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生え際の産毛はAGAの初期症状?

生え際の産毛はAGAの初期症状?

AGA/男性型脱毛症
産毛が生えたらAGAのサイン!?AGAの症状経過について 産毛が生えたらAGAのサイン!?AGAの症状経過について

成人男性の抜け毛・薄毛の多くはAGA(男性型脱毛症)によるものと言われています。成人男性の場合、AGAは20代後半からはじまる方もいて、年代が進むにつれて徐々にその割合は増えてくるともいえます。

「最近抜け毛が多い」「生え際の毛が薄くなった」など髪の毛の変化が起こると、自分はAGAなのではないかと心配になる方も多いと思います。
「どうしてAGAになるの?」「AGAかどうかはどうやってわかるの?」「AGAの進行を止めるにはどうしたらいいの?」そのような疑問にお答えします。

<監修>
金城 里美

東京医科歯科大学卒業。
大学病院で研修医として研鑽を積んだ後、皮膚科医として、大学病院、総合病院で7年間勤務。
あらゆる皮膚疾患の治療を行う。その後、内科・皮膚科クリニックで美容皮膚科の分野にも携わる。
現在、総合病院の皮膚科で勤務。三児の母。

成人男性の抜け毛・薄毛の多くはAGA(男性型脱毛症)によるものと言われています。成人男性の場合、AGAは20代後半からはじまる方もいて、年代が進むにつれて徐々にその割合は増えてくるともいえます。

「最近抜け毛が多い」「生え際の毛が薄くなった」など髪の毛の変化が起こると、自分はAGAなのではないかと心配になる方も多いと思います。
「どうしてAGAになるの?」「AGAかどうかはどうやってわかるの?」「AGAの進行を止めるにはどうしたらいいの?」そのような疑問にお答えします。

<監修>
金城 里美

東京医科歯科大学卒業。
大学病院で研修医として研鑽を積んだ後、皮膚科医として、大学病院、総合病院で7年間勤務。
あらゆる皮膚疾患の治療を行う。その後、内科・皮膚科クリニックで美容皮膚科の分野にも携わる。
現在、総合病院の皮膚科で勤務。三児の母。

AGAの気になる症状は?産毛は初期症状?

AGAの気になる症状は?産毛は初期症状?


<AGAにはどうしてなるの?>

<AGAにはどうしてなるの?>

AGAは「DHT(ジヒドロテストステロン)」という男性ホルモンが、毛根にある「アンドロゲンレセプター」に結合して、髪の毛の成長の周期である「ヘアサイクル」を変化させることで起こります。

DHTは「テストステロン」という男性ホルモンに「5αリダクターゼ」という体内の酵素が働いて作られます。

そのため、AGAのなりやすさには、「アンドロゲンレセプターの反応のしやすさ」や「5αリダクターゼの活性の強さ」などが関わっており、それらは遺伝すると言われています。

AGAは「DHT(ジヒドロテストステロン)」という男性ホルモンが、毛根にある「アンドロゲンレセプター」に結合して、髪の毛の成長の周期である「ヘアサイクル」を変化させることで起こります。

DHTは「テストステロン」という男性ホルモンに「5αリダクターゼ」という体内の酵素が働いて作られます。

そのため、AGAのなりやすさには、「アンドロゲンレセプターの反応のしやすさ」や「5αリダクターゼの活性の強さ」などが関わっており、それらは遺伝すると言われています。

<AGAによるヘアサイクルの変化 産毛が増えるのは本当?>

<AGAによるヘアサイクルの変化 産毛が増えるのは本当?>

髪の毛のヘアサイクルは、以下の3つの段階に分かれます。
① 成長期:髪の毛が太く長く成長する時期。通常は2~6年程度でヘアサイクルの中で最も長い時期。

② 退行期:髪の毛の成長が止まり始めて、髪の毛が抜け落ちる準備段階。通常2週間程度。

③ 休止期:髪の毛の成長が止まり、髪の毛が抜け落ちる時期。通常3カ月~4カ月程度。


正常の髪の毛は①→②→③のヘアサイクルを繰り返して成長し抜け落ちて新たに生え変わっていきます。

AGAになると男性ホルモンの働きによって①の成長期が短くなり、髪の毛が十分に成長する前に②の退行期に移ってしまいます。そのため、髪の毛は細く短い産毛のような毛になり、それ以上成長しなくなります。

産毛が増えるためボリュームが減り、その後、産毛が抜け落ちて薄毛が進行していきます。

髪の毛のヘアサイクルは、以下の3つの段階に分かれます。
① 成長期:髪の毛が太く長く成長する時期。通常は2~6年程度でヘアサイクルの中で最も長い時期。

② 退行期:髪の毛の成長が止まり始めて、髪の毛が抜け落ちる準備段階。通常2週間程度。

③ 休止期:髪の毛の成長が止まり、髪の毛が抜け落ちる時期。通常3カ月~4カ月程度。


正常の髪の毛は①→②→③のヘアサイクルを繰り返して成長し抜け落ちて新たに生え変わっていきます。

AGAになると男性ホルモンの働きによって①の成長期が短くなり、髪の毛が十分に成長する前に②の退行期に移ってしまいます。そのため、髪の毛は細く短い産毛のような毛になり、それ以上成長しなくなります。

産毛が増えるためボリュームが減り、その後、産毛が抜け落ちて薄毛が進行していきます。

<AGAの初期症状をチェック!>

<AGAの初期症状をチェック!>

AGAの初期症状のチェック項目をあげます。当てはまるものが多い場合はAGA対策を始めることを考えましょう。

  • 抜け毛の量が増えた
  • 髪の毛が細く短くなり、ハリやコシがなくなった
  • 産毛のような細く短い毛が増えた
  • 以前よりおでこが広くなった


AGAを進行させるのに関わるアンドロゲンレセプターは主に前頭部から頭頂部にかけて多くあります。そのため、AGAは「おでこの髪の生え際」、「つむじ周囲」、「頭のてっぺん」から始まります。初期症状のチェックはその部分を中心にしましょう。


初期の変化が分かりにくい場合は、AGAが起こりにくい側頭部、後頭部の髪の毛と比較するとより分かりやすくなります。

AGAの初期症状のチェック項目をあげます。当てはまるものが多い場合はAGA対策を始めることを考えましょう。

  • 抜け毛の量が増えた
  • 髪の毛が細く短くなり、ハリやコシがなくなった
  • 産毛のような細く短い毛が増えた
  • 以前よりおでこが広くなった


AGAを進行させるのに関わるアンドロゲンレセプターは主に前頭部から頭頂部にかけて多くあります。そのため、AGAは「おでこの髪の生え際」、「つむじ周囲」、「頭のてっぺん」から始まります。初期症状のチェックはその部分を中心にしましょう。


初期の変化が分かりにくい場合は、AGAが起こりにくい側頭部、後頭部の髪の毛と比較するとより分かりやすくなります。

AGAは進行する?

AGAは進行する?


AGAは進行性です。初期はおでこの生え際、つむじ周囲、頭のてっぺんなどの毛が産毛に変化することから始まりますが、AGAをそのままにしておくと徐々に進行して頭の上全体に薄毛が広がっていきます。

そして、髪の毛が完全に抜け落ちてしまった部分はAGAの対策・治療の効果が出にくくなります。
AGAの対策は早めに行うことが重要と言えます。

AGAは進行性です。初期はおでこの生え際、つむじ周囲、頭のてっぺんなどの毛が産毛に変化することから始まりますが、AGAをそのままにしておくと徐々に進行して頭の上全体に薄毛が広がっていきます。

そして、髪の毛が完全に抜け落ちてしまった部分はAGAの対策・治療の効果が出にくくなります。
AGAの対策は早めに行うことが重要と言えます。

AGAは早めの対策治療を行いましょう

AGAは早めの対策治療を行いましょう


AGAを進行させないための対策をご紹介します。

AGAを進行させないための対策をご紹介します。

<病院を受診>

<病院を受診>

AGAは病院でも治療できます。病院ではまずAGAの診断をした上で治療を開始します。以下のような治療が行われます。

  • 発毛を促す治療薬:ミノキシジル(塗り薬):ミノキシジルは発毛効果が証明されており、市販薬としても販売されています。

  • 脱毛を防ぐ治療薬:フィナステリド(飲み薬)、デュタステリド(飲み薬):フィナステリド、デュタステリドは共にテストステロンをDHTに変える酵素である5αリダクターゼの働きを抑える薬です。脱毛を抑える効果が証明されており、ミノキシジルと同じく、AGAの治療ガイドラインで推奨されている治療薬です。

  • その他の治療方法として、注入療法(HARG療法、メソセラピー)、植毛などがあります。

AGAは病院でも治療できます。病院ではまずAGAの診断をした上で治療を開始します。以下のような治療が行われます。

  • 発毛を促す治療薬:ミノキシジル(塗り薬):ミノキシジルは発毛効果が証明されており、市販薬としても販売されています。

  • 脱毛を防ぐ治療薬:フィナステリド(飲み薬)、デュタステリド(飲み薬):フィナステリド、デュタステリドは共にテストステロンをDHTに変える酵素である5αリダクターゼの働きを抑える薬です。脱毛を抑える効果が証明されており、ミノキシジルと同じく、AGAの治療ガイドラインで推奨されている治療薬です。

  • その他の治療方法として、注入療法(HARG療法、メソセラピー)、植毛などがあります。

最近はオンライン診療による治療もできるようになってきています。オンライン診療を利用すると、病院が遠くで通院できない、忙しくて通院できないという方でも治療を行うことができます。


自宅でできるAGA対策としては以下があります。

最近はオンライン診療による治療もできるようになってきています。オンライン診療を利用すると、病院が遠くで通院できない、忙しくて通院できないという方でも治療を行うことができます。


自宅でできるAGA対策としては以下があります。

<一般用医薬品の発毛剤の利用>

<一般用医薬品の発毛剤の利用>

ミノキシジル配合の外用発毛剤は一般用医薬品として薬局・ドラッグストア、ECサイトでも販売されています。
ミノキシジル配合の発毛剤は薬剤師からの販売になりますので、薬剤師在中の取扱店やECサイトで、薬剤師の説明を受けてから購入しましょう。

ミノキシジル配合の外用発毛剤は一般用医薬品として薬局・ドラッグストア、ECサイトでも販売されています。
ミノキシジル配合の発毛剤は薬剤師からの販売になりますので、薬剤師在中の取扱店やECサイトで、薬剤師の説明を受けてから購入しましょう。

<食生活の改善>

<食生活の改善>

髪の毛の栄養は頭皮の血管を流れる血液から供給されます。血液に含まれる栄養は食事からとりこまれるため、食生活の乱れは髪の毛の成長を妨げることになります。バランスの良い食事をとることを心がけましょう。特に髪の毛にかかわる栄養素を次にあげます。

  • タンパク質:髪の毛の主成分はケラチンというたんぱく質です。良質なたんぱく質をとるようにしましょう。たんぱく質を多く含む食品…肉、魚、卵、豆類

  • ビタミン類:髪の毛の成長、頭皮の血流、皮膚の代謝などにかかわります。ビタミンを多く含む食品…野菜、果物、肉、魚、卵、ナッツ類、玄米

  • 亜鉛:ケラチンの生成にかかわります。亜鉛を多く含む食品…牡蠣、レバー、チーズ、煮干、海藻類

髪の毛の栄養は頭皮の血管を流れる血液から供給されます。血液に含まれる栄養は食事からとりこまれるため、食生活の乱れは髪の毛の成長を妨げることになります。バランスの良い食事をとることを心がけましょう。特に髪の毛にかかわる栄養素を次にあげます。

  • タンパク質:髪の毛の主成分はケラチンというたんぱく質です。良質なたんぱく質をとるようにしましょう。たんぱく質を多く含む食品…肉、魚、卵、豆類

  • ビタミン類:髪の毛の成長、頭皮の血流、皮膚の代謝などにかかわります。ビタミンを多く含む食品…野菜、果物、肉、魚、卵、ナッツ類、玄米

  • 亜鉛:ケラチンの生成にかかわります。亜鉛を多く含む食品…牡蠣、レバー、チーズ、煮干、海藻類

<頭皮マッサージ>

<頭皮マッサージ>

頭皮マッサージは頭皮の血流改善に効果的です。ご自身で手軽に行うことができるのでおすすめです。両手の指の腹で頭皮を軽く抑えながら指を滑らせずに円を描くように頭皮を動かします。1か所で10回程度行い、頭の下から上に徐々に移動しながら行っていくと頭皮全体のコリをほぐすことができます。入浴時やスタイリングの時などに行うと、毎日の生活の中で習慣的に行うことができます。

頭皮マッサージは頭皮の血流改善に効果的です。ご自身で手軽に行うことができるのでおすすめです。両手の指の腹で頭皮を軽く抑えながら指を滑らせずに円を描くように頭皮を動かします。1か所で10回程度行い、頭の下から上に徐々に移動しながら行っていくと頭皮全体のコリをほぐすことができます。入浴時やスタイリングの時などに行うと、毎日の生活の中で習慣的に行うことができます。

<ストレスをためない>

<ストレスをためない>

ストレスによってホルモンバランスの乱れや頭皮の血流の悪化が起こるとAGAが悪化する可能性があります。そのため、ストレスがたまった時はこまめにリフレッシュをしてストレスをためないようにしましょう。リフレッシュの方法は人によって様々ですが、趣味、人との交流、ショッピング、運動、休養などご自身に合った方法を見つけることをおすすめします。

ストレスによってホルモンバランスの乱れや頭皮の血流の悪化が起こるとAGAが悪化する可能性があります。そのため、ストレスがたまった時はこまめにリフレッシュをしてストレスをためないようにしましょう。リフレッシュの方法は人によって様々ですが、趣味、人との交流、ショッピング、運動、休養などご自身に合った方法を見つけることをおすすめします。

まとめ

まとめ


AGAの原因と初期症状、対策について解説しました。AGAをくい止めるためには早めの対策が大切です。髪の毛に産毛が増えたら要注意。

AGAかもしれないと思った時は、一人で悩まずに薬剤師や病院に相談しましょう。そして、生活の中でできるAGA対策を行うことをおすすめします。

参考文献:
・公益社団法人日本皮膚科学会

AGAの原因と初期症状、対策について解説しました。AGAをくい止めるためには早めの対策が大切です。髪の毛に産毛が増えたら要注意。

AGAかもしれないと思った時は、一人で悩まずに薬剤師や病院に相談しましょう。そして、生活の中でできるAGA対策を行うことをおすすめします。

参考文献:
・公益社団法人日本皮膚科学会