肥満や体力低下だけじゃない。運動不足で起こる疾患リスクとその防止法

肥満や体力低下だけじゃない。運動不足で起こる疾患リスクとその防止法

肥満や体力低下だけじゃない。運動不足で起こる疾患リスクとその防止法 肥満や体力低下だけじゃない。運動不足で起こる疾患リスクとその防止法

ステイホームが定着してすっかり運動不足になった方が多いのではないでしょうか。運動不足に伴う肥満や体力低下は万病のもとです。とはいえ外出がなかなかできなかったり、仕事で忙しいと運動の時間もとれません。

運動習慣をつけるために、日常生活の中での身体活動量を増やしましょう。体を動かす身体活動には、能動的に健康のために行う運動と、運動以外に職業や家事活動も含む生活活動があり、「身体活動=運動+生活活動」が成り立ちます。

生活活動を見直すことからはじめて、余裕が出れば運動習慣も徐々に取り入れられると思います。正しい食生活と運動習慣を取り入れて身体活動量を増やすことは、健康長寿には欠かせない要素です。

<監修>
井林雄太
国立大学医学部卒業後、救急含む総合病院を中心に初期研修を終了。内分泌代謝/糖尿病の臨床を含めた予防医学が専門。健康長寿に関連するミトコンドリア基礎研究に従事しながら、栄養学/アンチエイジング学にも専門を広げ、予防医学の一環として内分泌・糖尿病教育に力を入れながら医療系メディアにおいて情報発信を行っている。

昨今はコロナ禍において、予防医学の一環として感染症分野にも力を入れながら、複数企業のメディアにおいてコロナワクチンの最新情報などにも執筆・監修も行っている。厚労省委託事業であるMindsによる疾患ガイドライン、また医学専門書の執筆経験もあり、臨床・研究において幅広い知見を有している。

【資格】内科認定医、内分泌専門医、糖尿病専門医

ステイホームが定着してすっかり運動不足になった方が多いのではないでしょうか。運動不足に伴う肥満や体力低下は万病のもとです。とはいえ外出がなかなかできなかったり、仕事で忙しいと運動の時間もとれません。

運動習慣をつけるために、日常生活の中での身体活動量を増やしましょう。体を動かす身体活動には、能動的に健康のために行う運動と、運動以外に職業や家事活動も含む生活活動があり、「身体活動=運動+生活活動」が成り立ちます。

生活活動を見直すことからはじめて、余裕が出れば運動習慣も徐々に取り入れられると思います。正しい食生活と運動習慣を取り入れて身体活動量を増やすことは、健康長寿には欠かせない要素です。

<監修>
井林雄太
国立大学医学部卒業後、救急含む総合病院を中心に初期研修を終了。内分泌代謝/糖尿病の臨床を含めた予防医学が専門。健康長寿に関連するミトコンドリア基礎研究に従事しながら、栄養学/アンチエイジング学にも専門を広げ、予防医学の一環として内分泌・糖尿病教育に力を入れながら医療系メディアにおいて情報発信を行っている。

昨今はコロナ禍において、予防医学の一環として感染症分野にも力を入れながら、複数企業のメディアにおいてコロナワクチンの最新情報などにも執筆・監修も行っている。厚労省委託事業であるMindsによる疾患ガイドライン、また医学専門書の執筆経験もあり、臨床・研究において幅広い知見を有している。

【資格】内科認定医、内分泌専門医、糖尿病専門医

日本人の運動習慣は低下傾向

日本人の運動習慣は低下傾向

定期的に運動習慣をもっている人はどれくらいいるでしょうか。令和2年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」の情報によれば、運動不足を「感じる」(「大いに感じる」+「ある程度感じる」)とする割合は79.6%とかなり高いです。運動不足に危機感を抱いている若者も多く、特に女性は20~40代、男性は20~30代の各層で運動習慣を取り入れる層も増えてきています。

しかしながら成人の週3日以上のスポーツ実施率は 30.9%とまだまだ低いです。原因として「仕事や家事が忙しい」「面倒くさい」「高齢である」「新型コロナ対策による日常生活の変化」が挙げられています。

また、男女ともに30代では「仕事や家事が忙しいから」が約60%となっており、70代では男女ともに「高齢である」がそれぞれ高くなっている状況です。

定期的に運動習慣をもっている人はどれくらいいるでしょうか。令和2年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」の情報によれば、運動不足を「感じる」(「大いに感じる」+「ある程度感じる」)とする割合は79.6%とかなり高いです。運動不足に危機感を抱いている若者も多く、特に女性は20~40代、男性は20~30代の各層で運動習慣を取り入れる層も増えてきています。

しかしながら成人の週3日以上のスポーツ実施率は 30.9%とまだまだ低いです。原因として「仕事や家事が忙しい」「面倒くさい」「高齢である」「新型コロナ対策による日常生活の変化」が挙げられています。

また、男女ともに30代では「仕事や家事が忙しいから」が約60%となっており、70代では男女ともに「高齢である」がそれぞれ高くなっている状況です。

運動不足で発生する疾患や病気のリスク

運動不足で発生する疾患や病気のリスク

運動不足が続くとどうなるでしょうか?リモートワークが一般化してデスクワークが増えると、摂取エネルギーと比較して消費エネルギーが少ないために、肥満、特に内臓脂肪型肥満がおきやすくなります。

内臓脂肪からの炎症性サイトカインの影響で高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病のリスクが高まります。また、免疫力が低下し感染症になりやすくなる点も懸念されます。 

さらに、運動不足による筋力の低下、関節が固くなる(拘縮)ことから、特に高齢者ではロコモティブシンドロームやサルコペニアなどの運動器疾患が生じます。

生活習慣病が悪化すると運動負荷もかけられなくなり、ますます運動不足が加速し、行動範囲が狭くなり悪循環に陥ります。また運動機能が弱まると骨折などにより要介護状態になるリスクもあります。

運動不足が続くとどうなるでしょうか?リモートワークが一般化してデスクワークが増えると、摂取エネルギーと比較して消費エネルギーが少ないために、肥満、特に内臓脂肪型肥満がおきやすくなります。

内臓脂肪からの炎症性サイトカインの影響で高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病のリスクが高まります。また、免疫力が低下し感染症になりやすくなる点も懸念されます。 

さらに、運動不足による筋力の低下、関節が固くなる(拘縮)ことから、特に高齢者ではロコモティブシンドロームやサルコペニアなどの運動器疾患が生じます。

生活習慣病が悪化すると運動負荷もかけられなくなり、ますます運動不足が加速し、行動範囲が狭くなり悪循環に陥ります。また運動機能が弱まると骨折などにより要介護状態になるリスクもあります。

健康で過ごすための運動習慣を身につけるコツ

健康で過ごすための運動習慣を身につけるコツ

健康で過ごすための運動習慣を身につけるコツ 健康で過ごすための運動習慣を身につけるコツ

上でも述べたとおり運動不足を感じている人はかなり多いのですが実際に日常的に運動を取り入れることができていないというのが現状です。

つまり「運動不足はわかっているけど、運動をする次のステップになかなか踏み出せない」ということになります。意思が強く、1日の運動量の目標を設定し、毎日達成できるなら別ですが、なかなか難しいと思います。

そもそも運動とは体を動かす身体活動のうち、体力の維持・向上を目的として能動的に実施するものです。スポーツ、ウオーキングやアクティビティの高い趣味などが含まれます。

能動的に運動する時間がない人は生活活動でもいいので、厚生労働省の「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」でも推進している『+10(プラステン):今より10分多く体を動かそう』を意識して、生活活動に取り入れるのはいいかもしれません

例えば、一駅前で降りて10分歩く、家事やデスクワーク中に60分に1回 3~5分間のストレッチや筋トレを取り入れるなどが挙げられます。

生活活動の中でとりいれられる運動に気づいて、取り組む習慣を少しでもつけるとより負荷の高い運動習慣にスムーズに移ることも可能です。

上でも述べたとおり運動不足を感じている人はかなり多いのですが実際に日常的に運動を取り入れることができていないというのが現状です。

つまり「運動不足はわかっているけど、運動をする次のステップになかなか踏み出せない」ということになります。意思が強く、1日の運動量の目標を設定し、毎日達成できるなら別ですが、なかなか難しいと思います。

そもそも運動とは体を動かす身体活動のうち、体力の維持・向上を目的として能動的に実施するものです。スポーツ、ウオーキングやアクティビティの高い趣味などが含まれます。

能動的に運動する時間がない人は生活活動でもいいので、厚生労働省の「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」でも推進している『+10(プラステン):今より10分多く体を動かそう』を意識して、生活活動に取り入れるのはいいかもしれません

例えば、一駅前で降りて10分歩く、家事やデスクワーク中に60分に1回 3~5分間のストレッチや筋トレを取り入れるなどが挙げられます。

生活活動の中でとりいれられる運動に気づいて、取り組む習慣を少しでもつけるとより負荷の高い運動習慣にスムーズに移ることも可能です。

まとめ

まとめ

生活習慣病の予防、また、関節や骨を健やかに保つためには運動習慣は不可欠です。ただ、運動に限らず習慣にするためには、小さなことから継続する必要があります。様々な事情で運動がしにくい方は生活活動を見直すことから始めましょう。

【参考文献】
1)スポーツ庁 令和2年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」
2)「健康づくりのための身体活動基準2013」

生活習慣病の予防、また、関節や骨を健やかに保つためには運動習慣は不可欠です。ただ、運動に限らず習慣にするためには、小さなことから継続する必要があります。様々な事情で運動がしにくい方は生活活動を見直すことから始めましょう。

【参考文献】
1)スポーツ庁 令和2年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」
2)「健康づくりのための身体活動基準2013」

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