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「自分に向き合い、自分を表現するクリエイティブな活動に、全力でエネルギーを注ぐ」。多くの人を魅了し続けるRAIZINアンバサダーが語る、クリエイティブへのこだわりや、本番モードにスイッチする瞬間、そして、これから目指す境地とは?

一番大事にしているのは“歌詞”。
「これだ」と降りてくる瞬間がある

−−Kacoさんは、ご自分の音楽に対して、どんなところにこだわりをお持ちですか?

Kacoさん(以下、敬称略):やっぱり歌詞です。自分の曲の中で一番大 事にしているものです。私は奇をてらったことは言えないし、そういう性 格でもないので、本当に自分が感じてきたことを表現しています。日常に ある当たり前の出来事や思いを、ありふれていない言葉で表現するには どうしたらいいか、いつも考えて歌詞を書いています。

−−歌詞のひとつひとつに、細やかな情景や思いが表現されていて、 Kacoさんが「これでないとダメだ」と思う言葉が使われているように感 じます。ご自身としては、確信を持てる表現にたどり着くまでの過程が あるのでしょうか?

Kaco:その質問、すごく嬉しい!実は私自身、どれが正解なのか分からなくて、自分にとって一番ピッタリくる表現にたどり着くまで、めっちゃ苦しん でます(笑)。でも、試行錯誤する中で、突然、「できた!」って思える瞬間がやってくるので、「これだ」って思う、降りてくるようなその感覚を、歌詞 や曲づくりの物差しにしています。

−−生みの苦しみの果てに、降りてくるんですね。

Kaco:ピアノの前で何日も頑張り続けた果てに、「今日はもう無理だから、やめよう!」と立ち上がろうとして、鍵盤に手をつき、何気なく鳴った音を聴いた瞬間に、「あ、これだ!」と。それから3分で曲ができてしまいました(笑)。

−−楽曲そのものは、歌詞から発想していくんでしょうか?

Kaco:いえ、メロディーから作っていますが、最初に、自分が描きたい 世界、表現したい想いを、長い物語のような文章に書き起こしていきます。 そこからマッチするメロディーを考えていくことが多いです。

−−制作活動は、いつ、どこでされているんですか?

Kaco:夜に自宅で作ることが多いです。ほとんど夜の曲ということもありますけど、自分の内面に向き合える時間帯はやはり夜なんです。最近は、 ピアノに向き合っているだけだとしんどくなってしまうので、「ルンルンしながら曲を作ってみよう」という新しいトライをしています(笑)。

−−ルンルン!? それって、どういうことですか?

Kaco:シャワーを浴びながら、思いのままに歌ってみると開放的な気分になるし、いい感じにエコーがかかるので、ライブで歌っている時のように テンションが上がり、自然にメロディーが出てくるんです。ピアノの前でじっとしていると、構成を考えてしまって、曲を作ることにとらわれてしまうので、 そういうものから自由になった方が、「曲にしたい」っていう、起爆剤になるような重要な言葉やテーマが出てきます。

本番モードへのスイッチは、
“化粧”と“大好きな音楽”

−−ライブ前、本番モードのスイッチとして、特別にしていることはありますか?

Kaco:特別ではないですが、化粧をすることがひとつのスイッチになっています。歌う人間としてのモードが整うというか、“Kaco”としての気合が入ります。だから、「今日はずっと家から出ずに曲を作るぞ」っていう時 でも、化粧をします。すっぴんのままだと気持ちがONにならないんです。

−−ライブ当日には、どうやって集中を高めていますか?

Kaco:大好きなアーティストの曲をずっと聴き続け、気持ちを高めていきます。直前になったら、ロング・ブレスで精神統一。ふう〜っと長く息を吐くことで、集中を高めます。そして、最後にメンバーに向かって、「よろしくね」と声を掛けるのがライブ前の決めごとです。

−−どんなアーティストの曲を聴いているんですか?

Kaco:その時々で違いますが、大好きな大貫妙子さん、荒井由美さん、山下達郎さんのアルバムから選ぶことが多いです。その時のフィーリングに合う曲を選び、「この日のワンマンライブのために」と、毎回、自分でプレイリストを作っています。

−−ライブそのものには、どんなこだわりがあるんでしょうか?

Kaco:以前はピアノを弾きながら歌っていましたが、「歌だけに集中した状態でやりたい」と、ずっと思っていたので、最近、そうするようになりました。ピアノを弾きながら歌うことも好きですが、やはり歌だけに集中して、歌そのものに入り込んでいくのが「自分の歌い方」なんだと感じています。

−−今日のライブでは、ピアニストの方に向き合って歌う場面も多くありましたね。独特のボーカルスタイルだと感じました。

Kaco:ソロでやっていると、ピアニストの方は伴奏者と思われがちだなと。でも、そうじゃなくて、ピアノも歌と対等な存在だと思うんです。だから、VS構造で、お互いにあおりあっていきたくて、向き合って歌うようになりました。ピアノと歌だけのシンプルな構成って、歌っていてすごく楽しい。お互いに、ハチャメチャに自由に戦えるから(笑)。

多くの人に自分の歌を届け、
心の深いところでつながっていきたい

−−クリエイティブな創作活動は、孤独な作業でもあり、特にソロ・アーティストの方は、一人で自分の音楽を追求する大変さもあると思います。Kacoさんは、活動を続けていくにあたって、何か心掛けていることはありますか?

Kaco:自分が「今、これをやりたい」「こうしたい」と思う感覚に従うことを大事にしています。例えば、今日はどの道を通るのか、誰に会うのか、どこに行くのか、何を買い、何を食べるのか。全てにおいて自分の思いにわがままになって生活していく中で、突然、ポンとぶつかってくる“何か”がある。その時、心に響いたものが、曲の種になっていると思うんです。だから、自分に正直に、生きたいように生きて、そこで出会ったり、見つけたりしたものと向き合うことを大事にしています。

−−思うがままに生きるからこそ、自分の内なる声に敏感になれるんですね。その他にも、習慣にされていることなどはあるんでしょうか?

Kaco:早起きです(笑)。一人で暮らしていると、いつまででも寝られちゃう。だけど、ある日、早朝に起きてみたら、道を歩いている人も、出会う人も全く違うことに気づいたんです。「起きる時間」という、たったそれだけのことで見える世界は変わり、受ける刺激も変わってくる。そう思ってからは、早寝早起きするようになりました。

−−創作活動への刺激を受けるために、音楽以外の創作物に触れることもあるんでしょうか?

Kaco:映画を観た時、余韻が残るセリフがあると、その一言が自分の価値観と結びついて、曲ができることがあります。ただ、私の場合は、人との出会いや、人の行動、町の中の風景からインスピレーションを受けることが多いです。例えば、友人と食事に出掛け、恋愛や仕事の話をしていると、誰かの言葉に「あ、それ、いいな」ってピンときたり、自分の中から出てきた言葉に「これだ」って思ったりします。

−−Kacoさんの音楽には、一貫したテーマがありますよね。

Kaco:「一人で生きてゆく女性像」をテーマにしています。燃えさかる赤い炎ではなく、深々と静かに燃える青い炎を胸の奥底に抱いているような、そんな女性の姿をイメージしています。

−−そこに共感する女性ファンも多いですよね。

Kaco:「強く生きたい」って思っていても、いろんな環境や状況があるために、なかなかそうできない女性も多いと思うんです。そんな女性たちの心の中で、静かに燃えている青い炎と、共鳴し合えるような歌を歌っ ていきたいです。「自分一人じゃないんだ」って思ってもらえるような、そんな心強い存在、男前な存在になれたらと思っています。

−−Kacoさんにとって、音楽活動の原動力となるものは何ですか?

Kaco:以前に、ファンの方からお手紙をもらった時、「ライブで聴いた曲のワンフレーズに救われた」という言葉が書かれていたんです。その人の 人生や生活もリアルに書かれていて、「こういう方が私の曲を受け止めてくださったのか」と実感し、歌う喜びを強く感じました。私の歌を通じて、 たくさんの方と心の深いところでつながっていけたらと思いますし、それこそが自分の原動力になっています。

−−最後に、今後の音楽活動で目指していきたいことについて教えてください。

Kaco:もともと私が音楽に憧れたのは、テレビから流れてくる曲を聴いたことがきっかけでした。田舎だったから、CDショップもライブハウスもなかったんです。今、東京で活動している中、私にとって、ライブを観に来てくれる皆さんが一番の力の源になっています。でも、そのもっと向こうにいる、かつての私のように、テレビの向こう側にいる人たちにも、自分の音楽を届けたい思いがあるんです。だから、それができるようにもっと大きな存在にならなきゃいけないなと思っています。

アーティストKaco

NEWSのシングル『LPS』に楽曲「madoromi」を提供し、アニメ『魔法使いの嫁』の挿入歌「Rose」を手がけるなど、注目を集める新進気鋭のシンガーソングライター。15歳から作詞作曲を始め、高校ではコーラス部に所属。イタリア歌曲のレッスンへ通い、進学の為に上京。在学中に本格的に音楽活動を開始する。2016年に自主盤『影日和(かげびより)』をリリースし、2017年に全国流通盤『身じたく』をリリース。2019年1月、3rdミニアルバム『たてがみ』をリリース。3月には東京、大阪にてワンマンライブを行った。

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