HAIR COLOR TREATMENT
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白髪ケア COLUMN
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10代や20代で白髪を見つけると、ショックを受ける人も多いでしょう。
いわゆる「若白髪」は遺伝の影響が大きいとされていますが、それ以外にも様々な原因があります。
特に最近は、環境の変化や偏った食生活、運動不足、スマホなどデジタルツールの急速な普及による頭皮への影響などが原因で、若くても白髪になるリスクが高まっていると言われています。
今回は、若白髪への対策として日常生活に潜む8つのNG習慣についてご紹介します。
白髪が気になるという人は、自分がいくつ当てはまるかチェックをし、生活習慣を見直すことから始めてみましょう。
10代や20代で白髪を見つけると、ショックを受ける人も多いでしょう。
いわゆる「若白髪」は遺伝の影響が大きいとされていますが、それ以外にも様々な原因があります。
特に最近は、環境の変化や偏った食生活、運動不足、スマホなどデジタルツールの急速な普及による頭皮への影響などが原因で、若くても白髪になるリスクが高まっていると言われています。
今回は、若白髪への対策として日常生活に潜む8つのNG習慣についてご紹介します。
白髪が気になるという人は、自分がいくつ当てはまるかチェックをし、生活習慣を見直すことから始めてみましょう。
〈監修〉
〈監修〉
野田真史先生
池袋駅前のだ皮膚科 院長
野田真史先生
池袋駅前のだ皮膚科 院長
のだ・しんじ 医学博士・皮膚科専門医。東京大学大学院医学系研究科卒業。ニューヨーク州医師免許を取得し、2014年からニューヨークのロックフェラー大学皮膚科で診療、研究。2016年東京大学医学部附属病院皮膚科助教。2018年、池袋駅前のだ皮膚科を開業。
のだ・しんじ 医学博士・皮膚科専門医。東京大学大学院医学系研究科卒業。ニューヨーク州医師免許を取得し、2014年からニューヨークのロックフェラー大学皮膚科で診療、研究。2016年東京大学医学部附属病院皮膚科助教。2018年、池袋駅前のだ皮膚科を開業。
目次
目次
あなたが初めて白髪を見つけたのは何歳の時でしょうか?
白髪の主な原因は加齢と考えられますが、10代や20代でも白髪のある人もおり、白髪のメカニズムは、医学的に未解明な部分が非常に多いのです。
とはいえ、白髪は35歳くらいから増えてくるのが一般的です。
また、白髪になりやすいか、そうでないかは、遺伝的な要因が関係すると考えられています。
中でも10代~20代で白髪が出始める「若白髪」は、遺伝的な要因が強いと言われています。
しかし、「遺伝が原因なら仕方がない」とあきらめるのは、まだ早いかもしれません。
近年、若年層の白髪や薄毛の増加など、現代人の髪の健康状態が昔に比べて低下していると指摘されています。
中でも髪への影響が大きいと考えられているのが、現代人ならではの生活環境や生活習慣の乱れです。
栄養の偏った食生活や睡眠不足、ストレス、運動不足、スマホやパソコンの長時間使用など、私たちの暮らしの中には、白髪になりやすい原因が数多く潜んでいます。
若くても白髪に悩んでいる人は、まずは白髪を増やす可能性のある生活習慣を見直してみましょう。
あなたが初めて白髪を見つけたのは何歳の時でしょうか?
白髪の主な原因は加齢と考えられますが、10代や20代でも白髪のある人もおり、白髪のメカニズムは、医学的に未解明な部分が非常に多いのです。
とはいえ、白髪は35歳くらいから増えてくるのが一般的です。
また、白髪になりやすいか、そうでないかは、遺伝的な要因が関係すると考えられています。
中でも10代~20代で白髪が出始める「若白髪」は、遺伝的な要因が強いと言われています。
しかし、「遺伝が原因なら仕方がない」とあきらめるのは、まだ早いかもしれません。
近年、若年層の白髪や薄毛の増加など、現代人の髪の健康状態が昔に比べて低下していると指摘されています。
中でも髪への影響が大きいと考えられているのが、現代人ならではの生活環境や生活習慣の乱れです。
栄養の偏った食生活や睡眠不足、ストレス、運動不足、スマホやパソコンの長時間使用など、私たちの暮らしの中には、白髪になりやすい原因が数多く潜んでいます。
若くても白髪に悩んでいる人は、まずは白髪を増やす可能性のある生活習慣を見直してみましょう。
若白髪の原因は遺伝以外にも、栄養不足や生活習慣の乱れが影響していることも。
男性にありがちな、朝食は時間がないからほぼ食べない、昼間はコンビニのおにぎりやカップ麺で済ませ、夜はカツ丼や焼肉などをドカ食い……といった生活が日常化していると、年齢にかかわらず、知らず知らずのうちに白髪になりやすい悪循環に陥っている可能性があります。
人の体は自分が食べたものでできています。栄養が偏った食事を続けていると、若くても白髪が増える可能性があるのです。
さらに、仕事で過度なストレスを抱えている、慢性的な運動不足や睡眠不足、喫煙習慣があり、夜は寝る直前までスマホを見ている人は特に要注意です。
若白髪が気になったら、次のNG習慣をセルフチェックしてみましょう!
若白髪の原因は遺伝以外にも、栄養不足や生活習慣の乱れが影響していることも。
男性にありがちな、朝食は時間がないからほぼ食べない、昼間はコンビニのおにぎりやカップ麺で済ませ、夜はカツ丼や焼肉などをドカ食い……といった生活が日常化していると、年齢にかかわらず、知らず知らずのうちに白髪になりやすい悪循環に陥っている可能性があります。
人の体は自分が食べたものでできています。栄養が偏った食事を続けていると、若くても白髪が増える可能性があるのです。
さらに、仕事で過度なストレスを抱えている、慢性的な運動不足や睡眠不足、喫煙習慣があり、夜は寝る直前までスマホを見ている人は特に要注意です。
若白髪が気になったら、次のNG習慣をセルフチェックしてみましょう!
■若白髪の原因になる、NG習慣
■若白髪の原因になる、NG習慣
① タンパク質を摂っていない
② 鉄分や亜鉛などのミネラルを摂っていない
③ 糖質を摂り過ぎている
④ タバコを吸っている
⑤ 睡眠不足
⑥ ストレスの多い生活をしている
⑦ 運動をしていない
⑧ スマホの画面を長時間見ている
これらのNG習慣による若白髪の原因と対策について見ていきましょう。
① タンパク質を摂っていない
② 鉄分や亜鉛などのミネラルを摂っていない
③ 糖質を摂り過ぎている
④ タバコを吸っている
⑤ 睡眠不足
⑥ ストレスの多い生活をしている
⑦ 運動をしていない
⑧ スマホの画面を長時間見ている
これらのNG習慣による若白髪の原因と対策について見ていきましょう。
髪の健康を考える上で、真っ先に摂りたい栄養素がタンパク質です。
タンパク質は髪の主成分であると同時に、不足すると髪の毛を黒くする「チロシン」というメラニン色素の原料も不足して、白髪になりやすくなります。積極的に摂るようにしましょう。
食事はきちんと三食摂っているという人でも、現代人は手軽に空腹を満たせる糖質(炭水化物)に偏りがちで、タンパク質の摂取量が不足している人が実は多いのです。
タンパク質には肉や魚、卵などの「動物性タンパク質」と、大豆などの「植物性タンパク質」があります。両方を幅広く摂るように心がけましょう。
髪の健康を考える上で、真っ先に摂りたい栄養素がタンパク質です。
タンパク質は髪の主成分であると同時に、不足すると髪の毛を黒くする「チロシン」というメラニン色素の原料も不足して、白髪になりやすくなります。積極的に摂るようにしましょう。
食事はきちんと三食摂っているという人でも、現代人は手軽に空腹を満たせる糖質(炭水化物)に偏りがちで、タンパク質の摂取量が不足している人が実は多いのです。
タンパク質には肉や魚、卵などの「動物性タンパク質」と、大豆などの「植物性タンパク質」があります。両方を幅広く摂るように心がけましょう。
髪に色素を送り込むために欠かせない栄養素の一つがミネラルです。
ミネラルは髪のもととなるタンパク質の合成に関わるだけでなく、黒髪になるカギであるメラニン色素をつくるメラノサイトの働きを活性化させる役割もあります。
髪によいとされるミネラルの代表格が亜鉛と鉄分です。
亜鉛は髪の発育を促す栄養素で、カキやハマグリなどの貝類、牛肉、レバー、チーズなどに多く含まれています。亜鉛は体内ではつくり出せない栄養素で、体外から摂取するしかありません。
鉄分には赤身の肉やカツオやマグロなど魚に含まれる「ヘム鉄」と、ひじきやほうれん草などの野菜に含まれる「非ヘム鉄」があり、動物性のヘム鉄の方が、吸収効率がよいことも覚えておきましょう。
ミネラルを上手に摂るコツは、普段の料理に使う食材でバランスのよい食事を心がけることと、足りない分はサプリメントを摂取して補うことです。
髪に色素を送り込むために欠かせない栄養素の一つがミネラルです。
ミネラルは髪のもととなるタンパク質の合成に関わるだけでなく、黒髪になるカギであるメラニン色素をつくるメラノサイトの働きを活性化させる役割もあります。
髪によいとされるミネラルの代表格が亜鉛と鉄分です。
亜鉛は髪の発育を促す栄養素で、カキやハマグリなどの貝類、牛肉、レバー、チーズなどに多く含まれています。亜鉛は体内ではつくり出せない栄養素で、体外から摂取するしかありません。
鉄分には赤身の肉やカツオやマグロなど魚に含まれる「ヘム鉄」と、ひじきやほうれん草などの野菜に含まれる「非ヘム鉄」があり、動物性のヘム鉄の方が、吸収効率がよいことも覚えておきましょう。
ミネラルを上手に摂るコツは、普段の料理に使う食材でバランスのよい食事を心がけることと、足りない分はサプリメントを摂取して補うことです。
働き盛りの男性が陥りやすい食事のパターンが「高糖質、高脂質、ハイカロリー、野菜と魚不足」です。
ランチはラーメンやカレー、丼ものなど、満腹感があり、さっと食べてすぐに仕事に戻れるものばかりを選んでいませんか?
このような糖質過多の食事は、メタボや生活習慣病のリスクを高めるだけでなく、髪にも悪影響を与えているのです。
糖質とはいわゆる炭水化物のことで、白米やパン、麺類など、主食となる食品やスナック菓子、甘いものなどに多く含まれています。
日々の食事で糖質を摂り過ぎていると、余った糖が体内のタンパク質と結合する「糖化」が生じて体中の細胞の働きを鈍らせ、頭皮も老化させてしまいます。
髪はタンパク質でできているので、糖化の影響を受けやすいとも言われています。
働き盛りの男性が陥りやすい食事のパターンが「高糖質、高脂質、ハイカロリー、野菜と魚不足」です。
ランチはラーメンやカレー、丼ものなど、満腹感があり、さっと食べてすぐに仕事に戻れるものばかりを選んでいませんか?
このような糖質過多の食事は、メタボや生活習慣病のリスクを高めるだけでなく、髪にも悪影響を与えているのです。
糖質とはいわゆる炭水化物のことで、白米やパン、麺類など、主食となる食品やスナック菓子、甘いものなどに多く含まれています。
日々の食事で糖質を摂り過ぎていると、余った糖が体内のタンパク質と結合する「糖化」が生じて体中の細胞の働きを鈍らせ、頭皮も老化させてしまいます。
髪はタンパク質でできているので、糖化の影響を受けやすいとも言われています。
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させるため、頭皮にとって大切な血液が届きにくくなります。
さらにタバコは細胞にダメージを与える活性酸素を増やし、全身の機能を低下させて老化を進めます。
活性酸素は酸素の運搬をさまたげる作用もあるため、頭皮も酸欠状態となり、メラノサイトの働きが弱まって白髪を招くことにつながってしまいます。
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させるため、頭皮にとって大切な血液が届きにくくなります。
さらにタバコは細胞にダメージを与える活性酸素を増やし、全身の機能を低下させて老化を進めます。
活性酸素は酸素の運搬をさまたげる作用もあるため、頭皮も酸欠状態となり、メラノサイトの働きが弱まって白髪を招くことにつながってしまいます。
忙しい現代人は、睡眠不足になりがちです。
ただでさえ睡眠が不足しているのに、夜中まで動画を見たり、ゲームをしたりしていると、いざ寝ようと思ってもなかなか寝つけなくなります。
毎日決まった時間にベッドに入り、睡眠時間を確保するのが髪にとっては理想的ですが、難しい場合は、毎朝できるだけ同じ時間に起きるようにしてみましょう。
そして、朝起きたら朝日を浴びることもポイント。体内時計のリズムが整い、良質な睡眠につながります。
なお、忙しい人ほどやりがちな週末の寝だめもNGです。
平日は朝6時に起きているのに、週末は昼頃まで寝てしまうと体内リズムが乱れ、かえって睡眠の質を低下させてしまい、髪の毛にとってもよくありません。
忙しい現代人は、睡眠不足になりがちです。
ただでさえ睡眠が不足しているのに、夜中まで動画を見たり、ゲームをしたりしていると、いざ寝ようと思ってもなかなか寝つけなくなります。
毎日決まった時間にベッドに入り、睡眠時間を確保するのが髪にとっては理想的ですが、難しい場合は、毎朝できるだけ同じ時間に起きるようにしてみましょう。
そして、朝起きたら朝日を浴びることもポイント。体内時計のリズムが整い、良質な睡眠につながります。
なお、忙しい人ほどやりがちな週末の寝だめもNGです。
平日は朝6時に起きているのに、週末は昼頃まで寝てしまうと体内リズムが乱れ、かえって睡眠の質を低下させてしまい、髪の毛にとってもよくありません。
心身の健康に大きな影響を与えるストレスも、若白髪を招く原因の一つです。
2020年に米国ハーバード大学の研究チームが発表した「ストレスと白髪の関係」では、強いストレスを感じると白髪が増えることが分かりました。
ストレスを感じ、交感神経が過剰になると放出される神経伝達物質「ノルアドレナリン」が、髪の毛の色味をつくる細胞の幹細胞(細胞を生み出す細胞)を減少させ 、これが枯渇してしまうため、白髪を増加させてしまいます。
心身の健康に大きな影響を与えるストレスも、若白髪を招く原因の一つです。
2020年に米国ハーバード大学の研究チームが発表した「ストレスと白髪の関係」では、強いストレスを感じると白髪が増えることが分かりました。
ストレスを感じ、交感神経が過剰になると放出される神経伝達物質「ノルアドレナリン」が、髪の毛の色味をつくる細胞の幹細胞(細胞を生み出す細胞)を減少させ 、これが枯渇してしまうため、白髪を増加させてしまいます。
運動不足は髪にとっても大敵です。
血液の循環が悪くなると、髪に栄養が十分に行き届かなくなります。
運動は代謝や血流の改善、ストレス解消にもつながるほか、運動後は睡眠の質も向上します。
運動をすると新しい髪をつくる成長ホルモンが放出されるため、髪にもよい影響を与えると考えられています。筋トレなどで筋肉の量を増やし、ウォーキングなどの有酸素運動も取り入れて血流の改善に努めましょう。
運動不足は髪にとっても大敵です。
血液の循環が悪くなると、髪に栄養が十分に行き届かなくなります。
運動は代謝や血流の改善、ストレス解消にもつながるほか、運動後は睡眠の質も向上します。
運動をすると新しい髪をつくる成長ホルモンが放出されるため、髪にもよい影響を与えると考えられています。筋トレなどで筋肉の量を増やし、ウォーキングなどの有酸素運動も取り入れて血流の改善に努めましょう。
若い世代では、暇さえあればスマホを見ているという人も多いでしょう。
髪にとって特に注意が必要なのは、スマホを見る際のうつむきがちの姿勢です。
そのような姿勢を長時間続けていると、首の筋肉に負担がかかり、頭皮の血流が悪くなり、髪にも悪影響を及ぼす可能性があります。
スマホによる眼精疲労や凝り固まった肩こり・首こりなどがある人は、スマホを見ない時間を意識的につくることも大切です。
特に、夜中のスマホはブルーライトの影響で睡眠不足にもつながります。白髪を気にするならば、就寝前にはスマホの利用を控えましょう。
若い世代では、暇さえあればスマホを見ているという人も多いでしょう。
髪にとって特に注意が必要なのは、スマホを見る際のうつむきがちの姿勢です。
そのような姿勢を長時間続けていると、首の筋肉に負担がかかり、頭皮の血流が悪くなり、髪にも悪影響を及ぼす可能性があります。
スマホによる眼精疲労や凝り固まった肩こり・首こりなどがある人は、スマホを見ない時間を意識的につくることも大切です。
特に、夜中のスマホはブルーライトの影響で睡眠不足にもつながります。白髪を気にするならば、就寝前にはスマホの利用を控えましょう。
これら8つの対策のすべてを、今すぐ全て行うのは難しいかもしれません。
しかし、若いうちに髪に悪いとされる習慣を一つでも二つでも変えることで、若白髪対策につながる可能性はあります。
昼食の選び方を見直したり、ウォーキングなど簡単な運動を取り入れてみたり、自分が継続できる方法を見つけて、若々しい黒髪をキープしましょう。
これら8つの対策のすべてを、今すぐ全て行うのは難しいかもしれません。
しかし、若いうちに髪に悪いとされる習慣を一つでも二つでも変えることで、若白髪対策につながる可能性はあります。
昼食の選び方を見直したり、ウォーキングなど簡単な運動を取り入れてみたり、自分が継続できる方法を見つけて、若々しい黒髪をキープしましょう。