腟坐剤単独使用例:64例中副作用の発現はなかった
クリーム単独使用例:16例中副作用の発現はなかった
同時使用例(腟坐剤とクリームの併用):48例中2例(4.2%)に副作用が発現した
腟カンジダの治療は、医療機関では腟の中に挿入する腟坐剤タイプの腟剤の他、腟周辺に塗布するクリーム等の外用剤が用いられます。
メディトリートシリーズは、腟坐剤タイプとクリームタイプの腟カンジダ再発治療薬です。
本剤の使用は、過去に腟カンジダで 医師の診断・治療を受けた方に限ります。
メディトリートは、ミコナゾール硝酸塩を有効成分とする、腟カンジダ再発治療薬です。日本では1980年2月に腟坐剤医療用医薬品として販売されております。
OTC医薬品として、腟坐剤タイプとクリームタイプの併用ができるようになりました。症状のある部位にあわせて、適切な剤型を選択して治療できます。
症状のある部位に合わせて、適切な剤型を選択して治療を開始します。
外陰症状はないか、外陰病変は腟口部のみの狭い範囲に認められる
■適切な剤型
メディトリート(腟坐剤)を使用してください
外陰病変は腟口部より広い範囲に認められる
■適切な剤型
メディトリート(腟坐剤)とメディトリートクリーム(外陰用クリーム)を併用してください
外陰病変は腟口部より広い範囲に認められ、腟症状はない
■適切な剤型
メディトリートクリーム(外陰用クリーム)を使用してください。ただし、メディトリート(腟坐剤)との併用が望まれます※腟内にも原因菌が増殖している可能性があるため、腟坐剤との併用が望まれます
*1おりもの、熱感、かゆみ等
*2 発疹(*1)を伴うかゆみがあらわれた場合
(*1)発赤、ただれ等、皮膚にみられる変化のことをいいます。
※メディトリートクリームは外陰症状(発疹を伴うかゆみ)があらわれた場合にお使いください。
ご不明な点がありましたら、薬剤師に相談してください。
特長1
患部に直接塗れるクリームタイプ
クリームタイプなのでべたつかず、患部に塗り広げやすくなっています。
特長2
1日2~3回の使用で6日間
外陰部にかゆみがあったら使用してください。
かゆみがとれたら使用を終了しても差し支えありません。
第1類医薬品
成分
1g中 ミコナゾール硝酸塩 10mg
効果・効能
腟カンジダの再発による、発疹を伴う外陰部のかゆみ(過去に医師の診断・治療を受けた方に限る)
ただし、腟症状(おりもの、熱感等)を伴う場合は、必ず腟剤(腟に挿入する薬)を併用してください。
使用量の目安(患部直径6cm程度の場合)
用法・用量
成人(15歳以上60歳未満)、1日2~3回、適量を患部に塗布してください。ただし、3日間使用しても症状の改善がみられないか、6日間使用しても症状が消失しない場合は、医師の診療を受けてください。
(承認申請時添付データ)
対象:外陰腟カンジダ症患者128例(5施設)
投与方法:メディトリートを1日1回1個、経腟投与 / メディトリートクリームを1日2~3回 適量を外陰部に塗布
投与期間:6日間
(承認申請時添付データ)
対象:外陰腟カンジダ症患者
*投与前後とも「症状なし」の症例を除く
*小数点第2位を四捨五入
腟坐剤単独使用例:64例中副作用の発現はなかった
クリーム単独使用例:16例中副作用の発現はなかった
同時使用例(腟坐剤とクリームの併用):48例中2例(4.2%)に副作用が発現した
* 発現した副作用 2例は軽度であり、重篤なものはありませんでした。内訳は「性器灼熱感」2件、「女性陰部そう痒症」が1件の合計2例3件でした。(承認申請時添付データ)
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
1.次の人は使用しないでください。
2.次の部位には使用しないで下さい。
3.メディトリート(腟坐剤)を使用中に次の医薬品を外陰部に使用しないで下さい。
●医師の治療を受けている人。
●本人または家族がアレルギー体質の人。
●薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
●授乳中の人。