スギ以外にも花粉症の原因となる植物があることがわかっています。
スギ以外にも花粉症の原因となる植物があることがわかっています。
スギ以外の花粉症の種類<木本植物>
花粉症というと、多くの人は「スギ花粉症」を思い浮かべますが、日本には、スギ以外の樹木(木本植物)が原因の花粉症も少なくありません。
ヒノキ(ヒノキ科)
ヒノキ花粉はスギ花粉よりやや遅れて飛散し始めます。スギ花粉とヒノキ花粉は共通する部分があるため、スギ花粉症の8割の人がヒノキでも花粉症を起こすといわれています。
スギ花粉症の人がヒノキ花粉症を発症することで、症状がより強くなる場合があります。
主な花粉症原因植物の花粉捕集期間(開花時期)ヒノキ
スギ以外の花粉症の種類<木本植物>
花粉症というと、多くの人は「スギ花粉症」を思い浮かべますが、日本には、スギ以外の樹木(木本植物)が原因の花粉症も少なくありません。
ヒノキ(ヒノキ科)
ヒノキ花粉はスギ花粉よりやや遅れて飛散し始めます。スギ花粉とヒノキ花粉は共通する部分があるため、スギ花粉症の8割の人がヒノキでも花粉症を起こすといわれています。
スギ花粉症の人がヒノキ花粉症を発症することで、症状がより強くなる場合があります。
主な花粉症原因植物の花粉捕集期間(開花時期)ヒノキ
出典:鼻アレルギー診療ガイドライン2016
出典:鼻アレルギー診療ガイドライン2016
シラカンバ(カバノキ科)
シラカンバ花粉症は、スギやヒノキによる花粉症が少ない北海道でみられるもので、患者数は少しずつ増加傾向にあります。症状はスギ花粉症と同じく、鼻みず・くしゃみ・目のかゆみなど。シラカンバ花粉症の人は、リンゴやモモ、サクランボなどの果物を食べたときに口の中がかゆくなる、口腔アレルギーを起こすもあります。
主な花粉症原因植物の花粉捕集期間(開花時期)シラカンバ
シラカンバ(カバノキ科)
シラカンバ花粉症は、スギやヒノキによる花粉症が少ない北海道でみられるもので、患者数は少しずつ増加傾向にあります。症状はスギ花粉症と同じく、鼻みず・くしゃみ・目のかゆみなど。シラカンバ花粉症の人は、リンゴやモモ、サクランボなどの果物を食べたときに口の中がかゆくなる、口腔アレルギーを起こすもあります。
主な花粉症原因植物の花粉捕集期間(開花時期)シラカンバ
出典:鼻アレルギー診療ガイドライン2016
出典:鼻アレルギー診療ガイドライン2016
ハンノキ(カバノキ科)
ハンノキは日本全域に存在しています。シラカンバ、オオバヤシャブシと同じくカバノキ科に属するハンノキも、口腔アレルギーを起こすことがあります
主な花粉症原因植物の花粉捕集期間(開花時期)ハンノキ
ハンノキ(カバノキ科)
ハンノキは日本全域に存在しています。シラカンバ、オオバヤシャブシと同じくカバノキ科に属するハンノキも、口腔アレルギーを起こすことがあります
主な花粉症原因植物の花粉捕集期間(開花時期)ハンノキ
出典:鼻アレルギー診療ガイドライン2016
出典:鼻アレルギー診療ガイドライン2016
口腔アレルギー症候群(OAS)は、アレルギー症状を引き起こす原因の食物を食べた後15分以内に口の中や周辺、喉などにかゆみやピリピリ感が生じます。まれに下痢や腹痛などが起こることもあり、非常に前なケースとしてアナフィラキシーショックが起こることもあります。
ヒノキやシラカンバなどカバノキ科の花粉症がある人は、口腔アレルギー症候群を合併しやすいといえます。リンゴやモモなどの果物を食べたとき、口腔アレルギー症候群が起きることがあります。原因は、カバノキ科の花粉のタンパク質が、果物のタンパク質と似ているため、果物を食べたときにも反応が起きてしまうのです。口腔アレルギー症候群はカバノキ科以外の花粉症でも生じることがありますので、次のような症状に気づいたら、原因食物の摂取を控えてください。
口腔アレルギー症候群の症状は、口の中にかゆみが出たり、腫れたりします。ジュースなど調理されていると反応がでにくいといわれますが、個人差があるので注意が必要です。
口腔アレルギー症候群(OAS)は、アレルギー症状を引き起こす原因の食物を食べた後15分以内に口の中や周辺、喉などにかゆみやピリピリ感が生じます。まれに下痢や腹痛などが起こることもあり、非常に前なケースとしてアナフィラキシーショックが起こることもあります。
ヒノキやシラカンバなどカバノキ科の花粉症がある人は、口腔アレルギー症候群を合併しやすいといえます。リンゴやモモなどの果物を食べたとき、口腔アレルギー症候群が起きることがあります。原因は、カバノキ科の花粉のタンパク質が、果物のタンパク質と似ているため、果物を食べたときにも反応が起きてしまうのです。口腔アレルギー症候群はカバノキ科以外の花粉症でも生じることがありますので、次のような症状に気づいたら、原因食物の摂取を控えてください。
口腔アレルギー症候群の症状は、口の中にかゆみが出たり、腫れたりします。ジュースなど調理されていると反応がでにくいといわれますが、個人差があるので注意が必要です。
草(草本植物)による花粉症は、それらが生育している場所に近づかないことで、ある程度回避できます。
花粉症の原因となる草本花粉の多くは、イネ科・キク科などの身近に生えている雑草ですが、その花粉は数十mの範囲にしか飛散しません。ですから、それらが生えているところに近づかないということが、アレルギー症状を回避したり、重症化させないための手段となります。
草(草本植物)による花粉症は、それらが生育している場所に近づかないことで、ある程度回避できます。
花粉症の原因となる草本花粉の多くは、イネ科・キク科などの身近に生えている雑草ですが、その花粉は数十mの範囲にしか飛散しません。ですから、それらが生えているところに近づかないということが、アレルギー症状を回避したり、重症化させないための手段となります。
カモガヤ・オオアワガエリ(イネ科)
5月~9月ごろ、夏に発症する花粉症の原因と考えられているのが、イネ科の植物です。
イネ科の花粉症はヨーロッパで多くみられますが、日本でも牧草として栽培されており、河川敷や道端にも生育しています。スギやヒノキ花粉症のような鼻みず・くしゃみ・目のかゆみだけでなく、皮膚のかゆみなど全身に症状があらわれやすいことが特徴です。
子どもが遊ぶ場所に多く自生しているため、子どもの患者が多い傾向があります。
主な花粉症原因植物の花粉捕集期間(開花時期)イネ科
カモガヤ・オオアワガエリ(イネ科)
5月~9月ごろ、夏に発症する花粉症の原因と考えられているのが、イネ科の植物です。
イネ科の花粉症はヨーロッパで多くみられますが、日本でも牧草として栽培されており、河川敷や道端にも生育しています。スギやヒノキ花粉症のような鼻みず・くしゃみ・目のかゆみだけでなく、皮膚のかゆみなど全身に症状があらわれやすいことが特徴です。
子どもが遊ぶ場所に多く自生しているため、子どもの患者が多い傾向があります。
主な花粉症原因植物の花粉捕集期間(開花時期)イネ科
出典:鼻アレルギー診療ガイドライン2016
出典:鼻アレルギー診療ガイドライン2016
ブタクサ・ヨモギ(キク科)
8月~10月ごろ、秋に発症する花粉症の原因と考えられているのが、キク科のブタクサやヨモギです。時期的に夏風邪と間違えやすい花粉症です。
いずれも全国的に分布している植物です。ブタクサによる花粉症はアメリカで多くみられますが、日本でも道端や畑、河川敷など、身近なところに生えているので注意が必要です。キク科の花粉症は、スギやヒノキと同じような鼻みず・くしゃみ・目のかゆみといった症状があらわれます。
主な花粉症原因植物の花粉捕集期間(開花時期)ブタクサ・ヨモギ
ブタクサ・ヨモギ(キク科)
8月~10月ごろ、秋に発症する花粉症の原因と考えられているのが、キク科のブタクサやヨモギです。時期的に夏風邪と間違えやすい花粉症です。
いずれも全国的に分布している植物です。ブタクサによる花粉症はアメリカで多くみられますが、日本でも道端や畑、河川敷など、身近なところに生えているので注意が必要です。キク科の花粉症は、スギやヒノキと同じような鼻みず・くしゃみ・目のかゆみといった症状があらわれます。
主な花粉症原因植物の花粉捕集期間(開花時期)ブタクサ・ヨモギ
出典:鼻アレルギー診療ガイドライン2016
出典:鼻アレルギー診療ガイドライン2016
出典:鼻アレルギー診療ガイドライン2016
出典:鼻アレルギー診療ガイドライン2016
ウメ・バラ・イチゴ・リンゴなどを栽培している人たちに発症する花粉症があります。
風媒花であるスギやヒノキ、イネ科の植物と異なり、リンゴなどは虫が花粉をめしべに運び受粉する虫媒花なので、基本的には花粉を飛散することがありません。したがって、それらに直接触れるような生活をしている栽培農家の人や園芸家に起こる花粉症といわれています。
人の手で受粉する人工交配作業をするときは、長そで・長ズボン・マスク・メガネなどでなるべく花粉に触れないように保護してください。
ウメ・バラ・イチゴ・リンゴなどを栽培している人たちに発症する花粉症があります。
風媒花であるスギやヒノキ、イネ科の植物と異なり、リンゴなどは虫が花粉をめしべに運び受粉する虫媒花なので、基本的には花粉を飛散することがありません。したがって、それらに直接触れるような生活をしている栽培農家の人や園芸家に起こる花粉症といわれています。
人の手で受粉する人工交配作業をするときは、長そで・長ズボン・マスク・メガネなどでなるべく花粉に触れないように保護してください。
【略歴】
1994年3月東京慈恵会医科大学 医学部 医学科卒業
1994年5月東京慈恵会医科大学付属病院にて研修開始
2006年8月東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科講座 講師
医療法人社団恵芳会 松脇クリニック品川 理事長
現在に至る
【学会】
日本耳鼻咽喉科学会・専門医/日本アレルギー学会・専門医/日本鼻科学会
耳鼻咽喉科臨床学会/耳鼻咽喉科短期滞在手術研究会/
品川気道アレルギー研究会・代表
アレルギー・好酸球研究会
【賞罰】
平成24年日本鼻科学会 第19回学会賞
平成18年米国アレルギー喘息免疫学会 Featured
presentation
平成17年東京慈恵会医科大学 金杉賞
【略歴】
1994年3月東京慈恵会医科大学 医学部 医学科卒業
1994年5月東京慈恵会医科大学付属病院にて研修開始
2006年8月東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科講座 講師
医療法人社団恵芳会 松脇クリニック品川 理事長
現在に至る
【学会】
日本耳鼻咽喉科学会・専門医/日本アレルギー学会・専門医/日本鼻科学会
耳鼻咽喉科臨床学会/耳鼻咽喉科短期滞在手術研究会/
品川気道アレルギー研究会・代表
アレルギー・好酸球研究会
【賞罰】
平成24年日本鼻科学会 第19回学会賞
平成18年米国アレルギー喘息免疫学会 Featured
presentation
平成17年東京慈恵会医科大学 金杉賞