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「下痢」原因と対処法、鍵を握るのは“腸”

「下痢」原因と対処法、
鍵を握るのは“腸”

下痢症状の人のイラスト 下痢症状の人のイラスト

夏は冷たい飲料や食べ物、あるいは冷房によって身体が冷えて、特におなかが冷えると、胃腸をはじめ内臓の機能が低下しやすくなるため、下痢のお悩みが増える時期でもあります。

ビオフェルミン製薬が2021年に行った「下痢症状に関するアンケート」調査(概要添付)では、下痢になったときの対処法として「薬を飲む」(386 人)⇔「何もしない」(96人)、「水分を控える」(29人)⇔「水分を摂る」(18人)といった、正反対の回答が複数見られました。身近だからこそ自己流になりがちな対処法。下痢について正しく理解して、適切に対応しましょう。

夏は冷たい飲料や食べ物、あるいは冷房によって身体が冷えて、特におなかが冷えると、胃腸をはじめ内臓の機能が低下しやすくなるため、下痢のお悩みが増える時期でもあります。

ビオフェルミン製薬が2021年に行った「下痢症状に関するアンケート」調査(概要添付)では、下痢になったときの対処法として「薬を飲む」(386 人)⇔「何もしない」(96人)、「水分を控える」(29人)⇔「水分を摂る」(18人)といった、正反対の回答が複数見られました。身近だからこそ自己流になりがちな対処法。下痢について正しく理解して、適切に対応しましょう。

原因も症状の重症度もさまざまな「下痢」

原因も症状の重症度もさまざまな「下痢」


時間や場所を問わず、突然襲ってくる下痢。
一般的に、成人の体内では食事などにより、1日あたり約9~10リットルの水分が腸を通過します。通常はそのうちの約99%が腸で吸収され、残りの1%が便と共に体外へ排出されます。理想的な便(バナナ便)の水分量は80%なのに対し、下痢や軟便の水分量は90%以上。腸の働きが弱くなり水分の吸収能力が下がることで、便中の水分量が増えて、下痢を引き起こしてしまうのです。

下痢の原因は、胃腸機能の低下以外にも、食べ過ぎ・飲み過ぎや、牛乳などの乳製品・人工甘味料の摂取※1、また細菌やウイルスによるもの、ストレスやほかの疾患が関係しているものもあります。
このうち、細菌やウイルスによる感染性の下痢は感染性胃腸炎、いわゆる食中毒と呼ばれます※2

下痢の種類には「急性」と「慢性」がありますが、食べ物や細菌・ウイルスが原因で起こる下痢が「急性」、ストレスなどが原因で下痢症状が長く続く場合は「慢性」とされています。慢性的な下痢が症状としてよく挙げられる病気が、IBS(過敏性腸症候群)。ストレスが主な原因の1つとされ、日本人のおよそ7人に1人が患っているといわれています。

そのほかに、下痢を伴う疾患としては、IBD(炎症性腸疾患)があります。IBDとは、潰瘍性大腸炎(大腸の粘膜が炎症でただれる原因不明の病気)とクローン病(消化管に炎症が起こる原因不明の炎症性の病気)の総称。IBDの患者数は約18万人にのぼり、その数は徐々に増加傾向にあるにもかかわらず、認知度は低いのが現状です。

下痢は多くの場合、安静にしていれば1日程度で改善してきますが、嘔吐や発熱を伴ったり、症状が長引いたりする場合は注意が必要です。特に夏場は下痢になりやすい季節ですので、日々腸内環境を整えることを心がけ、もし下痢になったときは必要に応じて医療機関や薬剤師に相談の上、適切に対処しましょう。

時間や場所を問わず、突然襲ってくる下痢。
一般的に、成人の体内では食事などにより、1日あたり約9~10リットルの水分が腸を通過します。通常はそのうちの約99%が腸で吸収され、残りの1%が便と共に体外へ排出されます。理想的な便(バナナ便)の水分量は80%なのに対し、下痢や軟便の水分量は90%以上。腸の働きが弱くなり水分の吸収能力が下がることで、便中の水分量が増えて、下痢を引き起こしてしまうのです。

下痢の原因は、胃腸機能の低下以外にも、食べ過ぎ・飲み過ぎや、牛乳などの乳製品・人工甘味料の摂取※1、また細菌やウイルスによるもの、ストレスやほかの疾患が関係しているものもあります。
このうち、細菌やウイルスによる感染性の下痢は感染性胃腸炎、いわゆる食中毒と呼ばれます※2

下痢の種類には「急性」と「慢性」がありますが、食べ物や細菌・ウイルスが原因で起こる下痢が「急性」、ストレスなどが原因で下痢症状が長く続く場合は「慢性」とされています。慢性的な下痢が症状としてよく挙げられる病気が、IBS(過敏性腸症候群)。ストレスが主な原因の1つとされ、日本人のおよそ7人に1人が患っているといわれています。

そのほかに、下痢を伴う疾患としては、IBD(炎症性腸疾患)があります。IBDとは、潰瘍性大腸炎(大腸の粘膜が炎症でただれる原因不明の病気)とクローン病(消化管に炎症が起こる原因不明の炎症性の病気)の総称。IBDの患者数は約18万人にのぼり、その数は徐々に増加傾向にあるにもかかわらず、認知度は低いのが現状です。

下痢は多くの場合、安静にしていれば1日程度で改善してきますが、嘔吐や発熱を伴ったり、症状が長引いたりする場合は注意が必要です。特に夏場は下痢になりやすい季節ですので、日々腸内環境を整えることを心がけ、もし下痢になったときは必要に応じて医療機関や薬剤師に相談の上、適切に対処しましょう。

※1 消化吸収能力には個人差があるため、牛乳やチーズなどの乳製品、リンゴやぶどうなどの果物、また人工甘味料などが入ったお菓子などが原因で下痢になる人もいます。
その理由は消化吸収されにくい「糖」が含まれているためです。「糖」は腸の中の浸透圧を上げてしまい(腸の外から水分を取り込もうとする)、十分に水分が吸収できず、下痢になります。
これらを摂ることで下痢になるという人は、食べる量を減らしたり、消化のよいものの後に食べたりして、予防しましょう。
※2 気温上昇とともに患者数が増加し、夏頃がピークとなるのが細菌性、冬から春にかけて流行するのがノロウイルス、ロタウイルスなどのウイルス性です。

※1 消化吸収能力には個人差があるため、牛乳やチーズなどの乳製品、リンゴやぶどうなどの果物、また人工甘味料などが入ったお菓子などが原因で下痢になる人もいます。
その理由は消化吸収されにくい「糖」が含まれているためです。「糖」は腸の中の浸透圧を上げてしまい(腸の外から水分を取り込もうとする)、十分に水分が吸収できず、下痢になります。
これらを摂ることで下痢になるという人は、食べる量を減らしたり、消化のよいものの後に食べたりして、予防しましょう。
※2 気温上昇とともに患者数が増加し、夏頃がピークとなるのが細菌性、冬から春にかけて流行するのがノロウイルス、ロタウイルスなどのウイルス性です。

下痢の対処法と予防ポイント

下痢の対処法と予防ポイント


下痢症状の人のイラスト 下痢症状の人のイラスト

つらい下痢や腹痛は我慢せずに、症状に合わせて対処を!
刺激の多い食べ物、アルコール、油っこいものなど、腸に負担がかかるものは下痢を引き起こしやすいため、体質に合わせて食べる量や回数を調整することが大切です。
特に男性は、腹痛や下痢のつらい症状を我慢する傾向があります。我慢することはQOL(Quality Of Life=生活の質)の低下を招きます。受診する・薬を服用するなど、我慢せずに症状を抑える対応をとりましょう。

また、痛みやつらさがないからといって、習慣化した下痢を放置している方も要注意。痛みがなくても胃腸の機能に問題があることには変わりはありません。病気が隠れている可能性もありますので、一度受診することをおすすめします。

腸には免疫細胞の約70%が集まっており、腸内環境を整えることが全身の健康につながります。規則正しい生活を心掛ける、消化に良いものを食べる、整腸剤を飲むなど、まずは腸にいい生活を1つでも身につけ、それが自分に合わないようだったらほかの種類の腸活を取り入れるようにし、継続的に取り組むようにしましょう。

つらい下痢や腹痛は我慢せずに、症状に合わせて対処を!
刺激の多い食べ物、アルコール、油っこいものなど、腸に負担がかかるものは下痢を引き起こしやすいため、体質に合わせて食べる量や回数を調整することが大切です。
特に男性は、腹痛や下痢のつらい症状を我慢する傾向があります。我慢することはQOL(Quality Of Life=生活の質)の低下を招きます。受診する・薬を服用するなど、我慢せずに症状を抑える対応をとりましょう。

また、痛みやつらさがないからといって、習慣化した下痢を放置している方も要注意。痛みがなくても胃腸の機能に問題があることには変わりはありません。病気が隠れている可能性もありますので、一度受診することをおすすめします。

腸には免疫細胞の約70%が集まっており、腸内環境を整えることが全身の健康につながります。規則正しい生活を心掛ける、消化に良いものを食べる、整腸剤を飲むなど、まずは腸にいい生活を1つでも身につけ、それが自分に合わないようだったらほかの種類の腸活を取り入れるようにし、継続的に取り組むようにしましょう。