生理前の便秘に「生理前の便秘」改善に!
タイプ別に見るオススメの食べ物

生理中や前後には、その期間特有の不調が起こりがちです。中でも「生理前の便秘」には多くの人が悩まされているようですが、定期的に訪れるものだから、できれば普段から備えておきたいもの。そこで提案したいのが、食事の見直しです。今回は、体質のタイプ別にオススメの食べ物をご紹介するので、普段からできる対策のひとつにしてはいかがでしょうか?

杏仁 美友(きょうにん みゆ)さん
杏仁 美友(きょうにん みゆ)さん
自身の体調不良が漢方で改善できたことを機に、本格的に漢方・薬膳の分野を学ぶ。「こころに漢方を、くちびるに薬膳を」をモットーに、身近な食材を使ったカンタン薬膳やわかりやすい漢方の知恵を紹介している。All About『漢方・薬膳料理』ガイド。

「生理前の便秘」の大きな要因は、女性ホルモンの変化にあった

生理周期と女性ホルモンの変化

一般的に、生理前の便秘には、生理周期に伴う女性ホルモンのバランスの変化が大きく関係していると言われています。女性ホルモンとして挙げられるのが、主に卵胞ホルモン(エストロゲン)、黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類。

後者の黄体ホルモンには受精卵を着床させやすくし、妊娠できる状態を維持する働きがあり、分泌量が増えると胎児のための栄養など、さまざまなものを体内にため込みやすくします。同時に、腸の動きを鈍らせるように作用することから、分泌量の増える排卵日から生理前にかけての期間は、便秘になりやすくなるのです。さらに、この期間は自律神経のバランスも変化し、交感神経が優位に働くもの。一般的に、交感神経が優位となった状態は身体が緊張し、便秘を引き起こしやすくすると言われているので、これもまた生理前の便秘の一因です。

ちなみに、生理前に肌が荒れたり、むくみがちになったりするのも、黄体ホルモンのため込むという性質が要因。このほか、人によっては生理前や生理中はイライラして食べ過ぎてしまうといったケースもあります。

生理前の症状に悩む人へ。タイプ別・摂りたい食べ物はコレ!

生理前に便秘や肌荒れ、むくみなど、美容面にまつわるお悩みが増えるのは、時期的に仕方がないこと。私たちの身体にとっては自然なことなので、思い悩まず、上手に付き合っていきたいですね。

その方法のひとつとしてオススメしたいのが、普段の食事を見直すこと。薬膳では、その人の体質をタイプ別に分け、それぞれに合った食べ物があるとされ、続けていくことで身体の力を底上げできると考えられています。ここで4つのタイプを紹介するので、自分に近いタイプを把握して、合う食べ物を摂るように意識してみては? 生理前につらい症状でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

  1. 1.気の巡りが悪いイライラタイプ

    中医学で「気滞(きたい)」と呼ばれる、気の巡りが悪いタイプ。ストレスをためやすくイライラしがちで、生真面目で几帳面な完璧主義者が多いと言われています。ストレスで便秘を引き起こしやすく、時には下痢を繰り返すことも。このタイプの人には、気の巡りをよくする“香りのよいもの”がオススメです。セロリやしそ、ミント、パクチー、ねぎ、しょうが、らっきょうといった香味野菜は、好きなものを意識して摂るようにしましょう。また、グレープフルーツや柚子、みかんなどの柑橘系は、香りを楽しむだけでもよいと思います。このほか、気の巡りをよくする蕎麦もオススメ。香りが楽しめるミントティー、ジャスミンティーなどもよいでしょう。

  2. 2.いつも冷えているブルブルタイプ

    身体を温める力が弱いと言われる「陽虚(ようきょ)」タイプは、冷え症の人が当てはまりがち。筋肉量の少ない女性に多く見られ、生理前に腸の動きが悪くなる人もいます。普段は顔色が白かったり、疲れやすかったりすることも。便秘改善のためにサラダやヨーグルトを摂っても、あまり効果がないという人も多いですね。このタイプの人は身体を温める必要があるので、そうした作用のあるネギやしょうが、シナモン、鶏肉、羊肉、エビ、カボチャ、くるみなどを積極的に摂りましょう。シナモンティーや紅茶も、身体を温めてくれるのでオススメ。

  3. 3.血が足りないクラクラタイプ

    「血虚(けっきょ)」と呼ばれ、血が少ないと言われるタイプです。生理前には乾燥による肌荒れが目立ったり、貧血になりやすかったりします。ウサギのように、コロコロした便が出やすいのも特徴。中には胃腸が弱かったり、偏食や無理なダイエットが原因だったりして、必要な栄養が足りていない人もいます。このタイプにはうるおいが不足しているので、腸管をうるおす食べ物が必要。松の実やくるみといった腸の潤滑油となる木の実のほか、ハチミツや黒ゴマ、クコの実、ほうれん草などでサポートしましょう。牛肉やまぐろ、大豆などでたんぱく質も積極的に摂取を。黒豆茶やクコの実茶、ラベンダーティーなどもオススメです。

  4. 4.血が滞っているドロドロタイプ

    「瘀血(おけつ)」と呼ばれる血の巡りが悪いタイプは、肌がくすみ、青紫がかった顔色の人が多いもの。身体が冷えやすいため、腸の動きが弱まって便秘になることもあります。また、生理痛がひどく、生理前から痛くなるほか、生理中にドロッとした経血が出る人も。血が巡らせるには赤いものがよいと言われますが、特にオススメなのは赤い果実のサンザシ。油の消化を助けてくれるので、脂っこい肉などと一緒に摂るのもよいでしょう。このほか、ニラや玉ねぎ、シナモン、鯖やイワシ、甘酒、黒豆など、香りが強かったり色が濃かったりするものも血流を促すのでオススメです。ハーブティーはサンザシ茶、シナモンティー、ジンジャーティーなどを。

不調になりがちな生理前後の期間をすこやかに過ごすために

女性の身体に対し、多かれ少なかれ影響を及ぼすのが生理。便秘になったりイライラしたり、ドカ食いしてしまったりと、人によってさまざまな変化があります。とはいえ、自然なことなので、むやみに気にする必要がないことは、先ほどもお話ししたとおり。

もちろん、生理の周期が乱れていたり、日常生活に支障が出ていたりする場合は婦人科医に相談してください。でも、毎月のように訪れるものなのだから、この時期は不安定であることを理解して、考えすぎないことが大事。日頃から体質に合った食べ物を摂るなどで自分の身体を大切にして、すこやかな毎日を送ってください。

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