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肌のたるみも招く「糖化」はこんな生活習慣で防ぐ

肌のたるみも招く「糖化」は
こんな生活習慣で防ぐ

糖質を摂りすぎると体の中で「糖化」現象が起こり、「糖化」が進むと「肌の老化」も進むといわれています。美容のためにも、腸内環境と生活習慣を見直して「糖化」を防ぎましょう!

糖質を摂りすぎると体の中で「糖化」現象が起こり、「糖化」が進むと「肌の老化」も進むといわれています。美容のためにも、腸内環境と生活習慣を見直して「糖化」を防ぎましょう!

監修

監修

同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンター/ 糖化ストレス研究センター research fellow
森田 祐二先生

同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンター/ 糖化ストレス研究センター research fellow
森田 祐二先生

抗加齢医療の臨床および糖化研究に従事。著者に「自分の年齢は自分で決める」(現代書林)

抗加齢医療の臨床および糖化研究に従事。著者に「自分の年齢は自分で決める」(現代書林)

糖化で生まれる"AGEs"も、美容の敵に

糖化で生まれる"AGEs"も、美容の敵に


老化の原因はさまざまですが、そのひとつに「糖化」も含まれるといわれています。

人間の体は、筋肉、皮膚、血管、内臓など全身がたんぱく質でできています。そのたんぱく質と、食事で摂り過ぎた糖質が結びつき、そこに熱(体温)が加わることで、たんぱく質が『コゲる』現象が「糖化」です1)

そのコゲた物質は「AGEs(終末糖化産物)」と呼ばれ、これが増えることでお肌はくすんでこわばり、しなやかさを失っていくといわれています。

AGEsは免疫細胞のひとつであるマクロファージによって除去されます。腸には免疫細胞の約7割が集まることから、腸が健康だと免疫もしっかり働いてくれるので、老化の原因となる「AGEs」の除去にも良いと期待されています。

老化の原因はさまざまですが、そのひとつに「糖化」も含まれるといわれています。

人間の体は、筋肉、皮膚、血管、内臓など全身がたんぱく質でできています。そのたんぱく質と、食事で摂り過ぎた糖質が結びつき、そこに熱(体温)が加わることで、たんぱく質が『コゲる』現象が「糖化」です1)

そのコゲた物質は「AGEs(終末糖化産物)」と呼ばれ、これが増えることでお肌はくすんでこわばり、しなやかさを失っていくといわれています。

AGEsは免疫細胞のひとつであるマクロファージによって除去されます。腸には免疫細胞の約7割が集まることから、腸が健康だと免疫もしっかり働いてくれるので、老化の原因となる「AGEs」の除去にも良いと期待されています。

見直したい5つの生活習慣

見直したい5つの生活習慣


生活習慣を見直すことは、腸や全身を整えることにつながります。

1. 腸に良い菌を摂る
腸に良い菌(乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌)を摂って腸内環境を整えましょう。どの菌が合うかは人それぞれなので、まずは自分に合った菌を探すことが大切です。同じ菌を1~2週間摂り続けて調子が良いかを確認しましょう。おならのにおいや便通の変化なども見極めるポイントです。

2. 甘い食べ物や糖質が多い食べ物は控えめに
お菓子、パン、甘い食べ物などは糖質が多いので、食べすぎに注意しましょう。

3. 野菜やすっぱいものを多めに食べる
野菜の食物繊維や、すっぱい食べものに含まれる酢酸は、血糖値の急上昇を防ぐ働きがあり、糖質の吸収をコントロールします。これらを一緒に食べることもおすすめです2)

生活習慣を見直すことは、腸や全身を整えることにつながります。

1. 腸に良い菌を摂る
腸に良い菌(乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌)を摂って腸内環境を整えましょう。どの菌が合うかは人それぞれなので、まずは自分に合った菌を探すことが大切です。同じ菌を1~2週間摂り続けて調子が良いかを確認しましょう。おならのにおいや便通の変化なども見極めるポイントです。

2. 甘い食べ物や糖質が多い食べ物は控えめに
お菓子、パン、甘い食べ物などは糖質が多いので、食べすぎに注意しましょう。

3. 野菜やすっぱいものを多めに食べる
野菜の食物繊維や、すっぱい食べものに含まれる酢酸は、血糖値の急上昇を防ぐ働きがあり、糖質の吸収をコントロールします。これらを一緒に食べることもおすすめです2)

野菜にレモンをかけているイラスト 野菜にレモンをかけているイラスト

4. 食べてすぐに横にならない
食後は血糖値が上がり、糖化が進みやすいタイミング。食後30分以内には動き出すことがおすすめです。食事が終わったら、すぐにテーブルをきれいにしたり、食器を洗い始めることを習慣化するとよいでしょう。食べてすぐ横になるのは避けたいですね。

4. 食べてすぐに横にならない
食後は血糖値が上がり、糖化が進みやすいタイミング。食後30分以内には動き出すことがおすすめです。食事が終わったら、すぐにテーブルをきれいにしたり、食器を洗い始めることを習慣化するとよいでしょう。食べてすぐ横になるのは避けたいですね。

食べてすぐ横にならず食器を片付けているイラスト 食べてすぐ横にならず食器を片付けているイラスト

5. あつあつのお風呂は控える
42℃以上の熱いお風呂に入ると交感神経が優位になり、血糖値が上がり、糖化を招きます。ぬるめの湯にゆっくりつかり、リラックスしましょう。

生活習慣と腸内環境を整えることで、免疫細胞を活性化し、いつまでも若くて元気な身体を保ちましょう。

5. あつあつのお風呂は控える
42℃以上の熱いお風呂に入ると交感神経が優位になり、血糖値が上がり、糖化を招きます。ぬるめの湯にゆっくりつかり、リラックスしましょう。

生活習慣と腸内環境を整えることで、免疫細胞を活性化し、いつまでも若くて元気な身体を保ちましょう。

<参考文献等>

1) 永井 竜児他: 日本老年医学会雑誌 35 (4): 258-264, 1998
2)八木 雅之他: オレオサイエンス 18(2): 67-73, 2018

<参考文献等>

1) 永井 竜児他: 日本老年医学会雑誌 35 (4): 258-264, 1998
2)八木 雅之他: オレオサイエンス 18(2): 67-73, 2018