中性脂肪値が高くなると

中性脂肪値が高くなると

中性脂肪とは?

中性脂肪とは?

中性脂肪はトリグリセリドともよばれ、皮下脂肪や内臓脂肪の脂肪細胞の中に貯えられています。
そして必要に応じて脂肪酸になり、エネルギーとして使われます。

中性脂肪はトリグリセリドともよばれ、皮下脂肪や内臓脂肪の脂肪細胞の中に貯えられています。
そして必要に応じて脂肪酸になり、エネルギーとして使われます。

中性脂肪とは? 中性脂肪とは?

150mg/dL以上は異常値 放っておくと…?

150mg/dL以上は異常値 放っておくと…?

血中の中性脂肪値が高く(150mg/dL以上)なると、余剰なコレステロールを回収するHDL(高比重リポ蛋白)が減少し、さらに動脈硬化の促進因子であるLDL(低比重リポ蛋白)が動脈壁に蓄積しやすくなり、動脈硬化が促進します。

動脈硬化は、日本人の死因の第2位、第3位を占める「心疾患」「脳血管疾患」の大きな原因の一つです。中性脂肪値改善の目的は、突然死や寝たきりの大きな原因となる動脈硬化性疾患のリスクを減らすことにあります。

血中の中性脂肪値が高く(150mg/dL以上)なると、余剰なコレステロールを回収するHDL(高比重リポ蛋白)が減少し、さらに動脈硬化の促進因子であるLDL(低比重リポ蛋白)が動脈壁に蓄積しやすくなり、動脈硬化が促進します。

動脈硬化は、日本人の死因の第2位、第3位を占める「心疾患」「脳血管疾患」の大きな原因の一つです。中性脂肪値改善の目的は、突然死や寝たきりの大きな原因となる動脈硬化性疾患のリスクを減らすことにあります。

日本人の死因 日本人の死因

生活習慣改善のポイント

生活習慣改善のポイント

基本は標準体重・適正な摂取カロリー

基本は標準体重・適正な摂取カロリー

正しい食事療法を行うためには1日の適正なエネルギー量を知る必要があります。
その上で、エネルギー摂取をおさえ、食生活を正すことは、脂質異常症だけでなく、肥満や糖尿病など、ほかの生活習慣病の予防にもなります。

正しい食事療法を行うためには1日の適正なエネルギー量を知る必要があります。
その上で、エネルギー摂取をおさえ、食生活を正すことは、脂質異常症だけでなく、肥満や糖尿病など、ほかの生活習慣病の予防にもなります。

基本は標準体重・適正な摂取カロリー 基本は標準体重・適正な摂取カロリー

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食事療法のポイント

食事療法のポイント

◎食べすぎない。

◎食べすぎない。

◎1日3食、栄養分にかたよりなく。

◎1日3食、栄養分にかたよりなく。

1日3回ほぼ同じ量を決まった時間に食べ、どんぶりものよりもバランスの良い定食を選びましょう。

1日3回ほぼ同じ量を決まった時間に食べ、どんぶりものよりもバランスの良い定食を選びましょう。

食べすぎない。 1日3食、栄養分にかたよりなく。 食べすぎない。 1日3食、栄養分にかたよりなく。

◎タンパク質は、肉類を少なめにし、魚や大豆製品を中心に。
魚は青魚、はまち、まぐろなど、EPAやDHAの多いものを。

◎タンパク質は、肉類を少なめにし、魚や大豆製品を中心に。
魚は青魚、はまち、まぐろなど、EPAやDHAの多いものを。

◎食用油は、しそ油、大豆油、オリーブ油、なたね油など、α-リノレン酸やオレイン酸を含むものを中心に。

◎食用油は、しそ油、大豆油、オリーブ油、なたね油など、α-リノレン酸やオレイン酸を含むものを中心に。

大豆や魚油、α-リノレン酸やオレイン酸といった不飽和脂肪酸には、血中の脂質の量を下げたり、
血液を流れやすくしたり、血管を弾力のある状態に保持するなどの性質があります。

大豆や魚油、α-リノレン酸やオレイン酸といった不飽和脂肪酸には、血中の脂質の量を下げたり、
血液を流れやすくしたり、血管を弾力のある状態に保持するなどの性質があります。

◎卵や内臓を含む小魚など、コレステロールの多い食品の摂りすぎに注意。

◎卵や内臓を含む小魚など、コレステロールの多い食品の摂りすぎに注意。

◎糖分を摂りすぎない。果物は、握りこぶし2個分程度。

◎糖分を摂りすぎない。果物は、握りこぶし2個分程度。

果物は糖分が多く、中性脂肪をあげる原因になります。一方、食物繊維やミネラルが豊富なので、
適量は握りこぶし2個分程度といわれます。

果物は糖分が多く、中性脂肪をあげる原因になります。一方、食物繊維やミネラルが豊富なので、
適量は握りこぶし2個分程度といわれます。

糖分を摂りすぎない。果物は、握りこぶし2個分程度。 糖分を摂りすぎない。果物は、握りこぶし2個分程度。

◎食物繊維の多い穀類、野菜や海藻などを十分に。

◎食物繊維の多い穀類、野菜や海藻などを十分に。

◎抗酸化物質を含む食品などを摂る。

◎抗酸化物質を含む食品などを摂る。

ビタミンB6(赤身魚など)、ビタミンC(果物など)、ビタミンE(木の実類など)、ポリフェノール(緑茶など)。

ビタミンB6(赤身魚など)、ビタミンC(果物など)、ビタミンE(木の実類など)、ポリフェノール(緑茶など)。

食べすぎない。 1日3食、栄養分にかたよりなく。 食べすぎない。 1日3食、栄養分にかたよりなく。

◎節酒しましょう。

◎節酒しましょう。

アルコール摂取は1日25g以下(ビール1本、酒1合、ワイン2杯程度)におさえましょう。

アルコール摂取は1日25g以下(ビール1本、酒1合、ワイン2杯程度)におさえましょう。

節酒しましょう。 節酒しましょう。

運動療法のポイント

運動療法のポイント

◎1日8千~1万歩程度歩きましょう。

◎1日8千~1万歩程度歩きましょう。

  • サイクリングや水泳、水中歩行、ラジオ体操、ジョギング等の有酸素運動もおすすめです。
  • 1日30分以上(できれば毎日)、週180分以上が目安です。
  • サイクリングや水泳、水中歩行、ラジオ体操、ジョギング等の有酸素運動もおすすめです。
  • 1日30分以上(できれば毎日)、週180分以上が目安です。

◎週4回位、中等度以上の運動を行いましょう。

◎週4回位、中等度以上の運動を行いましょう。

  • 運動の強度は、一般的には心拍数が、1分間に110~130回(138?年齢÷2)になるくらいが目安です。
  • 運動の強度は、一般的には心拍数が、1分間に110~130回(138?年齢÷2)になるくらいが目安です。

◎掃除、階段の昇降、座るより立つ等、日常生活の見直しも有効です。

◎掃除、階段の昇降、座るより立つ等、日常生活の見直しも有効です。

運動療法のポイント 運動療法のポイント

禁煙

禁煙

喫煙は血管を収縮させ、善玉コレステロールを減らす作用もあり、症状を悪化させます。

喫煙は血管を収縮させ、善玉コレステロールを減らす作用もあり、症状を悪化させます。

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