気分転換にもピッタリ!最強の全身運動「ランニング」で健康習慣を確立しましょう!

気分転換にもピッタリ!最強の全身運動「ランニング」で健康習慣を確立しましょう!

気分転換にもピッタリ!最強の全身運動「ランニング」で健康習慣を確立しましょう! 気分転換にもピッタリ!最強の全身運動「ランニング」で健康習慣を確立しましょう!

近年はランニングする人数は落ち着いていますが、ランナーに関する世論調査2018年版によると年1回以上ランニング・ジョギングをする人は過去20年で増加傾向であり、特に20~30歳代で実施される方が増えています。1)

ランニングは特殊な道具を必要とせずいつでもどこでも一人で手軽にできる所に魅力があると言われております2)。

さて、ランニングは健康にどのように有効的に影響すると考えられているのでしょうか。ランニングは健康状態を改善して、体力や免疫力をアップさせるうえで良好なイメージを持っていますが、具体的にどのような効果があるか明確に分からないという人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

普段の健康診断で肥満や血液検査の異常値を指摘される方は少なくないと思われますが、そういった人たちが日常的な健康を保つにあたりランニングをすることによって有効な運動習慣を持つことは重要であると考えられます。

今回は、気分転換にも最適な全身運動である「ランニング」で健康習慣を確立する方法などに焦点を当てて説明していきます。

<監修>
甲斐沼孟
国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科。
救急診療のみならず、消化器外科や心臓血管外科、総合診療領域に精通しており、学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行う。

近年はランニングする人数は落ち着いていますが、ランナーに関する世論調査2018年版によると年1回以上ランニング・ジョギングをする人は過去20年で増加傾向であり、特に20~30歳代で実施される方が増えています。1)

ランニングは特殊な道具を必要とせずいつでもどこでも一人で手軽にできる所に魅力があると言われております2)。

さて、ランニングは健康にどのように有効的に影響すると考えられているのでしょうか。ランニングは健康状態を改善して、体力や免疫力をアップさせるうえで良好なイメージを持っていますが、具体的にどのような効果があるか明確に分からないという人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

普段の健康診断で肥満や血液検査の異常値を指摘される方は少なくないと思われますが、そういった人たちが日常的な健康を保つにあたりランニングをすることによって有効な運動習慣を持つことは重要であると考えられます。

今回は、気分転換にも最適な全身運動である「ランニング」で健康習慣を確立する方法などに焦点を当てて説明していきます。

<監修>
甲斐沼孟
国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科。
救急診療のみならず、消化器外科や心臓血管外科、総合診療領域に精通しており、学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行う。

有酸素運動であるランニングのメリット

有酸素運動であるランニングのメリット

一般的にも馴染みがあるエクササイズとして、ウォーキングやジョギング、あるいはエアロビクスや水泳など、一般的に長時間かけて継続して行う運動をされている方も多くいらっしゃるかと思います。

これらの運動は、運動している際に筋肉を収縮させるためのエネルギーであるアデノシン三リン酸(ATP)という物質を体内の糖分や脂肪分を元にして酸素を用いて作り出すことから「有酸素運動」と呼ばれています。

有酸素運動でもあるランニングが脂肪燃焼などに有効と言われているのは何故なのでしょうか。通常、腹囲が大きくなって内臓脂肪や皮下脂肪が溜まってしまう最も重要な原因は、日々の過食生活と運動不足です。

一般的に、ランニングを含めて有酸素運動というのは脂肪分を燃料として行いますので、血中の悪玉コレステロールや中性脂肪などを含む体脂肪の減少が期待出来ます。

エネルギー源として体脂肪を利用するようになるのは有酸素運動を開始してから約20分程度経った時からと考えられています。

それゆえに、内臓脂肪の減少を視野に入れたダイエットなどを目的とする場合には長い時間継続しやすいランニングなどのエクササイズを選択することが効果的です。

一般的にも馴染みがあるエクササイズとして、ウォーキングやジョギング、あるいはエアロビクスや水泳など、一般的に長時間かけて継続して行う運動をされている方も多くいらっしゃるかと思います。

これらの運動は、運動している際に筋肉を収縮させるためのエネルギーであるアデノシン三リン酸(ATP)という物質を体内の糖分や脂肪分を元にして酸素を用いて作り出すことから「有酸素運動」と呼ばれています。

有酸素運動でもあるランニングが脂肪燃焼などに有効と言われているのは何故なのでしょうか。通常、腹囲が大きくなって内臓脂肪や皮下脂肪が溜まってしまう最も重要な原因は、日々の過食生活と運動不足です。

一般的に、ランニングを含めて有酸素運動というのは脂肪分を燃料として行いますので、血中の悪玉コレステロールや中性脂肪などを含む体脂肪の減少が期待出来ます。

エネルギー源として体脂肪を利用するようになるのは有酸素運動を開始してから約20分程度経った時からと考えられています。

それゆえに、内臓脂肪の減少を視野に入れたダイエットなどを目的とする場合には長い時間継続しやすいランニングなどのエクササイズを選択することが効果的です。

血圧には要注意、軽めのランニングから始めることが重要

血圧には要注意、軽めのランニングから始めることが重要

さて、皆さんは運動すると血圧が上がると聞いたことがありますでしょうか。元々基礎疾患として高血圧を有する人がランニングをしても平気なのでしょうか。

ここでは、日頃の生活において血圧関係に悩みを抱えている人も多いことから、ランニングが血圧に与える影響やランニングする際に注意すべきポイントに言及していきます。

血圧は、一般的には走るスピードが速くなっていくにつれて上昇していくので、高血圧の人では最初からスピードをあまり上げ過ぎずに、走る量を徐々に増やしてゆっくり長い時間をかけて走ったほうが望ましいと考えられます。

また、不快な思いを感じることはストレスに繋がって血圧を上げる要因になりますので、なるべくランニングする際には取り除いておくことが大切です。

走る際には、汗を拭きとる、速乾性のあるウェアを取り入れる、あるいは紫外線や暑さから身を守るために帽子やサングラスなどを身に付けるなど装着ツールを少し意識して工夫するだけでもランニング中の快適性に違いが出てきます。

さて、皆さんは運動すると血圧が上がると聞いたことがありますでしょうか。元々基礎疾患として高血圧を有する人がランニングをしても平気なのでしょうか。

ここでは、日頃の生活において血圧関係に悩みを抱えている人も多いことから、ランニングが血圧に与える影響やランニングする際に注意すべきポイントに言及していきます。

血圧は、一般的には走るスピードが速くなっていくにつれて上昇していくので、高血圧の人では最初からスピードをあまり上げ過ぎずに、走る量を徐々に増やしてゆっくり長い時間をかけて走ったほうが望ましいと考えられます。

また、不快な思いを感じることはストレスに繋がって血圧を上げる要因になりますので、なるべくランニングする際には取り除いておくことが大切です。

走る際には、汗を拭きとる、速乾性のあるウェアを取り入れる、あるいは紫外線や暑さから身を守るために帽子やサングラスなどを身に付けるなど装着ツールを少し意識して工夫するだけでもランニング中の快適性に違いが出てきます。

ランニングを続けるためのコツ

ランニングを続けるためのコツ

ランニングを続けるためのコツ ランニングを続けるためのコツ

誰しもが、長期的にランニングを行うメリットを知って、長くランニング習慣を続けたいものですよね。

運動不足が続くと多少の運動でも疲労感を感じますが、ランニングのように適度な運動を続けていると実は血液のめぐりや疲労に身体が慣れてむしろ日常的に疲れにくくなるというメリットがあります。

ランニングのような有酸素運動というのは、軽度の負荷をかけ酸素を取り込みながら実践する運動であり、その際に筋肉を動かすと、自動的に全身の血流が促されて体内の血液循環がスムーズになり疲労物質や老廃物が排出されることに繋がります。乳酸産生物や不要な老廃物などが腎臓や肝臓などの臓器に運ばれ、そこで分解排出され結果的に疲労が回復すると考えられるのです。

比較的負荷の軽い有酸素運動ならば筋肉に過度な負担がかかり過ぎて新たな乳酸物質が生成されるという心配も大きくありません。

血液の流れは言うまでもなく人間にとっては生命にとって欠かすことのできないライフラインであり、社会生活を送るうえで必要な原動力として備わっている大事な機能です。

ランニングにはいわゆる循環血流の改善効果があり、体がぽかぽかと温まり日々の生活における活力も同時に湧いてくることがその最大のメリットと認識して、ランニング習慣を長く持てるように心がけましょう。

誰しもが、長期的にランニングを行うメリットを知って、長くランニング習慣を続けたいものですよね。

運動不足が続くと多少の運動でも疲労感を感じますが、ランニングのように適度な運動を続けていると実は血液のめぐりや疲労に身体が慣れてむしろ日常的に疲れにくくなるというメリットがあります。

ランニングのような有酸素運動というのは、軽度の負荷をかけ酸素を取り込みながら実践する運動であり、その際に筋肉を動かすと、自動的に全身の血流が促されて体内の血液循環がスムーズになり疲労物質や老廃物が排出されることに繋がります。乳酸産生物や不要な老廃物などが腎臓や肝臓などの臓器に運ばれ、そこで分解排出され結果的に疲労が回復すると考えられるのです。

比較的負荷の軽い有酸素運動ならば筋肉に過度な負担がかかり過ぎて新たな乳酸物質が生成されるという心配も大きくありません。

血液の流れは言うまでもなく人間にとっては生命にとって欠かすことのできないライフラインであり、社会生活を送るうえで必要な原動力として備わっている大事な機能です。

ランニングにはいわゆる循環血流の改善効果があり、体がぽかぽかと温まり日々の生活における活力も同時に湧いてくることがその最大のメリットと認識して、ランニング習慣を長く持てるように心がけましょう。

まとめ

まとめ

健康やダイエットなどの効果を期待してランニングを始めるなら、最も重要なポイントは決して無理することなくマイペースに継続して習慣づけることです。

ランニングを続けていると発汗作用によって新陳代謝が促進され身体に溜まった老廃物が排出される効果も期待できますのでお勧めです。

無理をしてしまうと続けて走ることが苦痛になるため、最初のうちは5分走ったら5分歩くなど自分のレベルに合った距離やペースをまずは知ることから始めて、少しずつ自分の中でステップアップできるように努めましょう。

【参考文献】
1)スポーツライフに関する調査2018 概要

2)中野隆之:高齢者のジョギング・ランニング活動とQOLに関する一考察.日本公衆衛生雑誌.2020年67巻3号p. 211-220.

健康やダイエットなどの効果を期待してランニングを始めるなら、最も重要なポイントは決して無理することなくマイペースに継続して習慣づけることです。

ランニングを続けていると発汗作用によって新陳代謝が促進され身体に溜まった老廃物が排出される効果も期待できますのでお勧めです。

無理をしてしまうと続けて走ることが苦痛になるため、最初のうちは5分走ったら5分歩くなど自分のレベルに合った距離やペースをまずは知ることから始めて、少しずつ自分の中でステップアップできるように努めましょう。

【参考文献】
1)スポーツライフに関する調査2018 概要

2)中野隆之:高齢者のジョギング・ランニング活動とQOLに関する一考察.日本公衆衛生雑誌.2020年67巻3号p. 211-220.

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