進!美白+シワ改善も!

スキンケアのオススメは、美白とシワ改善効果の両方を併せ持つ『ナイアシンアミド』です。

ナイアシンアミドは医薬部外品として認められた成分で、医薬部外品とは厚生労働省によって特定の有効成分による効果効能を認められたものです。

ナイアシンアミドには大きく2つ効果があり、1つは、真皮にあるコラーゲンの生成を改善し、コラーゲンをたくさんつくることによる「シワ改善作用」。2つ目は皮膚の深部で生成されたメラニンの受け渡しを防ぐことによる「美白作用」があります。

ナイアシンアミドは比較的安価な成分なので最近ではお値段もお手頃のものが多く、特に医薬部外品のナイアシンアミド配合製品で、「美白」や「シワ改善」効能が謳われているものは十分な濃度のナイアシンアミドが含まれているからおすすめです。

コラーゲンを守る紫外線対策についてと正しい日焼け止めの選び方を紹介しました。日焼け止めひとつをとってもたくさんの種類が存在します。自分にあった日焼け止めを選んでしっかりと紫外線対策をしてお肌を守っていきましょう。

また、うっかり日焼けしてしまったり、外出で肌へのダメージが気になったりした際は、食事やサプリなどでコラーゲンを摂取して内側からアプローチすること、スキンケアの成分に注目して選んでみること等も意識してみてください。

スキンケアのオススメは、美白とシワ改善効果の両方を併せ持つ『ナイアシンアミド』です。

ナイアシンアミドは医薬部外品として認められた成分で、医薬部外品とは厚生労働省によって特定の有効成分による効果効能を認められたものです。

ナイアシンアミドには大きく2つ効果があり、1つは、真皮にあるコラーゲンの生成を改善し、コラーゲンをたくさんつくることによる「シワ改善作用」。2つ目は皮膚の深部で生成されたメラニンの受け渡しを防ぐことによる「美白作用」があります。

ナイアシンアミドは比較的安価な成分なので最近ではお値段もお手頃のものが多く、特に医薬部外品のナイアシンアミド配合製品で、「美白」や「シワ改善」効能が謳われているものは十分な濃度のナイアシンアミドが含まれているからおすすめです。

コラーゲンを守る紫外線対策についてと正しい日焼け止めの選び方を紹介しました。日焼け止めひとつをとってもたくさんの種類が存在します。自分にあった日焼け止めを選んでしっかりと紫外線対策をしてお肌を守っていきましょう。

また、うっかり日焼けしてしまったり、外出で肌へのダメージが気になったりした際は、食事やサプリなどでコラーゲンを摂取して内側からアプローチすること、スキンケアの成分に注目して選んでみること等も意識してみてください。

スキンケアには、コラーゲンの生成を改善するナイアシンアミド スキンケアには、コラーゲンの生成を改善するナイアシンアミド