トイレやマグのトレーニングは、誰もが経験するもの。また、便秘予防や水分補給になり、子どもの腸内環境を支える大切なステップでもあります。挑戦するのはもちろん、親子のコミュニケーションのひとつとして、笑顔でサポートしてあげましょう。
トイレやマグのトレーニングは、誰もが経験するもの。また、便秘予防や水分補給になり、子どもの腸内環境を支える大切なステップでもあります。挑戦するのはもちろん、親子のコミュニケーションのひとつとして、笑顔でサポートしてあげましょう。
監修
監修
兵庫医科大学小児科学講座 教授
奥田 真珠美(おくだ ますみ)先生
兵庫医科大学小児科学講座 教授
奥田 真珠美(おくだ ますみ)先生
和歌山県立医科大学医学部卒業後、社会保険紀南綜合病院、済生会有田病院、和歌山労災病院、兵庫医科大学ささやま医療センター、愛知医科大学病院等を経て現職。
【専門】小児消化器、小児感染症(ヘリコバクター・ピロリ、腸管感染症、胃癌予防、慢性便秘など)
和歌山県立医科大学医学部卒業後、社会保険紀南綜合病院、済生会有田病院、和歌山労災病院、兵庫医科大学ささやま医療センター、愛知医科大学病院等を経て現職。
【専門】小児消化器、小児感染症(ヘリコバクター・ピロリ、腸管感染症、胃癌予防、慢性便秘など)
ひとりでできるまでに数ヵ月かかることも多いトレーニング。焦ってプレッシャーをかけたり、無理に排便させようとしてしまうと、そのトラウマから便秘につながってしまうかもしれません。トイレトレーニングは子どもの反応を見ながら慎重に。
すでに便秘気味の子どもは、排尿は自立できていても、おむつに履き替えてカーテンやソファの後ろに隠れるなど、決まった場所で便を出す行動も多く見られます。まずはトイレで楽しく遊び、排便はいつもの場所で行って様子を見ているうちに、自然とトイレで排便ができるようになります。
●開始時期の目安
下記の3つが開始の合図。衣服が汚れることも多いので、薄着になる初夏にはじめるのがおすすめです。
①一人でトイレに行き、おまるに座ることができる
②簡単な言葉を理解し、言葉で答えることができる
③おしっこの間隔が2時間以上空いている
●トイレトレーニングのステップ
まずは絵本などを活用し「トイレは排泄をする場所」だと教えることからはじめましょう。トイレに興味が出たら、トイレに行く意思を確認する、おまるや補助便座に座る、排泄するという流れになります。
●トイレトレーニングを続けるために
排泄ができなくてもトイレに行けたことを褒めるなど、トイレを嫌いにさせないことが大切です。トイレに行けたらシールをあげる、トイレに好きなキャラクターグッズを置くなども効果的。
ひとりでできるまでに数ヵ月かかることも多いトレーニング。焦ってプレッシャーをかけたり、無理に排便させようとしてしまうと、そのトラウマから便秘につながってしまうかもしれません。トイレトレーニングは子どもの反応を見ながら慎重に。
すでに便秘気味の子どもは、排尿は自立できていても、おむつに履き替えてカーテンやソファの後ろに隠れるなど、決まった場所で便を出す行動も多く見られます。まずはトイレで楽しく遊び、排便はいつもの場所で行って様子を見ているうちに、自然とトイレで排便ができるようになります。
●開始時期の目安
下記の3つが開始の合図。衣服が汚れることも多いので、薄着になる初夏にはじめるのがおすすめです。
①一人でトイレに行き、おまるに座ることができる
②簡単な言葉を理解し、言葉で答えることができる
③おしっこの間隔が2時間以上空いている
●トイレトレーニングのステップ
まずは絵本などを活用し「トイレは排泄をする場所」だと教えることからはじめましょう。トイレに興味が出たら、トイレに行く意思を確認する、おまるや補助便座に座る、排泄するという流れになります。
●トイレトレーニングを続けるために
排泄ができなくてもトイレに行けたことを褒めるなど、トイレを嫌いにさせないことが大切です。トイレに行けたらシールをあげる、トイレに好きなキャラクターグッズを置くなども効果的。
比較的ストローの方が短期間で習得しやすい傾向がありますが、好きな方からはじめても、並行して進めてもかまいません。実際に飲んだ量を把握し、水分不足にならないよう気をつけましょう。
●開始時期の目安
以下の3つができるようになり、離乳食をはじめるころが目安です。
①一人でお座りができる
②マグをしっかりつかめる
③唇で挟む動作ができる
●マグトレーニングのステップ
ストローもコップも基本的なステップは同じ。まずは持つことを覚えるため、空のマグで遊ばせてあげましょう。次に親が透明なコップやストローを使ってジュースやお茶を飲むなど、実際の動きを見せながら練習を。
●マグトレーニングを続けるために
いろいろな飲み物を用意して、「おいしいものが飲めるよ」と楽しみながら挑戦してみてください。
比較的ストローの方が短期間で習得しやすい傾向がありますが、好きな方からはじめても、並行して進めてもかまいません。実際に飲んだ量を把握し、水分不足にならないよう気をつけましょう。
●開始時期の目安
以下の3つができるようになり、離乳食をはじめるころが目安です。
①一人でお座りができる
②マグをしっかりつかめる
③唇で挟む動作ができる
●マグトレーニングのステップ
ストローもコップも基本的なステップは同じ。まずは持つことを覚えるため、空のマグで遊ばせてあげましょう。次に親が透明なコップやストローを使ってジュースやお茶を飲むなど、実際の動きを見せながら練習を。
●マグトレーニングを続けるために
いろいろな飲み物を用意して、「おいしいものが飲めるよ」と楽しみながら挑戦してみてください。
トレーニングには時間がかかるもの。子どもをじっくり観察して、楽しい、くやしいなどの感情を理解し、時にはトレーニングを休むなどの対応も必要です。また、方法を細かく指示しすぎたり、できなくて怒ってしまうのもNG。「叱られるかも」という不安が、子どもの挑戦する気持ちを奪ってしまいます。できたことを褒めるトレーニングを心がけ、ほかの子と比べたりせず、焦らずに取り組みましょう。
トレーニングには時間がかかるもの。子どもをじっくり観察して、楽しい、くやしいなどの感情を理解し、時にはトレーニングを休むなどの対応も必要です。また、方法を細かく指示しすぎたり、できなくて怒ってしまうのもNG。「叱られるかも」という不安が、子どもの挑戦する気持ちを奪ってしまいます。できたことを褒めるトレーニングを心がけ、ほかの子と比べたりせず、焦らずに取り組みましょう。