中性脂肪が上がるリスクと改善方法

中性脂肪が上がるリスクと改善方法

中性脂肪が上がるリスクと改善方法 中性脂肪が上がるリスクと改善方法

お正月はついつい食べすぎて、お正月太りしてしまうことがありますよね。中性脂肪が気になる方にとっては、お正月太りを早めに解消したいもの。

そこで今回は、お正月太りについて医師に解説していただきました。

<監修>
佐藤 圭吾
獨協医科大学医学部卒業。
同大学埼玉医療センターのこころの診療科や越谷クリニックに勤務し、精神科や健康診断に携わる。

お正月はついつい食べすぎて、お正月太りしてしまうことがありますよね。中性脂肪が気になる方にとっては、お正月太りを早めに解消したいもの。

そこで今回は、お正月太りについて医師に解説していただきました。

<監修>
佐藤 圭吾
獨協医科大学医学部卒業。
同大学埼玉医療センターのこころの診療科や越谷クリニックに勤務し、精神科や健康診断に携わる。

お正月は中性脂肪が上がりやすい?

お正月は中性脂肪が上がりやすい?

お正月は中性脂肪が上がりやすい? お正月は中性脂肪が上がりやすい?

お正月は生活が不規則になり、食事量や飲酒量が増えがちです。そのうえ、ごろごろしてしまって運動量が減ることもあると思います。普段は甘いものや油もののとりすぎやカロリーに注意している人でも、「お正月くらいはいいだろう」と気が緩んでしまう傾向があります。

また、おせち料理やお雑煮など、お正月は普段食べないものを食べるので、自分がいつ何をどれだけ食べたのか把握しにくくなります。

中性脂肪*は、体の中で余った糖分や脂質が原料になっています。そのため、おもち・おせち料理などの食べ過ぎや、アルコールの飲み過ぎ、運動不足による消費カロリーの低下は、中性脂肪の上昇につながる可能性があります。

*中性脂肪:トリグリセリド、トリグリセライド、TGとも呼ぶ

お正月は生活が不規則になり、食事量や飲酒量が増えがちです。そのうえ、ごろごろしてしまって運動量が減ることもあると思います。普段は甘いものや油もののとりすぎやカロリーに注意している人でも、「お正月くらいはいいだろう」と気が緩んでしまう傾向があります。

また、おせち料理やお雑煮など、お正月は普段食べないものを食べるので、自分がいつ何をどれだけ食べたのか把握しにくくなります。

中性脂肪*は、体の中で余った糖分や脂質が原料になっています。そのため、おもち・おせち料理などの食べ過ぎや、アルコールの飲み過ぎ、運動不足による消費カロリーの低下は、中性脂肪の上昇につながる可能性があります。

*中性脂肪:トリグリセリド、トリグリセライド、TGとも呼ぶ

お正月に上がってしまった中性脂肪…基準値に戻すには?

お正月に上がってしまった中性脂肪…基準値に戻すには?

食生活

食生活

食生活 食生活

中性脂肪というと、脂肪だけを避ければよいと思うかもしれません。しかし、ごはん・おもちなどに含まれる炭水化物や、お菓子・飲料に含まれる砂糖などの糖分も、とりすぎると中性脂肪の原料になります。

そのため、全体的な摂取カロリーを抑えて、標準体重を維持することが理想です。新鮮な野菜、果物、未精製の穀類(玄米など)、海藻、魚、大豆製品などを積極的にとるようにしましょう。n-3系多価不飽和脂肪酸*と呼ばれる、魚などに含まれる脂質は、中性脂肪を下げる働きがあると言われています。

アルコールは、1日20g以下を目指しましょう。アルコール20gとは、アルコール5%のビールや缶チューハイでは約500ml(中瓶1本程度)、15%の日本酒やワインでは約180ml(1合=180ml)、43%のウイスキーでは約60ml(ダブル1杯=60ml)に相当する量です。

*n-3系多価不飽和脂肪酸:オメガ3系脂肪酸、ω-3系脂肪酸などと同じ意味。DHAやEPAは、n-3系多価不飽和脂肪酸の仲間。

中性脂肪というと、脂肪だけを避ければよいと思うかもしれません。しかし、ごはん・おもちなどに含まれる炭水化物や、お菓子・飲料に含まれる砂糖などの糖分も、とりすぎると中性脂肪の原料になります。

そのため、全体的な摂取カロリーを抑えて、標準体重を維持することが理想です。新鮮な野菜、果物、未精製の穀類(玄米など)、海藻、魚、大豆製品などを積極的にとるようにしましょう。n-3系多価不飽和脂肪酸*と呼ばれる、魚などに含まれる脂質は、中性脂肪を下げる働きがあると言われています。

アルコールは、1日20g以下を目指しましょう。アルコール20gとは、アルコール5%のビールや缶チューハイでは約500ml(中瓶1本程度)、15%の日本酒やワインでは約180ml(1合=180ml)、43%のウイスキーでは約60ml(ダブル1杯=60ml)に相当する量です。

*n-3系多価不飽和脂肪酸:オメガ3系脂肪酸、ω-3系脂肪酸などと同じ意味。DHAやEPAは、n-3系多価不飽和脂肪酸の仲間。

運動

運動

運動 運動

中性脂肪を基準値に戻すためには、少しきついと感じる程度の有酸素運動を、1日30分以上、できれば毎日行うのが理想的です。

中性脂肪を基準値に戻すためには、少しきついと感じる程度の有酸素運動を、1日30分以上、できれば毎日行うのが理想的です。

禁煙

禁煙

動脈硬化の進行を防ぐという意味では、禁煙が望ましいです。

動脈硬化の進行を防ぐという意味では、禁煙が望ましいです。

最後に医師から一言

最後に医師から一言

最後に医師から一言 最後に医師から一言

中性脂肪は、高くても自覚症状がすぐに現れるわけではありません。いつの間にか血管を詰まらせて、病気につながっていきます。

気が緩みがちになり暴飲暴食が多くなるお正月ですが、自分が何を食べたかを意識し、食べ過ぎたと思ったら次の食事は控えめにしたり、少し運動したりして、自己管理していきましょう。

中性脂肪は、高くても自覚症状がすぐに現れるわけではありません。いつの間にか血管を詰まらせて、病気につながっていきます。

気が緩みがちになり暴飲暴食が多くなるお正月ですが、自分が何を食べたかを意識し、食べ過ぎたと思ったら次の食事は控えめにしたり、少し運動したりして、自己管理していきましょう。