妊婦さんに多い、便秘のお悩み。妊娠すると女性ホルモンの働きの変化をはじめ、食生活や運動習慣の変化、ストレスなどの理由から便秘が起こりやすくなります。そんなとき、手軽できるのが「ツボ押し」での便秘改善法。おなか周りを刺激できない妊娠中も、押せるツボをご紹介します。ツボ押しに不安のある方は医師にご相談ください。
妊婦さんに多い、便秘のお悩み。妊娠すると女性ホルモンの働きの変化をはじめ、食生活や運動習慣の変化、ストレスなどの理由から便秘が起こりやすくなります。そんなとき、手軽できるのが「ツボ押し」での便秘改善法。おなか周りを刺激できない妊娠中も、押せるツボをご紹介します。ツボ押しに不安のある方は医師にご相談ください。
東洋医学で古くから行われてきたツボ押し。ツボは体中をめぐるエネルギーの通り道である「経絡(けいらく)」の上にあります。ツボを刺激することでエネルギーがスムーズにめぐり、体調を整えます。
東洋医学で古くから行われてきたツボ押し。ツボは体中をめぐるエネルギーの通り道である「経絡(けいらく)」の上にあります。ツボを刺激することでエネルギーがスムーズにめぐり、体調を整えます。
ツボの多くは「骨のキワ」にあります。骨をたどりながら探してみましょう。押すとへこんでいたり、心地よい圧があることも。
ツボの多くは「骨のキワ」にあります。骨をたどりながら探してみましょう。押すとへこんでいたり、心地よい圧があることも。
ツボを押すときは息を吐きながらゆっくり「1・2・3・4」と4カウントし、息を吸いながら「5・6・7・8」とカウントして力を抜きます。この動作を5~10回程度繰り返します。「イタ気持ちいい」と感じる強さを目安にしましょう。
ツボを押すときは息を吐きながらゆっくり「1・2・3・4」と4カウントし、息を吸いながら「5・6・7・8」とカウントして力を抜きます。この動作を5~10回程度繰り返します。「イタ気持ちいい」と感じる強さを目安にしましょう。
ストレスは便秘の引き金に。イライラした気持ちをやわらげるツボです。
ツボの場所:手首のつけ根にある横ジワと、小指から手首に下した線が交わるあたり。
押し方:親指の腹をツボにあて、骨の内側に向かって押す。
ストレスは便秘の引き金に。イライラした気持ちをやわらげるツボです。
ツボの場所:手首のつけ根にある横ジワと、小指から手首に下した線が交わるあたり。
押し方:親指の腹をツボにあて、骨の内側に向かって押す。
大腸の働きを補うといわれ、便秘や下痢、腰痛にもよいツボです。
ツボの場所:骨盤の上側、背骨から左右に指2本分外側。
押し方:左右のウエストに手を回し、左右同時に体の中心に向けて親指で押します(妊娠中の方は腹部を押さないように注意しましょう)。
大腸の働きを補うといわれ、便秘や下痢、腰痛にもよいツボです。
ツボの場所:骨盤の上側、背骨から左右に指2本分外側。
押し方:左右のウエストに手を回し、左右同時に体の中心に向けて親指で押します(妊娠中の方は腹部を押さないように注意しましょう)。
おなかの不調と関係が深い、自律神経を整えるツボです。疲労回復のツボとしても知られています。
おなかの不調と関係が深い、自律神経を整えるツボです。疲労回復のツボとしても知られています。
ツボの場所:足裏の中央より、やや上側。足の指をぎゅっと曲げたときにくぼむところ。
押し方:両手の親指を重ねてあて、グッと押したあとに足先のほうに突き上げるようにする。湧泉を押した後に親指の腹を使って足裏をもみほぐし、血行を促すのもよい。
ツボの場所:足裏の中央より、やや上側。足の指をぎゅっと曲げたときにくぼむところ。
押し方:両手の親指を重ねてあて、グッと押したあとに足先のほうに突き上げるようにする。湧泉を押した後に親指の腹を使って足裏をもみほぐし、血行を促すのもよい。
ツボ押しは体が温まっている入浴後に行うとより効果的です。基本的に好きな時間に行ってかまいませんが、食後2時間以内は避けます。とくに妊娠中は押す強さや回数を調整し、気分が悪くなった場合、不調が感じられた場合はすぐに中止しましょう。
ツボ押しは体が温まっている入浴後に行うとより効果的です。基本的に好きな時間に行ってかまいませんが、食後2時間以内は避けます。とくに妊娠中は押す強さや回数を調整し、気分が悪くなった場合、不調が感じられた場合はすぐに中止しましょう。
東洋医学には「養生(ようじょう)」という言葉があります。これは普段の生活に気を配ることで病気を防ぎ、心身の健康をめざすことを意味します。ツボ押しの効果を高めるためにも、規則正しい生活を心がけましょう。
例えば、日付が変わる前には布団に入り、睡眠をしっかりとる。食事は腹7~8分目にする。体を冷やさないことも大切です。入浴や服装に気をつけるのはもちろん、食事や飲み物でも白湯やノンカフェインのお茶など、常温以上のものをとるのがベター。朝は、便意を促すためにも少量でも食事をとるようにしましょう。
東洋医学には「養生(ようじょう)」という言葉があります。これは普段の生活に気を配ることで病気を防ぎ、心身の健康をめざすことを意味します。ツボ押しの効果を高めるためにも、規則正しい生活を心がけましょう。
例えば、日付が変わる前には布団に入り、睡眠をしっかりとる。食事は腹7~8分目にする。体を冷やさないことも大切です。入浴や服装に気をつけるのはもちろん、食事や飲み物でも白湯やノンカフェインのお茶など、常温以上のものをとるのがベター。朝は、便意を促すためにも少量でも食事をとるようにしましょう。
排便は心理的な影響を受けやすいもの。夜、寝る前にゆったりくつろぎながら、「明日の朝にはスルッと出る」とイメージトレーニングするのもおすすめです。ツボ押しをしながら「便秘がスーッと改善する」自分を思い描くのもよいでしょう。
排便は心理的な影響を受けやすいもの。夜、寝る前にゆったりくつろぎながら、「明日の朝にはスルッと出る」とイメージトレーニングするのもおすすめです。ツボ押しをしながら「便秘がスーッと改善する」自分を思い描くのもよいでしょう。
ストレスは便秘の大敵。妊娠中は不安なことや気がかりなことも多いものですが、肩の力を抜いて、「快腸」ライフを成功させてくださいね。
ストレスは便秘の大敵。妊娠中は不安なことや気がかりなことも多いものですが、肩の力を抜いて、「快腸」ライフを成功させてくださいね。