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上手に付き合うコツ

胃もたれを感じるのは、朝が多いのはなぜ?

この記事の監修者医学博士江田 証(えだ あかし)

胃がもたれて重く感じたり、みぞおちのあたりが痛くなったりといった経験は、どなたにもあることでしょう。多くの方が「朝、胃の不調を感じることが多い」といいます。その理由はなんでしょうか?それは、胃の働きと食事のリズムがかみ合っていないことによるもの。夕食を食べすぎたり、食事時間が遅くなったりした翌朝の胃もたれ、これは胃からのSOSとみることができるでしょう。

朝の胃もたれの原因とは?

食べたものは、胃の出口付近が伸びたり縮んだりすることで砕かれ、どろどろのカユ状にされて十二指腸に押し出されます。これが消化活動の始まりです。食べ物は食後2~3時間胃の中にとどまっていますが、8時間ほど時間が経つと内容物はほぼ送り出され、胃は空っぽの状態になります。すると、今度は胃の天井部分が大きく収縮し、まだ残っている食べ物のカスや剥がれ落ちた細胞などを十二指腸へ押し流します。まるで胃の中のお掃除するようなこの活動は、深夜から明け方にかけて行われます。
このように、毎食後は食べ物をかみ砕いて十二指腸に送り、食べ物をとらない時間帯(就寝中)に、胃のお掃除をする。これが胃の働きのリズムです。しかし、食べすぎや夜遅い食事などによって、このタイミングを逃してしまうと、翌朝になっても胃の中がお掃除されず食べ物が残ったままということに。これが朝の胃もたれの原因です。

胃からのSOSを見逃さないで!

胃が不調だと、次のような症状が現われます。

● 胃がムカムカして重苦しい
● 食欲がなくなる
● ゲップがでる
● 吐き気・おう吐
● 胃がキリキリと痛むなど

これは、胃からのSOS!

食べすぎだからと軽くみて放置していると、胃が荒れて出血したり、穴が開いたりすることにもつながります。朝の胃もたれの原因は食事のとり方にあるのですから、胃をいたわる食生活を心がけましょう。

不快症状を慢性化させない!胃をいたわる食生活とは

胃もたれやみぞおち痛などの症状を慢性化させないためのポイントは、
〇腹八分目を心がける:胃をオーバーワークさせず、また無駄なカロリー摂取も控えられる
〇よく噛む:噛むことで唾液の分泌も活発になり、唾液に含まれる消化酵素がでんぷんを分解し消化しやすくする
〇ゆっくり食べる:時間をかけることで満腹中枢が刺激され、少量でも満足して食べすぎが防げる
×多量の脂っこいもの:脂質は消化・吸収に時間がかかるため、胃の負担が大きくなる
×遅い時間の食事:胃の中をリセットするための時間がとれず、胃の働きのリズムが狂いがち
×飲酒・喫煙:タバコを吸うと血管が収縮し胃粘膜は酸欠状態に。アルコールも胃粘膜を傷つける

また、忘れてならないのが「朝食」です。朝食をとることで胃の運動リズムも整います。また、胃に食べ物が入ることで大腸に刺激が送られ排便も促されますから、健康な1日の生活リズムを作るきっかけにもなります。
ただし、朝は交感神経が優位な状態なので胃の働きもそれほど活発ではありません。できるだけ消化のよいものをとるようにしましょう。

胃からのサインを受け取ったら、早めの対処を

胃は健康のかなめ、胃の調子が悪くては体に栄養を送ることもままなりません。特に朝食は、1日の消化吸収のリズムを作るうえでも大切な食事。朝の胃もたれは、「食事のリズムが乱れているのでは?」という胃からのサイン。慢性的な胃の病気になる前に早めに対処しましょう。

江田 証(えだ あかし)先生
医学博士江田 証
(えだ あかし)先生
医学博士江田 証(えだ あかし)先生

【監修者肩書】
医学博士 / 医療法人社団信証会 江田クリニック院長 

【プロフィール詳細】
1971年、栃木県生まれ。自治医科大学大学院医学研究科卒業。日本消化器病学会奨励賞受賞。
日本消化器病学会専門医。日本消化器内視鏡学会専門医。日本ヘリコバクター学会認定ピロリ菌感染症認定医。米国消化器病学会インターナショナルメンバーを務める。日本抗加齢医学会専門医。ピロリ菌感染胃粘膜において、胃がん発生に重要な役割を果たしているCDX2遺伝子が発現していることを世界初、米国消化器病学会で発表し、英文誌の巻頭論文として発表。国内外から毎日200人近くの診療と多数の胃カメラおよび大腸カメラ検査を行っている。
著書に、日本初の小腸の健康本である『小腸を強くすれば病気にならない』(インプレス)、『なんだかよくわからない「お腹の不調」はこの食事で治せる!世界が認めた低FODMAP(フォドマップ)食事法』(PHP研究所)などがある。

製品ラインアップ

胃のもたれ・不快感に

飲みすぎ、二日酔いのむかつきに

年齢などによりもたれた胃に

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