ランナー必見!マラソン時の痛みと鎮痛薬の付き合い方

ランナー必見!マラソン時の痛みと鎮痛薬の付き合い方


ランナー必見!マラソン時の痛みと鎮痛薬の付き合い方 ランナー必見!マラソン時の痛みと鎮痛薬の付き合い方

マラソンランナーの皆さん。マラソン時に痛みを我慢しながら走るのは辛いですよね。

痛みの対処としてレース時に鎮痛薬を服用するランナーも多くいますが、「そもそも、レース中に薬を飲んでいいの?」と疑問に思う方もいるのでは?

今回はランナーの抱える痛みと鎮痛薬との付き合い方についてご紹介します。

マラソンランナーの皆さん。マラソン時に痛みを我慢しながら走るのは辛いですよね。

痛みの対処としてレース時に鎮痛薬を服用するランナーも多くいますが、「そもそも、レース中に薬を飲んでいいの?」と疑問に思う方もいるのでは?

今回はランナーの抱える痛みと鎮痛薬との付き合い方についてご紹介します。

<監修>

<監修>

城西大学薬学部 准教授 鈴木龍一郎(すずきりゅういちろう)先生 城西大学薬学部 准教授 鈴木龍一郎(すずきりゅういちろう)先生

城西大学薬学部 准教授
鈴木龍一郎(すずきりゅういちろう)先生

城西大学薬学部 准教授
鈴木龍一郎(すずきりゅういちろう)先生

1999年明治薬科大学薬学部卒業。05年同大学大学院薬学研究科修了(博士(薬学))。独立行政法人理化学研究所長田抗生物質研究室協力研究員、大正製薬株式会社セルフメディケーション開発研究所主任研究員補などを経て、17年より現職。日本薬学会、日本生薬学会(代議員)、日本臨床化学会(評議員)所属。

1999年明治薬科大学薬学部卒業。05年同大学大学院薬学研究科修了(博士(薬学))。独立行政法人理化学研究所長田抗生物質研究室協力研究員、大正製薬株式会社セルフメディケーション開発研究所主任研究員補などを経て、17年より現職。日本薬学会、日本生薬学会(代議員)、日本臨床化学会(評議員)所属。

レース前の鎮痛薬服用はOK?NG?

レース前の鎮痛薬服用はOK?NG?


レース前の鎮痛薬服用はOK?NG? レース前の鎮痛薬服用はOK?NG?

マラソンランナーに起こる不調として、膝や足首の関節の痛み、筋肉痛やこむら返りなどが挙げられます。

それらの痛みを感じながらレースに参加する時、レース前やレース中に薬をのむのは問題ないのでしょうか。

答えは、「筋肉痛や膝痛がある時に、痛みを抑えるために鎮痛薬を服用することはOK」です。しかし体への影響や、ドーピングに当たらないかなどを服用前にしっかりチェックすることが重要になります。
なお、「痛み」は体が出す黄色信号であることも、忘れないようにしましょう。

また、まだ痛みがない状態で、予防のために鎮痛薬を服用するランナーも多くいますが、それはおすすめできません。

鎮痛薬を服用して痛みを感じなくなることで、知らないうちに体に負担をかけてしまい、さらなるけがや故障を招く場合もあるからです。

鎮痛薬は、あくまでも痛みを和らげたい時に使用するもので、痛みがまだ起きていないのに、痛みの予防として服用するものではありません。

また、鎮痛薬にけがや故障を治療する効能・効果はないということも知っておきましょう。

マラソンランナーに起こる不調として、膝や足首の関節の痛み、筋肉痛やこむら返りなどが挙げられます。

それらの痛みを感じながらレースに参加する時、レース前やレース中に薬をのむのは問題ないのでしょうか。

答えは、「筋肉痛や膝痛がある時に、痛みを抑えるために鎮痛薬を服用することはOK」です。しかし体への影響や、ドーピングに当たらないかなどを服用前にしっかりチェックすることが重要になります。
なお、「痛み」は体が出す黄色信号であることも、忘れないようにしましょう。

また、まだ痛みがない状態で、予防のために鎮痛薬を服用するランナーも多くいますが、それはおすすめできません。

鎮痛薬を服用して痛みを感じなくなることで、知らないうちに体に負担をかけてしまい、さらなるけがや故障を招く場合もあるからです。

鎮痛薬は、あくまでも痛みを和らげたい時に使用するもので、痛みがまだ起きていないのに、痛みの予防として服用するものではありません。

また、鎮痛薬にけがや故障を治療する効能・効果はないということも知っておきましょう。

ランナーに起こる痛みと鎮痛薬の正しい使い方

ランナーに起こる痛みと鎮痛薬の正しい使い方


ランナーに起こる痛みと鎮痛薬の正しい使い方 ランナーに起こる痛みと鎮痛薬の正しい使い方

ランナーに起こる痛みの中でも、筋肉痛や膝痛・関節痛の強い痛みの緩和には、鎮痛薬の使用が有効です。

筋肉痛は、損傷した筋線維を修復する過程で炎症反応が発生し、プロスタグランジンが生成されて痛みが生じます。

競技大会で勝つことを目的にしている場合、トレーニング後の筋肉痛は避けられませんし、筋肉痛が出ない程度のトレーニングを続けても競技力は向上しません。でもだからといって、トレーニング後に十分な休養も取らずに、次のトレーニングをしてしまうのは厳禁です。

またランニングは左右交互にジャンプと着地を繰り返す運動。小さな負荷を繰り返すことで、膝や股関節には大きな負担がかかり、膝痛・関節痛(「膝が痛むのはなぜ? 生活の中で見つける改善の鍵!」)が発生する場合があります。

どちらの痛みにも、内服薬だけでなく、鎮痛成分を含むテープやゲルといった外用薬も有効です。

鎮痛薬の中でも、特に日本ではロキソプロフェンが選ばれています。

ロキソプロフェンは、痛みや発熱の物質「プロスタグランジン」が体内で作られるのを抑える働きがあります。鎮痛・解熱・抗炎症にバランスよく効果を発揮するため、市販薬の中では効果が高いとされています。またドーピングにあたる禁止薬物にも該当しないため使用できます。

ちなみに、かぜの諸症状を抑える市販のかぜ薬でも、ドーピング禁止物質を含むものもあります。“うっかりドーピング”という事例もあるので、服用前には医師や薬剤師に相談しましょう。特にアンチドーピングの知識を持つスポーツファーマシストに相談するとよいでしょう。

ランナーに起こる痛みの中でも、筋肉痛や膝痛・関節痛の強い痛みの緩和には、鎮痛薬の使用が有効です。

筋肉痛は、損傷した筋線維を修復する過程で炎症反応が発生し、プロスタグランジンが生成されて痛みが生じます。

競技大会で勝つことを目的にしている場合、トレーニング後の筋肉痛は避けられませんし、筋肉痛が出ない程度のトレーニングを続けても競技力は向上しません。でもだからといって、トレーニング後に十分な休養も取らずに、次のトレーニングをしてしまうのは厳禁です。

またランニングは左右交互にジャンプと着地を繰り返す運動。小さな負荷を繰り返すことで、膝や股関節には大きな負担がかかり、膝痛・関節痛(「膝が痛むのはなぜ? 生活の中で見つける改善の鍵!」)が発生する場合があります。

どちらの痛みにも、内服薬だけでなく、鎮痛成分を含むテープやゲルといった外用薬も有効です。

鎮痛薬の中でも、特に日本ではロキソプロフェンが選ばれています。

ロキソプロフェンは、痛みや発熱の物質「プロスタグランジン」が体内で作られるのを抑える働きがあります。鎮痛・解熱・抗炎症にバランスよく効果を発揮するため、市販薬の中では効果が高いとされています。またドーピングにあたる禁止薬物にも該当しないため使用できます。

ちなみに、かぜの諸症状を抑える市販のかぜ薬でも、ドーピング禁止物質を含むものもあります。“うっかりドーピング”という事例もあるので、服用前には医師や薬剤師に相談しましょう。特にアンチドーピングの知識を持つスポーツファーマシストに相談するとよいでしょう。

レース後に痛みを出さないための3つのポイント

レース後に痛みを出さないための3つのポイント


レース後に痛みを出さないための3つのポイント レース後に痛みを出さないための3つのポイント

マラソンを楽しむために、最も大切なのは「痛みを出さない」こと。ランナーに実践してほしい3つのポイントをご紹介します。

マラソンを楽しむために、最も大切なのは「痛みを出さない」こと。ランナーに実践してほしい3つのポイントをご紹介します。

①筋力や体幹のトレーニングで体づくり

①筋力や体幹のトレーニングで体づくり

走ることによってかかる体への負荷に耐えるためには、十分な筋肉が必要です。スクワットやランジなど、脚づくりに有効なトレーニングから始めましょう。痛みがある場合には無理をせず、回数や頻度に注意して行ってください。

また体を支えて安定させる役割の「体幹筋」を鍛えることも大切です。中でも、腹横筋、多裂筋、大腰筋などを中心に鍛えると、骨盤が正しい位置に収まり、運動する時に体の軸が安定するため、けがの防止につながるだけでなく、運動機能も向上します。

走ることによってかかる体への負荷に耐えるためには、十分な筋肉が必要です。スクワットやランジなど、脚づくりに有効なトレーニングから始めましょう。痛みがある場合には無理をせず、回数や頻度に注意して行ってください。

また体を支えて安定させる役割の「体幹筋」を鍛えることも大切です。中でも、腹横筋、多裂筋、大腰筋などを中心に鍛えると、骨盤が正しい位置に収まり、運動する時に体の軸が安定するため、けがの防止につながるだけでなく、運動機能も向上します。

②ウォーミングアップやストレッチはしっかり

②ウォーミングアップやストレッチはしっかり

走る前に、ウォーミングアップやストレッチをしっかり行うことは、けがをしないための基本中の基本です。けがをしやすい膝や股関節、ふくらはぎなどは日ごろからしっかりと時間をとってケアしましょう。

走る前に、ウォーミングアップやストレッチをしっかり行うことは、けがをしないための基本中の基本です。けがをしやすい膝や股関節、ふくらはぎなどは日ごろからしっかりと時間をとってケアしましょう。

③十分なリカバリータイムを作る

③十分なリカバリータイムを作る

けがの予防や体の回復を早めるためにも、レースやトレーニング後は体のケアが大切。走った直後には長時間駆使して熱を持った筋肉や関節をアイシングでケアしましょう。

そして睡眠時間はしっかり確保すること。入浴時はシャワーで済ませずに10分間程度は湯船に浸かることも疲れを取るポイントです。

また、失われた水分や栄養素を摂取し、傷ついた筋肉に栄養を補充することで、筋肉の修復を助けることができます。運動後30分以内は、消化吸収がよく糖質が豊富なバナナや、クエン酸が含まれている柑橘系のジュースなどを摂りましょう。体が落ち着いてきたら、栄養バランスのとれた食事を中心に、回復を促す良質なタンパク質と、ビタミンB群、アミノ酸を意識して摂取するといいでしょう。


トレーニングと休息・ケアのバランスを上手にとり、長くマラソンを続けられる体づくりを心がけましょう。

けがの予防や体の回復を早めるためにも、レースやトレーニング後は体のケアが大切。走った直後には長時間駆使して熱を持った筋肉や関節をアイシングでケアしましょう。

そして睡眠時間はしっかり確保すること。入浴時はシャワーで済ませずに10分間程度は湯船に浸かることも疲れを取るポイントです。

また、失われた水分や栄養素を摂取し、傷ついた筋肉に栄養を補充することで、筋肉の修復を助けることができます。運動後30分以内は、消化吸収がよく糖質が豊富なバナナや、クエン酸が含まれている柑橘系のジュースなどを摂りましょう。体が落ち着いてきたら、栄養バランスのとれた食事を中心に、回復を促す良質なタンパク質と、ビタミンB群、アミノ酸を意識して摂取するといいでしょう。


トレーニングと休息・ケアのバランスを上手にとり、長くマラソンを続けられる体づくりを心がけましょう。