リアップの効能は「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛（抜け毛）の進行予防」のため、自律神経の乱れに伴う脱毛症状にはご使用いただけません。
医師へのご相談をお勧めします。

季節によって抜けやすい時期は夏の終わり～秋の初め頃。
夏のようにたくさん紫外線を浴びる季節は、頭皮や毛根がダメージを受けます。頭皮がダメージを受けると、毛髪の成長が妨げられ、抜け毛の原因になる可能性もあります。
ただし、頭皮や毛髪に特に問題がなくても、自然な生え変わりとして、1日に50～100本は抜けています。
抜け毛を見ると不安に思うかもしれませんが、適切なヘアケア習慣を継続しましょう。

成人男性に最も多くみられる薄毛の原因は壮年性脱毛症です。壮年性脱毛症の発症には、遺伝や男性ホルモンの影響が大きいと考えられています。
壮年性脱毛症の発症が発症すると、毛髪が生える、抜け落ちるというヘアサイクルを繰り返す中で、生えている期間が短くなっていきます。また、壮年性脱毛症が発症したヘアサイクルでは、毛髪は細く短くしか育たないようになり、最終的には毛髪が生えてこなくなります。
もし、壮年性脱毛症であれば、ミノキシジルを配合したリアップシリーズのご使用を検討することができます。
薬剤師にご相談してご使用いただけるかご確認ください。

髪には一定の寿命があり、通常であれば、成長したあと自然に抜け、再び同じ毛穴から新しい毛髪が生えます。この繰り返しをヘアサイクル（毛周期）と言います。
ヘアサイクルは髪が伸びる「成長期」、成長が止まる「退行期」、脱毛の準備が進む「休止期」に分かれており、成長期は2～6年、退行期は2~3週間、休止期は3~4ヵ月程度と言われています。
脱毛の期間が長いと感じられている場合、医師・薬剤師へのご相談をお勧めします。

頭頂部の急な薄毛が進むようであれば、医療機関を受診しましょう。
薄毛の原因には様々な要因が考えられています。ストレス、紫外線、不規則な生活や睡眠不足、食生活の乱れ、ヘアケアや頭皮ケアが合っていないまたは間違っている、遺伝性などです。
お子様でも実施できる生活習慣や頭皮ケアがあればご検討ください。またシャンプーを変える場合は、お子様の頭皮に合ったものを選びましょう。
ただし、頭皮の状態が悪い場合や、薄毛の進行が気になる場合は医師へご相談ください。
なお、リアップなどのミノキシジルを配合した発毛剤といった医薬品は、20歳未満の方はご使用できません。

おすすめの生活習慣を5つをご紹介します。

①質の良い睡眠
睡眠不足は自律神経バランスを崩し、血流低下を引き起こします。また、メラトニンというホルモンが睡眠の調節に関係していますが、ブルーライトによってメラトニンの分泌が低下することが報告⁽¹⁾されています。就寝前にはデジタルデトックスしましょう。

②栄養バランスを整える
髪の成長に特に必要なタンパク質、ビタミンB群、ミネラルが不足しないようにバランスの良い食事を心がけましょう。新鮮な野菜やハーブの食習慣が脱毛症リスクを軽減するという報告⁽²⁾も。

③紫外線対策
紫外線は直接頭皮にダメージを与えるだけでなく、皮脂を酸化させることで頭皮環境が悪化するおそれがあります⁽³⁾。帽子や日傘などで紫外線対策しましょう。

④ストレスケア
ストレスがかかると、自律神経が交感神経優位に切り替わり血流低下を引き起こします。また、神経・免疫・ホルモン等を介して毛包にダメージを与える可能性も報告^（4）されています。ストレス発散方法、頭皮への血流を促進する方法（運動、頭皮マッサージ等）を生活に取り入れましょう。

⑤禁煙
たばこに含まれるニコチンは、血管を収縮させるため血流が低下させるおそれがあります。煙には一酸化炭素や過酸化物が含まれます。喫煙習慣が脱毛に関連することも報告^（5）されていますので、喫煙習慣がある場合は減煙・禁煙にチャレンジしてみましょう。

参考文献
（1）日本抗加齢医学会雑誌 2014;10:62-66
（2）Archives of Dermatological Research 2018;310:71–76
（3）Fragrance Journal 2012;10:16-22
（4）J Invest Dermatol 123: 455–457, 2004
（5）Skin Appendage Disord 2021;7:251–264

頭皮や髪のベタつきの原因は、毛穴から出てくる皮脂によるものです。頭皮には顔や他の皮膚よりも多くの皮脂腺や汗腺があり、皮脂が蓄積しやすい部位となっています。
頭皮の皮脂は、紫外線などによって酸化されることで、有害な過酸化脂質へと変化します。この過酸化脂質はフケやかゆみの原因となり、毛髪の成長も阻害することが知られています。そのため、汗・脂で髪や頭皮がべたつく場合は、タオルで拭ったり、ドライシャンプーを使用したりして頭皮を清潔に保つことで、薄毛・抜け毛予防の応急処置として期待できます。
その他、日常生活で実践できる皮脂への対処法としては、洗髪方法の見直しです。
洗浄力の弱いシャンプーでは皮脂を十分に洗浄できず、逆にシャンプーのしすぎは頭皮に必要な皮脂を洗い流してしまい、頭皮が乾燥し、かえって過剰に皮脂が分泌されてしまう可能性があります。
自分の頭皮に合ったシャンプーを選び、日ごろから正しい洗髪法を心がけましょう。
また、食生活も皮脂に影響します。油分の多い食生活は頭皮のベタつきの原因となりますので、バランスの良い食生活を心掛けましょう。

血行を良くすると言われる食材を紹介します。

①青魚（イワシ、サバ、サンマなど）: これらの魚にはEPAが豊富に含まれています。
②柑橘類（レモン、オレンジ、グレープフルーツなど）: クエン酸が含まれています。
③ビタミンEを含む食品（かぼちゃ、アスパラガス、春菊、サケ、サバ、ナッツ類など）: ビタミンEはそのものが酸化しやすいため、ビタミンCを多く含む食品（イチゴ、レモン、ピーマン、さつまいも、小松菜など）と併せて摂ることがおすすめです。
④唐辛子、シナモン、タンパク質が豊富な肉や魚

ただし、栄養の偏りが出てしまうと髪の成長にとってかえってマイナスになってしまうため、バランスの良い食生活を心がけましょう。

男性型脱毛症（AGA）の症状が深刻な方は、睡眠の質が悪く、睡眠時間が短いことがわかっています^※。
論文よると、睡眠時間は「6時間」を起点に長いか短いかを判定していましたので、6時間以上の睡眠は心掛けた方がいいようです。

※ Sleep Breath. 2023 27(1):371-378.

降り注ぐ紫外線から髪や頭皮を守るには、直接紫外線を浴びないことが何よりも大切です。
帽子も有効ですが、通気性が良くない帽子だと頭皮が蒸れ雑菌の増殖を引き起こす可能性もあるため、通気性の良い帽子をお持ちではない場合、日傘などでの対処をおすすめいたします。
紫外線は頭皮の炎症を誘導し、毛髪の成長に悪影響を及ぼすこともあるため、適切な紫外線ケアを行うことで、健やかな頭皮環境を整えましょう。

髪へのダメージを最小限に抑えるために、良い対策を取られていると思います。
ヘアオイルはヒートプロテクト、熱ダメージ防止などの記載がされた熱保護機能のあるものを選ぶと良いでしょう。
ドライヤーの当てすぎを防ぐために、初めはドライヤー先端のセットノズルを外して使用することをおすすめします。
髪全体にまんべんなく風が行きわたり、短時間で乾かすことができます。
髪が乾いたらセットノズルをはめ、根元から毛先に向かって冷風をあてるようにしましょう。キューティクルを引き締め、外部刺激から髪を守ってくれることが期待できます。
なお、リアップリジェンヌは髪や頭皮が完全に乾いた後にご使用ください。