成人に対しては十分な臨床試験などの結果、安全性が確認され、発毛効果の有用性が認められています。

年齢が10代以下の未成年に対しては、ミノキシジルがどのような影響を体に及ぼすかがまた検証されていません。
10代は成人と比べて体もまだ小さく、体の発達もまだ完了していませんので、成人と同等に見ることはできません。

また、ミノキシジルは長期間使用するのが前提の外用薬になりますから、長期使用によって体の発達にミノキシジルがどのような影響を及ぼすかもわかっていないため、未成年の使用は禁止となっています。

もうすぐ大人だから、と自己判断で使い始めるのは大変危険なので止めましょう。

ミノキシジル製剤の添付文書にある「使用上の注意」において、65歳以上の高齢者は、使用前に医師や薬剤師に相談すること、となっています。

医師や薬剤師に相談する必要がある理由について、ひとつは、高齢になると持病を持つ人が増える 、ということです。
ミノキシジルの内服薬は、もともと血管拡張作用のある高血圧の内服薬として、アメリカで承認されているという経緯があります。
循環器系などの持病、既往症について確認する必要があるのです。

65歳以上の方がミノキシジルを使って発毛効果がない、という意味ではありませんので、医師や薬剤師にご相談の上、ご自身の体調や皮膚の様子を確かめながら使用されるとよいでしょう。

未成年者は、臨床実験が行われていないため使用してはいけません。

一般に65歳以上では好ましくない症状が現れやすくなりますが、65歳以上の方でも、ミノキシジルの発毛効果は認められています。ただし、ミノキシジルを使用する場合は、医師や薬剤師に相談してからの使用がよいでしょう。

ミノキシジルはずっと使い続ける必要がある薬ですから、持病などをお持ちの方は特に、自己判断はしないようにしてください。