のどは食べ物や飲み物、空気の通り道です。外からのものを直接取り入れる窓口になるため、食べ物や空気とともに病原体となる細菌やウイルスが侵入しやすい場所でもあります。

疲れなどによって、のどの抵抗力が低くなると、のどに細菌が感染することでイガイガするなどの違和感を感じ、のどが痛くなります。いわゆる「のど風邪」と言われるものです。

また、同じようにリンパ組織である扁桃にウイルス感染がおこると、扁桃炎を引き起こします。

のどの痛みはつらいですから、のどに違和感があればすぐに対策を行いましょう。

先ほど、のどは空気の通り道とお話ししましたが、のどは直接外気にさらされるので、乾燥や寒さによってのどに違和感が起こる場合もあります。

のどの粘膜は乾燥すると防御機能が低下するため、細菌やウイルスに感染しやすくなり、ちょっとした負荷でものどを傷めやすくなります。
また、口呼吸をするとのどが乾燥しやすくなりますので、鼻呼吸を意識しましょう。

また、熱い飲み物や熱い空気を吸い込むなど、のどのやけどによって違和感を覚える場合もあります。

ハウスダストや花粉、ほこり、たばこの煙などを空気とともに吸い込んでしまい、のどを刺激することで違和感が起こる場合があります。

ハウスダストや花粉、ほこり、たばこの煙などが原因の場合は、それらが発生しない場所に移動したり、それらを吸い込む量を少なくすることで症状が和らぐ場合もあります。
マスクを着用することも、ハウスダストや花粉、ほこりなどからのどを守るのに有効でしょう。

大声を出したり、話し続けたりと、通常以上に声を使った結果、のどが刺激されて炎症が起こり、違和感を覚える場合があります。

のどを酷使することが原因であるため、できるだけ声を出さずに安静に過ごしましょう。

のどの違和感は、アルコールや飲酒が原因の場合もあります。
飲酒した後、体内ではアルコール分解が行われますが、アルコール分解には大量の水が必要であるため、細胞から水分が奪われます。
そのため、のどが乾燥して炎症を引き起こし、違和感を覚えるようになります。

また、アルコールが直接のどの粘膜を傷つけ、違和感や痛みを引き起こし、声が枯れる場合もあります。

花粉症の場合、のどの違和感の症状のほかにどのような症状がみられるのでしょうか？

風邪の場合、のどの違和感の症状のほかにどのような症状がみられるのでしょうか？

のどの違和感が痛みに変わった場合は、医薬品や指定医薬部外品などを取り入れて痛みを和らげましょう。